混浴

登録日:2018/05/18 (金) 17:49:23
更新日:2021/03/30 Tue 12:43:51
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混浴とは、異性同士で同じ浴場に入浴する行為を指す。

概要


男女が同じお風呂や性別で分けられていないシステムの大衆浴場に入浴するのが混浴である。

混浴している者同士は、裸故のある種の解放感を伴った入浴が楽しめる。
同時に裸の異性同士という環境なので、互いに配慮した入浴を楽しむ必要性が求められる。
個人所有の風呂などでの混浴の場合は、異性同士のコミュニケーションをお湯で体を休めながら取れるのも特徴的。

日本では古くは何人もが入れるような共同浴場と言えば天然温泉、つまりは自然発生した野湯が一般的であり、
そもそも男湯・女湯などという区別がなかったため、下着を付けるなどの異性への配慮はしつつ混浴するのが当たり前であった。
公衆浴場が登場してからも混浴は珍しくなかったが、鎌倉時代には温泉客に性的なサービスも提供する「湯女」という職業が現れ、
江戸時代には湯女を置く銭湯「湯女風呂」なども増加し、売春や違法賭博の格好の場となっていたことを危惧した江戸幕府が混浴禁止令を初めて発布。
それでも一度に廃れることはなかったが、開国後にも欧米諸国からの目を気にした明治政府から禁止令が出され、やがて都市部では混浴文化は完全に廃れた。
現在でも規制自体は全国でされているが、年齢などの規制面は地域や施設ごとでバラバラな部分もある。

こうして混浴文化が昔より一般的ではなくなった現代では、混浴は珍しいシチュエーションとして扱われる。
家族や恋人の関係同士による個人宅の風呂などでの混浴は今でもさほど珍しくないが、公衆浴場などの施設において混浴可能な場所は少ない。
現代の公衆浴場では、規制ルールに従って水着着用での混浴スタイルが許容されている場所もあるが、全裸での混浴が許容されている施設は更に希少となった。

海外での混浴への厳しさから日本独自の文化だと思われがちだが、海外でも混浴文化が見られる場所はある。
海外でも歴史的に見ると混浴は規制されたりされなかったりと、別に態度や文化が一貫している訳でもない。
まあ海外と言っても国ごと更に地域ごとに見たら本当にそれぞれな話だし。
ドイツなどでは混浴文化が根強い場所もあるし、逆に韓国では法規制がかなり厳しい。


混浴する組み合わせの一例


  • 恋人同士、夫婦
心を許せる血の繋がっていない男女関係と言えば、恋人や夫婦などの関係。

温かい湯船につかりながら、恋人同士で色んなスキンシップを取るのは極上の楽しみとされる。
温泉施設側でもカップルを対象とした貸切風呂や露天風呂付き客室が用意されている事もある。
裸になる、身を清める行為でもあることから、♡♡♡の前や後に混浴するパターンも多い。

  • 家族同士
兄妹や親子などで湯船に浸かるというのは混浴としては一番定番な組み合わせ。

温泉施設では家族向けに貸切風呂を提供する場所は多い。
明確な他人ではない家族という意識だからなのか、「家族風呂」「親子入浴」「兄妹入浴」と混浴と少し違う区別をされることもある。

家族とは言えども異性の関係である以上はいずれ混浴を止めることになる(子供の方から嫌がるようになる)。*1
しかし、子離れ(親離れ)出来ない人間や性的自覚が薄い人間には混浴を続ける者もいる。
「子供が自分との入浴を止めない…」「親が入浴してくる…」という悩みは少なからずみられる。
子供への性的虐待や或いは親子同士での恋愛関係及び近親相姦の関係に発展したヤバい状況への発展例もある。
海外ではそのような事態を恐れてか、家族での混浴=犯罪として逮捕される。

家族とは少し異なるが、親戚等の血縁関係者の異性同士での混浴も多い。
こちらも上記のような問題も同様に抱えている。

  • 知らない異性同士
知らない異性に自分の裸は許さないだろ…と思うが、混浴温泉だとよくある組み合わせ。

自分の裸を見せる或いは他人の裸を見るんだから当然心理的な難易度は高い。
後述するが、様々な性的問題の危険性が常に潜んでいる。

子供が公衆浴場における異性の浴室に入室して入浴するパターン。

子供であるが故に通常の混浴とは違う意識や特殊な状況下で入浴する。
そのために混浴ではあるが、混浴とはまた少し異なるシチュエーションとして別者扱いされることも。

一般的な混浴と同性質の問題点も抱えている。


混浴における主な問題点


異性同士が裸で身を休めるという空間である以上、主に性的な面での問題が発生する。

「ワニ」や露出狂などの問題


混浴において今なお問題視されるのは「ワニ」と呼ばれる女性目当ての客である。
彼らは温泉よりも異性の裸を視ることに情熱を注ぎ、視ることに特化した行動に出る。
ワニの中には視ることだけに留まらず、何とか異性の肌に触れようと試みる者もいる。
ワニは混浴施設の規制強化と衰退に貢献していると言われ、異性のみならず同性の混浴好きからも敵視されている。

男湯での女児への性的接触者も「ワニ」に該当すると思われるが、彼らはワニと呼ばれるよりは単にロリコンかペドと呼ばれることが殆ど。
未成年に公衆浴場で性的接触する人間をワニと呼ぶのはワニに失礼ってか。

