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ドクロスキング

登録日:2020/06/03 Wed 12:55:13
更新日:2026/04/04 Sat 12:01:22
所要時間:約 5 分で読めます





わしは地球人の子どもが憎い!

子どもが何と叫んでも、気を取られるな!脅かしてやれ!


ドクロスキングとは、『ジャンボーグA』に登場する怪獣。

【概要】

◆ピス

出典:ジャンボーグA/円谷プロ/第11話「壮烈!!涙の一撃-ドクロスキング登場-」/1973年3月28日放送

親のいないみなしごだった健太が可愛がっていたであり、ドクロスキングとして変貌する前の存在。
養護施設の先生からは犬を飼えるほど余裕がないからと、ピスを捨てるように言われていた。

出典:同上

仕方なくピスを捨てようと健太はしていたが、ピスは健太の後を追って来てしまっていたことからナオキを訪ねてピスを預かってくれるように依頼し、和也が預かる事を了承していた。

先生によると健太はピスを弟のようにかわいがっており、唯一の心の支えになっているという。
先生はその犬を捨てろというのは残酷かも知れないが、自分は保母として健太の将来のために違った心の支えを、もっと大きな目標を持たせてあげようと考えていたが、ナオキは「心の支えとか、目標とかは与えてやれるもんじゃないよ」としてそれを否定していた。


◆ドクロ怪獣ドクロスキング


出典:同上

身長:30m
体重:2万7000t
出身地:東京近郊

グロース星人に両親を殺された健太少年の心の支えであり、唯一の友達であった愛犬のピスがアンチゴーネの怪獣化光線によって怪獣にされてしまった姿。
ピスの時は健太によくなつき、捨てられても後を追って来るなど仲が良かったがドクロスキングに変貌するとその意識は完全に消え失せ、無情に健太に襲いかかった。

その名の通り、ドクロのような外皮に覆われた姿をしている。
武器は、まず両手の先の巨大な爪と頭の二本の巨大角。
爪を使った突きや、角を使った強力な突進攻撃が得意。
口からは高熱火炎と白いガスを吐き、設定上ではあるが角からは破壊光線を発射する。
秘密兵器として体内に「ドクロスミサイル」を搭載しているが、照準はドクロスキングの目視任せなために命中率は低く、かなりの近距離だったにも関わらず外れてしまい、アンチゴーネから叱責された。

怪獣化してから少し破壊活動を行うと、アンチゴーネの指示で地面に潜って姿を消す。
その後、宇宙防衛基地の核兵器庫を破壊するために出現する。
登場したジャンボーグAには、最初は攻められるもアンチゴーネの処刑台作戦で逆転し、ジャンボーグAを追い込むが健太の手でエネルギーを解放したジャンボーグAに脱出され、「ジャンレザー」を受けて倒れ、爆発した。

丸いボディに直接手足や頭がついたタッコングタイプの怪獣。
両手の爪を前に向けて角に見立ててみると、後に『ウルトラマンレオ』に登場する「ブラックエンド」に似ている気もする。

【劇中の活躍】

ピスと一緒に遊んでいた健太と和也の前に、グロース星人の宇宙船が出現。
宇宙船から降り立ったアンチゴーネが怪獣化光線をピスに浴びせ、ピスを怪獣「ドクロスキング」に変貌させてしまう。
健太は叫びながらドクロスキングに走って行くが、ドクロスキングとなったピスに健太の声は届かなかった。

出典:同上

襲われそうになった所にナオキが駆けつけ、何とか避難するとアンチゴーネの指示でドクロスキングは地面に潜って姿を消してしまい、ナオキも腕にケガをしてしまう。
健太は両親の命をグロース星人の最初の襲来の時、怪獣キングジャイグラスによって奪われていたこともあり、唯一の友達であるピスまでも怪獣にされてしまったことから悔しさを叫ぶ。
しかも岸隊長によると、ピスはサイボーグ怪獣にされてしまったために取り戻す事はできないという。

健太は、「自分があの時飛び出して行ってピスを助ければよかった」と、勇気のない自分を嘆く。
ナオキは「自分を責めるな」と声をかけるが、再びドクロスキングが出現。
すると、何かを考えたナオキは健太の手を取って走りだし、何と一緒にジャンに乗せて飛び立った。

暴れるドクロスキングに近づいていくナオキと健太だったが、その姿を見た健太は思わず名前を呼ぶ。
ナオキはそれを否定し、もうピスではないとして自らの手で殺すように促す。
一瞬、黙ってドクロスキングを見つめた健太だったが、やはりピスを殺す事はできないと拒否。
しかし、ナオキはさらに「あの怪獣がお前のパパとママを殺した奴でもか!?」「あいつを殺す勇気がなければ、お前は男になれない!」と説教を続けると、健太は改めて前を向いた時にナオキは健太を乗せたままジャンボーグAとなり、ドクロスキングとの戦いに挑んだのだ。

出典:同上

健太に声をかけながら激闘を展開していると、そこにアンチゴーネの宇宙船が現れ、地上に巨大な処刑台を設置。
ドクロスキングにジャンボーグAを処刑台に追い込むように命令する。
何とか追い込まれないように戦いうジャンボーグAだったが、ドクロスキングのパワーと処刑台からの光線に囚われ、はりつけにされてしまう。

ドクロスキングの突進に苦しめられるジャンボーグAだったが、ナオキは健太に代わりにボタンを押すように頼む。
近づいてくるドクロスキングに一度は目を背ける健太だったが、

恐れるな!勇気を出して怪獣を見るんだ!

お前のパパとママを殺した怪獣を、お前が殺すんだ!

出典:同上

ナオキの言葉で勇気を出した健太がボタンを押すと、ジャンボーグAがエネルギーを解放して処刑台は爆発。
そして、続けて放たれた「ジャンレザー」で遂にドクロスキングも倒された。
ナオキには、健太の目の涙が、愛犬を失った悲しみの涙か、それとも、両親を奪った憎むべき敵を打ち倒した感激の涙かはわからなかったが、ひとつの厳しい試練をジャンボーグAと共に自らの力で乗り越えたことは事実だった。

出典:同上

こうして撃破されたドクロスキングだったが、後に第21話で霊媒怪獣ウータンの呼び出した幽霊怪獣として再登場している。

【その他】

健太のためにナオキが取った行動は、「憎むべき敵に立ち向かわせ、自らの手で勝利を掴ませる」という事で、ドクロスキングにピスの面影を見る健太への言葉から「過去との決別」も含まれていると思われる。
ナオキは健太を奮い立たせるために「あいつを殺す勇気がなければ、お前は男になれない」といった強い言葉を使うなど、放送当時と現代では様々に変化している部分も多い故に、今では中々に賛否があるかもしれない。





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最終更新:2026年04月04日 12:01