登録日:2011/06/01(水) 22:01:29
更新日:2025/01/04 Sat 21:23:15
所要時間:約 4 分で読めます
当作における「情」は非常に重要な用語なのだが、実際のところ作中では「『情』ってこんな力もあったんだ」「さすが『情』」程度の認識しかされていなかったりする。
しかし「情」は、俺達獣人族にとって何物にも替えがたい大事なモノなのだ。
基本的な意味合いはほぼ感情と同義と考えて間違いないぞ。
だが、そんな「情」……特に主人とする人間の「情」が、俺達に絶大な力をもたらしてくれるのだ。俺にとってはタケトだな。
わかりやすい例を挙げれば、俺達獣人族はその「情」によって人形にヘンシンできるのだ。
俺達がヘンシンできるのは、俺達に「情」を寄せてくれる人間への俺達の「情」が極限まで高まった時だ。
例えば…そうだな、主人がピンチに陥った時に救いたいと強く思った情、主人への感謝や喜びの情、場合によっては激しい怒りの情でも俺達のヘンシンが促される。
まぁ、ヘンシンで基本的に重要なのは一度目のヘンシンだ。一度人型に覚醒できれば、あとは慣れ次第では主人への「情」を思い浮かべたり、主人からちょっとエサを貰う程度のきっかけで自在にヘンシンするのも可能なのだ。
……しかし、信じ合う強い心があれば俺達は人狼になど決して負けぬ。絶対にだ。
- 完全に殺された瞬間、本人も気付かないまま猛烈な自己治癒力が働き生き返る
- 現在の医学では治るのが不可能な病気の末期症状が治る
- マムシ2匹に噛まれて心臓が止まった後、生き返った上に長距離を瞬間移動
……以上はほんの一例なのだ。
チートだとかご都合だとか言う者もいるかもしれないが、勘違いしてはいけない。
何でもできてしまう「情」の力そのものが凄いのではない。
信じ合うことで、強い「情」を持つことで、俺達や人間はこんなにも強くなれる。
ちなみに、「情」は何も俺達のような獣人族に限った特別な力ではないぞ。
獣人族でなくとも、人と動物、人と人との間には確実に「情」は存在する。お前の飼っている犬も
ハムスターも、お前が「情」を持って接する飼い主なら「情」で返してくれるのだ。
俺達は、いつだって主人の事を大切に思っているのだ。
「情」を寄せ合える大切な相手なのだから……だからお前達も、動物に「情」をもって接する事を忘れないでくれ。
俺が説明できるのはこのくらいか。追記・修正を頼むのだ。
最終更新:2025年01月04日 21:23