霧嶋薫香(東京喰種)

登録日:2014/04/24 Thu 17:27:49
更新日:2024/08/28 Wed 18:00:18
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すべてが最悪?

だったら私は生まれた時から最悪ってわけ!?

概要

東京喰種』の登場人物で本作のメインヒロイン

アニメでのCVは雨宮天、実写映画版の俳優は清水富美加(第1作)→山本舞香(第2作)。

清巳高等学校普通科の女子高生で喫茶店「あんていく」の看板娘。
キタロー分け片目を隠した髪型が特徴的な美少女。

その正体は人を喰らう怪物、「喰種」であり、接客時は愛想が良く丁寧な口調で応対するが、素は直情的で男勝りな激情家。

ぶっきらぼうだがとても友達思いな性格であり、高校に通い始めた頃、周囲に打ち解けていなかった自分に「お昼を一緒に食べよう」と声をかけてくれた縁で仲良くなった小坂依子という人間の親友がいる。
彼女はトーカの正体が「喰種」である事を知らず、趣味である手料理をよく彼女に振舞っているのだが、人間である彼女の料理は喰種である自分にとって非常に不味い上に体調不良の原因になると分かった上で無理して食べるなど、彼女の事を大切に想っている。
しかし、その身内想いな性格な故、両親を駆逐された妹分のヒナミの為に、仲間の制止を振り切って復讐の代行者として捜査官を殺戮するなど喰種らしい凶暴な一面も持つ。

人間の生活や人間そのものに憧れを持ち、逆に自分が人を捕食する事でしか生きられない「喰種」である事に対してコンプレックスを抱いている。
その為、主人公である金木研に対しては、当初は地雷を踏まれた事もあって冷たく接するが、次第に彼の優しさを知った事で態度を軟化させ、彼に想いを寄せ始めるようになる。

戦闘能力

高速戦闘に長けた羽赫の赫子の持ち主、アニメによると色は鮮やかな赤色。
度々ヨモの手ほどきを受けている事もあり、Sレートの実力者であり相性が悪い甲嚇使いの月山を相手にカネキの協力があったとはいえ勝利を納めるなど、決して実力は低くない。
しかし、喰種にとっては害である人間の料理を無理して食べている事が多いので常に本調子になれず、作中では苦戦が多め。

「:re」では依子メシから解放された事もあって本来のポテンシャルを発揮できるようになり、覚醒した六月の脅威的なナイフ裁きを全て回避する身体能力や、特等捜査官二人の羽赫掃射を自らの羽赫で凌ぎ切るタフさなど、SSレート喰種のアヤトと比較しても遜色ない戦闘力を発揮した。
また、通常の赫子だけでなく、母親や叔父と同じ「電撃の様な性質の赫子」も使用できる模様。

活躍

四年前までは弟のアヤトと共に『霧嶋姉弟』として名を上げており月山習と互角に戦えていた(アヤトと二人掛かりであったとも取れる描写になっている)。
母は喰種捜査官である有間に駆逐され、父であるアラタも篠原によって捕らわれ、両親と離れ離れになった過去を持つ。
すれた環境であったが芳村の援助でトーカは渋々学校に進学し友達を得、「あんていく」の一員として満足げに過ごしていたが、人間を嫌うアヤトはそんな姉の行動を快く思わず離別。

芳村の頼みで半喰種と化したカネキの面倒を受け、先輩として接して次第に彼への信頼を寄せていくようになる。
しかし、ある日アオギリの樹の幹部となった弟とその同僚であるヤモリと対峙、圧倒的な実力差で敗れてしまい、カネキを奪われてしまう。

この頃には既にカネキを身内と捉えていたようで、彼が連れ攫われた事に責任を感じており、二度と会えないかもしれないと言われた際には顔を青くして手を震わせて動揺しながらも例え一人でもカネキを助けに行くと彼を想う一面を見せている。

