ねほりんぱほりん

登録日:2017/11/11 Sat 21:50:00
更新日:2025/03/11 Tue 00:02:42
所要時間:約 4 分で読めます




ねほりんぱほりん』とは、NHK Eテレで放送されているトークバラエティ番組である。


概要

毎週、薬物中毒者や地下アイドルなどとといった訳ありのゲストを招いて、そのことについて語るトーク番組。

2015年7月と2016年の年明けに2回パイロット版を放送し、同年10月にレギュラー番組として放送開始。
以降毎年10月から3月までの半年間を1シーズンとして放送している。

番組の最大の特徴は、トーク番組なのにもかかわらず人間は一切登場せず、そのかわりとしてモグラや豚などの動物をモチーフにしたキモカワイイ人形が番組内に登場してトークを繰り広げてゆくこと。
最初から最後まで人形しか登場せず、さらに画面には映らない操演者達による人形達の軽快な動きにより、まるで人形劇をみているかのように錯覚させてしまう。

なぜトーク番組に人形劇の要素を入れたのかというと、「人の顔色をうかがわないでなんでも喋る事ができやすい」、「テレビで話していいのかというほど非常にゲスイ話でも、可愛い人形のおかげで優しくしゃべっているように見える」から、とのこと。
その結果人形たちが自分たちの分身としてテレビに出て、顔を一切出さずに自由に喋る事ができることにより、「新しいモザイク」の形となって大人のトーク番組として進化することができた。

中の人曰く、「子供が寝た後のEテレの看板番組」を目指しているとか。

人形はプロの操演師が動かしており、『プリンプリン物語』『ざわざわ森のがんこちゃん』など名作人形劇を世に送り出してきたEテレの技術の粋を無駄に結集して撮られている。


番組の収録方法

まずは山里とYOUとその回のゲストがトークをし、一旦それを収録する。
そしてそのトークを元に操演者達が、トークに参加した人たちの動きをなるべく忠実に再現できるよう人形を動かしていく。
そして人形劇部分を収録した後、ゲストの音声を加工してからトークの音声と人形劇の映像を合わせることで完成させていくのである。

人形は1体につき2人で操っている。
「出演者」の座っている長椅子が空洞になっており、そこに操演師の皆さんがほぼ腕しか動かせない状態で詰め込まれている。
これらの撮影風景は2期の直前番組の際、「人形の先輩」であるがんこちゃんが取材しに来ると言う形で種明かしされた。


出演者

モチーフとなる動物には決まりがあり、MCはモグラ、インタビュアーはカエル、解説役のアナウンサーは牛、それ以外(ゲストや再現ドラマに登場する人物)は全部豚といったものである。
ちなみにゲストが豚である理由は「タブー」の逆読みとのこと。

  • 山里亮太(南海キャンディーズ)
赤い眼鏡がトレードマークの芸人。被っている帽子にちゃっかりと赤い眼鏡がついている。
びっくりすると一瞬白目になり、帽子が驚くほど飛び上がる。

  • YOU
特徴的な声を持つ姐さん。長く鋭い赤のネイルをつけている。
息子がいるせいか、男性の若いゲストに対してはたまに心配そうにしている。
そして涙もろく、感動したら収録中でもすぐに泣いてしまう。

  • ゲスト
テーマごとに替わり替わりで登場する。人形は豚で固定されているが、ゲストの性別や体格はもちろん、さらには髪型や髭の有無、服装、仕草、果ては元「その筋」の方の場合背中のお絵描きまで忠実に再現されている。
そして収録中に出した小物でさえ、人形劇でも忠実にミニチュア化して再現している。
人形が新しいモザイクの形となっているということもあり、全てのゲストの声は加工されている。
1つのテーマにつき1人、あるいは2人で登場しているが、ごくまれに途中からゲストの家族や関係者などがトークに参加する回も。


  • インタビュアー
聞き取りなどでたまにではあるが登場している。
声質が全て一緒であることを考えたら、1人だけで務めていると言える。

  • 石澤典夫
この番組のナレーション担当。元NHKアナウンサーという肩書があるせいか、ごくたまにウシ澤典夫という名前の人形で用語解説を行うこともある。

これまで取り上げられてきたもの











余談

  • テーマソングが存在するが、歌詞といいメロディといいどう聞いてもヤンマーの天気予報のテーマソング臭が半端ない。しかもテーマソングが流れる直前のタイトルコールが「ねほりんぱほりん人間予報」と、いろいろ狙っている。
  • 元のタイトルは「ねほりんはほりん」。しかし『ブラックマヨネーズのネホりん!ハホりん!』というタイトルの特別番組が既に存在していたので、重複を避けるためにレギュラー版が放送開始される頃には現在のタイトルになった。
  • スタジオの小物は、その回のタイトルにちなんだあれこれが置かれている。少し捻ったものもあり、どんな意味かを考えてみるのも楽しみの一つ。なお、答え合わせは番組公式Xでポストされる。



次回のゲストは「追記・修正中毒になったwiki篭り」

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最終更新:2025年03月11日 00:02