ルーンナイト(白猫プロジェクト)

登録日:2018/10/24 (水) 08:36:36
更新日:2025/03/08 Sat 07:34:51
所要時間:約 24 分で読めます





お姉ちゃん、頑張るからっ!


スマートフォン用アクションRPG『白猫プロジェクト』に登場する組織。



概要

貴石の国「センテリュオ」に存在する、女性だけの軍隊。
センテリュオの露出は実装以前だと名前だけであったが、ルーンナイト自体はそれ以前からフォースターキャラのエスメラルダ実装と同時に初公開されていた。


作中世界で人々の生活、文明、戦闘を支える石「ルーン」。
これを身体に埋め込み、ルーン魔法を行使し、力を武器や防具に具現化して戦う戦士をルーンナイトと呼び、一般人とは比較にならない能力を発揮することができる。
一人でも一騎当千と言うべき力を得られるが、誰でも簡単になれる訳ではなく、志望者にはルーンへの適性、戦闘力、思考力などが要求される。
(また、その他には奇妙な共通点もある。詳しくは後述)

そして入隊後、厳しい訓練を終えて試験に合格すれば、各人に席次が与えられる。
最高位は隊長の一位<ヘイス>、最下位は十五位<ペンテカイデカ>まで、実力に応じてこれらの序列は入れ替わっていく。
勿論、十六位以下のルーンナイトには席次が与えられない。キャトラに言わせれば「ヒラルーンナイト」。
ただその中にも、一位辺りに猛追するか比肩するものの何らかの事情で席次無しの実力者がいたりする。

ルーンナイト達はみな「姉道(しどう)」を掲げているが、これは
姉が弟を守るように国家安寧を願い、戦うという志」の意味を表している。

所属的にセンテリュオは連邦加盟国のうち一国に含まれており、立場上は全員連邦側の人間である。
とは言え、冒険家として活動する者達にとって所属の違いは大して関係ないようで、イベント上で絡みがあっても特に険悪なムードになることは皆無。
(名星会でのカモメ、エスメラルダが良い例。カモメは帝国海軍所属)


ルーンナイト心得


  • 心得の一 姉道(しどう)に背くまじきこと
  • 心得の二 センテリュオに仇成す者、即座に斬り捨て仕る
  • 心得の三 命に疑念を抱くべからず

隊員・関連人物


  • <一位>ヘイス レベッカ・ベリル
多くのルーンナイトが出払っている今。こんな奴でも戦力よ

軍用コートを肩にかけている(要は彼らと同じスタイル)、銀髪赤目の美しい女性。
多くの後輩達から慕われ、敬意を払われている。
冷徹で厳しい性格に見えるが、本来は明るい性格でちょっと天然。
隊長の立場ゆえに人前では厳格な人物を演じ、気を引き締めている。
ただ、それでもたまに絶妙に神妙な表情で黙ったまま人の話を聞いてない悪癖があり、エレメージュにそこそこイラつかれている。でも聞いてないように見えて大抵のことは耳に入ってたりする。

弟は国主の秘密参謀とかなり重要な役職にいる。


  • <二位>ディオ エレメージュ・ベルサキス
弟を守る姉が如く、国家安寧のための切っ先となれ

黒髪の凛とした副隊長の女性。
レベッカとは同郷の幼馴染なためか、行動を共にすることが多い。
彼女も地の性格は割とお茶目な方で明るく、人柄の良さもあって後輩のエスメラルダからは人気。
アキシオンの粗暴な振る舞いを快く思っておらず、露骨に敵視している。

実は水着Ver.エスメラルダの思い出で既に存在が語られており、彼女の計らいでエスメラルダの休暇(という名の待機)の場所に飛行島が指定された。

センテリュオへの上京にあたり、田舎に弟を残している。


  • <三位>???
詳細不明。
少なくとも隊長、次席と並び、エスメラルダでは敵わない実力者とされている。


  • <四位>テッタレス サフィラ・モーメンティア
いままで、たくさん面倒をかけてきちゃったからね…… だからボクは、弟に楽をさせるためにも、隊でがんばるつもりなんだ

