月山習(東京喰種)

登録日:2014/04/20 Sun 15:04:41
更新日:2024/08/14 Wed 16:10:29
所要時間:約 10 分で読めます





正確に言えば

カネキくん()喰べながら カネキくん()喰べたい!

そうしたい!!



概要

東京喰種』に登場する喰種。
アニメでのCVは宮野真守、実写映画版の俳優は松田翔太。

月山家御曹司。晴南学院大学人間科学部社会福祉学科4年生。
高身長の美丈夫で初対面のカネキにはモデルと思わせた程のイケメン

一見すると温室育ちな印象を受けるも、本質は自分の目的の為ならば卑怯な手段をも厭わない好戦的な喰種。
捕食対象の特定部位を選り好みして食べるなど喰種の中でも食事に拘りを持っており、喰種対策局からは「美食家(グルメ)」と呼称される。
彼と同じくブルジョワ階級には美食嗜好を持つ喰種が数多く存在し、そんな彼らが集う喰種レストランでは若き顔役「M・M」として知名度が高い。

喰種のマスクは三日月を模しており、:reでは変更されている。
赫子は甲赫。腕を囲うような薄い螺旋の形状。アニメ版での配色は紫と赤。剣、槍、盾などの変形が可能。
20区でも指折りの実力者で、上質な食材を摂取しているからか能力は非常に高く、アオギリの幹部でも警戒を抱く程。

「隻眼の喰種」であるカネキを至高の食材として執心し付きまとうも、次第に食材以上に大きな存在として想うようになる。

読書を好み、リゼとは旧友であったが食への意識の違いにより決別している。
ナキを愚かだが真っ直ぐな姿勢に敬意を表したり、自分が認めた者(カネキとヒナミ、掘ちえ)には面倒見が良く寛容。
立ち振る舞いは奇天烈なものの基本紳士。一人称は「僕」で二人称は「君」。口調も丁寧であるが、感情が昂ぶると荒くなったりする。

喰種の中でも情報網が広く、24区のRc細胞壁を知っていたり記念品としてクインケも入手している。
月山家は由緒ある名家で日本の政財界に多大な影響力を持つ一族。分家にロゼヴァルト、ヨハネス家がいる。


積極的に人間を捕食する危険な喰種だが、ヒトという種族に対して差別意識はなく、昔のフランスの政治家が遺した言葉に感銘を受けてリスペクトするだけではなく*1、自らの正体を知る人間の友人である高校時代の同級生・掘ちえがおりカネキの情報提供にも一役買っている。
癖のある性格は登場人物から苦手意識を抱かれているが、父親に溺愛され使用人達から慕われるなど家庭環境は非常に恵まれている。
そして女子生徒達から「習様」と呼ばれる程モテモテ。しかし美食とカネキに夢中なせいか恋愛面では鈍い…?
文武両道、容姿端麗、財閥の御曹司、語学万能、楽器演奏等何でも器用にこなすというハイスペックの持ち主。
実は血酒に弱いという弱点を持ち、酔うと「とにかくすごい!」。

劇中では美形なキャラでありながらコメディ面が強く、作者のお気に入り。
イケメン変態紳士+ヒロインという設定は男女共に好評で作中でも特に人気の高いキャラクターである。


原作だとレートは判明していないが、ソーシャルゲームやアニメイベントの来場者特典などでは「Sレート」と設定されている。
20区の厄介者と称され、弱体化しているトーカが手も足も出ない程の実力だが、SSレートの喰種には及ばなかった事を考えると妥当なレーティングといえるだろう。

東京喰種

眼帯の噂を聞き、あんていくに現れる。
カネキに興味を示し喰種レストランで会員達と食べようとするも隻眼の喰種だと知ると独占しようと目論み救出する。
やがて誘拐事件を起こすもトーカに破れ、死亡……。





と思われたが、トーカが去り際に残した「てめぇの肉でも食ってろ、クソ美食家(グルメ)」という捨て台詞を本当に実行
そのおかげでなんとか生還した。*2

誘拐事件の際に試食して喰らったカネキの味わいに魅了され、いずれは自分が食べるという目的をもとにアオギリに拉致されたカネキを救出する為にあんていくに現れ、周りに警戒されながらも芳村らとの利害の一致で協力関係を結んで参戦。
カネキ救出後は下心を持ちながら彼の「剣」と称して反アオギリの一員として行動する。

