オオナズチ

登録日:2009/11/24 (火) 14:13:34
更新日:2025/06/09 Mon 14:26:49
所要時間:約 18 分で読めます



荒蕪(こうむ)の旧跡 恐る恐ると

大欲非道の慮外者

立ち去れ

此処は鎮護の御廟

現世常世の 領域なれば

隠れ住まうは 不可視の神仙

無礼が過ぎれば 霞隠し


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古の幻影
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種族:古龍種
別名:霞龍
戦闘曲:「深い森の幻影」


モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンター2(dos)』(MH2)。
間違えられやすいが、「オオナチ」ではない。
スに〃のほうの「オオナズチ」が正しい名前である。

◆概要

翼の生えた紫色のカメレオンのような姿をした古龍種。
密林や沼地、森丘等の湿気の多い地域で目撃される。

原理は不明だが姿を背景に溶け込ませ消える能力を持つ。
そのため非常に目撃例が少ない。別名の由来も霞のように姿を消してしまうところから。
また現れた場所に深い霧を発生させる能力と毒性のブレスを放出する能力も持つ。

温厚な性格で能動的に人を襲う事は滅多になく、自身の能力も直接人々の害にはならない等、古龍種の中では危険性が低いという異質な存在。どこら辺が『天災』なのだろうか?
後述のゲーム内での弱さも含めてある意味最も『古龍らしくない古龍種』と言える。
……が、何が気に入らなかったのか、MH4Gでは街を襲撃するという事態が起きた上、戦闘力も桁違いに跳ね上がった。やはり古龍として侮れない実力の持ち主であったことを証明してみせた。

また後年になってそのステルス能力の原理が少しずつ解明されており、かいつまんで説明すると
  • 光の反射率を減らす特殊な血液の作用による擬似的な透明化
  • 濃霧を発生させる事による視界不良
  • 撒き散らす神経毒による幻覚作用

の3つの会わせ技となる。
特に後者の2つは明確に『人間の害』になる要素であり『無害な古龍』という評価は過去の物になりつつある。
そもそもこいつの能力の1つ濃霧の発生は空気中の水分を操作してるのに等しいためやろうと思えばそこらの生物を溺死させることも可能なのだ。

また、彼の素材から作れる装備(後述)故にクシャルダオラと敵対していると噂されているが詳細は不明。
同様の理由で天敵はテオ・テスカトルとも噂される。
彼らとこのオオナズチを加えた3体を、所謂“ドス古龍”を呼ぶことが多い。

◆作品毎の活躍

初登場のMH2では、村クエのラスボスであるナナ・テスカトリ討伐後に行けるようになるココット村で受けれるクエストをこなしていると出現するという裏ボス的なポジションのモンスター。森丘だけでなく密林や沼地にも姿を見せる。(登場ムービーが見れるのは森丘のほう)
他の古龍同様25分以内で討伐出来ず、ある程度のダメージを与えると逃走し撃退扱いとなる。
撃退すると次のクエストに体力や部位破壊が引き継がれるため、討伐には基本的に数回クエストをクリアしなければならない。

姿が見えないという特性から初見のハンターは非常に戸惑う。ペイントや自動マーキングでも詳細なマーカーが現れないがエリアは表示されるので必要。
万一エリアまで見失うとクエストリタイアせざるを得ない。千里眼の薬は必須。
しかし他の古龍達と比べて動きは非常に緩慢であまり連続で攻撃はしてこないため、落ち着いて戦おう。
ただし一発の気絶値の蓄積が比較的多めに設定されているので連続で攻撃は食らわないようにしたい。

また、ゲリョスと同じく毒・盗みの攻撃、また防御半減もある他、オオナズチとの戦闘時のみかかる専用の状態異常「疲労」(MH2では声帯麻痺)がある。
これはスタミナが最小限まで減り、さらにしばらく元気ドリンコといにしえの秘薬以外の食べる系統のアイテムが使用不可能になるというとても嫌らしい効果。

