男湯の女児/女湯の男児

登録日:2018/05/20 (日) 21:21:13
更新日:2022/04/04 Mon 03:52:46
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銭湯などにおいて性別で区分されている浴場に、異性の子供が入室して入浴している光景。

概要


銭湯などの入浴施設において、混浴温泉でなければ男女で浴室は区分される。

男湯は男性が入浴する場所だし、女湯は女性が入浴するための場所である。
しかし、子供という身分の場合は異性の入室が禁止されている異性の浴場で湯船に浸かることが可能となる。

同性しかいない空間に(多分)基本純真な異性の子供が入り込むため、場合によってはこの行動が発生した浴室は独特な空気が発生する。
入室した子供の性徴次第では、大人の異性との混浴と大差ないよという困った状況に浴室を変化させることも。

これも一般的な定義で言えば混浴行為であり、実際に混浴に分類される。
ただし「混浴が許容されている混浴温泉や個人の風呂などで大人と子供の異性同士が入浴する」という混浴とは似てるようで違う。
こちらは「一般的に混浴が禁止される場所にある種の特権で混浴する」というのが最大の特徴である。
そのため、混浴とはやや異なるシチュエーションとして扱われることも少なくない。
ただ最終的には混浴であることは変わらない上に、異性が大人と意識が違う子供だからこそ、この行動において発生する問題も指摘されている。

主にこのシチュエーションでは、幼稚園児~小学校高学年の子供が行動を取る。
児童の範囲から抜けた中学生も女性に限っては極稀にこの行動があるとされる。
けれども、中高生に見えても小学生の可能性もあるので何とも言えない(逆パターンの可能性もゼロではないが)。
幼稚園児未満の乳児でこのシチュエーションが少ないのは、幼すぎて入浴の補助が困難、風呂場や脱衣所で排泄する恐れがあるとして保護者が連れてくるのを遠慮することが多いから。

混浴規制の意識が薄かった昔では、高校生程の歳になってまでも続けているという例もあったらしいが、信憑性は不明。
上述したように「あまりにも大人びた小学生を高校生と解釈した」可能性も十分高い。
「高校生でも続けていたよー」という昔話もあるが、こちらは嘘か本当か基本的に証明できない。

各県では児童の混浴年齢の制限が制定されているが、統一されている訳でもなく県や組合や施設で異なる。
6歳までと厳しいところもあれば、人によってはある程度身体が大人になる12歳でも許容されている県もある。
施設ごとによって県の混浴年齢制限の規定より厳しくなるor緩くなる事がある他、最終的にその場の判断次第になる時も。
状況によっては、中学生女子辺りならギリギリ男湯入浴が許容されるというパターンも時たまにある模様。
また、子供が障害持ちなどの理由がある場合は年齢規制での入浴不可に関して配慮される。

年齢上限規制では限界があるので、年齢より身長で制限する銭湯もある。
ただし、こちらはこちらで小学校高学年や中学生でも発育面が遅いだけですり抜けられるという点は存在する。

2010年代以降に加速した混浴文化の衰退に合わせて、こちらの光景を見る或いは子供時代に経験する機会も減少してるとされている。
近年はネットメディアなどの発達で、このような混浴状況で起きる性犯罪が報道されやすいため、年々と自主規制の姿勢も強まっている。
と言っても入浴に保護者の存在を求める子供は必ずいるため、完全な消滅には至っていない。


混浴理由の一例


  • 保護者同伴
このシチュエーションにおいて一般的に遭遇しやすいパターン。

入浴に補助が必要だから親が付いているという例が多いが、1人で入浴は出来るけど単純に親子入浴したいという子供の要望だったりすることも。
子供は羞恥心を抱いているが、親に自覚がなく半強制的に同伴させるというよろしくない例も。
家庭の風呂は1人で入れる子供でも、公共施設である銭湯は広い施設内で迷子、脱いだ服など私物の管理の不備、大きな風呂の中で溺れる、風呂やサウナでの熱中症や火傷、親切な大人を装った連れ去り、広い風呂を見て興奮した子供が容易に転倒、知らない人に話しかけたりとトラブルを呼ぶ可能性も高い。
それ以外にも子供1人で利用させる(する)ことにはいろいろと不安があるため小学生以上でもこのシチュエーションは見られる。
障害の持つ子供の世話をするためにこの行動をする親子もいる。