誘拐事件の一件もあってカネキに信用されてはおらず、月山本人が反アオギリの経済面を援助しアジトも提供しているのにメンバーの中では唯一同居していない。
しかし、実力は認められておりカネキに稽古を頼まれる唯一の相手でもある。

反アオギリの一員になってからはカネキを「我が主」として忠実な姿勢を見せており、反アオギリ活動も刺激に満ちた日常として存分に楽しんでいる。
また目的は難しい程に燃える気質なのか、力を付け続けるカネキを見て、目的達成が難しくなるにもかかわらずそれもまた良しとして歓喜している。

一方で食材とは別に彼の身を案じており、狂気の力でもある同胞喰らいを繰り返している事を心配したり、精神的に傷ついた彼を励まそうとした事もある。
喜納地下研究所ではバンジョーの取り巻きがカネキではなくバンジョーの救出を優先させようと(指図してきた)したので殺害しようと目論んだこともあり、ヒナミ以外のメンバーにもあまり信用されていない。

前科が前科な為、当初はカネキに信頼されてはいなかったが、あんていくに戻ろうと決めた彼に呼ばれた際に、「信用する事はできないけど、そういう″仲間″が一人くらいいてもいい」と仲間として認められる。
しかし、カネキが「梟討伐作戦」に参戦することを察し(駆けつけた際に服装や髪が乱れており、身嗜みに拘る月山がどれだけ焦っていたのかがわかる)必死の形相で止めようとするも、かつてとは比べ物にならない程に力を付けたカネキには敵わず、泣きながら行かないでくれと懇願するも聞き入れてはもらえなかった。
後にカネキが戦闘中に月山の赫子をイメージしたり、回想に今まで護りたい内に入らなかった月山の泣き顔が浮かんでおり、本当の意味で仲間として受け入れられていた事が分かる。
最終回ではカネキが消息を絶ち、月山の酷く憔悴した姿が描かれている。

東京喰種:re

自室に引きこもり、人間と喰種を食らう共食いの悪食家と化す。
赫子は強化されたが月山家は近親婚を続けた結果Rc細胞が干渉されやすい体質なのでコントロールができない。
しかも赫子が剝き出しで大量に人間、喰種を喰らっても栄養が全て奪われるので月山本人の体も徐々に衰弱し、時に理性を失い発狂してしまう。
何かの粉末で暴走を食い止められるが、これ以上悪食を繰り返すと父親曰く「壊れてしまう」のも時間の問題であった。

月山を追いつめた原因はカネキの死であったが、使用人・叶の独断で彼の生存は知らず、当然佐々木琲世の存在は知らされてはいなかった。
だが掘ちえの介入により佐々木の写真を見て、弱った体に鞭を打ち会いに向かうも佐々木は思い出すことはなかったが生存を確信。

すぐに驚くべき回復を見せると、カネキの記憶を復活させるべく単独で行動を起こす。
月山の止まった時間が動き出し、ようやく前に進み始めることがができた瞬間でもあった。
しかし掘はCCGに追われる身となり、叶はクインクスを殺すべくアオギリの樹に依頼したことで、かつて敵対した組織と間接的な接点を作ってしまった。

月山家=ロゼであるが、元は月山の暴食を案ずるあまりに使用人達が人間、喰種を大量誘拐したのが事発端。
自分が原因で使用人・ユウマがキジマ式の手にかかりコクリアに囚われてしまったことを月山は深く責任を感じ、佐々木に接近するのは彼の記憶を取り戻すことで仲間を救出する目的も含まれている。

