登録日:2025/08/23 Sat 16:32:11
更新日:2025/08/23 Sat 19:46:55NEW!
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我々"フォクシー海賊団"!!"麦わらの一味"に対し!!!
オーソドックスルールによる"スリーコイン"「デービーバックファイト」を申し入れる!!!
【★概要】
【★ルール】
海賊団の船長同士が試合数に応じたコインを海に投げ込み、銃を天に向けて発砲することで開始される。
これは船長命令のため、仮に船員のあずかり知らぬところで開始の儀式が行われていても船員は参加しなければならない。
他の海賊から挑まれたこのゲームを拒否する事は海賊として生き恥を晒す行為とされる。おそらく結果を反故にすることも同様。
一試合ごとに勝った海賊団は任意の乗組員または海賊旗を奪える。仲間は相手方の船長に忠誠を誓わねばならず、奪われた印を掲げることは許されない。
取り返す方法は後続の試合で奪い返すのみ。
参加可能な試合は1人1回(アニメは一人2回)。
ゲームへの出場者の変更は認められず、仮に先の試合で出場予定者が分捕られても補填は効かない。
作中ではルフィが存在すら知らなかったこともあって設備・道具・審判は全てフォクシー海賊団が用意という超アンフェアな条件での試合となったが、
双方が持ち出しを主張した場合の取り決めについては詳細不明。
ちなみに
フォクシー海賊団が挑むのはは
オーソドックスルールによる"スリーコインゲーム"での3本勝負で海賊団の雰囲気もあってかなりエンタメ色が強くなっているが、他のスタイルのルールや勝負形式があるのかは不明。
☆ピーナッツ戦法
次に控える1vs1のゲームの参加者を奪い、次戦を参加者不在=不戦勝扱いにして勝利を強奪する戦法。
ルール上に問題は無いが海賊の美学に反する行為として敬遠されており、知らずにこれを提案した
ナミはフォクシー海賊団の面々から
「見損なったぞ」「ピーナッツ野郎」と盛大に罵られた挙げ句、
ゾロからも
「そりゃ(美学に)反するだろ、お前が悪ィよ」と呆れられるという不遇な扱いを受けた。
ただしこの戦法を使えばゲーム自体は不戦勝にできるが、同時に
欲しくもないような相手が自動的に仲間になってしまうデメリットがあり、作中でのピーナッツ戦法も
「確かにここで決着をつけられるけど、同時にオヤビン(フォクシー)が仲間になっちゃうわよ」という
ロビンの鋭い指摘
と男メンバー一同の「あれはいらねえ」という拒絶を受けて取り消された。
【★ゲーム一覧】
原作に登場したのは以下の3種目だが、このほかにもアニメでは引き延ばしの都合上ゲームが倍に増えたため数々のオリジナルゲームが登場していた。
☆ドーナツレース
支給された素材(空ダル3つと木製のオール2本)を使って即席のボートを作り、それに3人ずつ乗り込んで島の外周などの指定されたルートを一周する「レース」。
それ以外は何でもありで、大まかなルートを守ればコースアウトの概念は無く、参加者以外による妨害も禁じられていない。
万が一離れすぎて戻って来れなくなってしまわないように、それぞれのチームの参加者にはレース開始前にその島の
永久指針が支給される。
普通に考えればレースである以上、インを積極的に狙って最短ルートで攻略するのがベストと思えるが、インを狙いすぎると相手チームからの妨害がより激しく襲い掛かってくる危険がある。むしろ島の外周から全速力で離れ、妨害を回避しなければまともなレースにならない。偉大なる航路で行われる以上、その島周辺の環境が生み出す特殊な自然現象や地形にも注意が必要。
なお、基本的に最初に支給される2本のオールで漕ぐ形になるが、参加者の能力を用いた加速や妨害はOK。
魚人などがボートを押したり、衝撃で急加速したり、相手ボートを狙撃しても違反ではない。
ボートが損傷、浸水する程度なら問題ないが、全壊、転覆、沈没した場合はその時点で敗北扱いになってしまう。参加者の転落については不明。
相手側のボートを攻撃し、沈めてしまうのも作戦としてはアリ。
作中では麦わらの一味とフォクシー海賊団とのデービーバックファイト一回戦で行われた他、
ロックス・D・ジーベックも過去に同様のゲームを行なっていた描写がある。
☆グロッキーリング
比較的広い長方形のフィールドで3対3の分かれ、先に相手側のゴール(浮き輪)へ相手の持つ「珠」を入れれば勝利となる「球技」。
ただし「珠」は頭に「珠印」を括りつけられた参加者であり、つまり相手をグロッキー状態にまで追い込み、ゴールに叩き込むのが勝利の基本となる。
珠印は各チームに一つ(一名)ずつ、誰が付けても構わない。例え
巨人族が珠印を付けてもルール上に問題は無い。
