コエムシ(ぼくらの)

登録日:2012/10/12(金) 16:17:44
更新日:2025/03/25 Tue 16:08:38
所要時間:約 4 分で読めます




オレ様はいつでもてめーらの、
そばにいるからよ。


『コエムシ』とは、『ぼくらの』に登場するマスコット?キャラクターであり、戦いに関する情報を契約者に教えてくれる謎の存在。
名前の元ネタはジョージ秋山の漫画作品「ザ・ムーン」の人物・糞虫から。
アニメ版での声優は石田彰

概要

1巻冒頭でパイロット登録を済ませた子供たちの前に登場。
見た目はデフォルメされた白い熊のように見えるが、開いた口から見える歯は鋭利で好意的な表情は一切見せない。
性格も非常に傲慢かつ冷酷で、パイロットである子供たちには多少の便宜は図るが政府関係者相手になると尊大な態度を崩さない。
ココペリとも互いを信頼していないような関係性で、彼の最期では余計な情報を伝えないよう注視していた。
全長自体はかなり小さく、子供たちの掌よりも若干大きいくらいしかない。

物質の転送能力を有しており、転移先の素粒子セルの情報を上書きする事で転移させている。
作中ではジアースを海中に秘匿させたり、戦闘が始まるタイミングでパイロットたちの転移を行っていた。
また各パイロットの要望や外部要員の願望に応えて人員や物資の転移をしたり、意図的に部位を絞る事で人体切断をしたこともある。
物の複製は可能だが生物の魂や個人の記憶は不可能。

パイロットの管理とサポートを担当する役割を任されており、基本はパイロットの意思を最優先する。
ただし戦闘の勝敗に関しては本人のやる気次第なようで、必ずしも勝ちに導くのが義務ではないようでもある。


作中に登場したコエムシ

◎コエムシ

サルがひっかいて戦車の装甲に穴が開くかよ。
口の悪い性悪コエムシ。
やたら契約者の子供達や軍の人間を煽るが、基本的には仕事熱心。
移動手段として度々利用されることへの不満をボヤきつつも、何だかんだで頼まれたことは断ることができない。
初期は傲慢な性格だったが次第に軟化していき、中盤以降は苦労人としての姿も見せる。

◎紫コエムシ
あなたも酔狂ですねぇ。
人のことはいえないですけどね。
原作にのみ登場。
コモが戦った敵側のコエムシ。

丁寧な口調で喋るが、例によって性格が悪い。
役目を早く終えたいらしく、自分達の契約者が負けても構わないと思っている。

コエムシはこの紫コエムシに口喧嘩で負けた。



◎アフロコエムシ
あぁ、あなたでしたか。
原作にのみ登場。
最終戦でウシロが戦った敵側のコエムシ。

ウシロが相手にトドメを刺そうとした矢先に、
突如こちら側のコックピットに現れ、上記の意味深な言葉を残し消えた。
この言葉を聞いたウシロは、「相手のパイロットは平行世界の自分の知り合いなのかもしれない」という疑念を抱き、敵のコックピットを開いてしまう*3

コックピットと外の空間が繋がってしまったことで、「負けている側はコックピット内に拘束される」というルールがなくなり、敵パイロットの逃亡を行った。

◎佐々見コエムシ
様、をつけてもらいたいところなんだがね。
国防軍の佐々見一佐がコエムシになった姿。アニメ版と小説版ではこの姿にならない。

マチ兄が引き継ぎ戦を行うにあたり、自ら志願してコエムシとなった。
『ぼくらの一年後の待ち人』で、一年後に元の地球に帰ってきたことが語られた。



◎黒コエムシ 演:山本圭子

アニメ版にのみ登場。
ダミのかかった声で喋る黒いコエムシ(通称・花沢さん)。

丁寧な口調だが、性格は残忍。
町史郎や町洋子の地球を担当していたが、最終的に史郎にコエムシ役を引き継がせた。
もしかしたら本当に花沢さんなのかもしれない。



◎出っ歯コエムシ

小説版にのみ登場。
ワク曰く、「ホンの少しは絵心があると勝手に思っている誰かがよせばいいのに自分で描いた決定的に可愛くないキャラクターをさらに十倍くらい不細工にしたような姿」。

謎の美少女・槙島摩耶子(マーヤ)に仕えるコエムシで、彼女のことを「お嬢様」と呼んでいる。
丁寧な口調で喋り、常に契約者の子供達に「私を敬いなさい」と注意をするが、舐められっぱなしである。

また、マコお手製のパイロットユニフォームが配られているときに自分の分もあると勘違いしてショックを受ける等可愛い一面も。


その正体は、着物に割烹着を着た若い女性であり、別の地球の田中美純にお世話になった人物。その縁でマーヤに仕えていた。
なお、人物紹介のページでは女子パイロットの欄で紹介されていた。

最後はマーヤから形見のリボンを受け取り、引き続きコエムシとして生きることを決意した。
ちなみにマーヤも長い時間をコエムシとして生きていたらしい。

デザインの元ネタはやはり「ザ・ムーン」の糞虫。



◎角コエムシ
原作にのみシルエットで登場するマチたちの地球を担当したコエムシ。
二本の角の先端に丸い球体がついている。

契約者の年齢が低いほどロボットの力が上がると言っていたらしいが、真実は不明。
しかし、小説版ではこの設定がうまく物語に活かされている。




追記・修正お願いします。


















あれ、言ってなかったっけ?


アニヲタWikiは人の生命力で動くんだ。


つまりお前達は追記・修正した後、





必ず死ぬってことだよ。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ぼくらの
  • 漫画
  • 鬼頭莫宏
  • 大樹連司
  • マスコット
  • 肥え虫
  • 追記・修正したくなくなる項目
  • 監察官
  • 石田彰
  • 山本圭子
最終更新:2025年03月25日 16:08

*1 なお、明かされた人間の姿は顔に大きな傷跡がある少年で、髪型などがマチと似ていた。

*2 原作とは容姿が違う

*3 事前にコエムシから「ドッペルゲンガーのような存在は滅多にいない」と伝えられていたのも原因。