前述の通り自動マーキングによる詳細なマーキングが出来ずステルス状態なので遠くに離れられると見失いやすい。
遠くに離れたナズチを見つけるには、ガンナーなら適当な方向に散弾を放ちヒットエフェクトで場所を確認する方法がある。
他にも、発覚マークが付いている状態ならダッシュして逃走ダッシュにならない方向に向かえば良い。見失った時はグルっとダッシュしてみて見極めるといい。
ただし後者は時々ダッシュして向かった先でオオナズチの突進などと正面衝突するので注意。

基本的に常にステルス状態だが攻撃する時に一瞬だけ姿を現す。
この時に音爆弾や爆弾等を当てる少し怯みステルス状態が一時的に解除され更に落とし物をする。けむり玉を投げるとその間は姿が見えるため、確実に当てられる。
攻撃して転倒させたりしてもステルス状態が一時的に解除される。
爆弾アイルーはタイミングが合わないことも多い。

またステルス状態に戻ってもしばらくはうっすらと輪郭が見えるので、ぜひ持続させたい。
角破壊で輪郭の現れる頻度が増え、尻尾切断すると以降は完全にステルス能力が失われるので積極的に狙って行きたい。ただし部位破壊条件もあり、両方破壊するには大分弱ってからでないとならない。

怒り時は口から緑の息を吐き、移行時にはキョロキョロと左右を見渡す動作をする。更にBGMが流れ始め(非怒り時はフルフル同様BGM無し)ステルス状態が少し見えやすくなる。
テーマ曲名は「深い森の幻影/オオナズチ」。和風ながらテンポの早い曲。
MGSの曲と似ているという人もいるが、これはメタルギアソリッド3のメインテーマにほぼ同じテンポで同じ打楽器を使っている部分があるためである。
恐らくドラムパート用に使用したアセットが被ってたしまったのだろう。
怒り時しか流れないBGMなのでプレイ中にフルで聴くことは困難を極める。

携帯機のP2やP2Gでも上記のようなスタンスは特に変わっていない。
ただし同じ古龍のクシャルダオラやテオ・テスカトルにはG級のイベントクエストにて撃退しない一戦討伐前提の特殊なクエストが与えられているが、何故かオオナズチだけはそれがなかった…
オオナズチ可哀想過ぎる…

続くMH3シリーズでは他のドス古龍共々不参戦。
MH3Gでは唯一の取り柄だったステルス能力をナルガクルガ希少種に取得され(更にこいつは毒攻撃まで使う)、ますますオオナズチの影は薄くなったかと思われた。

MH4ではテオ・テスカトル、クシャルダオラが復活する中、素材のみの登場に留まる。
ナナ・テスカトリやヤマツカミ、ラオシャンロンも素材のみの登場なのだが…。

……と、散々不遇な扱いを受けていたがMH4GのPV4のラストで復活が確定。
更に製品版ではパッケージ裏を飾る大躍進を遂げた上、村上位クエストでもナズチ関連のサブ的なストーリーを貰えると、今までの不遇の詫びのような厚遇を受けた。
能力や行動パターンもテコ入れされ、
  • 過去のPVで使われた歩きから唐突に突進に移行するモーションが攻撃として採用。不意打ちで轢かれるハンター多数。
  • 突進しながら舌で薙ぎ払い、アイテムを盗みつつ手痛いダメージを与えてくる攻撃が追加。
  • MH3Gのナルガクルガ希少種同様、姿を消している間はカメラを自動照準出来ない。
  • 尻尾叩き付け4回→舌で盗むの尻尾叩き付け回数が1~2回に減少。叩き付けの風圧がただの風圧大になったが、今まではダメージチャンスにもなった隙が大幅に減少した。
  • 毒が通常の毒ダメージのものに一本化された代わりに、ガス状に停滞する効果が追加。当たるとダメージに加えて毒状態と尻もちによる行動妨害を受け、しかも羽ばたきでそのガス塊をゆっくり移動させるという小技も習得。
  • 口からスプレー状にした毒ガスを噴霧する強毒霧噴射の威力が超強化。加えて今までは単発で前方に発射するだけだったが、いきなり透明化して死角に回り込んでから噴きつけるモーションが追加された。また怒り状態だと踊り狂うかのようなモーションで周囲を薙ぎ払いにかかる。ダメージが異常なまでに高く、高レベルギルクエでこれを受けると最大値近くまで強化した剣士防具でも即死するほど。もちろん毒にもかかるため、生き残れても対処が遅れればスリップダメージで乙る上、根性スキルをこの仕様で貫通してしまうためガンナーが受ければ根性+毒無効でもない限り確実に乙る。
  • 乗り状態にも当然対応しているが、骨格が他と完全に違うため乗り時の暴れ方が他のモンスターと違う。不意打ちで一瞬だけ暴れ状態解除→即座に暴れ出すというモーションになっているため、初見で引っかかり振り落とされたハンターも多い。
全体的にモーションもキビキビしたものに調整されており、過去の感覚で舐めてかかったハンターが悉く返り討ちにされている。また、他の2頭に遅れること数年でようやくドンドルマにもお邪魔できた。
戦闘BGMはこれまでは怒り時にしか流れなかったが、非怒り時にも流れるようになった。さらに怒り時には霧状のブレスを吐くことから、その時はBGMがくぐもったように聞こえるというなかなか粋な演出も貰っている。