青髪の魔道士の少女。ルーンナイトの中では一番の年下。
ぱっと見はロリのバニーガールという奇抜な出で立ちだが、耳は別に半獣由来という訳ではなく飾りのれっきとした人間。
序列が高い一方、生まれつき病弱のため頻繁に咳き込む。
ルーンを埋め込んでどうにか支障ないレベルまで改善されたが、それでも激しく運動すると免疫力が落ちるリスクも抱えている。
しかし武器にしているダーツの腕は超一流であり、どんなに遠く小さな標的も確実に射貫いてみせる。

世話好きの優しい弟がいる。今まで世話になりっぱなしだったこともあり、彼に楽をさせるためにルーンナイトを志願した過去を持つ。
そのせいか、任務でも日常生活でも無理をしがちな所があり、周りに心配されている。


  • <五位>???
詳細不明。
エスメラルダからは「五位のバカ」と呼ばれており、後述の<ペンテ>程ではないにせよあまり良い印象は持たれていない模様。あるいは五位こそが<ペンテ>の可能性も有り得る。


  • <六位>エクス エスメラルダ・プロセイユ
だって、私も姉なの! 『弟の世話をやいてみたい』って、そういう欲求があって当然でしょ!

金髪のクロスセイバーの少女。
白猫では初めて登場したルーンナイトのキャラクターであり、ガチャへの登場回数の多さもあって知名度は恐らく最も高い。
当初から「大いなるルーン」を探索する主人公達を調査する任務を受けていたが、主人公達との関係は特に不穏もなく良好である。
後述の理由で軍から治療費の提供を条件に勧誘され、ルーンナイトになった経緯がある。
自身も任務の傍らで、他に適性者がいないか勧誘活動を行っている。

一時期はガモンというむさい侍に付きまとわれていた。
本人はあくまでエスメラルダの強さに感服して「弟分」になりたかっただけなのだが。残念、弟違いである

弟は数年前に街で魔物が暴れたため、大ケガを負って今は病院暮らし。
なかなか会えず、世話したことが殆ど無かったため、主人公を弟のように可愛がろうとする。
そんな彼女だが、弟に自分が軍人であることは伝えていない。
主人公達との交流で彼らと打ち解け、いつか弟に主人公達を紹介したいと願っている。


  • <七位>~<十三位>
詳細不明。


  • <十四位>??? ベルメル・キスショット
私は飛行島と……あなたたちを調査するために、ここに来たのよ

元ハスラーという経歴を持つランサーの少女。席次名は不明。
ルーンナイトの中では下位の新人。
親しくする必要がないと判断した相手には寡黙で冷酷だが、身内には普通に接する他、子犬を見かけると可愛がるなど地は女の子らしい性格の持ち主である。

弟についての言及は全く無いものの、他ルーンナイトの例を見る限り「いる」ものとしてほぼ間違いないと思われる。


  • <十五位>ペンテカイデカ ルビィ・ローゼンヴァルト
ですよねぇ……はあ、私も先輩たちみたいにかっこいいお姉ちゃんになりたい

紅いミニスカ軍服のアーチャーの少女。
見てくれはいかにも軍人らしく、真面目で頑張り屋だが、一方で怖いことが大嫌いな臆病者。
元々は父親のコネで入隊し、できれば事務や経理などの後方勤務を希望していたのだが隊長に気に入られてしまい、よりによって前線に配置された……というのが真相。
このチキンハートは主人公達と触れ合っても一向に治る気配は無いが、それを除けば至って良識ある優しい子。
しかも、極限まで追いつめられると我を忘れて大暴れし、高い戦闘能力を発揮することができる。これも隊長に気に入られた一因か。

弟は彼女がルーンナイトであることに誇りを持っているが、ルビィは全然会う機会がなく寂しがっている。


  • <??位>ペンテ ???
詳細不明。少なくとも<ペンテカイデカ>のルビィとは別人。
エスメラルダが通信越しでも腹を立てる程度には相当不愉快な印象の人物らしい。
彼女の発言を見る限り、後のアキシオンを思わせる要素が盛り沢山であるが、後に隊長へ謝罪していたことから別人の線が濃い。
(後述するが、実際のアキシオンはどう見ても素直に謝罪なんてするタマではない)


  • エンテ・アキシオン
――どいつを最後に殺すのが、一番面白ぇかな……?