保護者が親ではなく、祖父や祖母と言った直系親族が担当している例も多くある。

  • 兄妹/姉弟同伴
上記の保護者が同伴するタイプと近いが、保護者ポジションが親だけではなく兄妹や姉弟のパターンもある。

この例では上の方の子供が「一人での入浴が可能だが、歳が離れすぎていない児童」である事が求められるかと考えられる。
そして大体以下のようなシチュエーションになると思われる。

  • 兄妹=妹を付き添わせるために兄が妹を男湯に入室させる
  • 姉弟=弟の付き添いで姉が男湯に入室する/弟を付き添わせるために姉が弟を女湯に入室させる

姉弟の例の前者の場合は「姉が羞恥心を殺して面倒を見る」事があり、後者だと「弟が羞恥心を殺して面倒を見て貰う」なんて事がある。
兄が妹の面倒を見る為に女湯に入ったという目撃例はあまり存在しない。

創作などでは兄妹や姉弟だけで銭湯に来るシチュエーションが多いが、現実では親などの大人の保護者も付いている上でのパターンが多い。

  • 慣れ
他人の異性のいる浴場に入った体験を経た中で、異性の浴室に慣れてしまったパターン。

慣れているので性的な羞恥心が薄いという要素も強い。
狭い地域の小さい銭湯だと近所の男性が顔見知りなので、裸を見られるのも許しているからという事もあるらしい。

  • エロガキ
詳しくは後述するが、女湯の男の子の心理に潜んでいる可能性がある目的。

このようにませた子供からすると、女性の裸体は興味の対象となる。
ただし、このような意図がある男児がいるかどうかは完全な証明は不可能。

女湯入室を経験した男児が大人になってから意図があったと語る可能性もあるが、結局は思い出話として脚色は避けられない訳で……。

  • 女神行為
わざと自分の裸を見せるのだという、混浴における「ワニ*1」を釣る心理。

これは主にR-18の創作で見られる入浴理由だが、現実に本当にあるのかは分からないというか証明しようがない。
いたとしたのなら幼い時期からワニを釣る行為に目覚めている時点でませているというか、はっきり言って変質者である。
成人になってからも女神行為に出る恐れがあるため、ワニ増加を引き寄せて温泉施設の衰退に繋がる人材になりかねない。

男湯入室を経験した女児が大人になってからこの意図があったと語る可能性もあるが、上記のエロガキ同様に信憑性はない。


主な問題点


チャイルド・マレスター*2がいるため、一般的な混浴と同様に性的問題を抱えている。

男湯の場合では子供を狙った性犯罪者による事件が、度々マスメディアを通じて報道されているのはご存じだろう。
女児への性行為や、裸姿を狙った盗撮(例えばカメラ付き眼鏡など)と言った事件も時には起きている。
このような犯罪者のワニ的行為は、温泉施設自体の衰退や異性の子供を同伴せざるを得ない親への風評被害といった問題に繋がってくる。

女児の裸での姿や行動を見て勃起してしまい、罪悪感や自身の性癖への疑いを抱くという悩みを作る男性も少なくないという。
女児も大人の男性の体を見つめてくることがある上に、一般的な混浴意識がないために視線に遠慮がないこともある。
このような可能性に繋がることもあって、本来は安らぐ入浴が緊張の最中での入浴になってしまう。

男湯での性犯罪が注目されがちだが、女湯への男児入浴も問題を抱えている。

人によって異性への性意識は異なるので、当然女性に対しての性欲を抱く男児はいる。
そんな男児が子供である事を強みに女湯に入って性欲を満たすことや子供らしき接触で女性に触れる…という意図を持っている可能性も無きにしも非ず。
上述したが、この辺は確実な証明が子供本人以外にはしようがないから、完全な解決は不可能ともいえる。