だがトーカやニシキには自分の行いは2年間もの空白の時間の上に今の金木の生活の事を考えず闇雲に記憶だけに執着していると評され、ただのエゴと言われてしまう。*3
それでも構わず、金木の記憶を取り戻させようとして絶好の機会が訪れるも、記憶を取り戻す事で今の生活が壊れることを恐れる佐々木にかつての金木を重ねて、何故自らがここまで金木に執着しているのかに思い当たる。
美食の探求は自分の醍醐味であるものの所詮はただの食材、金木を食材と見ているだけならそこまでの執着は抱かない。
自分は金木とヒナミとバンジョーと仲間達との生活、それ自体に楽しみを見出していたという事を。
記憶がない事に思い詰めながらも記憶を求める佐々木に対し、自分が何を伝えるべきかという事に迷いを抱いてしまい結局何も言えずに立ち去ってしまう。

やがてユウマの恋人アリザが無断でキジマ式を襲撃したことで月山財閥の正体がCCGに割れてしまい、捜査官達の襲撃を受ける。
月山は跡継ぎとして父親達から逃がされ、月山家に忠誠を誓う喰種社員達を見て改めて父の偉大さと自身の無力さを痛感し新たなる当主として自覚。
CCGの追手が迫り、松前達が援護に去ってしまった後で一人ビルの屋上で佐々木と対峙し、彼の投降の案を一蹴。
悪戯に佐々木の平穏な日々を掻き回した事を内心で侘び、トーカの真意を悟り、寂しさを感じながらももはや交わらぬ糸とし佐々木との決別を決意した。

戦闘では過去、カネキとの訓練によって佐々木が無意識の内に月山の動きを予測できたせいで敗北。
しかし叶の参戦により一時的に解放されるも叶すら佐々木に敵わなかった。
最後の力を振り絞り叶を逃がそうと佐々木を止めるが突然三人の前に叶を擁護する形で隻眼の梟が出現し戦闘が再開。
やがて黒髪の姿で現れた佐々木を一目でカネキと見抜くも感動の再会とは言い難く、カネキに胸を赫子で突き刺され意識が混濁し行動不能に。
その後は梟を撃破したカネキによって屋上から突き落とされるが叶の身代わりになり生存する。逃亡中、掘から協力を受けたトーカとヨモ達に救助され移送車から脱出した父と再会した。
カネキに落とされた事にショックを受けていたが、彼の意図を掘がフォローし立ち直った。

半年後、流島掃討戦にて:reの喰種と共に上陸。窮地に立たされていたアオギリの樹側に加勢し宇井班と互角の戦闘を繰り広げた。
(このとき、素顔で挑んでいた為にロゼ戦で部下を失った因縁の相手である宇井に月山の生き残りの生存を知らしめている)
残った生存者と一部の捜査官の身柄を預かり、本国へ帰還。一か月後はカネキに演説の為に場を設け、自ら和解を申し出る形で交流を再び取り戻す。
そして新たに結成された組織“黒山羊”に加入し、経済的な援助や副リーダー的な役割を担当する。

財閥が解体されてしまったため以前のように金を湯水のように使うことはできず、カネキにもそれを伝えているが、白スーツの大量発注というしっかり金のかかる頼み事を受けていた。
これに関しては月山グループ傘下のヨハネスの会社が生きていたためそこでスーツを工面。
カネキに無茶な頼みをされている辺り、かなり信頼されているようにも思える。

後に旧田の陰謀によってカネキが「竜」に姿を変えてしまい、
イトリに扇動された喰種たちが「カネキは人間に復讐するため竜になった」と賛美した際は、それを一喝。

……僕だけかい… 彼に幸せになってほしいのは…

人間と喰種の共存を願っていたカネキが竜として殺戮を繰り広げるのは本望ではないと、
ただ純粋にカネキの幸せを祈って涙ながらに訴えるという、かつての月山からは考えられない成長を見せた。
……しかしカネキを一口だけでも食べたいのは相変わらずのようで、トーカのお腹に宿っている彼の子供と親子セットで頂きたいという願望も漏らしていたが。
とにかく月山の演説が喰種たちの心を動かし、結果CCGとの共闘という一大事を成し遂げるのに大きく貢献した。

家族構成

父親はクロックムッシュこと月山観母(みるも)。母親は既に亡くなっており、日記や社員から母親とよく似ていると評されている。
祖父は月山創(故人?)。冒険家であると同時にプレイボーイであったらしく、分家との間に子供を作って観母を困らせたらしい。