MHX/XXでも他のドス古龍達と一緒に参戦。
下位から狩れる古龍で、久しぶりに森丘や沼地で狩猟することが出来た。XXでは新フィールドである遺群嶺にも出現する。
上位のXまでは4Gで見られた毒ブレスをあまり使わず、どちらかと言えばP2G以前のナズチ相手のような感覚で狩猟に挑めたが、XXでは4Gで見られた行動を多用してくるようになっている。

MHworldではドス古龍で唯一登場が叶わず、続くアイスボーンでも結局参戦することがなかった為にナズチファンは落胆することになった。
一方、オオナズチは新大陸にいるんだけど自慢のステルス能力で上手いこと隠れていて調査団に未だに発見されていないんだ!…という説が半ばネタとしてネット上で語られることはあった。この件はモンハンラジオにて実際にお便りとして読み上げられたことがあり、辻本Pが「どこにも隠れていません。」とばっさり否定されたことで無常にも不参戦が確定することになるのであった…

その代わりMHRiseでVer2.0アップデートのメインコンテンツの位置づけとなって参戦が確定。
戦闘曲は「深い森の幻影/オオナズチ - Rise ver.」となり、従来よりもやや明るさが目立つ曲調になっている。
MHRiseでは環境生物「ヒトダマドリ」の花粉を得ることでクエスト中の攻撃力や最大体力にバフをかけられるのだが、MHRiseのナズチはこれを奪ってくる。まさかの最大値ごと体力を奪う暴挙である。(一応攻撃しまくれば花粉を取り返すことは可能)
対策は炎鱗の恩恵Lv4を発動させるか、花結の上限を超過する数のヒトダマドリを集めておくかの2つ。
MHRiseの超大型拡張コンテンツ『サンブレイク』では、タイトルアップデートによる傀異克服モンスターの一番手を務めた。
今作では新たに薙ぎ払いブレスを習得しており、さらに傀異克服個体は大技を使うなどパワーアップを遂げている。

スマホアプリの位置情報ゲームであるモンスターハンターNowでは2025年5月の有料イベントにて追加参戦を果たし、こちらでもドス古龍がそろい踏みすることとなった。イベント期間は有料チケット購入時には古龍迎撃戦が全てオオナズチになり、以降は通常の古龍迎撃戦にて他の古龍に混じって出現することとなる。
現実世界においても、誰もいないのに気配がする恐怖感を与えたり、気付いたら物が消失していた等のメインシリーズと似たような事件を引き起こしており、SNS上ではお化けが出たと騒ぎになっていた。(クアリリからはすぐに本種の仕業だと感づいていたようだが)
戦うフィールドは毒々しい見た目の沼地のような場所に変化している。また戦闘BGMは最初の第一段階こそNowオリジナルのBGMだが、体力を減らして第二段階に移行するとRiseの時の「深い森の幻影/オオナズチ - Rise ver.」に変化する。

