リミテッドモデル(バトルビーダマン)

登録日:2020/11/14 (土) 19:00:08
更新日:2024/11/20 Wed 00:33:59
所要時間:約 6 分で読めます




概要

リミテッドモデルは、ディレクトヒットバトル(DHB)以外の様々なバトルを行うために作られたビーダマン
通常のビーダマンよりも極限まで小型化されたコンパクトボディでありながら、特徴的な機能を備えている。

これまで独特な外観のビーダマンで展開していたバトルビーダマンにおいて、小型で二頭身のビーダマンは衝撃的な存在になったと語り継がれている…。



追記・修正お願いします。















実態

このリミテッドモデルの姿を見た時、一部のビーダーはこう思ったという…「あれ?どっかで見た事のある姿のビーダマンばかりだぞ…?」と。
実は小型のビーダマンと称されたリミテッドモデルの正体は、スーパービーダマンのOSギアのリデコ商品である
OSギアのビーダマンのシールや色を変え、OSギアで使う専用パーツの存在を除外したビーダマンを展開した。
ちなみに、OSギアのスーパービーダマンとリミテッドモデルは発売時期がおよそ6年間開いているため、客層である子供がその実態に気付いた可能性は低いと考えられる。

一方で実質的な復刻商品ではあるがスーパービーダマンを遊んだ層へのファンサービスを意図した売り方をしたわけでもなく、本当に唐突に現れた存在だった。
そのため、当時のビーダーからはこのシリーズの存在について困惑する声もあったという。

本シリーズよりも後に展開されたゼロシリーズは、初期モデルからの小型化やDHB以外の遊び方の拡充が行われた。
リミテッドモデルは上述したように唐突な展開だったこともあり、ゼロシリーズからの路線変更を行うための実験だったという説が根強い。
実際にリミテッドモデルは、コロコロコミックではゼロシリーズについて「DHBマシンとリミテッドモデルを融合した」と解説していたことがある。

上述の実験説が正しかった場合、リミテッドモデルはバトルビーダマンの歴史において想像以上に大きなターニングポイントだったと言えるだろう。
しかし、初期シリーズとゼロシリーズの狭間で展開されたシリーズであるという都合から、ビーダマンシリーズにおいて知名度は正直高くない。

販売形式は、色違いのビーダマンが用意されてどれが出るか開封まで不明なランダムブースター方式を採用している。
用意された種類の中には、封入率が低くレア度が高いメッキ使用のビーダマンも存在する。

互換性

バトルビーダマンシリーズの機体として扱われているが、初期(DHB)モデルやZEROシリーズ以降との互換性は一切持っていない。
元々がスーパービーダマンであり、そのスーパービーダマンがバトルビーダマンシリーズと互換性を持っていないので当然の結果である。
そのため、バトルビーダマンのカスタマイズを行うという点ではリミテッドモデルはぶっちゃけ何の役にも立たない。

その一方、スーパービーダマンのリデコ商品である都合から何とOSパーツを使うことが可能だったりもする。
また、リデコ元になったスーパービーダマンの機体に付属するシールをリミテッドモデルに貼るというカスタマイズを行うファンもいる。
ただし、互換性については公式から公認する声明が出ている訳でなく、カスタマイズは非公認の遊び方である。あくまでもリミテッドモデルは「バトルビーダマン」の存在なのだ。
互換性は非公認である影響なのか、一部のビーダマンには微妙にOSパーツを装着しづらくなっている仕様の機体も存在する。

機体一覧

ダブルガンナー

元ネタ ケーニッヒケルベロス
ビーダマの2個装填を可能としている事で、1回のトリガープッシュで2発のビーダマを発射を行える機体。
ローリングクロウズというパーツを回転させることで、4種類のスピンショットも使い分けられる。

ケーニッヒケルベロスと比較すると、専用のショートバレルの存在が抹消されている。

バーニングアロー

元ネタ ワイルドワイバーン
ボディに「スクエアシステム」と名付けられた4本爪を搭載したことにより、レベルの高い締め打ちが可能。
そして片手撃ちに適したウィングトリガーシステムを装備したことにより、片手によるビーダマの補充を実現したことで連射性能が高い。

ワイのワイルドワイバーンと比較すると、通常トリガーや専用ショートバレルが削除されてしまった。

デルタブレイカー

元ネタ ファイティングフェニックス
ビーダマが縦回転を起こすドライブショットを発射可能な3本爪の仕様の通称「デルタシステム」を搭載。
リミテッドタイプでは最強のパワーを誇るとされるビーダマン

元になったのは前作の主人公専用機だったファイティングフェニックスだが、元ネタと比較すると無機質な外観で主人公らしさは消えた。
外観の印象が結構変化しているため、リミテッドモデルの中でも元ネタが気付きにくい方ではあるだろう。
性能面でも専用OSギア、パワーウィング2、マルチトリガー2が削除されるなど、大幅なパーツのバリエーションの低下を強いられた。

ドライブショットを仕掛けられる点を考えると、必殺球のドライブ弾などを使うのも面白いかもしれない。

スピンウィザード

元ネタ スタッグスフィンクス
縦型に装備されたホールドダイアルの影響により、ビーダマを回転させた変化球の発射を可能としている。
変化球は総4種類のバリエーションがあり、バトルの状況によって使うスピンショットを変えることがオススメ。

元となったスタッグスフィンクスから削除されたパーツがなく、基本性能はほぼ維持している。
ただし、外観的にはスタッグスフィンクスの特徴だったメッキの部分が消えている。まあメッキバージョンを当てれば話は別だが。

ソニックスナイパー

元ネタ マスター攻略王スペシャルⅡ
ビーダマを通常の頭部だけではなく、足下から装填することを可能にしたクイックローディング機能を採用した連射タイプのビーダマン
両手撃ちの仕様でも難なくスピード連射が可能ということが売りの要素となっている。
ちなみに、背景設定ではデルタブレイカーの兄弟機として開発されたという経緯を持つ。

マスター攻略王スペシャルIIと比較すると、アローウィングの存在が抹消されている。
デルタブレイカーの兄弟機という設定も、デルタブレイカーの元ネタのファイティングフェニックスのことを思うと色々と考えさせられるところがある。

エアロストライカー

元ネタ ブルービーダマン
リミテッドモデルシリーズの最終機体となったビーダマン

ロングバレルシステムを装備し、ビー玉の発射精度に優れたコントロールタイプのビーダマン
バレルパーツはスタンドを上下逆にしたサイトモードという状態に組み替えることが出来る。
元ネタはブルービーダマンだが、削除されたパーツは無いので性能面や見た目でも大きな変化がない。
見た目的にも完全にブルービーダマンと大差がなく、スーパービーダマンに慣れしたんだファンからしてみれば一目で正体が分かるレベル。

ちなみに、公式サイトではエアロストライカーの情報は掲載されておらず、やや不遇気味な存在。
何故このような仕打ちを受けたのか詳細は不明だが、エアロストライカーはリミテッドモデル最後の機体ということから、ゼロシステムへの転換期に発売された余波を受けたのではないかと言う説がある。





追記・修正はスーパービーダマンとバトルビーダマンの両シリーズで遊んだビーダーにお願いします。

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最終更新:2024年11月20日 00:33