プラズマ・チェイサー

登録日:2015/03/30 Mon 21:25:22
更新日:2024/10/24 Thu 17:30:25
所要時間:約 3 分で読めます







地上侵攻用プログラム。

1対多数戦闘を想定し、自動追尾システムを強化。




概要

プラズマ・チェイサーとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。

DM-02 第2弾「進化獣降臨(マスター・オブ・エボリューション)」にて初収録。レアリティはベリーレア。
DM-18「ベスト・チャレンジャー」にも再録されている。

ゲル・フィッシュ初の高レアカード。

スペック

プラズマ・チェイサー VR 水文明 (6)
クリーチャー:ゲル・フィッシュ 4000
このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーの数と同じ枚数のカードを引いてもよい。

アタックトリガーで《ディープ・オペレーション》が使える。

まず、アタックトリガーであり即座に能力を起動できない点が痛い。
ドローソースとして考えるとこの部分は致命的。

コストに対してパワーがやや低いので、除去に耐えきるのも難しい面がある。
仮に攻撃することに成功しても、タップ状態になってしまうことから高確率で殴り倒される。
よって、能力を連続で起動するのも難しい。

そして能力的に、ディープ・オペレーションの弱点である相手依存という部分をこのカードも引き継いでいる。
上手くいけば爆発的なドローが期待できるが、出来ない時は一枚程度しかドローが出来ない。

種族面もゲル・フィッシュであることから、種族面での活躍も見込みにくい。
そのため、ゲル・フィッシュ初の高レアでありながらその性能は残念なことになっている。
一応カードを大量にドロー出来る可能性もあるので、完全に使えないという訳でもないのだが……

そもそもディープ・オペレーション自体が殿堂入りカードとしてはあまり高評価を得ていない。
そんな呪文をさらに使いにくくしたこのカードが高評価されるのは難しいか。
ただし、不遇種族のゲル・フィッシュの高レアという点では貴重かもしれない。

関連カード

ディープ・オペレーション UC 水文明 (4)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーと同じ枚数のカードを引く。

DM-02で登場した、相手のクリーチャー数だけカードを引ける呪文。

能力自体が相手依存の面が強く、あまり評価を得ていなかった。
だが、他の強力なドローソースの殿堂入りを巻き添えを受ける形で何故か殿堂入りした。

ただでさえ微妙だった使用率がさらに減少するという仕打ちを受ける。
しかしその後、2016年に無事殿堂入りが解除がされ、デッキに四枚投入することが再び可能になった。
……殿堂入りから解除されようが、元々高評価ではなかったこのカードの使用率に影響はなかったが。

デュエル・マスターズ プレイス

プラズマ・チェイサー VR 水文明 (6)
クリーチャー:ゲル・フィッシュ 5000
このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーの数と同じ枚数のカードを引いてもよい。

DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」にてプレイスでも登場。
本家よりもパワーが1000程上がるという微妙に強化を受けている。
ただし、プレイスはバトルゾーンに並べられるクリーチャーの数に限界がある設定のため、ドロー枚数にも実質上限が存在する。

パワーが少し上がった程度で、アタックトリガーによる発動の遅さや相手依存という欠点は何一つ解決していない。
パワーは強化されているので多少は殴り返しに強く、《トルネード・フレーム》や《ブラッディ・イヤリング》にも対処できるようになったという点はあるが、所詮はパワー5000なので《マドウ・スクラム》などの低コスト除去には結局逃れられない。

この手のドローカードとしては《ディープ・オペレーション》や《キング・ポセイドン》の方がまだ優先されるという状況がプレイスでの扱い。
結果としてDMPP-01の高レアの中ではハズレア認定されており、分解素材になりやすい。
せめてパワーが6000は確保されているが、本家のパワーのままでコストが1下がっていればまた少しは扱いが違ったかもしれない。

補足

フレーバーテキストが興味深い。
プラズマ・チェイサーに、地上侵攻用のプログラムを組み込んでいるらしい。
『1対多数戦闘を想定し、自動追尾システムを強化。』という記載が見られる。

このカードの登場時期の背景ストーリーでは、水文明が火文明の領土に侵攻しようとしている。
おそらく、火文明の集団戦闘に備えているのだろう。

プラズマ・チェイサーのゲーム上でのスペックも『1対多数戦闘』を意識した性能となっている。
プラズマ・チェイサーのゲームでの能力も、相手クリーチャーが多ければ多いほど性能を発揮できる。
このことから、背景ストーリーでの描写と実際のゲームのスペックが上手くリンクしているフレーバーテキストと言えるだろう。




追記・修正プログラム。1対多数戦闘を想定し、荒らし対策システムを強化。

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最終更新:2024年10月24日 17:30