分家出身の従者である叶(カナエ=フォン・ロゼヴァルト、本名カレン)は、親のどちらかが創の妾腹の子であり、同じ祖父を持つ従兄妹同士。
叶から過剰なまでに慕われているが、実際は歪んだ独占欲と深い愛情を向けられており、嫉妬心からカネキ=佐々木に殺意を抱きエトの洗脳強化を受けてしまった。
月山自身は叶の秘密を知っており家族のように思っていた様子。

アニメ版

第一期はオリジナルシーンも加えてカネキへの異常な変態っぷりが原作を超えてより↑PU↑している。
というか距離が近い。とにかく嗅ぐ。しかもCMでまさかの共演を果たした。スタッ腐、狙い過ぎ。
√Aではカネキの救出に参加。崩壊するアオギリの樹のアジトで、バンジョー達の危機を救った(原作ではカネキ)。
YJの声劇・おまビアンでは主演として活躍。
OVAでは12月に発売の東京喰種PINTOの主人公として登場。

小説版

“日々”では政財界と深く関わりを持つ由緒ある月山家の御曹司であることが明かされている。
祖父が冒険家で“珍しいもの”を輸出入し一代で莫大な財を築き上げた。月山はそれを自慢に思っている。一族共々変わり者らしくなぜか喰種だとバレない。
意外と人間生活は馴染んでおり文武両道で品行方正な優等生。一部の者達から敬遠されているが教師(喰種)や女子生徒達に慕われている。
高校時代の髪型は今とは異なり前髪を左右にわけていた。

続編の“空白”ではカネキを見た後ではどんな食材でも粗食にしか見えない為、食事は適当に済ませているらしい。
カネキに従う他、情報調査を担当する堀ちえのサポートにも回っている。23区に高層マンションの別邸があり彼女に無断に使われていた。

ゲーム版

東京喰種JAILではカネキの仲間として登場。
リオを引かせる程の奇天烈な振る舞いとカネキのストーカーっぷりは健在。
ちなみに各店舗オリジナル特典では何故かヒロインのトーカよりカネキとペア率が高い
スタッ腐ぅ…。

作中屈指の変態

以下の通り、変態紳士である。

1 カネキの血が染みついたハンカチを全力で嗅ぐ。
2 ↑↑を保存パックにしまい、また嗅ぐの繰り返し。
3 カネキの血肉を喰らって大興奮。
4 食べながら食べたい発言。
5 そうさせているのは君だからと責任をとらせようとする。
6 カネキが食べづらくなってもプラスに解釈する。
7 カネキの履いていたガラスの靴を嗅ぐ(11巻の4コマにて)。
8 カネキのピンチのみ察知可能。
9 傷心のカネキにいつまでも傍にいる発言。
10 トーカとニシキにカネキに尽くしているのはミーと説教。
11 カネキの稽古にクールになることができずに歓喜。
12 カネキが芳村店長を救おうと決意したとき、月山一人が察知して止めに現れた。
13 カネキをどう食せばいいか悩み、決まったときは血染みのハンカチを全力で嗅ぐ(アニメ版)。
14 ストーカー(:re39話にて)
15 佐々木ではなくカネキだと一目で見抜く(:re54話にて)

基本、カネキを中心に考えており異常な変態性を見せるのは彼に対してのみである。

アオギリの樹救出編ではカネキの「友人」と言っていたが、反アオギリに属してからは「親友」を自称。
カネキの仲間となったのは彼を食らう為だが、強者としての彼を崇めている節もある。
しかも本当の仲間として受け入れられたとき、「この胸のトレモロ(微振動)」と表現した。

ついでに小説版では堀ちえに

カネキくんのお財布

ストーカー

キャバ嬢に貢ぐオッサン

と称されている。

13巻のおまけによると実はカネキ達と半年間時間を共有したことでカネキ本人から見直されていたことが判明した。
特に月山の紳士的な対応を「いつもこうならいいのに」と感心しているが残念ながら月山本人は知らない。
:reではカネキへの依存性が最も濃く描かれており、彼の死で精神を病んでしまう。
狂気の力と避けていた共食いに走り暴走する赫子と共に発狂し壊れかけた…しかし