何か行動する度に姿を消しながら、猛毒のブレスや長い舌を使って攻撃してくる。本作では姿消えてもスマホがある程度オオナズチを追いかけてくれるので見当違いな方向に移動することはないものの、剣士の場合ロックオンが外れてしまうので消える度にロックし直さないといけないのが面倒になっている。角を破壊すれば姿は見えやすくなるもののロックオンが外れる仕様は変わらない。
猛毒ブレスは特に第二段階へ移行した際の大技として放ってくるものに要注意(この行動は角や尻尾を部位破壊しても怯まず繰り出してくるので止めることは不可能)。空中に飛びながらブレスを広範囲に機雷のように放った後、中央に集めるか外側に飛ばすかの2択を迫ってくるのが厄介。猛毒なので喰らうと凄い勢いで体力が減って瀕死かそのままダウンとなってしまう。
またメインシリーズでおなじみの盗む行為だが、本作ではハンターのSPゲージを奪ってしまい、奪った後はブレスの威力が増すようになっている。(色がオレンジ色に変化する)
これ以外にも巨体を活かした突進や薙ぎ払い等厄介な攻撃は多い。
が、挙動自体はわかりやすい為よく見て行動すれば回避はそこまで難しくない。さらにある程度攻撃すると大ダウンしてチャンスになる(第一段階でこのダウンが発生した場合、体力を削っていて第二段階に移行すると即座に起き上がってしまうが)。猛毒ブレスはガードが可能なので苦手に感じているならランスやガンランスのようなガード出来る武器で挑むのもあり。現在は漂依錬成のハズレスキルで耐性は積みやすいので、猛毒対策に毒耐性を付けてから挑むと事故死を減らせる。ガード出来ない武器でも距離を取って様子を見るようにすれば躱せることも多いので焦って攻めすぎないことも大事。
上述した件や部位耐久値も他の古龍と比べて低いほうなのも合わさり、Nowの古龍の中では一番簡単だと言う人は結構多い。(これは個人の解釈で分かれるかもだが)


◆主な攻撃

  • 突進
這いずるように突進する。
ホーミングはあまりしないが意外とスピードがあり、ステルス状態から不意に使われると非常に厄介。
巨体の割に判定が弱く至近距離、胴体部分に触れているのに何故か当たらない場合がある。
どこかの魚はタックルだがこいつを見習ってほしい。
ただダメージは地味に高い。
4G以降はヨタヨタ歩きから急に突進してくるようになった為、油断出来ない攻撃になった。
さらに舌を振り回しながら突進する行動も追加されたので、ダメージもそうだがアイテムを盗まれることにも警戒しなければならない。

  • ひっかき
前方をひっかく。
攻撃範囲が狭く予備動作も分かりやすいが、ステルス状態から不意に使われる事もある。ダメージは低いが吹っ飛ぶ。ガード不能武器は吹っ飛んだ後に突進が来る可能性が高いので注意。

  • 左右舌振り回し
体を少し引くような予備動作後に舌を左右に振り回す。
ナズチの攻撃には珍しく予備動作が早く攻撃範囲も広い上に、アイテムを盗むという恐らく一番厄介な攻撃。
側面にいても前足の横ぐらいなら届いてしまうためかわすならそれより後ろに。
Xシリーズ以降は腹部の辺りまで届くので旧作と同じノリでやると喰らいやすい。
幸い攻撃判定は一瞬しかないのでタイミング良く回転回避すれば避けられる。
アイテム盗みは肉や回復系アイテムを優先して狙う。秘薬や千里眼の薬を盗まれると悲惨。
ガンナーの場合、弾の調合の為に持ち込んでいた調合書…それも一番なくてはならない1巻をピンポイントで盗まれてしまい、悲しみや怒りを感じたハンターもいることだろう…。一応MHX以降は盗まれるアイテムはレア3以下限定になったので調合書が盗られる心配は無くなったが。
防盗珠5つで盗み無効は簡単につけられるため、盗まれるのが嫌な人はぜひ発動させよう。
この左右に振り回す以外にもその場でシュッと舌を一回伸ばしてくる攻撃も存在する。予備動作が短く、不意打ちのように使ってきてアイテムを盗んで来るいやらしい攻撃。

