一盃口(麻雀)

登録日:2009/05/29(金) 10:05:05
更新日:2021/02/11 Thu 21:28:10
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一盃口(イーペイコー)とは、麻雀における役の一つ
一翻役

通称イーペイ
英語ではDouble-Run。一般的には水準測量における往復測という単語だそうな。
かつては一色二順、一色同順、一般高などの別名もあった。
同じ種類同じ数字で順子を作る役
門前のみ。鳴くと成立しないが、少ないが店や地域によっては鳴きペイコウという役が存在する。こちらも一翻役

同じ種類同じ数字で順子二つというメンツがさらに別の組み合わせであった場合は二盃口であり、こちらは三翻役と上位扱いであるがイーペイ以上に出ることは少ない。

他にも同じ組合せの順子を4つ作る一色四順、三つ作る一色三順というローカル役も存在する。こちらは役満なのでさらなる上位互換と言えようが当然もっと出ない。

例えば
223344
萬萬萬萬萬萬

こんな感じで一盃口成立である。(もちろん鳴いていなければ)

出現確率は4~5%程度でおおよそ八番目に出やすい役なので無理に狙う程の役では無いが、性質上平和と複合しやすい(どちらも順子を必須とするため)ので頭の中に入れておきたい役。
立直平和三色一盃ドラ1で跳満を叩き出したりすると爽快で型も綺麗。

他に、中張牌でイーペーの面子を作れば必然的に中張牌のみの役で成立するタンヤオの可能性も高まる。

主な注意点は
七対子と複合しないこと
これは七対子が対子を集める役の為
とはいえ順子2つというのは必然的に対子3つとも取れるのでどちらかに適した牌が来れば狙う役として交換することも可能。

ついでに言えば順子を成立させられる対子を4つか5つ持っている状態(22334455(66)など)で、場合によって最終的に双碰(シャンポン)待ちの形になることも少なくない。つまりこの連なりを刻子+一盃口を狙うまたは対子+刻子+一盃口を狙う二面以上の待ちということである。

良く「高め」や「安め」と言う表現が使われるが、この役かタンヤオ、または三色が関わっている事が多い
45566のような待ちだと4と7がアガリ牌だが、4だと一盃口が付き7だと付かない。
この4の時が「高め」である。
一盃口が付かないからってリーチしている時7を見逃すとフリテンになるので注意。

そうした形以前の4556という順子の真ん中の牌が2枚ある形のことを中膨れというが、この状態の時に4、6を引けば一盃口成立のチャンスが広がるので覚えておくとよい。もちろん有用な役のために5を捨てる選択肢も十分ありえるのではあるが

逆に44566のような待ちを残したままままテンパイするといわゆる嵌張(カンチャン)待ちになる。残り三枚から出る可能性に賭けるのもありだがそれほど期待できるものでもない。中張牌を使う役は多いので誰かが役のために確保していることもありえるだろう。

結局のところ一盃口を狙うなら面子2つとしてすでに「確定している」形にしたほうがいいのかもしれない。

厳しい進学校、附属校や大学などダブりが身近な環境において
「一年一年二年二年三年三年」
留年することをこのように呼ぶこともある。


一盃口「行くぜ相棒!」
平和「あぁ!やるぞ!」
三色同順「俺も手を貸すぜ」

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四 四
萬 萬
ちなみにこれは四暗刻


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最終更新:2021年02月11日 21:28