テッカマンレイピア

登録日: 2015/05/30 Sat 18:45:12
更新日:2020/02/05 Wed 19:00:39
所要時間:約 7 分で読めます







タカヤを求めて、一人砂漠をさまよう少女ミユキ

悲痛な彼女の叫びが、ブレードの心を濡らす

次回、宇宙の騎士テッカマンブレード『ミユキの決意』

仮面の下の涙をぬぐえ!






お兄ちゃん!私を…見つけて!!


宇宙の騎士 テッカマンブレード』の登場人物。
主人公・Dボウイこと相羽タカヤの妹、相羽ミユキが変身するテッカマンである。

CV:水谷優子

テッカマンのクリスタルはDボウイのような緑色か、ラダムテッカマンのように赤色であることがほとんどであるが、
ミユキのテッククリスタルは例外として桃色をしているのが特徴となっている。

レイピアは本来ならばアックスランスソードと共に前線指揮官のエビルに続いて地球へと派遣されるはずであったのだが、他の三人よりも早くテックシステムから解放……

……いや、排除されていた。

ラダム母艦のテックシステムは、惑星侵略最終段階におけるラダム樹のテックシステムとは異なり「テッカマンを惑星侵略の兵器として送り込む」という目的に特化されている。
結果としてより強力なテッカマンを、より早く実戦投入するためにかなり強引な素体フォーマット&戦闘フォーマットを行っており、テックセットを受けている個体には大きな負担がかかってしまう。必然、この過酷なフォーマットに耐えられない個体も出てくる。

テックシステムに適合しない個体は大抵フォーマット中に死亡してしまい、システムから排出後にラダム母艦によって排除(廃棄)される。
フォーマットの段階や個体差によっては死亡しないまま排出されることもあるが、その場合でも過酷な人体改造の影響で肉体の細胞組織が損傷しており、遠からず命を落としてしまう。

ミユキは戦闘フォーマットの最終段階の調整中に不適合として排出されたためにラダムの洗脳を受けることは無かったものの、既にその命は風前の灯火となっていた(Dボウイはテックシステムの完了や不適合による排出の前に人為的に解放されたので、こういう形であればミユキもDボウイ同様に生き残れたはずである)

ラダム母艦から脱走し地球へと飛来したレイピアは兄妹以上に慕う兄、タカヤを探し求めるものの
肉体の組織崩壊が進行してまともに動けない上、ラダム獣から助けた地球人たちからは恐れられ(おそらくはブレードのことを知らなかったのだろう)自分を追ってきた、もう一人の兄、シンヤ/エビルにまで襲われる破目になる。

辛うじて、タカヤに助けられたミユキはスペースナイツに保護され、タカヤたちにラダムの侵略目的と本拠地を伝える。当初の目的を果たしたミユキは残された時間をタカヤと共に過ごし、安息の時を得ていたが、スペースナイツ基地にエビル、アックス、ランス、ソードが襲撃してきた上、功を焦る連合防衛軍のコルベット准将がラダム獣の巣があるというオービタルリングを超高分子フェルミオンミサイルで撃ち落とすという無謀(かつ無意味)な作戦を強行してしまう。もし、オービタルリングが破壊されると、その残骸が地球の引力で落下、赤道周辺のエリアが壊滅、数億人の市民が死に絶えるのだ。それにラダムの前線基地たるラダム母艦はオービタルリングではなく月面上に不時着した形で存在している。
タカヤはその事を知らないコルベットを止めるためにペガスと共に出撃するが、その隙を突かれるかのごとくスペースナイツ基地はラダムテッカマンの攻撃を受け、壊滅は時間の問題であった。
もはや余命僅かのミユキは愛するタカヤの仲間達を守るためにテッカマンレイピアへとテックセットし、四人のテッカマンへと果敢に挑む……。


―守ってみせる……アキさんを!お兄ちゃんの仲間を!!―


◆基本スペック

桃色がベースのアーマーを纏っており、ミユキが成人前の女性でもあるためか他のテッカマンと比べると、かなり小柄。

レイピアの特徴は敵地の偵察と情報収集が目的の諜報索敵型であり、ダガー以上に他のテッカマンのサポートが主体となっている。この為、直接的な戦闘能力はラダムテッカマンの中でも低めだが、諜報索敵型ゆえに軽量であることから機動性に長けている。

本来ならラダムの諜報員になるはずだったレイピアが、裏切り者ブレードの属するスペースナイツにラダムの情報を伝えたのは皮肉としか言いようがない。

◆主な能力・装備

●テックソード/テックワイヤー
レイピアのランサーは片手で扱う小型の剣となっており、取り回しに優れている。
サポートに特化しているレイピアは白兵戦ではこれで敵の攻撃を牽制するのが主体であり、自分から攻めることはあまりしない。