  • 尻尾叩きつけ
その場で四回上下に尻尾を叩きつけた後、ハンターに向かって舌攻撃をする。もちろん盗みもあり。
舌攻撃は追尾範囲が狭くほとんど当たらないが、尻尾も判定があるのと前脚で地味に足払いもする。
尻尾の叩きつけにより周りに龍風圧が起きるため龍風圧無効が無いと基本的に剣士は攻撃出来ないが、ハンマーのスタンプや大剣の溜め切り等は場所やサイズによってはギリギリ龍風圧の範囲外から当てる事が可能。
ガンナーは攻撃チャンス。
予備動作が長く分かりやすいので音爆弾を確実に当てられる他、回復にも。
ステルスが解除されていれば、尻尾をパタパタしてる様子が見れてかわいい。
Rise以降は叩きつけに伴い、地面が抉れ、岩盤が吹っ飛んでくるようになったのでガンナーでも油断出来ない攻撃になっている。

  • 腐食ブレス
液体状のブレスを前方に放つ。
通称「ゲロ」。
当たると防御低下の効果だが、至近距離に判定がないため前方でぼーっとしてない限りまず当たらない。

  • 疲労ガスブレス
前方にガス状のブレスを放つ。
当たると疲労状態になりスタミナが最小になってしまうが腐食ブレス同様前方にいない限り当たらない。
開幕早々に当たったりするとやる気も削がれる。

  • 毒ガス攻撃
その場でジャンプし羽ばたきながら周囲に毒ガスを撒き散らす。
予備動作が短く剣士には非常に厄介な攻撃。
解毒薬は多めに持ち込みたい。
着地に龍風圧が発生。

  • バックステップ
一応攻撃判定があるが壁際でない限りまず当たらない。
だがステルス状態で使われると見失いやすい。
着地音や風圧エフェクトで場所を確認しよう。
この後突進することが多い。

  • ワープジャンプ
クェェェ…と鳴き声をあげながらステルス状態になったと思ったら急に飛び上がり定位置に移動する行動。
この時に見失いやすいので注意。幸いすぐに攻撃はしないため、ダッシュなどで判別したい。
ステルス解除時にするとステルスが回復するが、角破壊と尻尾切断をしていればすぐに姿を現す。

  • 毒霧ブレス
MH4Gからの新規攻撃。
上半身を持ち上げて、凪ぎ払うように霧状の毒ガスを撒き散らす。
オオナズチの最強の攻撃で、下手な防御力だと根性スキルも貫通して一撃死するので注意。

  • 毒煙ブレス
Riseより追加された攻撃。
珠のような形をしたブレスをいくつか吐き出す。ブレスは地面にしばらく残るが、それを翼で煽って流してくる行動を取ってくる。
大技としてジャンプしながら特大の煙状のブレスを吐き、円状に展開させ、さらにそこから内側に収束させたり外側へ拡散するといった攻撃を仕掛けてくることも。
一見、内か外かどっちに飛ばすのか見分けのつかない大技だが、ブレスの後にオオナズチがブレスの外側に移動したら内側へ収束、中心に着地したなら外へ拡散するので、これらの行動で判別は可能。


◆攻略

弱点は龍と火。火の方が効きやすいが、MHP2G以前は部位破壊に龍属性が必要。オトモにつけるのもあり。昔は氷属性も効いてはいたが、現在は全く効かなくなっている。
弱点部位は頭。高い部位にあり狙いにくいが、前脚あたりを攻撃してると意外と当たる。転倒後は確実に狙える。

部位破壊は角と尻尾。
角は龍属性のみ破壊可能(テオ・テスカトルやクシャルダオラと違って体力制限無し)。
尻尾は体力30%以下で切断可能。なおMHP2以降なら耐久は落とさずとも一撃で切断できる。
瀕死時は足を引きずる。

