スコーピオン(MK)

登録日:2015/3/23(月) 14:20:07
更新日:2023/04/06 Thu 18:57:45
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TOASTY!

SCORPION WINS

FATALITY

スコーピオンは、アメリカの残虐格闘ゲーム「モータルコンバット」シリーズに登場する忍者キャラのうちの一人である。
黄色の忍者装束が印象的だが、これは自分の一族を滅ぼした青色の忍者装束がトレードマークのサブゼロおよび燐塊に対する憎しみの証である。*1
漢字で書くと「全蠍人」。

◇概要
本名はハンゾウ・ハサシ。
かつては妻子を持ち、白井流の忍者として活動していた。
しかしある日、彼は妻子を殺害され、仇討ちに挑むも返り討ちに遭い、死亡してしまう。
その後、彼はクァン・チーによって蘇生され、スコーピオンという名前を与えられた。
生前、彼や妻子を殺害したのはサブゼロ(兄)だった。
「MK1」の時、彼はサブゼロ(兄)を殺害し、仇を討つことに成功。
しかし、後に彼の家族及び一族を殺害したのは自身を生き返らせたクァン・チーその者だということを知り*2、以降はサブゼロ(弟)とは良きライバル関係になる。
その後、デッドリーアライアンスのエンディングにてモロクとドラミンに敗れ、地獄へ送られる。
が、ディセプション/アンチェインドにてエルダー神に救われ、聖戦士となった。
そして彼は再び、殺戮の宴へと赴くのであった。
尚、既に故人の為か、覆面の下は骸骨になっている。(作品によっては肌色の部分も見られるが、これもマスクの一部分だと思われる。)
「X」ではついに「人間として」生き返り、「ハンゾウ・ハサシ」だった頃の姿を拝むことができる。また、ストーリーモードにてサブゼロと本格的に和解する。
…がそれ以外のモードでは相変わらずライバル関係を貫いており、対峙した際の掛け合いでお互いを罵倒したり*3、「X」のファーストトレーラー等で殺し合ったりしている。
因みにDLCのFATALITYにてアンデッド時の骸骨顔も見ることができる。
必殺技
  • バトルハープーン(もしくはスピアー)
スコーピオンの代名詞とも言える技。
ロープに繋いだクナイを投げ、ヒットした相手を引き寄せる。
使用時に発する「GET OVER HERE!」の台詞はシリーズを通して(VSDCユニバースより声優がPatrick Seitz氏で固定された現在でも)開発者のEd Boon氏が演じている。
MK9からはロープが鉄鎖になっている。

  • デストラップイリュージョン(日本語版では幻影拳)
相手の後方へワープし、パンチやキックをお見舞いする。

  • 蠍双脚
両足で相手の足を挟み込んでダウンさせる。

  • 幻空脚
空中で巴投げをかます。

◇究極神拳

  • 魔焼炎波
覆面を脱ぎ、素顔を晒して口から炎をお見舞いする。

  • 魔焼突死波
魔焼炎波と同じだが、相手を焼き尽くした後、必ず「TOASTY!」*4と叫ぶのがお約束となっている。
最近では技名そのものが「TOASTY!」になっている。

  • 魔刹虎狼鉾
「MK2」で使用。
相手に接近し、スピアーで上半身を切断する。

  • 集団リンチ
「UMK3」~「MKT」で使用。
地獄へワープした後、複数の分身を出し、後はそのまま集団リンチ。
内容がアレだからか、分身が出た直後画面が暗転する。

  • 蠍変化
「MK4/ゴールド」で使用。
巨大な蠍に変身し、相手を鋏でつかんだ後、上半身を尻尾で捥ぎ取る。

  • ヘッドハンティング
「デッドリーアライアンス」で使用。
相手の頭部にハープーンを突き刺し、そのまま引っ張ってぶっこ抜く。

  • 手取り足取り首捻り
「ディセプション/アンチェインド」で使用。
ハープーンで相手の片手、片足を左右非対称に捥ぎ取った後、命乞いをする相手に接近。
そして首をゴキッ!

  • 脊髄引っこ抜き
「ディセプション/アンチェインド」で使用。
相手の首根っこを掴み、脊髄ごと引っこ抜く。
サブゼロがやっていたそれとほとんど同じ。

◇フレンドシップ

  • フィギュア宣伝(MK2)
自身のフィギュアを宣伝。

  • ビックリ箱(UMK3~MKT)
炎を纏った骸骨の頭部がついた仕掛けを箱から出して相手を驚かす。

◇アニマリティ
ペンギンに変身し、相手の足元に卵型爆弾を産み落とし、爆殺する。

◇真の主人公
MKシリーズの本来の主人公はリュウ・カンなのだが、キャラ毎のストーリー面や人気面等では、スコーピオンの方が知名度が高い。
更にバットマンやスーパーマン等が活躍する3D格闘ゲーム「インジャスティス」においては、リュウ・カンを差し置いて、彼が参戦。
それ以前に「ディセプション」以降では初期カーソルは彼に合わせられている他、
「MK9」、「MKX」においては、なんと彼が主人公の如く表紙を飾っている。
結果、今ではMKシリーズといえば、リュウ・カンよりもスコーピオン(或いはサブゼロ)というイメージが強いだろう。
解りやすくいえば、スコーピオンはリュウ・カンから主人公の座を奪ったといっても過言ではない。

◇関連キャラ

  • サブゼロ(兄)
「MK1」のEDにて復讐のために彼を殺害する。殺害された彼は後に漆黒の忍者「ヌーブ・サイボット」として蘇る。

  • サブゼロ(弟)
今では良きライバル関係に。

  • リュウ・カン
(スコーピオン本人にはそのつもりはなかったが)彼から主役の座を奪った。

  • クァン・チー
スコーピオンを蘇生させ、今の名を与えた。
スコーピオンの家族及び一族を滅ぼした張本人で、スコーピオンと関わった際には(当たり前だが)その都度地獄に連れていかれたり殺されたりとロクな目に遭わない事が多い。

  • エルダー神
地獄からスコーピオンを救出し、聖戦士とした。

追記・修正は、魔焼突死波でトドメを刺してから。

TOASTY!

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最終更新:2023年04月06日 18:57

*1 青と黄色はネガポジの関係にいることからだと思われる。

*2 妖術でサブゼロに化けていた

*3 サブゼロの「Shirairyu dog(白井流の犬畜生め。)」に対してスコーピオンが「Lin Kuei SCUM!(燐塊のクズ野郎め!)」と返すシーンがある。

*4 アッパーカットを当てたときに稀に出てくる「トッシーおじさん」ことサウンドプログラマーのDan Forden氏が叫ぶ。