登録日:2015/01/06 Tue 21:33:33
更新日:2024/07/28 Sun 08:17:56
所要時間:約 3 分で読めます
7機の幾何学空母と256機の幾何学戦闘機によって構成される無敵艦隊ピタゴラス。
そのすべてを統括するのがキャプテン・イソロックだ。
ある海賊神の流れを汲むイソロックがはじめた正義の組織が、ここまで大きくなった。
イソロック自身には何の能力もないことをみんなが知っているが、
有り余る人望があることもみんな知っている。
《アクア船長 イソロック》は、デュエル・マスターズのクリーチャー。
概要
リキッド・ピープル閃は個々が科学だの魔法だの戦術だの戦闘だのといった、何かしらのエキスパート集団であり、パワーこそ弱いがその能力を活用して弱き者たちを助けるために奮闘するヒーロー集団である。
だが、そんな設定ながらイソロックは特徴的とも言える存在である。
アクア船長(キャプテン)イソロック 水文明 (3) |
クリーチャー:リキッドピープル閃 3000 |
なんと、イソロック自身は
なんの能力も持たないバニラクリーチャーなのである。
無能力者が能力者を統括する。
ライトノベルならともかく、ここはデュエル・マスターズ、しかも
ドラゴン・サーガの
超獣世界である。あちらの世界ではこちらの世界でバニラクリーチャーであるものは「弱い者」として扱われる(《
破界の右手 スミス》とか《激竜王》とか《
メテオレイジ・リザード》が弱いのかどうか知らないが)。
その弱き者たちを助けるはずのピタゴラスなのに、リキッド・ピープル閃なのに、むしろ自分こそが「弱き者」なのである。
また、向こうの世界でもおそらくは、無能力であるがゆえに低姿勢で部下へのリスペクトを欠かさないのかもしれない。
そんな上司なら確かに人望はありそうである。
また、無能力であるがゆえに、特定の分野に肩入れしすぎないのかもしれない。スペシャリストたちが公平に扱われていれば、あまりいざこざは起きないのかもしれない。
そう考えると、イソロックはまさしくリキッド・ピープル閃の統括として適任だと言えるのではないだろうか?
作中では、《真理銃 エビデンス》を「ラプラスの魔」事件で生まれた龍波動の力でピタゴラスとくっつけて《龍波動空母 エビデゴラス》を生み出すことを決断したりとかなり大胆な決断をしている。
同型再販に《蒼狼アクア・ブレイド》がいる。こちらはリキッド・ピープル/ナイト/サムライと3つも種族を持つが名前が「アクア」からはじまらないためDMD-17のレシピの統一性が失われる結果になっている。イソロックと取っ替えてしまおう。
イソロックと海賊神
海賊神といえば、エピソードシリーズ以前の話を思い出すだろう。
《神聖祈 パーロック》を指しているのだろう。おなじ「ロック」だし。
だがパーロックが神(オラクリオン)になったのは、エピソードシリーズの世界であり、ドラゴン・サーガの世界とは直接関係がない。
そもそも「オラクリオンのパーロック」はドラゴン・サーガの世界では生まれるはずがない。
その系譜を継いでいることが判明しているイソロックはもしかしたら相当な謎を抱えているのではないだろうか。
そもそもパーロックはサイバーロードである。リキッド・ピープル閃のモチーフになったクリーチャーにはツイートだのキリコだのオガプーだのがいるため
おかしくはないのだが、サイバーロードとリキッド・ピープルはドラゴン・サーガの世界では和解しているのだろうか。
エピソードシリーズでは同じハンター陣営でも争い合っていたというのに…。
名前の由来は上記の《パーロック》と、旧日本海軍の山本五十六(いそろく)氏。五十六氏は「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」という名言を残し、生前も非常に慕われていたという人物。イソロックの設定も五十六氏を基にしたと思われる。
- スペル・セブ・パーロックに繋がりがあるのかも -- 名無しさん (2021-03-28 00:23:46)
最終更新:2024年07月28日 08:17