剣先部分はテックワイヤーで敵に向かって射出が可能であり、敵を捕縛したりすることができる。
他のテッカマンをサポートする際はこのテックワイヤーで敵を拘束し、自身が直接戦闘を行う際もこのワイヤーを主力武器にするようである。


●近接格闘
白兵戦が苦手なレイピアはテックソードによる牽制が主体なので積極的な格闘はあまりできない。
むしろ高い機動力を活かした飛行で相手を攪乱するのが主体である。


●クラッシュイントルード
テッカマンが共通して使用する飛行しての高速突撃技。
ソード同様に機動力が高いレイピアはこの技での攪乱が得意のようで、オーラが鳥状になっているためブレード同様に
大軍を相手にする際はこの技で敵を殲滅したり一点突破を行う。


●ボルテッカ
テッカマンに共通して装備される最強必殺技。
戦闘フォーマットが不完全であるレイピアはボルテッカ発射孔を持たず、ボルテッカは自爆としてしか使用できない。

その分、その自爆の破壊力はハイコート・ボルテッカをも遥かに上回るものであり、これを受けたエビルはPSYボルテッカでフルに制御して尚長期間戦闘不能になるダメージを受けている。つまりまともに喰らえばテッカマンでさえも倒せたのである。

なお、本来の完成体のレイピアは胸部にボルテッカ発射孔を装備している。

―あなた達に殺させはしないわ……タカヤお兄ちゃん……―

◆余談

兄のDボウイも後に組織崩壊で苦しみ治療を受け、最終的にはブラスターテッカマンとなったので、
ミユキもブラスター化をするか治療を受ければ解決したのではないか、という声もある。
もっとも、後者はミユキのことがあったからこそDボウイの治療を行えたのだろうで仕方がないが……。

ちなみにスパロボJWでは共に本編では悲惨な最期を迎えてしまったミユキを救うことが可能であり、
Jでは兄妹以上に愛する兄タカヤと共にラダムと、そしてシンヤやケンゴと戦うことができる。
……んだが、実はJにおいては一つ問題があったりする。
何かというと、なんとJのミユキは本当にブラスター化の応用技術を使う事で治療完了している。
なんだ応用かと思うべからず。そもそもJのブラスター化は寿命が縮む事すら判明していないまま行われており、ミユキの回復時点ではDボゥイの記憶障害も判明していない。
つまりミユキも何らかの重大な爆弾を抱えている可能性がある。
そこら辺の事は作中全く語られていないが……

一方Wでは第一部ラスト―――「聖バレンタインの光」の日に身体の不調を抱えたままDボゥイの援護に駆けつけた所、
エビルに地球に叩き落されてしまうが、雷牙博士を始めとするアメリカGGGに救助される。
そしてラダムとの決着の直前に治療が完了し、自軍に合流(後述の事情によりラダムとの決戦には参加しない)。
Dボゥイに余計な心配をかけないために、看病してくれたバルザックには自分が生きていることを内緒にしてほしいと頼んでいた。
また、Dボゥイの道を切り拓くべくラダムの大群に立ち向かったシンヤの救援にミユキが駆けつけ、その最期を看取った事が合流時に語られる。
かつて自分が殺したはずのミユキが生きていたというのは正気に戻ったシンヤにとって最後の救いになったのかもしれない…。
この時、シンヤから「必ず役に立つはず」とクリスタルを託され、その足で今度はオメガ共々ジェネシスに巻き込まれたDボゥイを救助。
シンヤが託し、ミユキが届けたクリスタルを使っての再フォーマットによって、Dボゥイは寿命の問題が解決する事になったのであった。

ちなみに本編では一方的なリンチを受けて瀕死の重傷を負い、自爆技も同然なボルテッカを放ち儚く命を散らせる(その最期は小説版ブレードⅡ『水晶宮の少女』でもDボウイのトラウマとして強く残っている)が、
井上大助先生が描くコミックボンボン版ではエビルらがゆっくりいたぶろうとする前にテックソードを腹部に突き刺して自爆。ソード、アックス、ランスを道連れに死亡した。
スタジオOXの鈴木典孝氏が描いたコミックコンプ版ではミリィがミユキに似ているという設定を利用し、ミリィがミユキのクローンとして登場。専用のペガスであるレイピアペガスを介してテックセットした。



―もう、タカヤお兄ちゃんったら!追記・修正する時は項目変更ボタンを押してって言ったでしょ?うふふふっ…―



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