登録日:2019/07/10 (水) 14:29:06
更新日:2024/04/30 Tue 22:32:47
所要時間:約 15 分で読めます
シャドウレイダーズ(Shadow Raiders)とは、
闇から生まれし邪悪な存在「シャドウ」、その討伐を使命とする
国家秘密機関「レイダー」、そして
戦いに巻き込まれた無垢(?)なる市民「シチズン」たちとなって戦う、正体隠匿系バトルゲームである。
ゲームデザイナーは池田康隆、イラストは
磨伸映一郎。
王への請願や
学園メテオ等と同じく、グループSNE/Cosaicから発売されている。
プレイ人数は基本セットのみだと4~8人、拡張セット「女王陛下の飛行船」を用いると4~10人。
ゲームの目的
プレイヤーそれぞれ勝利条件の異なる陣営に所属するキャラクターとなって、時に協力し、時に裏切り、時にガトリングをぶっぱなしながら、勝利条件を満たすことを目標とする。いずれかのプレイヤーが勝利条件を満たした時点で
ゲーム終了となり、同時に複数人が勝利条件を満たすこともある。
勝利条件
シャドウ陣営
「レイダーが全員脱落すること」もしくは「シチズンが3人脱落すること」
君達は、闇から生まれし存在だ。霧の都を害することが、君達の目的となる。
陣営カラーは紫。
レイダー陣営
「シャドウが全員脱落すること」
君達は、闇から生まれし存在を狩る者達だ。霧の都を守ることが、君達の目的となる。
陣営カラーは赤。
シチズン
「個別に設定された勝利条件を満たすこと」
君達は、霧の都の住人だ。霧の都は異様な雰囲気に包まれている…どう過ごすかは、君達次第だ。
陣営カラーは黄色…だが、個々で勝利条件が違う為、全員が敵であり、また味方でもあると言える。詳細は後述。
ゲームの流れ
2~9までの数字が振られている6枚のタイルで構成される六芒星型のマップボードと、時計塔風のダメージボードを組み立てる。マップボードは数字通りの順番でなくても、適当に組めばOK。
自分の色のキューブをマップボードの近くに1つ、ダメージボードの0の位置に1つ、どの色のキューブが自分であるかを示すために、1つは手元に置く。
正体カード(キャラクターカード)を受け取ったら、自分の正体を確認し、伏せる。
ゲーム中の指示があるか、自分で正体を公開するまで、正体カードは伏せておこう。
白いカードの山、
黒いカードの山、
緑色のカードの山をそれぞれよくシャッフルしたらゲーム開始。
なお、「女王陛下の飛行船」を用いる場合は、六芒星型マップの中心に「女王陛下の飛行船タイル」を配置する。
6面ダイスと4面ダイスを振って、その合計値の数字が書かれているパネルへと移動し、そのパネルの効果を適用する。
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パネルとカード詳細 |
2、3…探偵事務所。緑の推理カードを引いて、渡したい相手以外に見られないように、他のプレイヤー1人に渡す。
質問文が書いてあるので初見だとわかりづらいが、引いた人ではなく、そのカードを渡された人が、その文面の質問を受けている、と理解すればOK。
(例:「君はシャドウだね。だったら1ダメージを受けたまえ。」→渡された人がシャドウなら、1ダメージを受ける)
もちろん、正体公開済みでも効果は適用されるため、後半は火力扱いとなる。
使ったあとは裏向きのまま、山札の一番下に戻すのがいいだろう。
4、5…ブラックミスト地区。白、黒、緑のうち、好きなカードを1枚引く。詳細は他パネルの説明を参照。
6…大聖堂。白のカードを1枚引いて、即座に公開する。ダメージを軽減したり、特定の黒のカードの影響を受けなくなる防御系の装備品や、回復系の使い捨てカードが多い。が、中には「裁きの閃光(他の全員に2ダメージ)」や「応急手当(対象のプレイヤーのダメージを7にする。ダメージ0の相手に使うと…)」など凶悪な攻撃手段も。
7…地下通路。黒のカードを1枚引いて、即座に公開する。戦闘ダメージを増加させる装備品や、直接ダメージを与える使い捨てカードが多い。「妖刀マサムネ」は強制攻撃になるかわりに、攻撃がミスしなくなる。「ガトリング」は攻撃する際、範囲内の全員に攻撃しなければならなくなる。もちろん両方持っていれば、範囲内のキャラクター全員に確定ダメージ。
