ギガルゴン

登録日:2014/11/11 Tue 17:18:20
更新日:2024/05/14 Tue 14:49:00
所要時間:約 5 分で読めます







闇の領域では、死後の安息すら許されない。




概要

ギガルゴンとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。

DM-01 第1弾にて初収録。レアリティはベリーレア。他にもDMC-02「黒城暗黒デッキ」(アルトアート)、DM-18「ベスト・チャレンジャー」などにも収録されている。

初期の環境では、除去対策に使われた玄人好みのクリーチャー。

スペック

ギガルゴン VR 闇文明 (8)
クリーチャー:キマイラ 3000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを2体まで、自分の墓地から手札に戻す。

cip能力でクリーチャーを二体まで回収することが可能。
cipで《デビル・メディスン》を打つことができると言えば分かりやすいだろうか(登場したのはギガルゴンの方が先であるが)。

地味ではあるが、2体回収できるという点は地味に便利。
ギガルゴン自体も、パワーや種族の都合上、あまり過度な期待はできないが、殴り手となることも出来る。
破壊されたギガルゴン+別の1体を回収することでループが組むといった方法も可能。
現在は不可能な方法だが、7コスのドロン・ゴー持ちに《ヒラメキ・プログラム》を撃ってギガルゴンを出すと言った戦法も出来た。

他の墓地回収クリーチャーでは《封魔アビス・ムグムール》と比べられる事が多い。
種族や攻撃力の面で見れば、あちらの方が優れているということは事実。
しかし、回収できるクリーチャーの数を重視する場合はギガルゴンが使われる。

最初のエキスパンションのカードとして見ると、ギガルゴンは悪いクリーチャーでは無い。
その能力は玄人デュエリストに好まれ、密かに使っているデュエリストも多かった。
墓地回収という能力は、便利で役に立つものである。

だが、近年は強力な墓地関連の呪文やクリーチャーも多い。
インフレの波によって、ギガルゴンのスペックにも貧弱さが見えるようになってしまっているのが現状。

関連カード

デビル・メディスン UC 闇文明 (4)
呪文
自分の墓地からクリーチャーを2体まで、自分の手札に戻す。

DM-11で登場した闇の呪文。クリーチャーを2体までサルベージできる。

ギガルゴンの呪文版で、ギガルゴンよりコストは軽くなっているため使いやすいが、クリーチャーでは無く呪文。
便利で使いやすい…はずなのだが、強力な墓地回収呪文やリアニメイトなどが次々登場したというインフレに飲まれた典型的な呪文。

封魔アビス・ムグムール P(R) 闇文明 (7)
クリーチャー:グランド・デビル 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。

クリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを1体回収できる。
上述したように、コストが近いことや墓地回収などの能力からギガルゴンとは比較対象になりやすい。
とは言え、実際に使用してみると意外なほどに使い勝手は違うことが分かる。

攻撃力ならムグムール、回収優先ならギガルゴンと言ったところか。

神淵のカノン 愛染 P 無色 (7)
クリーチャー:オラクル 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体をタップしてもよい。そうした場合、クリーチャーを2体まで、自分の墓地から手札に戻す。
W・ブレイカー

DMX-14で登場した無色のオラクル
自分のクリーチャーを1体タップすることでクリーチャーを2体までサルベージするcip能力持ち。

ギガルゴンとは似た面が多いが、ギガルゴンとは違う点としては二体回収するには自分のクリーチャーのタップが必要になる。
しかし、ギガルゴンと比べると、パワーや打点力、種族面などにおいて勝っている。
自身へのタップ能力ですら、オラクルの光臨と組み合わせやすい。

ギガルゴンは種族面や文明色で差別化していくことが必要となるだろう。

デュエル・マスターズ プレイス

ギガルゴン VR 闇文明 (8)
クリーチャー:キマイラ 3000
バトルゾーンに出た時、自分の墓地からクリーチャーを探索し、2体まで手札に戻す。

DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」から登場。
基本セットの多くの高レアカードが調整されるているが、このクリーチャーもプレイスの仕様に合わせて墓地からの回収能力が探索に変更された。
本家よりもサルベージの自由度は劣化しているが、これはゲームシステムの問題なので能力に調整は実質ないと言える。

同コストで同パワーだった《クリムゾン・ワイバーン》が大幅な強化が行われたのに対して、こちらは強化なしという点は指摘されやすい。
同弾出身の同文明で同レアリティの《妖姫シルフィ》も強化の調整がなかったので、DM-01の闇ベリーレアはそのままプレイスに送り込まれてしまったという事になる。
墓地を探索出来る能力自体が高く評価されたことで、調整の必要がなしと判断された可能性もある。

弱い訳ではないが、使う手段が難しい事やコストの重さなどから、DMPP-01のベリーレアの中ではハズレア認定されやすい。
探索がハマれば強いのだが、探索の仕様の都合から本家と違ってループ的な動きが出来る可能性が低くなっている点が痛いか。

漫画・アニメでの活躍

漫画ではDr.ルートが使用し、《腐食虫スワンプワーム》を墓地から回収する働きを見せた。
結果的にこのカードが勝舞にトドメを刺すことになったので、(デュエマに移ってから)主人公に最初に土をつけたカードという名誉ある地位を得ている。
そして実際使ってみてガッカリするまでがセットである。

アニメ「デュエル・マスターズ」では黒城が使用。
ちなみにアニメではギガルゴンの設定の説明があり、「あらゆる敵と戦えるように作られたキマイラ。過度の防錆処置にその体は腐り始めてる」との解説だった。
防錆処置のし過ぎで体が腐り始めるって本末転倒過ぎませんかね…

補足

  • DM-18「ベスト・チャレンジャー」に再録されている。
    その際、実はカードイラスト内のフォイルで光る箇所が増えており、赤い玉や体の一部、歯と言った部分が光る。
    このことに気が付いたデュエリストはあまり多くないかもしれない。





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最終更新:2024年05月14日 14:49