龍仙鬼忍シュテン(神羅万象)

登録日:2018/03/12 Mon 19:51:30
更新日:2024/12/09 Mon 19:05:46
所要時間:約 4 分で読めます






我が名はシュテン。

闇に潜みて影となり、悪鬼羅刹を切り裂く剣とならん!




龍仙鬼忍シュテンとは、神羅万象チョコシリーズに登場するキャラクター。

◆データ

No:流星 034
Power:11
種族:聖龍族<女>
武器:妖刀鬼切丸
特技:鬼滅雷光閃
能力:隠形術(知覚遮断)
階位:忍者マスター

◆解説

神羅万象第13章「流星の皇子」における女性キャラクター。

先代聖龍王に仕えた聖龍最強忍者で、忍者マスターの称号を持つ。
後述するバガモールとの戦闘時会話から察する限り、少なくとも妖魔族には忍者マスターの肩書は知られているらしい。

結ばれた紺色の長い髪の毛と大きな金色の瞳が印象的な顔だが、マスクをしているために口元は見えない。
見た目は一見するとギンガなどと同年代の若者に見えるが、シュテンの年齢は公式で不詳とされている。
少なくとも10年前から姿が変わっていないとのことから、何らかの若さを保っている術があると考えられる。

忍者ではあるが、服装はそれに反して重装備な深紅の装甲(名前の通り鬼モチーフデザイン)を身に付けている。
実は肌の露出を嫌っていることで重装備を好んでいるらしいが、装備を脱ぎ捨てるとスピードアップして強くなるらしい。
「忍者だし普段から脱いどけば…?」と思うが、防御力が落ちるのを嫌っているのかもしれない。
それにやっぱり単純に露出は好まない乙女心なのだろう……むしろ戦闘服で素肌晒しまくってる一部の神羅女性キャラ(特に同シリーズのこの聖龍族女性)がおかしい。

彼女が腕に構える2本の長剣は「妖刀鬼切丸」と呼ばれる忍者刀。
これは妖怪や魔物に対して絶大な効果を発揮し、邪悪を祓って瘴気を清める力を持っている。

作中では、本編開始前における「聖龍制圧戦」で魔皇帝メギドとの一騎打ちに敗北。
その結果捕らえられて、10年もの間黒穴牢獄に幽閉されてしまうことになった。
洗脳や闇堕ち展開もある神羅シリーズにおいて、幽閉されただけで身体に関しては無事で済むのは運が良い気がする…案外魔皇帝メギドは女性に対しては紳士的なのだろうか?

そして本編において、聖龍王ギンガ達が黒穴牢獄に侵入して人々を解放した流れで救出。
聖龍復興のために彼に忠誠を誓い、ギンガにもその姿勢は大きく歓迎されることとなる。

後に聖龍国へ襲撃してきた屍竜将ガルガンチュアの部下である狂襲のバガモールと対決。
バガモールのスピードを見て彼の実力を認めたシュテンは、勝負をすることにした。
シュテンのパワー11に対してバガモールのパワーが8なことを考えると、大体の戦闘の結果は予測がつく……。
ただし、バガモールが超高速戦闘術を得意とすることから、もしかしたらシュテン側も対応する為に重装備を脱いでスピードアップしたかもしれない。

このように1回のみの登場に終わったシュテンだが、このキャラの最大の特徴は第2弾でのアナザーver.の存在。

画像出典:神羅万象チョコ 流星の皇子 公式ホームページ
©BANDAI・こどもの館

このアナザーのシュテンこそが重装備を脱ぎ捨てた強化形態で、通常版と大きく姿が変化している。
胸元や太もも部分の装甲が消えており、更に口元のマスクも消えて凛々しい表情も露わとなった。
神羅シリーズ特有の「次の弾での肌露出増加パワーアップ」現象を、アナザー版によって1弾内で成し遂げたと言える。

特に胸元の装甲が消えたことで通常版では分かりにくかったおっぱいの存在が明確に描かれ、巨乳であることを強調するような大きな谷間が嫌でも目に入る。
おっぱいを隠してる布(?)面積も大きくないことを考えると、シュテンが露出を嫌って重装備にしたがるのも分かる…。
敵味方にもジロジロと見られそうだし、逆に恥ずかしさでスピードダウンするんじゃねえかとすら思うが、そこまでは気にしないのか。

そもそも子供向け食玩のシークレットが大人女性キャラの露出増加版というのも変な話だが、神羅では昔からのやり方なので今更な話なのである。

◆余談

神羅万象第13章「流星の皇子」は、第1章の世界観や設定をリブートしているシリーズでもある。

龍仙鬼忍シュテンというキャラは、1章における忍者マスター絶影及び四代絶影クオンを元ネタにしていると思われる。
「忍者マスター」という称号や歳を重ねても外見が変化しない(クオンも超魔人による不老長寿設定である)などの共通点がある。
口元のマスクなどのデザインは、第3章における忍者マスターである風雲のゲッシンにも通ずる部分もある(ゲッシンは男だが)。

しかしクオンとは相違点も多く、以下のような違いがある。

  • クオンはハーフだが、シュテンは純粋な聖龍族(当然不老の理由も異なると思われる)
  • クオンは仕えていた主君の死で聖龍族から消えて隠居したが、シュテンは主君が変わっても引き続き聖龍族へ忠誠を誓っている。
  • クオンは忍者マスターの姿で性別自体を隠していたが、シュテンは普通に女性であることを隠したりしていない。
  • クオンは姿を見た者を生かして返そうとしないが、こちらは顔を露わにした姿は恥ずかしい程度の認識(それも顔というよりもどう見ても胸だろう)。
  • 主人公に信頼されているのは同じだが、クオンとサイガの関係と違ってシュテンとギンガは近しい関係ではない。

クオンは神羅シリーズにおいても人気となった事もあって以降のシリーズでも再出演しているが、シュテンはシリーズ終了まで再登場することが出来なかった。
まあこれはシュテンの人気が云々以前の話で、流星の皇子の次シリーズである魔怒暴威都市をもって神羅万象シリーズ自体が終わってしまったので、再登場するタイミングなんて殆どなかったのだ。
デザイン自体の評価は高いキャラクターであるため、神羅万象末期の1シリーズ限りのキャラとして終わってしまったことは残念と言えるか。





我が名はWiki篭り。アニヲタWiki(仮)に潜みて編集者となり、項目を追記・修正する剣とならん!

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最終更新:2024年12月09日 19:05