8…市庁舎。対象のプレイヤーに2点ダメージを与えるか、1点回復することが出来る。自分を回復させてもいいし、なんならダメージを与えてもいい。
9…オリバーの隠れ家。対象のプレイヤーが持っている、好きな装備品を1枚奪うことが出来る。ガトリングをとってもよし、コンパスをとってもよし。
10が出た場合は好きなパネルに移動することが出来るが、拡張「女王陛下の飛行船」を利用する場合のみ、中央の「女王陛下の飛行船」に移動する。
10…女王陛下の飛行船。次の移動時、ダイスを振らずに好きなパネルへ移動することが出来る。また、全てのパネルに攻撃することが出来、全てのパネルから攻撃対象になる。
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自分のいるパネルと同じパネルか、左隣のパネルにいるプレイヤー1人を選んで攻撃してもいい。しなくてもいい。攻撃可能なパネルは、パネルの隅に矢のマークで描いてある。
攻撃する場合は、移動と同じように6面ダイスと4面ダイスを振って、「大きい目から小さい目を引いた数のダメージ」を与える。差が0、即ちダイス目が2つとも同じ値の場合、攻撃はミスとなる。ダメージを上げる装備品や特殊能力があっても、ミスした場合はダメージを与えることは出来ない。
先述したように、スタート時点では全員の正体は伏せられており、推理カードで絞り込んでいくしかない。一方で、プレイヤーはいつでも自分の正体を全員に明かすことが出来る。
メリット①「特殊能力を使用できる」
正体を明かす最大のメリットがこれである。HPを全回復する、殴ってきた相手に反撃できる、次のターンまであらゆるダメージを受けない等、キャラクター固有の強力な特殊能力を使用することが出来るようになる。
メリット②「味方の支援を受けることが出来る」
正体を明かすことで、自分がどこの陣営に属しているかも公開することになる。シャドウやレイダーなら既に正体を公開している味方と共に戦うことが出来るし、正体を明かした人を攻撃するかどうかなど、他のプレイヤーの正体を探ることにも使えるだろう。
デメリット「敵に勝利条件がバレる」
一方で、明確かつ大きなデメリットがこれ。特にダニエルやバイロンなど、正体がバレた途端に達成がほぼ不可能になるキャラクターは多い。また、リッチなどもゲーム終盤になるにつれ特殊能力が強力になるため、袋叩きにされやすい。
特に序盤は、自分の正体を明かすメリットはほぼ無いと言ってもいいだろう。
キャラクターと特殊能力、勝利条件一覧
シャドウレイダーズのキャラクターはイニシャルが同じキャラクターは同じ陣営であり、また同じHPを持つ。その為、「女王陛下の飛行船」を使用していてもダメージボードを使いまわすことができる。
※がついているキャラクターは「女王陛下の飛行船」追加キャラクター。
★がついているキャラクターは追加キャラクターの中でも
上級者向け。
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A【HP8】 |
①アリス
勝利条件:ゲーム終了時に生存している。
特殊能力:<うさぎさんヒール> ゲーム中1回のみ。あなたに与えられているすべてのダメージを回復する。
背景:『霧の都』の郊外に大きな邸宅を構える、オータムウッド家の令嬢。過保護な父親のもと、緑豊かな庭園と祖母がプレゼントしてくれた縫いグルミに囲まれて育つ。
立ち回り:単独勝利が狙えないキャラだが、それゆえに基本的に他プレイヤーからのヘイトは低め。不用意に殴ってヘイトを買うのは得策とは言えないので、基本はあまり積極的には動かないようにしながら白装備を集めて生存率を高めるのがベネ。どちらかの勢力が優位に立ったと判断したら、その勝利に全力で加担して早期に勝負を決めに行くと良い。
②※アンジェラ
勝利条件:あなたの右隣のプレイヤーが勝利する。
特殊能力:<移り気>ゲーム中1回のみ。勝利条件を「あなたの左隣のプレイヤーが勝利する」に変更する。
背景:「今世紀最大のラブロマンス!(本人談)」に失敗するも、まだ見ぬ「新世紀最大のプリンス!(本人主観)」を探している、世紀末をたくましく生きる下町の乙女。