そして幼い男の子でも男故に下半身には男根を備えている。
男根というのも個々によって大きさが異なるため、場合によっては下手な大人よりも大きいブツを持っている男児もいる。
これには「あまり良い気分ではない」といった女性からの声も少なくない。
ぞしてそれが勃起していたとなると「邪な気持ちがあるのか」「邪な気持ちはないが自然となったのか」と、判断がこれまた付きにくい。

異性の入る浴場に子供とは言えども連れてくる親の行動自体に批判が及ぶこともある。
子供の発育を客観的に見る視点が求められるのはそうなのだが、親子入浴そのものを否定するのもこれは難しい。
親離れがなかなかできない子供や、片親であるが故に温泉施設での入浴行為に付き添わせないといけない親子もいる。
この批判となると、犯罪が起きても悪い意味での公正世界信念的な考えにも繋がってくる。
しかし、温泉での活動をする変質者がいるのは否定できないので、親が周りの視線に睨みを利かせる努力が必要なのも確か。

とりあえず相手は子供なので、この状況を目にした場合は入浴者全員で特に配慮して行動するのが大切と言えるだろう。


対策


いくら問題点があるといっても完全禁止や消滅させることは難しい。だが混浴を回避する対策はある。

  • 家族風呂/貸切風呂
一部の施設には大浴場とは別の小規模な家族風呂あるいは貸切風呂が設置されている。貸切なので堂々と子供と混浴ができる。
人目を気にする必要がなく家族で過ごせるのも利点であり、混浴問わず障害を持つ子供の介助にもありがたい。
ただし施設によっては事前予約や別途利用料が必要だったり、大浴場の多様な風呂(ジェット風呂とか)が利用できない点が難点か。

  • 交友関係を広げる
仲の良い親戚や家族ぐるみで付き合いのある友人がいる場合、その相手と協力して例えば娘と叔母、息子と友人の夫といった組み合わせで入浴してもらい混浴を避ける方法をとることができる。
ただし、仲が良いといっても(一人で公共施設も利用できない)子供の入浴の面倒を見てもらうというのはなかなかハードルが高く、大人と子供の性別構成によっては片方に負担が偏るという懸念がある。

他、男児がいるシングルマザーの友人同士が上述した家族風呂を一緒に利用して利用料を割安にする方法もある。


創作において


混浴としては少し特殊なこのシチュエーションが描かれる一般向けの創作物はあまりない。

子供が家族風呂や混浴温泉での大人との混浴描写自体は少なからずあるが、「銭湯の異性の浴室に子供が入る」というシチュエーションは見ない。
一般向け作品では「間違って男湯(女湯)に入っちゃった」というハプニング混浴イベントもあるが、その目に合うのはどんなに低年齢でも中学生か。

逆に一般向けではないR-18作品ではこのシチュエーションは定番で人気もある。

R-18での男湯への女児入浴物は、成人男性が子供への接触してから都合よく性的悪戯や性交渉に発展する。
ただし、あくまでも性行為の接触はしないで徹底としたワニ的観察のみに終えるという作品も珍しくない。

女湯に男児が入るという場合のR-18作品では、おねショタジャンルのエロ作品となる。
大人のお姉さんに性を教えられるというのもあれば、エロガキによるショタおね物も見当たる。
大人の意識を持つ男性が子供に退化したのを理由に、女湯に入って性欲発散や性行為に繋げるという展開もある。

また稀にだが、保護者同伴で男湯に入った女児や女湯に入った男児が同世代の顔見知りの異性と性交するインピオ物も存在する。

当たり前の話ではあるが、現実においてR-18作品における行動を絶対に起こしてはいけない。






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最終更新:2022年04月04日 03:52

*1 異性の裸体を見るために混浴をする者のこと。湯船で獲物を待ち構える様をワニに例えたことからこう呼ばれる。逆にわざとワニに裸体を見せつける露出狂を「女神」と称する。

*2 子供相手に性的な行動に出る人間