マギュルシリーズ(モンスターハンター)

登録日:2010/12/20 Mon 20:45:38
更新日:2025/05/25 Sun 19:57:52
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モンスターハンター』シリーズに登場する防具の一つ。
初登場は『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)


「ペピポパンプキン」を主に用いて生産される所謂農場装備。
カボチャから作られるだけありモチーフはハロウィン。
男は頭に凶悪なカボチャマスクを被った死神や死刑執行人、女はカボチャを象った魔女で、ミヅハシリーズをよりファンシーにしたような見た目をしている。地味に説明文も男女で違う。

今までのシリーズの伝統では農場装備は基本的にサポート中心のスキル構成だったが、このマギュルシリーズはその常識を打ち破り、発動スキルは「集中」「罠師」「アイテム効果時間増加」とバリバリの戦闘向けでとても扱いやすい。

オトモアイルー用の防具も存在しており、カボチャを纏った魔法使いのような見た目になる。

各作品における特徴

MHP3

ペピポパンプキンの主な入手手段はユクモ農場の畑での収穫。
赤の種や緑の種を畑に植えると入手しやすい。

「集中」の恩恵を受ける武器がとても多く、大剣・双剣・太刀・ハンマー・スラッシュアックス・弓との相性がとても良い。
また下位装備では一式でマイナススキルが一切付かず、更に空きスロットが7つもあるためスキルの融通がききやすい。

上位のマギュルSでは「ガード性能マイナス」(剣士)「ブレ幅増加」(ガンナー)のマイナススキルが発動するが代わりに「回避性能+1」のスキルも発動するため総合的な使い勝手は向上している。
またそのマイナススキルも前述の相性の良い武器で影響があるのは大剣くらいで、その大剣もこの頃はヒット&アウェイが基本だったため無視できるレベルである。

作成には「ペピポパンプキン」以外にレアな虫素材や「アルビノエキス」等が必要で、生産難易度は決して低いとは言えないが、その気になれば序盤~中盤という比較的早い段階から作成可能なため序盤用装備としてもかなり優秀。

そこそこ防御力も高く、その安定した性能から多くのハンターがお世話になった装備であろう。

ただし農場や虫素材が主体なだけあって火耐性が非常に低いという欠点があり、アグナコトルやリオ夫妻等の強力な火属性攻撃を行う相手には注意したい。

MH3G

MHP3では有用だったマギュルシリーズだが、MH3Gでは微妙化。

メイン素材のペピポパンプキンがモガの森の希少交易(★×5)でしか入手出来ず、更に農場では増やせなくなった。
そのくせ部位ごとに4~5個必要という鬼畜難易度。
一式どころか一部位作るだけでもかなり骨が折れる…
総合的な製作難易度はMH3G防具でもトップ3に食い込むレベル…
回避性能と罠師は取り上げられたとはいえ、回復速度と調合成功率はそれなり程度には有難く、スキルはそれなり。
正直製作難易度と全く釣り合っていないと言わざるを得ない。

恐らくカプコンがペピポパンプキンを農場で増やせるように設定し忘れたためこうなったと思われる…

ちなみにペピポパンプキンの入手に必要な★×5の特産品は、夜のモガの森に出る一部大型モンスターを狩ることで入手できる。
村上位上がりたてだとリオレイア亜種からしか入手できないが、魔境と化す前の夜のモガの森を楽しみながら桜レイア狩りに勤しむのもいいかもしれない。
既にバギィやフロギィ等がいてカオスだが。

MH4/MH4G

MH4でもスキルは据え置きだが、スロットは全没収になってしまった。
ペピポパンプキン自体は竜人問屋と取引を続けていれば手に入るようになり、入手難度は大幅に下がった。
そのため、作成リストには早めに並ぶ…並ぶだけなら。

…そう、素材の欄には「ドスヘラクレス」と「ノヴァクリスタル」の文字が。
ドスヘラクレスが入手出来るようになるのは上位に入ってから、ノヴァクリスタルに至っては上位後半から。
レア4でありながら、事実上の上位装備扱いである。カプコンはマギュルに何か恨みでもあるのか

幸いな事に、胴、腕、腰装備は下位の素材でも生産できる。
そして下位の間、溜め短縮を持つ防具はこれしかない
さらに下位の間、お守りでは溜め短縮は付かない
…故に、下位の間はマギュルが大剣使い、弓使いにとって数少ない命綱となってしまった。

上位に入ってもマギュルの呪いは終わらない。MH4では溜め短縮が付く防具は上位後半にならないと作れない
故に、溜め短縮を求めるならばマギュルを着るかピッケルを振るうかの二択を強いられる事になる。

後に銀の匙コラボのイベントクエスト『銀の匙・卵の試食パーティー』によって、上位入りたてで生産が可能になったため、使い勝手は大幅に改善された。

MH4GではG級クエストが追加されているが、G級仕様のマギュルは残念ながら無く、コスプレ用以外ではお呼びがかからない。

MHX/MHXX

ペピポパンプキンは交易で入手可能なため登場しているが、溜め短縮以外になぜか火属性攻撃強化のスキルポイントも高い。
MHXXではG級仕様のマギュルXがMH3G以来の復帰を果たしており、スタミナ急速回復との併用も狙えるが、性能相応の割に重甲虫のレア素材が最終強化に求められる。

MHRise

MH4で微妙な扱いを受けたマギュルだが、MHRiseでも剣士の防具として見るとまた微妙な扱いを受けており、なんと「集中」没収
「爆破やられ耐性」も対テオ・テスカトルとしては防具の火耐性が悲惨で向かず、イソネミクニかヌシ・タマミツネ程度と出番が微妙。
一方で、ガンナー視点だと下位装備の胴が下位で貴重な「装填速度」Lv.2持ちであり、上位で装飾品が安定して入手できるまでの繋ぎとして出番はある。
ちなみにMHRiseではキー素材の南瓜がランク毎に素材の品種が異なっており、上位では「ワヲンパンプキン」、MRでは「マキシパンプキン」になっている。

ハーベストシリーズ・ゴーストネコシリーズ

MHWorldの季節イベント「アステラ祭」の秋開催、2018年9月の「アステラ祭【豊穣の宴】」で登場した防具。
ハンター用のハーベストシリーズの見た目は、名称こそ異なるが完全にマギュルである。
一方オトモアイルー用のゴーストネコシリーズはマギュルとデザインが異なり、頭がカボチャに、胴はゴアネコの如く足が見えなくなるものになっている。
MHWorldではペピポパンプキンは登場せず、期間中にログインボーナスや配信バウンティで入手できる「豊穣チケット」がキー素材になっている。


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最終更新:2025年05月25日 19:57