立ち回り:とにかく何が何でも左右のプレイヤーの勢力を早期に見極めるのが最優先。基本的には右プレイヤーの腰巾着として動いていけばいいが、右プレイヤーの勝利の見込みが薄そうならば乗り換えも検討したい。勘違いしがちだが、自身の生存も両隣プレイヤーの生存も勝利条件には含まれないため、自身の生存が絶望的な状況でも、乗り換えにより勝利を拾える可能性は十分ある。
③※★アガサ
勝利条件:あなたの手番中にゲームが終了する。
特殊能力:ゲーム中1回のみ。あなたの手番の終了時、6面+4面ダイスを振り、出目に対応したパネルにいるすべてのプレイヤーに3ダメージ与える。
背景:アンジェラの幼馴染。最近流行している探偵小説にすっかりハマってしまい「いつかは立派な怪盗紳士になりたい!」と妄想を繰り返している文学少女。
立ち回り:恐らく全キャラ中トップクラスに勝利条件が厳しい。全プレイヤーの勢力バランスを的確に見極め、「自分の行動で決着をつける」という繊細な立ち回りが要求される。特殊能力は強力だが運任せが過ぎるため、これで勝利条件を満たすのはかなり困難。
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B【HP10】 |
①バイロン
勝利条件:装備カードを5つ保持する。
特殊能力:<念力の懐中時計> あなたの攻撃が2点以上のダメージを与える場合、代わりに防御プレイヤーの装備1枚を奪うことができる。
背景:先の隣国との戦争で勲功をあげた帰還兵。帰国後は戦場でつちかったカンと目利き、黒い人脈で事業を急展開させる。
立ち回り:全力で装備集めに注力すれば良いため、勝利条件そのものはシンプル。ただ、「装備5枚」は簡単なようで意外と難しく、長期戦にならないと厳しいため、どちらかの勢力が勝利条件を満たしそうならばバランサーとして立ち回る必要がある。特殊能力の使い所は難しいが、ガトリングで一気に複数の相手を殴れそうな場面ならば狙ってみるのもいいだろう。
②※ベンジャミン
勝利条件:自分以外のプレイヤーが装備カードを5つ保持する。
特殊能力:<太鼓持ち>手番の終了時、自分の所持している任意の装備カード一1枚を、同じエリアにいる他のプレイヤーに渡すことができる。
背景:バイロンに使える忠実な下僕。常に主に付き従い、どのような汚れ仕事でも喜んでそれを実行する。
立ち回り:バイロンの逆だが、「他のプレイヤーに任意で装備を与える」のは自身の特殊能力以外だと難しいため、かなり難易度は高め。バイロンと違い装備5枚を集めるのは自分以外なら誰でも良いため、とにかく長期戦を狙いながらアイテムを多く集めたプレイヤーに狙いを定めてそのプレイヤーが4枚装備を集めたタイミングで上手く能力を発動して勝利を拾えるとカッコいい。
③※★ブルース
勝利条件:自分の攻撃フェイズでの攻撃によって、HP12以上のキャラクターを脱落させる。もしくはゲーム終了時に「オリバーの隠れ家」にいる。
特殊能力:<国士無双>HP11以下のキャラクターを脱落させたとき、自分の正体を明かす。
背景:東洋の格闘技を独学(主に解説本)で身につけた闘士。とにかく自分の力・覚えた技を試したくてウズウズしていて、日々ゴロツキとの喧嘩に明け暮れる。
立ち回り:ダメージ10程度のキャラに狙いを定めて上手くトドメを刺されば、勝利条件を満たすことそのものはあまり難しくはない。ただ、特殊能力がデメリット能力であることもあり、序盤からあまり大胆には動けないのが困りもの。基本的にはレイダーかシャドウの方が平均HPは高いため、推理カードで見つけたら積極的に殴りに行っても良い。もう一つの勝利条件はほぼオマケ。狙って満たすのはまず不可能。
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C【HP11】 |
①クレイグ
勝利条件:既に2人脱落している状態で、プレイヤーをあなたの攻撃で脱落させる。
特殊能力:<死の饗宴> あなたが攻撃を行った場合、あなたは自分に2点ダメージを与えてもよい。そうしたなら、同じ相手にもう一度攻撃する。同じ手番で連続してこの能力は使用できない。
背景:『霧の都』では今「謎の連続通り魔事件」の話題で持ち切りである。彼はその第一容疑者として憲兵たちの監視を常に受け続けている。