刺激的な格好をした金髪の女剣士。
しかし実態はちっともエロいと思えない粗暴、粗悪、粗忽者で、「武力は制圧するためにある」という持論を掲げる凄まじいヒャッハー系の狂戦士。
他と違いルーンを体内に埋め込んでいないが、実力は相当なもの。席次が無くとも周囲には事実上の<ゼロ位>と見なされている様子*1
ルーンナイト心得の二を名目に、疑わしいと判断した人間を一切の躊躇なく斬り捨てている。その総数はおよそ千人を下らない。
たとえ身内のルーンナイトであっても、彼女に対して怯える素振りを見せれば
味方を見て怯えるわけがない。だからコイツは<闇>の手先
という超暴論で殺すほどのおぞましい危険人物。
抜き身の刀が悪意を持って歩いているようなもので、国民は姿を見ただけで露骨に避け、身内からは一様に「ルーンナイトの恥さらし」と蔑まれている。

ちなみに、立ち絵の基本ポーズが3種類とNPCにしては豪華*2
他のNPCは大半が表情差分のみで、変化をつけても基本ポーズから首を傾げたり腕を曲げたりするのが主なのに対し、アキシオンは体勢からして既に大きく違っている。

弟の存在は不明。


  • 国主
センテリュオの意義からすれば当然のこと。ルーンの光を、世界中に――――その光で、<闇>を晴らす

センテリュオの一番偉い女性。高貴なたたずまいが特徴。
エスメラルダ、ベルメル等に主人公への調査を命じた人物と同一かは不明だが、13章にて飛行島の主人公達に使いを送り込み、自国へと招待した。
イベントには今まで顔を出しておらず、メインストーリーが初登場。


  • セントリー・プルーム
ヒラのルーンナイトの一人と思われる少女。
職務に忠実で真面目な性格だが、自分の知らないことには弱い。
国主からの使者として飛行島を訪れ、主人公達を招待した。


  • ニナ
帝国の秘密機関「狩猟戦旗」所属の隊員。
どこかおっとりした喋り方が特徴的だが、登場イベントの『帝国戦旗Ⅱ』ラストでは自身がルーンナイトであることを匂わせる独り言をつぶやいているため、ルーンナイトないし弟がいる可能性はかなり高い。
仮にルーンナイトだとすれば、まだ判明していない序列のいずれかに入るのだろう。


<弟>

ここまで読んで、猛烈な違和感を抱いた人もいるだろう。
そう、彼女らルーンナイトには何故かメンバー全員に弟が存在している。そのためか殆どがブラコン気味。
彼らの立場は様々だが、ともかく大抵のルーンナイトは弟もセットであると言っても過言ではない。

ルーンナイトの設定が初登場したエスメラルダの時点では、そもそもルーンナイトの全貌が不明瞭だったこともあり
この頃のプレイヤー達からは「お姉ちゃん属性の一要素」程度の認識がせいぜい。ベルメルでは弟自体がピックアップされていなかった。
流れが変わったのはサフィラ、ルビィの実装後で、この二人にも弟がいることが思い出ストーリーで程なく判明。
前述の姉道のようにそれらしい設定も判明したが、どう控え目に見てもまともじゃない組織であることは明らかであり、
どうしてルーンナイトに全員弟がいるのか?」という最大の謎に興味が向けられ始めた。

考察もプレイヤーによって様々で、単に運営のウケ狙いの萌え要素作りとみなす者もいれば*3、組織のトップの趣味なのでは?とこれはこれで生々しい想像をする者もおり、ひそかに議論のタネとなり続けた。
もちろん真面目な考察もあり、中には3周年記念イベント『ゼロ・クロニクル』に登場した白の民で、姉弟関係のシーマ、テオとの関連性を考察する者もいた。