カネキの生存を知ると元に戻った

習様、流石です。
そしてまさかのロゼ編でカネキ復活。

月山が病んで発狂しなければカネキは夢から覚めなかったのである。

上記通り月山が回復したのも同じくロゼ編。
しかも佐々木ではなく一目でカネキだと見抜いた習様…流石である。

黒山羊が結成されてからはカネキと和解し、相談役として信頼を得ている。
(組織内で喰種が多い以上、学歴を備えた有能な人材が限られているのもあるのだろうが)

余談

喰種レストランの会員「MM」は恐らく「Moon Mountain」の略と思われるが偶然にも月山の声優を演じる宮野真守氏も「MM」である。
アニメで月山の常軌を達した変態っぷりを見事に演出していた。
しかもアニメ版では7巻分のストーリーを12話でまとめているので所々カットされた部分が多くオリジナルの追加されたシーンは補足の意味があったのだが、月山の場合はカネキへの執着を魅せるオリジナルシーンが追加されている。

ヒロインのトーカ以上にカネキの行動をわかっているので、128話の行動から一部のファン(腐)に「ヒロイン」と呼ばれている。

作中でも特に個性的なキャラクター故かファンが多く、上記のアニメのオリジナルシーン追加や12話の内3~5、10、11話に登場+CM出演。そしてOVA化を見ると明らかに優遇されている。
そして公式で発売されているアニメグッズが月山限定ものであったりカネキとペアであったり、アニメ雑誌ではカネキをこよなく愛すると書かれている。

実は作者と一番付き合いが長いキャラクター。投稿作品の主人公で、掘ちえと行動を共にしていたらしい。

本編では画に度々描かれるタロット数字、名前の意味などファン達から様々な憶測が流れている。
アルカナに“月”も含まれており、月山の場合は分家も含め名前にキリスト教と関連している。

【総本家】

創造=創
聖(生)母=観母
天使=習(羽と白)

【分家】

ロゼヴァルト=薔薇(象徴)
ヨハネス=洗礼者(ヨハネ)

分家や使用人達の一部が西洋人であり、公式で月山家に外国の血筋が流れていると明記されているので白色人種系喰種の末裔と考えられる。

変人で有名な月山家であったが、中身は家族や仲間との「絆」を尊ぶ愛溢れた一族である
事実、和修家傘下には忠義・忠節といったキャラクターが一切登場せず、むしろ有馬や介子、旧多が下剋上と崩壊を狙って暗躍していたので月山家の内部の人徳が窺える。

しかもロゼ編後は今まで築き上げた人脈との交流を自ら絶っており、最終決戦で総理大臣との繋がりが明かされた。
和修家が政府に伝えず月山家討伐を強行したのも、財力とコネを持つ月山家がそれほどまでに脅威であったという事だろう。その月山家が最後に喰種として権力と名誉を得てしまうのは人間の立場に固執した和修家にとってこれ以上の無い皮肉に違いない(世間では人間として終われたので、ある意味で万々歳かもしれないが)。

権力を手放しても人間として生きようとした月山家と人間として生きる為に権力に固執し血族を家畜扱いした和修家とは実に対照的。

一度は和修家により地位を失墜させられたものの、最後は復活どころか月山家が日本喰種の名家の頂点になった。

最終回のネタバレ

人間に協力する喰種団体「共同戦線」代表の座に就いた。そして一度は人間のみの社員で編成された月山グループも再結成した模様。
(ロゼ編で戦死した月山家傘下の喰種達は有能な人材であったのは公然の事実であり、数年で立て直せたのも政府が後押しした可能性もある)

亡くなった松前達も、月山の華々しく返り咲いた姿に泣いて喜んでいるだろう。
ちなみに恋人がいる描写はなく、カネキの娘・一花を我が娘の如く溺愛している様子が描かれている。


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最終更新:2024年08月14日 16:10

*1 「ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン」という実在した人物

*2 後の月山曰く「僕は結構おいしかった」。

*3 ユウマやヒナミのことを話せば違ったかもしれないが、ヒナミの行方をまだ月山は知らない。また、トーカも内心では彼の心情に理解を示していた模様。