立ち回り:とにかく長期戦一択。自分が脱落しないよう注意しながら、どちらかの勢力だけ勝たないようにしつつ最低2人脱落しなければ勝利条件は満たせない。不利な勢力に肩入れしつつ、いい感じにダメージが貯まった獲物を特殊能力で刈り取ろう。
②※クレア
勝利条件:ゲーム終了時に、自分のダメージが6~8であること。
特殊能力:<キャスリング>ゲーム中一回のみ。手番の最初に使用する。自分と他のプレイヤーのダメージを入れ替える。(これによりダメージがHPの値を上回った場合、そのプレイヤーは脱落する。)
背景:ブラックミストで良家の家庭教師をしている未亡人。おっとりした口調と深い知識で、子供たちだけでなくその父親たちの評判も高い。
立ち回り:一風変わった勝利条件のキャラ。脱落だけは避けつつ、市庁舎で上手くダメージをコントロールしてゲーム終了までに6ダメージになっていれば理想的。一度だけだが特殊能力で調整が効くので、自分が好きな脱落しないこととゲーム終了のタイミングの読み違えさえ起こさないようにすれば、なんとかなることは多い。
③※★キャロル
勝利条件:あなたが一番最初に脱落する。もしくは、ゲーム終了時に、あなたともう一人だけが生存している。
特殊能力:<聖痕>自分の手番の最初に使用する。2ダメージ回復する。
背景:伝説の殉教者・聖アグネスの血を引く少女。その血を求めて、常に権力者やシャドウたちの争いに巻き込まれ続けている。
立ち回り:ダニエルに近く、あちらと同じく最初から目的地はハッキリとさせておきたい。ヘイトを全力で稼いで市庁舎で自爆して死ににいくのもアリだが、あまりに露骨な動きをするとキャロルかダニエルであることがモロバレで阻止されやすい。最初に死ねなかった時の保険として特殊能力もあるが、1番目に脱落しようとした場合満身創痍の可能性が高いため、そこで正体を公開しても焼石に水になりがち。もう一つの勝利条件を満たすつもりなら、逆に徹底した潜伏と長期戦狙いとなる。
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D【HP13】 |
①ダニエル
勝利条件:あなたが一番最初に脱落する。もしくはシャドウが全員脱落し、かつあなたが脱落していない。
特殊能力:<絶叫> 他のプレイヤーが脱落した際、自分の正体を明かさなければならない。
背景:名門オータムウッド家を勘当され、未開の地での遺跡発掘に没頭する考古学者。
立ち回り:最初に死のうとすると中途半端なタフさのせいで難しい。いっそ、最初からレイダーサイドとして立ち回り全力でシャドウを潰しにかかった方が安定するかもしれない。特殊能力は完全なデメリット能力で、発動したらシャドウの総攻撃を受けることを覚悟しよう。
②※デーヴィッド
勝利条件:あなたが【いにしえの聖杯】【神秘のコンパス】【幸運のブローチ】【銀のロザリオ】のうち3種類を保持している。
特殊能力:<グレイブディガー>ゲーム中一回のみ。手番の最初に使用する。捨て札にある任意の装備カード1枚を獲得する。
背景:『遊戯と金銭がもたらす信仰への弊害』という著作で知られる宗教家。
立ち回り:バイロンに近いが、あちらと違って数は少なくていいが種類が限定される。序盤から露骨に白カードばかり引きに行くと特殊な勢力であるとバレやすいので推理カードも混ぜて行った方が良い。
③※★デボラ
5人プレイ時勝利条件:脱落していないプレイヤーの中で、最も多くのダメージを受けていると勝利。
6人以上プレイ時勝利条件:自分以外のシチズンが1人以上勝利すると勝利。
特殊能力:<献身的な愛>ゲーム中一回のみ。手番の最初に使用する。勝利条件を「あなたが脱落する」に変更。
背景:『無償の愛』を提唱し、ブラックミスト地区の孤児たちに慈善事業を行う修道尼。
立ち回り:プレイ人数で勝利条件が変わる変則的なキャラ。どちらにしても難易度は高め。特に「他のシチズンに勝ってもらう」は、シチズンであることを見抜いた上でその勝利条件まで考慮しなければならず、ゲームに慣れていないと色々な意味でキツいキャラ。
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E【HP10】 |
