マンチカン

登録日:2012/04/26 (木) 14:33:18
更新日:2024/11/07 Thu 16:38:29
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マンチカンとは、北アメリカが起源の種である。
ダックスフンドみたいな短足が特徴。

語源は『オズの魔法使い』に登場する小鬼。ボードゲームの困った人を指して言うのはこちらが由来。

種としての歴史は浅い。
最初に発見されたのは1944年、本格的な計画繁殖が始まったのは1983年のアメリカ、ルイジアナ州にて。

トラックの下で生活していた突然変異の短足猫様を保護し、研究の結果、遺伝的に健康体だと認められた。
その後ブリーダーによる繁殖計画が始まるが、「短足は遺伝子異常だから認めねぇ!」と考える陣営と衝突があった。

その理由は、同じく短足であるダックスフンドは背の骨格に問題を抱えている(※)ので、マンチカンも同じ欠陥を指摘する声があったから。

最終的に否定され、1995年に新種として認定されるが、上記の論争のおかげで認定に持ち込まれるまで10年ほどかかってしまった。

肯定派「やったねマンチカン!」
マンチカン「そんな事はどうでもいい、良い飯を出す義務を果たさないなら遊び相手になる権利を剥奪すっぞ」

※ダックスフンドは胴体が長く、腰や股関節等への負担が大きいため、ヘルニア等の関節疾患にかかりやすい。
余談だが、ダックスフンドを経験&知識不足で素人が繁殖させた場合、遺伝性疾患や障害をもって生まれてくる場合も少なくない。
これが問題視され、動物愛護法の改正によって動物取扱業未登録の者は有償譲渡ができなくなった。




【特徴】
短足。
しかし日常生活での支障はない。
引き締まった筋肉の持ち主でよく動き、ジャンプや木登りは普通の猫並に得意。
前足の短さゆえに箱座りができない…とされているが、やる子もいるしやらない子もいる。
短い足でもにゅもにゅと箱を組む様子は萌えの一言に尽きる。
しかし、痺れやすいのかあまり長い間はしない模様。
だがそれがいい

足が短いため身体の重心が安定し、後ろ足のみで直立するのが得意といわれている。


(画像拾えず)


実はこの短足、遺伝的に優性だと思われているのだが、確立はされていない。
生まれた子猫が、前後の足が短いという特徴をもっている確率は2割程度だという。
一応、身体的特徴が見られないくても、マンチカンと認められるそうな。
がしかし、「血統書付きなの? でもそう見えないね」と言われ微妙な空気になるかもしれな……おや超至近距離肉球パンチが飛んできt

ソんなコと、猫の可愛さノ前デハ些細な問題デある。



【性格】
明るく探究心旺盛。甘えん坊+飼い主のことは心から信頼するので、ベタベタくっついてくる。
だがそれがいい


【名前の由来】
「短縮」や「長い骨が緩やかに曲がる」という意味の言葉から。
遺伝子異常を思わせる意味があるが、それは名前だけのこと。



マンチカン


(画像拾えず)


標準体型であろう猫様


(画像拾えず)





以下、衝撃的な話。








実は長足のマンチカンもいる。

「長毛ならまだしも、足長いとかそれもうマンチカンじゃなくね?」と思うだろうが、長足マンチカンにも愛好家はいるので、下手に発言しないほうがいいだろう。
でっかいチワワがいるように、長足マンチカンもいるのです。




追記・修正はマンチカンを飼っている人にお願いしますにゃん。

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最終更新:2024年11月07日 16:38