武器の使用と審判への攻撃は禁止。
ただ、参加者が武器を隠し持っていて、それを使う瞬間を審判が偶然見逃してしまうことはあるかも知れない。
審判がやたら仲間から目を逸らすことだってあってもおかしくはない。
それに腹を立てて審判に攻撃すれば即座にイエローカード、最悪レッドカードが提示されるという理不尽が罷り通る。
その一方で、審判もカードやホイッスルが無ければ警告や試合終了の合図が出せない。
何故かカードやホイッスルが見当たらなくって判定が出せなくとも、それは審判の責任である。
作中では麦わらの一味とフォクシー海賊団とのデービーバックファイト二回戦で行われた。
☆コンバット
要するにタイマン勝負。
事前にプレイヤー二人で大砲を回し、止まったところで砲弾を撃って着弾地点から半径50mをリングとする。範囲内に船があれば、当然船室も含まれる。
相手をリングから一歩でも出せば勝ち。ただし空中や水中は範囲外で、着地せずに復帰できればOK(能力者や魚人族・人魚族などが存在する事による公平性を守るためだろうか?)。
プレイヤーが死亡した場合は欠損した身体の一部がリングの外側に出ていればその時点で決着となる。
範囲内にある武器や兵器は自由に使用しても良く、それ等によってフィールドがどれだけ破壊されても決着が着くまで試合は続けられる。
開戦前に参加者とセコンド一名は控え室で服装や装備を変更できる。
セコンドは参加者に数えられないが、試合開始前にフィールドから退場させられるのであまり意味が無い。
劇中では麦わらの一味とフォクシー海賊団とのデービーバックファイト三回戦、アニメ版では延長戦最終回で行われた他、ロックスも過去に同様のゲームを行なっていた描写がある。
☆その他のゲーム
回想にてロックスが行なっていたゲーム。
1コマ内の描写のため詳細は不明だが、ピコピコハンマーの代わりに
斧を使って行われてたとされる。
☆アニメオリジナルのゲーム
ラン・ローラー・ラウンド
トラック上で行われるローラースケートレース。
各チーム選手を5人、監督とマネージャーを一人ずつの計7人を選出し、選手5人が各ラウンドで一度ずつポイントゲッターを務め、監督とマネージャーが指揮や妨害などのサポートを行う。
最初のホイッスルで各チームのポイントゲッターがスタートし、20秒後4人のディフェンダーがスタートする。
ディフェンダーは相手への妨害・味方への支援など自由に行える。
5分経過後にポイントゲッターがより前に進んでいたチームがそのラウンドの勝者となり、これを5ラウンド繰り返し、より多くのラウンドを制したチームの勝利となる。
コースアウトや逆走をすると失格になり、ポイントゲッターが失格になると、そのラウンドは強制的に相手チームの勝利になる。
劇中では麦わらの一味とフォクシー海賊団とのデービーバックファイト三回戦で行われた。
ヒット・アンド・デッドボール
各海賊団全員参加による変則ドッジボール。
通常のドッジボールと異なり使用ボールは2個、内野の選手はアウトになると外野に行けずに失格になり、外野の選手は内野に行くことができない。
デービーバックファイト最古にして由緒正しきゲームの為、贔屓的判決をしてルールを無視すると(デービーバックファイトにしては珍しく)審判が非難されるがルール違反にならなければ何をやってもいいため根本的な部分は他のゲームと変わらない。
一方で長年かけて細かくルールが書き加えられた結果、ルールブックは医学書や百科事典並の分厚さである。
武器は巨大大砲「てきちゅうくん」のみ使用可。
劇中では麦わらの一味とフォクシー海賊団とのデービーバックファイト延長戦一回戦で行われた。
どっち・タッチ・だるまさん
だるまさんがころんだ。
出場者は6名で、基本的なルールはだるまさんがころんだと同じだが、武器・凶器は全て使用可。
鬼は第三者が務めるなど変なところで公平。
劇中では麦わらの一味とフォクシー海賊団とのデービーバックファイト延長戦二回戦で行われた。
大食い対決
アニメスペシャル『アドベンチャー オブ ネブランディア』で登場。
出場者は両チーム3名で、大皿に山のように盛られた食材を先に食べ切った方が勝利。
ただしこのゲームは麦わらの一味捕縛のためにフォクシー海賊団に潜入していた
海軍本部中将コーメイが提案したゲームのため、デービーバックファイトの正式種目かどうかは不明。
【★デービーバックファイトを行なっている人物・海賊団】
銀ギツネのフォクシー率いる海賊団。
ポルチェとハンバーグ以外の船員は全員デービーバックファイトによってかき集められたメンバーで総勢500人という大所帯なうえ、
魚人族や巨人、果ては魚までいるが、フォクシーのカリスマ性によって雑多な面々でありながら一枚岩に纏め上げられている。