①映魅
特殊能力:<テレポート> あなたが移動する際、ダイスの出目に従うか、ダイスの出目のパネルに隣接するパネルに移動することを選んでもよい。
背景:東洋の島国のエクソシスト。見た目は若いが、自慢の大筒でこれまでに屠った魑魅魍魎は数知れない。
立ち回り:露骨な強能力持ちのレイダーだが、その代償としてHPが低く正体を公開したら最後能力の厄介さもあってフルボッコは必定。「自分が死んでもいい覚悟でシャドウを炙り出す」「能力の発動で確実にシャドウ1体は道連れにできる」など明確な目的意識は欲しい。
②※エリカ
特殊能力:<封印の鎖>ゲーム中一回のみ。手番の最初に使用する。ゲーム終了時まで、対象のプレイヤー1人は特殊能力が使用できない。
背景:女王陛下の護衛のため『霧の都』に召還されたレイダー。邪悪な心と力を縛る『封印の鎖』を自在に操る。
立ち回り:映魅と違い、特殊能力は発動さえしてしまえば死んでも役割は果たせる。それだけに、誰に撃つかは慎重に考えたい。味方やシチズンへの誤射はもちろん避けたいが、シャドウでもできれば危険な能力持ちに狙って撃てるとベスト。
③※★エマ
特殊能力:<癒しの光>自分の手番終了時に使用する。自分と同じエリアにいる他のプレイヤー1人のダメージを、4面ダイスの出目のぶんだけ回復する。
背景:ゴードンの一人娘であり、R.A.I.D.の衛生兵を務める。彼女の右腕に装着された「癒しの手」は親娘の協働で作り上げられたもの。
立ち回り:能力は何度でも使えるが、一見便利そうに見えて使い所が難しい。相手が正体を隠匿していた味方だった場合、使った時点で正体がモロバレになってしまうし、正体公開済みの場合延命にしかならない場合がほとんど。そもそも「同じ場所にいる」という条件が微妙に厄介で、結局発動できずに終わることもしばしば。
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F【HP12】 |
①フェリックス
特殊能力:<アストラル・メイス> ゲーム中1回のみ。手番の始めに使用する。対象のプレイヤーを1人選ぶ。6面ダイスを1回振り、その出目のダメージを与える。
背景:もともとはダニエル教授の秘書として未開の地の発掘調査をしていたものの、ある事件をきっかけにシャドウを激しく憎み、レイダーを志すようになった。
立ち回り:場所を問わず、任意のプレイヤー相手に博打ダメージ。期待値は3.5。特殊能力によるダメージは装備カードの影響を受けないため、博打に見えて意外と安定はしている。しかし、一発限りの隠し球なので、使うなら確実に勝負を決めにいける場面で使いたい。
②※フレディ
特殊能力:<ドラゴンアタック>あなたの攻撃成功時、正体を公開している相手に与えるダメージを+2してもよい。
背景:「歌って踊れるエクソシスト」を目指すR.A.I.D.一のムードメーカー。他人が自分より目立った行動を取ることに敏感で、ジェラシーを感じてしまう。
立ち回り:シャドウの能力は、正体を公開して繰り返し発動するものが多いため、意外と能力の発動機会は多め。基本的には長期戦向きのレイダーであり、正体を公開した相手を後出しで全力攻撃して排除するのが主なお仕事である。
③※★フェリシア
特殊能力:<スラム街の天使>ゲーム中1回のみ。手番の始めに使用する。任意のプレイヤー1人のダメージを7にする。
背景:R.A.I.D.の衛生兵。……のはずだが、気づくと前線に飛び出し、自分で調合した火薬兵器でシャドウと殴りあってしまいチームメイトの悩みの種となっている。
立ち回り:回復に使うにもダメージ源として使うにも癖がある特殊能力。ダメージとして使うなら最序盤に一気に7ダメージを与える手段として使うのが最良だが、自分の正体を明かしてしまうリスクに見合うかというと…。終盤戦の延命に使うのが無難なところが。Gのレイダーが相方にいるとありがたみが増す。
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G【HP14】 |
①ゴードン
特殊能力:<絶対無敵バリア> ゲーム中1回のみ。手番の最後に使用する。次のターンまで受けるすべてのダメージを0にする。