ルーンナイトが関わるイベント


  • ハードバッド・チェイサー
エスメラルダのキャライベント。
彼女の強さに感服したガモンが弟分になりたいとつきまとうが、当のエスメラルダは筋肉ダルマのむさいオッサンなんか弟にしたくないと拒絶MAX。
主人公に負けたら二度とついてこない事を約束させ、色々あってキャトラが用意した主人公の弟子(もちろんキャトラが勝手に弟子扱いした冒険家達)も含めた奇妙な戦いが始まるのだった。
最終的にガモンが敗北し、約束通り今後エスメラルダから離れることを誓うが……

  • 開幕!スポーツの祭典!
チャコ、ベルメル、クウのキャラ?イベント。
キャトラの気まぐれで球技の起源を学ぶことになり、その道のスポーツに詳しい方々の一人としてベルメルが登場。
あくまで「元」ハスラーだと主張しながらも、アイリス達が感心するほどの綺麗なフォームで優れた腕前を披露してみせた。
そして本題のキャトラが知りたいビリヤードの起源を語るのだが、その歴史はキャトラの想像よりも血生臭いもので……


  • サマーバケーション2016
恒例の水着イベントの一つ。
カムイの計らいでバカンスに招待された冒険家達の一人としてエスメラルダが登場。白のワンピースが眩しい。

  • 貴石のアステリズム
エスメラルダ、サフィラ、ルビィのキャライベント。
とある任務を終え、弟達と会う前に休暇をエンジョイしていた三人だが、立ち寄った島のマフィアが狙う少年と出会ったことが、休暇を台無しにする波乱の幕開けとなる。
三人の弟大好きっぷりがよく表れている。

  • 茶熊学園2017
ルビィが3期の新入生として登場。部活は裁縫部。
初めて会う人間ばかりの慣れない学園生活に苦労しつつも、段々周囲と打ち解けていく。
ビビり癖は相変わらずで、怪ロボットが引き起こす謎の連続事件に巻き込まれてしまうが、その最中で新入生の一人にかけられた容疑を晴らすべく、同じクラスの女子組と共に立ち上がる。


  • スターダストサーガ(Episode1)
とある島で行方不明になった凄腕の冒険家を、名星会の面々で捜索することに。
名星会入りしたエスメラルダも招集され、一行に加わり謎の遺跡の奥深くを目指して進んでいく。


余談

  • ルーンセイバーと響きが何となく似ているが、関連性は無い。ルーンセイバーのルーンナイトが出る可能性はゼロではないが、13章を見た後では可能性に疑問が残る。





アニヲタwiki心得の一 ヲタ道に背くまじきこと 
アニヲタwiki心得の二 冥殿に仇成す者、便座に斬り捨て仕る
アニヲタwiki心得の三 追記・修正に疑念を抱くべからず





















※注意※


これより先は、メインストーリー第13章「センテリュオ動乱」及びルーンナイト全体の核心に触れる重大なネタバレがあります。
プレイ済みの方、あるいは今後、彼女達を見る目が変わってしまっても構わないという人以外はブラウザバックを推奨します。





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最終更新:2025年03月08日 07:34

*1 実際にゼロ位という席次は存在していない。あくまで作中のたとえ話。

*2 厳密には会話時などの直立パターン1種と、剣を構えているパターン2種で構成されている。

*3 白猫はギャグシナリオになるとひたすらはっちゃける傾向があるため、その一環ともみられていた。

*4 これより前にはゴルファーのチャコからゴルフの起源を聞いていたのだが、そっちも説の一つとはいえ故郷の島の戦争がきっかけであった。

*5 入学確定となる上位のキャラクターは殆どが人気の高い限定ガチャのキャラクターばかりで、投票の意味が無いも同然という問題が長らく続いていた。

*6 闇の王が白の王国へと攻め込んだ際、シーマとの交戦時にいつもの悪癖である「戯れ」として、闇を注入した。その時は辛うじて正気を保つことで切り抜けたが……

*7 クラスチェンジしたキャラクターは大小の差こそあれど、通常攻撃が劇的に強化されるため。