肉質は硬くステルス時は斬れ味紫でも頭、腹、後脚以外の部位は弾かれてしまう(ただしガンナーの場合ステルス状態のほうが後脚が柔らかい)
所謂属性偏重の武器じゃないと非常にタフでかなり長引いてしまう。手数の多い双剣や片手剣は相性がいいが、単発型の攻撃で属性が死にがちな大剣やハンマーは最早苦行を超えた何かである。

転倒時間が他の古龍と比べて長く(というかモンスター全般の中でもかなり長い)後脚の耐久値は低いため、基本的に常に側面に回り込みながら後脚を狙って行く。
特に威力の高い双剣ならば後脚に粘着し、転倒してもひたすら後脚を狙うことでずっと俺のターン!となることも。ナズチ哀れ…。
撃退させずに一回のクエストで討伐する事も可能。
またステルス能力は初見では確かに戸惑うのだが、逆に言えば慣れてステルス中の行動を先読み出来ればその動きの遅さ故に討伐はそこまで難しく無い。
後年の作品では、ステルス中に攻撃を集中させると大ダウンを取れることも。
それゆえに緩慢な動きから古龍では最弱と言われる事も…

その弱さから古龍種共通のレアアイテム「古龍の大宝玉」目当てに乱獲されたりもする…。
ちなみに「霞龍の宝玉」とアイコンが同じため、宝玉詐欺と呼ばれることも。

MHFでは、属性弾の上方修正により、剛種ナズチを火事場金糸雀(空気ではない)4人で2ラスタ(≒180秒未満)でレイプする人達も現れ始めた。
やっぱり金糸雀が最強かしら〜

MH4Gの集会所クエストには、弾薬を除いた持ち込みアイテム無しでこいつを討伐するというものがある。
その分、支給品はある程度充実しているが、その支給品を奴は容赦なく盗んでいくため、
MH4G屈指の難関クエストとして立ちはだかっている。
スキル構成をきちんと練ってから挑もう。

ところで、MH4Gのオオナズチに関して「尻尾切断がゼンマイ状の部分を狙わなくてはいけなくなった」という情報が出回っており、某情報サイトにも長らく掲載されていた。
しかしこれは誤りであり、従来通りどこを狙っても切断可能である。
ただ、尻尾の耐久値が恐ろしく上昇しており、情報サイトによると、オオナズチの体力の3/4に相当するダメージを切断攻撃で与えなくてはならないと言う。
このような誤解が広まった理由としては
尻尾を切り続ける→いつまで経っても切断できない(ただ単に耐久値を削りきれていないから)→「あれ、切れない、狙う場所を変えてみるか」→切断できた(今までの攻撃で耐久値がゼロになったため)→「あ、そうか、今回は先端を狙わなくちゃ切断できないのか」
このような背景があるのではないかと思われる。


◆装備

彼の素材から作られる武器は片手剣とランスを除いた12種類が存在し、優秀な毒属性を持つ。
見た目は毒々しいながら、デザインも独特。
他にも、太刀のミラージュソード系は練気ゲージが溜まると刀身の姿が消えるという面白いギミックがある(モンスター相手にはあまり意味無し。むしろ邪魔?)。

防具は魔法使いのような見た目で、名前は剣士だと「ミヅハ」、ガンナーだと「トヨタマ」。スキルは高級耳栓が付き優秀な上、更にG級では独自スキルの「対鋼龍」が付く。
このスキルは名前の通り龍風圧無効、耐雪のクシャルダオラに有利なスキルが複合複合された物で耳栓も合わせて対クシャルダオラに非常に有効。
クシャルダオラの「対炎龍」とは違うのである。

余談だが、オオナチなのに防具ではミハシリーズである。このことからズなのかヅなのかを間違えやすいのかもしれない。


みえないなにかがいるようだ

デボンスコープけむりだまをつかいますか?
 はい
ニアいいえ


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最終更新:2025年06月09日 14:26