混浴文化に寛容的な海外の温泉に出向いてワニ行為を行う困り物もいるという話も。
外人女性の全裸を見たいという好奇心がそこまでの行動に動かすのだろうが、現地民に迷惑をかける恐れがある。

あえて異性に裸を視せて反応を楽しむ者や露出狂などの性癖を持つという変態も混浴では発生する。
上述のワニからは「女神」とも呼ばれる事がある存在だが、温泉サイドからしたら「悪女」と呼んだほうが正しい。
この女神の何が問題なのかというと、女神には当然ワニが餌付けされる訳で、結果として浴場に変質者を連鎖して呼び寄せるのだ。
更にこの餌付けを楽しむ露出狂やカップルの存在もいて、混浴の風紀の乱れに貢献する。
ワニなどの変態が増えると普通の客も減るという結末になり、温泉側は混浴を自主規制せざるを得なくなる。

タイミングと浴場内の配置など次第では性交渉しだす人間も報告されているという。
つまり変態達の出会いの結果、浴場での乱交という最悪の結末が起きる事も。

衛生問題


混浴では肌の露出を防ぐために水着やバスタオルを装着する人もいて、現に水着着用を義務付けしている施設もある。
だが、源泉の水質劣化の問題から殺菌剤を使用しない温泉では、水着やタオルが衛生上の問題を起こす危険性が。
よくTVの紀行番組や創作物の混浴描写でタオルを巻いている女性が見られるが、真に受けてはいけない。

それでも流石に全裸状態は嫌だという人も当然いるので仕方ない問題ではある。
というか、水着推奨はともかく必須の施設は劣化覚悟で殺菌剤巻いてるところが大多数だろうし。
ただし、衛生上の点で言えば全裸の方が綺麗で安全であるのも事実と言えば事実。

盗撮


混浴では異性の裸が見れる=映像に残したいという不届き者も出てくる。

何とか隠してカメラ機材を浴場に持ち込む訳だが、近年はカメラも耐水性能に優れたものがあるので浴場内での記録も難しい事ではない。
眼鏡などにカメラが仕込まれていると言った盗撮もあるので、その辺りも注意しよう。

混浴可能な一部施設では、AVメーカーがゲリラ的にAV撮影しだすという事もマジであったらしい。

勃起


男性の入浴者的には身近で最も不安な悩みだと考えられる。

やはり異性の裸体があって温かい場所では、頭は頑張っても体の方は生理現象として勃起はしてしまうもの。
逆に最初から異性に勃起した男根を見せつけることが目的の変態及びワニもいるとされる。
個人の風呂や貸し切りで恋人相手に勃起してしまう場合に関しては問題ないだろうが。

女性に不快感を抱かせる恐れがあるため、なるべく隠すように努力すべきか。
女性側でも混浴している以上は勃起を見てしまうのは仕方ないと割り切ってくれている人もいるので、彼女らには特に感謝と配慮の気持ちを持とう。
浴場にいる異性のを見た際の状況で勃起が避けられないと判断した場合は、諦めて浴場から退く覚悟も持っておこう。

混浴自体の衰退


混浴で起きる問題とはまた違うが、混浴施設の存続を不安視する意見も。

混浴温泉自体も現在は規制強化で新規の施設が新たに作れず、年々閉鎖する場所は増えている。
銭湯自体の衰退も重なって、混浴施設の衰退の歯止めは止まらない。


創作における混浴描写


混浴描写自体は創作においても少なからず描かれ、お色気のサービスも兼ねる。

ハーレムラノベやラブコメ作品では混浴イベントは鉄板描写なことが多く、主人公とヒロインが湯船を共にする。
ヒロインが主人公へのアプローチをするという目的での混浴が多いか。

間違って異性の湯に入ってしまったor実は混浴温泉だったという混浴描写もある。
主人公補正バリバリの強運で逃れてサービス回のオチか、バレてギャグ的に女性達にボコボコにされるかのオチな事が多い。
ヒロイン→男湯の間違い描写だと、主人公が必死に協力して他のモブに裸体を見られないかという野外露出的なスリルも描かれる。

性描写とは全く無縁な作品でも、兄妹や親子による家族混浴描写は描かれやすい。
家族の仲の良さを描写できることから、家族題材の作品では予想外に見れる。
この手の場合には殆どお色気としての意図はないので、お湯の中の裸体の影や異性同士でのシャワーシーンが描かれることは殆どない。

R-18作品だと、混浴描写は風呂や温泉内での性交渉に発展するのが基本で、上述のような家族混浴描写も近親相姦描写に発展する前触れだったりする。
と言っても、一般的なラブコメ作品の中でも家族混浴描写に近親相姦的な意図があるのも存在するが。
アダルトビデオでは混浴シチュエーションは人気ジャンルの一つであり、昔から現在まで多くの作品が排出され続けている。
女優の衣装や脱がす手間がいらない、性行為後も即座に洗えてお得等の事から撮影側にも好評である。
また強姦物、時間停止物などでは乱入してきた男性に「ここは女風呂ですよ!」と女性が言うシーンがあるが、(設定はともかく)撮影している場所は厳密には混浴風呂である
しかし昨今では「混浴でき、撮影できる箇所」の減少により需要の割に供給が減っている。




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最終更新:2021年03月30日 12:43

*1 もっとも、家族と入るのを嫌がるようになるのは同性の家族も同じなのだが