シャーマンカーン

登録日:2017/08/24 Thu 18:43:25
更新日:2024/04/14 Sun 09:23:34
所要時間:約 6 分で読めます




■シャーマンカーン


全情の神カーンは、天使の理力パワーを増大させ悪魔に立向かわせる教祖なのだ!!

悪魔界のウワサ ゼウスとの仲が最近うまくいってないとか


『シャーマンカーン』は『ビックリマン 悪魔vs天使シール』シリーズの登場キャラクター。
スーパーゼウスの育ての親にして親友でもある『天聖界』のNo.2。
アニメ版の声優は永井一郎(『ビックリマン』『新ビックリマン』『祝!ビックリマン』)

【概要】

第2弾ヘッド。
全能の神スーパーゼウスに対して、全情の神と謳われる『天聖界』の賢者である。
全情の神と呼ばれるだけあってか戦いは望まず、自身では戦おうとはしないために武器の類いは身につけていない。アニメでは普通に旗で戦ったりしてたらしいが。

……しかし、カーンの役目とは自身の知識や古文書の解析によって天使達の戦いをサポートすることであり、自らも文書を執筆するなど、文字通りに神話を編む役目を担っている。

『ビックリマン』世界でも特に古い世代に属する天使ヘッドであり、聖神ナディアによる表層界(物語の舞台となる世界)創造以前の源層界の頃より存在し、後に同じくナディアの側近を務めていた悪魔ヘッドの始祖ジュラと共に、新たに創造された表層界の半分の管理と、ナディアが生み出した超聖神の因子を受け継ぐ“光の次神子”を託され、その教育係を命じられていた。

……しかし、カーンと同じく表層界の半分の管理と御子の片割れである“闇の次神子”の教育を託されていた始祖ジュラが突如として反乱。
託されていた“闇の次神子”をパワーアップの為に呑み込むと、配下の悪魔を率いて自らが支配者となるべく攻撃を仕掛けて来たのだった。

……この、ジュラの狂乱から始まる聖魔の争いへの聖神ナディアの憂いと怒りは表層界その物の分裂(物理)を招き、世界は『天魔界』と『天聖界』へと分かれたのだった。

分裂後も悪魔達による小規模な攻撃が繰り返される中でカーンは託された次神子=スーパーゼウスを鍛え上げ、ジュラに対抗し得る力を身に付けさせようとする。
若きゼウスもそれに応え、見事に無限理力を会得。

ゼウスの成長により、遂に反撃に転じた『天聖界』に対し『天魔界』も応え、遂には第一次聖魔大戦が勃発。
両軍最強のヘッド格者による対決は、当初はジュラが優勢だったものの、カーンのサポートもあり、最後はゼウスの勝利に終わった。
こうして平和が訪れた『天聖界』の超ヘッドへとスーパーゼウスは即位。
カーンはゼウスの右腕として、共に『天聖界』を治めていくことになったのである。

しかし、大戦後も残った荒廃と、誕生直後に『天聖界』に潜入して大胆にもカーンの洗脳を試みた『天魔界』の新ヘッドスーパーデビル“下心テクター事件”を起こすも、ゼウスに救われる。
……新たなる悪魔ヘッドの出現を受けて警戒を強める『天聖界』に、争いにより荒廃した地を捨てて新天地である『次界』を目指そうとする意識が生まれる。

『次界』創造の使命を持って生まれてきた聖フェニックスと若神子達も誕生し、その機運が更に高まる一方で攻勢を強める『天魔界』により、更に『天聖界』は荒廃していくも、何とかフェニックスと若神子達を送り出すことに成功。

……しかし、彼らが辿り着いた“次界”とは、新天地とは名ばかりの異様な特徴を持つエリアの集合体であり、更にはそこを根城とする魔胎伝ノア魔スターPといった、古代悪魔達がフェニックスが変身したヘッドロココや若神子がパワーアップを果たした神帝達に襲いかかった。
しかし、これを助けたのもカーンの知識と古文書の解読であり、『天聖界』から超理力による加護を送るゼウスと共に聖戦士軍の行く手を見守っていくのであった。


【最強(?)説】

……と、役割的には知将というか参謀格兼、作品によってはゼウスへのツッコミ役といった風情のカーンだが、非常に古い世代のヘッド。
……しかも、実は源層界以前より存在している可能性が濃厚なことから、実は『ビックリマン』で言うところの『神』をも超越した存在なのではないか?とする疑惑が持たれている。