カネキを救出するべく敵のアジトへ乗り込みアヤトと再戦。
力の差から手も足もでず敗北するもカネキに救助され、アオギリの樹を脱出。
トーカはいつも通りの日常を望んでいたが、カネキは反アオギリ活動を行う為に「あんていく」から去る事を宣言。
彼女はカネキに付いて行く事を望むも彼の突き放すような言動の前に結局言い出せずに別れる事になる。
その際に母親を失ったヒナミと同居していたのが、ヒナミもカネキと同行する為に家を飛び出してしまったので一人暮らしになる。

カネキへの想いは好意へと変わりつつあり、彼との繋がりを求めてカネキが通っていた大学の進学を希望し、日夜勉学に励んでいる。
キャンパスを見学した際に貼られていたポスターを見てときめく様子を見せており、カネキに渡されたキーホルダーを大切にしている。
因みに錦に「プレゼントにキーホルダーってどう思う?」と聞いて「キーホルダーなんてどうでもいい奴に渡すもんだろ」と言われた際には「………………殺すぞ」とキレている。

そして、橋上でカネキと久しぶりに再開を果たす。
「あんていく」に戻るべきか悩む彼の言葉を聞き、皆を守りたいという自己犠牲的な言動に苛立ちを隠せず、「他人の事を考えているようで自分の事しか考えていない」「自分を守れない奴に他人を守れる筈がない」と彼の行動を自己満足にすぎないと否定。
それでも本音を隠す彼の発言に激昂、「お前なんかあんていくに帰って来るな!」と殴り飛ばし、かつてと変わってしまった彼の姿に嘆く。

なんで なんで
なんで そんなんなっちゃったのよ…


彼女はこれではカネキが余計に「あんていく」に帰って来づらくなってしまったと後悔していたが、結果として彼の「あんていく」復帰の考えを後押しする事になる。
しかし、「あんていく」はCCGによる「隻眼の梟討伐作戦」によって狙われてしまう。
店長達の窮地を知った彼女は助けにいく事を望むも四方に諭され、参戦することは叶わずに「あんていく」は壊滅。
そして、その戦いの中でカネキも行方知らずになってしまう。

廃墟と化した「あんていく」の跡地の前で彼女は決意する。
カネキは「あんていく」に戻るかどうか迷っていた。
ならば自分が彼の居場所を作ろうと。
彼女は彼の生存を信じ、彼の帰還を待ち続ける事を自分に誓うのであった。




東京喰種:re


私は

自分で決めた事をただ続けるだけ


無印から2年後の東京では、不知や六月が目を見張るような大人の美女へと成長しており、喫茶店「:re」を四方蓮示と共に経営している。*1

偶然店を訪れた記憶を失ったカネキ=佐々木琲世と対面し、数瞬の驚きを見せるも何故か干渉はせずに静かに彼を見守っていた。
その後日には、誰かの見舞いに来ていたのか病院で不知とバッタリ出くわしている。

トーカを仲間として大切に思う事は有れど恋愛感情を思わせる言動を取らなかったカネキと違ってハイセは「こんなに綺麗な人がいるんだ」と一目ぼれとも取れる発言をし、以降は度々彼女に会う為に「:re」を訪れる事となる。

儚げでお淑やかな女性…のように振る舞っているが素の性格は変わっておらず、腐れ縁である錦や月山には相変わらず粗雑な口調で接していた。


その後、堀ちえの情報を元に店にやって来た月山から、カネキの記憶を取り戻そうしない事を責められた際には、逆にカネキの記憶を取り戻す事だけに執着する月山を二年間のあいだ記憶もなく必死に生きた彼に対する失礼な行いと批難し、カネキが喰種として生きるような苦しむ道を選ぶ必要はないとして、過剰な接触は避け、あくまでカネキ自身の意思を尊重する考えを見せている。

ハイセと再会した際に必要以上に接触を行わなかったのもこれが理由だった模様。
一方でカネキに自身の事を思い出して欲しいという気持ちはあるようで、月山の行動にも内心では理解を示していた。

その後、月山が喰種捜査官から追われる身となった際には、堀ちえからの依頼で四方と共に彼の逃亡を幇助する。



追記、修正は誰かの帰りを待ち続けている人に宜しくお願いします。

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最終更新:2024年08月28日 18:00

*1 四方が店長と誤解されがちだが、錦によるとトーカが店長らしい