背景:R.A.I.D.の対シャドウ兵器開発責任者。理論を重んじるゴードンと現場主義のダニエルとは犬猿の仲。
立ち回り:とにかく慎重に、情勢を見極めながらシャドウ勢力を見極めるべし。レイダー勢力のフィニッシャーであり、最終盤まで生き残ったシャドウを最後に殲滅する詰めの役割を担う。それだけに、序盤から下手なダメージを負うのは極力避け、装備を集めながら最終決戦に向けた準備を整えておきたい。特殊能力により、どんな場面でも確実に1ターンは生き延びられるのは強い。
②※ガラハド
特殊能力:<聖剣の伝承者>あなたが【エクスカリバー】を保持している場合、攻撃が失敗しても、成功するまでダイスを振りなおせる。
立ち回り:欲しいカードはエクスカリバー一択なので、白装備を漁りまくろう。エクスカリバーさえあれば、攻撃能力・HP共に最強クラスとなりうる。
③※★ゴドウィン
特殊能力:<蘇生装置TYPE-G>脱落したとき、既に脱落している他のプレイヤー1人を7ダメージ受けた状態で復活させる。ただし、ゴドウィンが脱落した時点で勝利条件が達成されている場合は、使用できない。
背景:妻と子供を目の前でシャドウに殺された過去を持つ。後衛部隊を統括する勇猛な指揮官であるが、フェリシアの暴発に手を焼いている。
立ち回り:一見強力そうな特殊能力だが、実は使い所がかなり限られる。特に4〜7人プレイだと、レイダーが2人しかいないため、既に脱落したレイダーを蘇生したくてもゴドウィンが死んだ時点でシャドウの勝利となってしまう。また、正体がバレたキャラをHP7で蘇生させても生き残り続けられるかという点にも疑問が残る。
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U【HP11】 |
①ウルリッヒ
特殊能力:なし。注意! この能力は裏向きのまま使用できる。あなたが推理カードを渡されたとき、実際の役職と違う回答をしてもよい。
背景:軍事国家『鋼の十字架』の情報将校。闇の契約を結ぶことで自身の肉体を変化させる秘技を会得した。シャドウと連携しながら『霧の都』で諜報・破壊活動を行っている。
立ち回り:全キャラ中トップクラスの曲者能力で、初心者には自分が使っても相手が使っても混乱の元になるため、初心者混じりのプレイでは採用しないのが無難。
本気で嘘を吐き続けるなら、「誰に対して何の嘘を言ったか」「嘘を言った相手が何の勢力か」を的確に記憶して判断しなければならない。一貫性のない答えを返した瞬間ウルリッヒであることが透けてしまうためかなり危険。
いっそ本当に一貫性のない答えをばら撒き続けるリアル狂人プレイが強いのでは?とも囁かれるほど。
また強みとしては「ダメージを受けたまえ」「女王陛下の飛行船に乗りたまえ」などの指示に「従っても従わなくても良い」という唯一無二の長所を持つ。
②※アルスター
特殊能力:<デル・フリス>攻撃を二回行える。二回目の攻撃対象は、同一プレイヤーで無くてもよい。
背景:ウルリッヒが契約によって呼び寄せたシャドウの一人。
立ち回り:クレイグと違ってデメリットのないシンプルに強い能力。ただし、HPは低め。
③※★ウラヌス
特殊能力:<メテオストライク>手番の初めに使用する。【ブラックミスト地区】【女王陛下の飛行船】にいる任意のプレイヤー1人に3ダメージを与えてもよい。
背景:古代人が『霧の都』に入植したときに、原住民が崇めていたとされる智慧の半神。現在もその子孫たちである『霧の都』市民に対して激しい怒りを抱いている。
立ち回り:ウラヌスが正体を明かした瞬間、ブラックミスト地区と女王陛下の飛行船が危険地帯と化すため、相手の動きを縛りやすいという強みを持つ。どちらも積極的に踏みに行きたい有力なパネルであるため、相手に躊躇させることができるのは地味に強い。もちろんダイスに翻弄されて迷い込んできた獲物には容赦なくメテオストライクを叩き込もう。ただ、能力が強い奴のお約束でHPは低い。
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V【HP13】 |
①ヴァンパイア
特殊能力:<死の接吻> ヴァンパイアの攻撃が1点以上のダメージを与えた場合、ヴァンパイアのHPを2点回復させてもよい。