そのため船員達も非常に和気藹々としており、船員達スタッフにして行うデービーバックファイトは他に類を見ないほど豪華で時には屋台の出店など興行的な稼ぎをする事も多い(本人たちも見物客や協力依頼者には危害を加えないスタンス)。
更に
亜人種の船員に対しての種族を理由とした差別や諍いは描写される限り皆無と
ある意味でビッグ・マムの理想とする『世界中全ての種族が差別される事の無い理想郷を建国する事』を小規模ながら体現した集団と言える。
海賊業に参入後にデービーバックファイトを各地で行うことでめぼしき船員達をかき集め、エルバフに来航時は
ニューゲート、
シキ、ステューシー、王直、首領・マーロン、ガンズイを引き連れていた。
【★作中で行われたデービーバックファイト】
☆麦わらの一味vsフォクシー海賊団}
作中で
唯一初めて行われたデービーバックファイト。
1回戦で麦わらの一味が敗北したことで
チョッパーを奪われるも、2回戦に勝利したことでチョッパーを取り戻し、3回戦に勝利した際にはフォクシー海賊団の海賊旗を手に入れた(フォクシー達が今後も航海できるようにルフィが代わりに凄まじく下手な海賊旗を描いた)。
ちなみに2回戦後の仲間指名の際、ナミがフォクシーを指名して3回戦を不戦勝にしようとする「ピーナッツ戦法」を取ろうとしたが、同時にフォクシーが仲間になるため断念した。
アニメ版では2回戦勝利報酬ではフォクシーに撃たれたトンジットの愛馬シェリーを指名し、3回戦勝利報酬でチョッパーを指名しており、その後の延長戦では1回戦・2回戦で麦わらの一味が連敗したことでロビンとチョッパーを取られ、最終戦に勝利しても必然的にどちらか一人しか獲得できない状況だったが、ナミとフォクシーの交渉で最終戦勝利チームは相手チームの船員全員を獲得できる取り決めが行われた。
ルフィが最終戦に勝利したことでチョッパーとロビンを取り戻し、フォクシー海賊団もフォクシーとポルチェ、ハンバーグ以外のメンバーが麦わらの一味入りしたが、ルフィが解散命令を出したため、旧フォクシー海賊団メンバーはそのまま離脱し、慌ててフォクシーを追いかける羽目になった。
☆フォクシー海賊団vsキバガエル海賊団
麦わらの一味とのデービーバックファイト前に行われている。
スリーコインゲームを5回繰り返すもキバガエル海賊団が全敗し、主要メンバー含む14人と海賊旗を奪われてしまい、残党達もその後の航海で統率が取れずに大波に飲み込まれてしまった。
ちなみにアニメ版では上記の通りフォクシー以外の海賊団メンバーが一時的に麦わらの一味入りした関係でフォクシー不在となり、その隙を突いて旧キバガエル海賊団がフォクシー海賊団を乗っ取り、再会したフォクシーが仲間を賭けてデービーバックファイトを挑んでいる。
ただしこの時はフォクシーが一方的にゲーム開催を宣言しただけの状況だったため正式なゲームは成立しておらず、キバガエル海賊団が卑怯な手を使いまくったことに怒ったルフィ達が助太刀したことでキバガエル海賊団は制圧され、再びフォクシーの部下となった。
☆ロックスが行ったゲーム
ロックスは実質仲間が誰もいない状態から各地でゲームを繰り返し、仲間を集めたことになる。
……単身マリージョアで海軍大将殺害や王達の誘拐、
世界の王の部屋へ侵入を始め凶悪事件を起こしまくる奴でも律儀にルールを守ってゲームをしていたのだろうか…
【★余談】
作中で唯一本格的に描かれたゲームがフォクシー海賊団主催のエンタメ色が非常に強いものでフォクシー海賊団も一枚岩にまとまっていたが、ゲームで取られた船員が後々海賊団内で反乱を起こしたりした前例があるのかは不明。
追記・修正はデービーバックファイトに勝利して仲間を増やしてからお願いします。
- 無かったんだデービーバックファイト この世界のデービー・ジョーンズって何者なんだろうね -- 名無しさん (2025-08-23 17:15:31)
- あれはいらねぇは完璧すぎる -- 名無しさん (2025-08-23 17:31:38)
- ゲームだけにある程度の戦法が生まれてる。 -- 名無しさん (2025-08-23 18:25:21)
- 実際に『ONE PIECE』のパーティゲームとして存在しそう -- 名無しさん (2025-08-23 19:00:44)
- ↑4 デッケンの先祖が正体だと思ってる -- 名無しさん (2025-08-23 19:23:54)
- ホーディじゃなく? -- 名無しさん (2025-08-23 19:40:39)
- ↑デッケンの先祖本人というよりデービー・ジョーンズからデッケンの家系とホーディの家系に枝分かれしたのかと… -- 名無しさん (2025-08-23 19:41:54)
最終更新:2025年08月23日 19:46