特に、アニメ『ビックリマン2000』終了後に他の『ビックリマン』世界にも言及した形で執筆された、シリーズ構成の冨岡淳広による『集中豪無』編では、カーンの正体を超聖神の誕生した『深層』と呼ばれる世界より更に先にある『彼方』に存在し、神々の計画書の遂行を見守る立場にあったソウルレイ・ガーディアン(超魂光守護星)であったとしている。
本来は人(神)格を持たぬ筈の高次元の存在である“彼”が、全情の神の名の通りに記録対象である者達に情を持ち、同じく神の領域へと降りてきたのがシャーマンカーンだというのである。

……このオンライン小説に関しては、他シリーズのファンをも巻き込む議論となった部分もあるし、カミゲノムの設定や、天使と悪魔という属性の上に神という区分を設けているなど、元祖シリーズなどとも違う『ビックリマン2000』独自の世界観が念頭にある部分も考慮すべきであろう。

……一方。シリーズの起点となることを謳って06年から開始された『ひかり伝』でも、どれ程に遡ってもカーンのルーツとなる存在(因子)が出てこなかったことも根拠の一つとなっているのも確か(始祖ジュラやノアフォームといった源層界で同時期に出現したヘッドのルーツは登場している)。
後に『祝!ビックリマン』としてアニメ化された第5弾までの展開後に発売された、第6弾『ひかり伝聖魔十戒』に登場した、『ひかり伝』シリーズでも最も神格の高い『超聖神ディアナ』と『超聖神クロノズー』の二大超聖神の化身である、白砂漠層の神『アネナディア』、黒氷河層の神『クロノファラ王』と共に現れた、無限海未層の神『シャーバサラ』はシャーマンカーンのルーツどころか化身にして、そのバランスを崩した黒幕だとされている。

『ひかり伝』も中断してしまっているのでアレだが、取り敢えずディアナとクロノズーは、これまでに元祖シリーズや派生シリーズで言われていた『超聖神』のルーツとなる存在……ひいては全能の神スーパーゼウスへと繋がる系譜のルーツと予想されている存在である(尚、クロノズーがゼウスのルーツであることは既に確定している)。

シリーズの生みの親である反後四郎(タンゴマン)が『超聖神』より上手と語るクロノズーやディアナと肩を並べるのがシャーマンカーンな訳で……訳が解らないよ?
大丈夫。作ってる人間(タンゴマン)もまだ最終的にどうなるかまでは解っていないから。

※『ひかり伝』は元祖シリーズは勿論、最終的には派生作品をも繋げる予定だったらしいが中断中。
上記の展開については新世界創造の為に引き起こされたものらしく、これによって元祖シリーズに登場する多数のキャラクターのルーツキャラが誕生している。
……尚、シリーズについてはファンからも『訳がわからない』との声が多数寄せられている。


【派生作品】


ビックリマン2000
アニメ版の声優は宮澤正
基本的な役割と設定は元祖シリーズと同じだが、Z化してテレビにされていた。
アニメ本編では影が薄かったのだが……。

■祝!ビックリマン
本人は『まとば世界』に降臨しなかったが、未来世界から通信を飛ばしてスーパーゼウス(亀)を助ける。
元祖シリーズを意識した作品の為、初代『ビックリマン』でのやり取りの再現になっているのが芸細。

【関連キャラクター】


  • スーパーゼウス
『天聖界』の超ヘッド。
立派に育て上げた後は側近、親友としてゼウスを支えた。

  • 聖神ナディア
源層界にて仕えていた聖神。
聖魔の争いを黙認する彼女の本心を知っていたのだろうか……。

  • 始祖ジュラ
源層界にて地位を二分していた悪魔王。

  • ノアフォーム
源層界出身の悪魔ヘッド。

  • 創聖巡師
源層界出身の強大なヘッド達。
追放された異聖メディアに付き従い出ていった。




貼って貼られて貼り返されて!?追記修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ビックリマン
  • 悪魔vs天使シール
  • ヘッド
  • 全情の神
  • 正体不明
  • 永井一郎
  • 宮澤正
  • シャーマンカーン
  • 賢者

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月14日 09:23