背景:北にある古城に住み着いた吸血鬼一族の長老。ウルリッヒの要請に応じ、富と快楽のため『霧の都』にやってきた。
立ち回り:いわゆる「雑に強い」能力の一つ。早期に正体を公開していっても、能力のおかげでそう簡単には死なないため、かなり便利。攻撃が失敗しなくなるムラマサとの相性が抜群。
②※復讐の女神
特殊能力:<冥府の大鎌>あなたが攻撃するとき、4面ダイスのみを使用してもよい。
背景:『鋼の十字架』の建国伝説に登場する女神。戦いで無念の死を遂げた亡者に報復の機会と人外の力を与えて現世に送り返し、さらなる混乱を呼ぶという。
立ち回り:ムラマサ能力を常時使用可能になる強力な能力。逆にムラマサを引いてしまうと強制攻撃が邪魔になるため、能力に頼るつもりなら無理に引きに行かない方がいいかもしれない。
③※★蠱毒使い
特殊能力:<反駁の猛毒>攻撃を受けた時、攻撃してきたプレイヤーに「1ダメージを受ける」or「装備カード1枚を蠱毒使いに渡す」を選ばせる。攻撃によって脱落した場合はこの能力は使用できない。
立ち回り:狼男に近いが、攻撃が1ダメージ固定で失敗しないことと相手は装備譲渡を選べることが特徴。強めの能力ではあるが、デメリットのある装備を押し付けられる懸念もあるので注意。
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W【HP14】 |
①狼男
特殊能力:<反撃> 狼男を攻撃したプレイヤーに、即座に攻撃することができる。
背景:南の森林地帯で勢力を持っていた人狼族の若者(推定214歳)。『鋼の十字架』の侵略で森を追われ、『霧の都』に住み着いた。
立ち回り:ヴァンパイアと同じく雑に強いシャドウの1人。高いHPと特殊能力が相まって、殴り合いでは非常に強いキャラ。攻撃を強化する黒装備を集めまくると、手が付けられなくなる。
②※ワルプルギス
特殊能力:<重力の虹>戦闘を行う前に、任意のプレイヤーと現在位置を入れ替えることができる。戦闘は入れ替え後のレンジで行う。
背景:楽しいことが大好きな「過去」「現在」「未来」を操る3人の魔女。少女時代の女王陛下の遊び相手であった。
立ち回り:癖はあるが非常に凶悪な能力の持ち主。他のプレイヤーの配置次第ではあるが、「攻撃圏外の相手を無理矢理殴れる」「敵を女王陛下の飛行船に放り込んで全ての味方から総攻撃を仕掛ける」「ウラヌスのメテオストライク圏内に突っ込ませる」など、活用方法は幅広い。
③※★ワイト
特殊能力:<亡者の王>ゲーム中一回のみ。手番の最後に使用する。「現在既に脱落しているプレイヤーの数」と同じ追加ターンを得る。追加ターン中に脱落プレイヤーが増えても、追加の追加ターンは得られない。
背景:反王室派の有力貴族が秘儀によって呼び寄せた死霊たちの王。かつて王室内の後継争いに破れた実力者の怨念ではないかとする見方もある。
立ち回り:長期戦の最後の詰めとしては最強格のシャドウ。プレイ人数が増えるほど、長期戦になるほど能力の極悪さが増していく。基本正体がバレたら他のシャドウ以上に最優先で排除されるため、正体の隠蔽には注意を払いたい。
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めいでん「じゃあ移動します。コロコロ~…3は探偵事務所、推理カード引きますね」フムフム
スッ
『君は
Wiki篭りだね。だったら追記・修正したまえ。』
- シャドハンが日本で売らなくなって残念だったがこいつが出てきて嬉しい -- 名無しさん (2019-07-10 21:38:59)
- 今後もキャラのみ拡張でもいいから続けて欲しいですね -- 名無しさん (2019-07-12 09:18:28)
- タグ荒らされてる? -- 名無しさん (2019-07-15 13:10:57)
- 荒らされてるなあ -- 名無しさん (2019-07-15 20:35:03)
- とりあえずタグ修正しました。 -- 名無しさん (2019-07-17 09:49:25)
- 一瞬、ビーストウォーズを作った会社製作の3Dアニメかと思った -- 名無しさん (2022-12-22 15:58:04)
最終更新:2024年04月30日 22:32