魔導書(遊戯王OCG)

登録日:2012/04/21(土) 14:28:11
更新日:2024/08/24 Sat 15:04:46
所要時間:約 5 分で読めます




魔導書』とは『RETURN OF THE DUELIST』(以下『REDU』)で正式にカテゴリ化した、その中の多くが魔法カードで構成されているカテゴリである。

概要

この名を持つ魔法カードの多くが魔法使い族に関する効果を持ち、効果の汎用性も比較的高い。

また、同時に『魔導書』に関する効果を持つ『魔導』と名の付くシリーズモンスターも登場している。
詳しくは魔導(遊戯王OCG)の項目にて。

『REDU』以前のパックにも『魔導書』の名がついていたカードとして「魔導書整理」「隠された魔導書」などが存在していたが、ここでは『魔導書』が初めてカテゴリ化された『REDU』以降の『魔導書』を紹介する。

カード

非常に堅実に稼ぐのがこのカテゴリである。安定感があり関連する下級の優秀さもそれに拍車をかけている。
除去によるアドバンテージを安定して稼げるのが関連ではジュノン程度なのでこの事故はかなり恐いと言えるだろう
またサポートカードは豊富だが展開力自体はそこまで高く無い。
魔法使い族には優秀な下級が多いので派遣しての数を増やした方が良いかもしれない。
やたら速いか、やたら制圧力があるが多く登場する中、爆発力こそ無いが、この様に着実にを稼いでいくも捨てた物ではないのではないだろうか?

グリモの魔導書
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「グリモの魔導書」以外の「魔導書」カード1枚を手札に加える。

他の「魔導書」関連のカードでは『「魔導書」と名のついた魔法カード』という指定があるのに対し、このカードは「魔導書」の名さえついていれば魔法以外もサーチでき、「魔導書士 バテル」や「隠された魔導書」などもサーチできる。
『魔導書』の核と言える魔法カード。臨機応変なサーチを行おう。3積み推奨。
……だったのだが、後述の「ルドラの魔導書」らとの出張セットが出張しすぎたためか2017年10月1日に制限カード化してしまった。
元々の魔導書使いは泣いていい。
そして2018年4月1日で制限解除となったが、今度は相方のルドラが制限入りとなった。


ヒュグロの魔導書
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターの攻撃力は1000アップし、以下の効果を適用する。
●そのモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
デッキから「魔導書」魔法カード1枚を手札に加える。
エンドフェイズまでの強化カードとしては高い性能を誇る。
ライオウのようなこのデッキのメタとなるモンスターや相手の高攻撃力モンスターを倒すのに役立つ。発動する以上はサーチ効果も成功させたいところである。


ネクロの魔導書
装備魔法
自分の墓地の魔法使い族モンスター1体をゲームから除外し、このカード以外の手札の「魔導書」と名のついた魔法カード1枚を相手に見せて発動できる。
自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を選択して表側攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する。
また、装備モンスターのレベルは、このカードを発動するために除外した魔法使い族モンスターのレベル分だけ上がる。
「ネクロの魔導書」は1ターンに1枚しか発動できない。
少し扱いづらいが、蘇生に成功した後はサイクロンなどで破壊されても装備モンスターは破壊されない。レベルが上がるので高ランクのエクシーズ召喚に繋げよう。


トーラの魔導書
速攻魔法
(1):フィールドの魔法使い族モンスター1体を対象として、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このターン、その表側表示モンスターはこのカード以外の魔法カードの効果を受けない。
●このターン、その表側表示モンスターは罠カードの効果を受けない。

魔法使い族1体に「禁じられた聖槍」に似た耐性を付与できる魔法。速攻魔法なので相手の動きに合わせて耐性を与えられるため非常に強力。モンスターの効果には対応しないが、それでも充分心強い。
ちなみに、このカードは「魔導書」の中では珍しく1ターンに1枚の発動制限がない。

アルマの魔導書
通常魔法
「アルマの魔導書」以外のゲームから除外されている自分の「魔導書」と名のついた魔法カード1枚を選択して手札に加える。
「アルマの魔導書」は1ターンに1枚しか発動できない。

「ジュノン」等で除外した「魔導書」を回収して再利用しよう。


ゲーテの魔導書
速攻魔法
自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在する場合、自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カードを3枚までゲームから除外して発動できる。
このカードを発動するために除外した魔法カードの数によって以下の効果を適用する。
「ゲーテの魔導書」は1ターンに1枚しか発動できない。
●1枚:フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
●2枚:フィールド上のモンスター1体を選んで裏側守備表示または表側攻撃表示にする。
●3枚:相手フィールド上のカード1枚を選んでゲームから除外する。

墓地の「魔導書」を除外して発動、その数によって効果が変わる速効魔法。
1枚を除外して発動した場合は微妙。エンドサイクの要領で使うのが効果的か。
2枚を除外して発動した場合は「月の書」・「太陽の書」のような使い方ができる。「バテル」の効果を再利用する事も可能。
3枚を除外して発動した場合は相手の場のカード1枚を表裏関係なく除外できる。強力。


ルドラの魔導書
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):「ルドラの魔導書」以外の自分の手札・フィールドの「魔導書」カード1枚または自分フィールドの魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、自分は2枚ドローする。

使い勝手の良いドローソース。役目を終えたバテル辺りをコストにすれば無駄がない。
また、効果解決時にカードを墓地に送る処理をする為、このカードの後に速攻魔法の「魔導書」をチェーンする事でそのカードをコストに出来る。
ただし、「セフェル」でこのカードをコピーしても、その「セフェル」自身をコストにすることはできないので注意。
2018/4/1でグリモの制限解除と入れ替わりでこっちが制限に。


セフェルの魔導書
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、このカード以外の手札の「魔導書」カード1枚を相手に見せ、「セフェルの魔導書」以外の自分の墓地の「魔導書」通常魔法カード1枚を対象として発動できる。
このカードの効果は、その通常魔法カード発動時の効果と同じになる。

手札から他の魔導書を見せることで、墓地の魔導書通常魔法の効果をコピーして使用する効果を持つ。
発動条件はあるが、魔導書魔法カードの発動回数及び墓地の魔導書の枚数を増やすのに役立つ。


魔導書の神判
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードを発動したターンのエンドフェイズに、このカードの発動後に自分または相手が発動した魔法カードの数まで、デッキから「魔導書の神判」以外の「魔導書」魔法カードを手札に加える。
その後、この効果で手札に加えたカードの数以下のレベルを持つ魔法使い族モンスター1体をデッキから特殊召喚できる。

『LTGY』で登場し、『魔導』のデッキを一躍環境トップへと躍進させた立役者。
詳細は個別項目を参照。赤字の部分を読めば分かるが、上手く回ると信じられない程のアドバンテージを得られるのだ。
しかし、こんなカードが当然許される筈が無く、2013年9月のリミットレギュレーションにていきなり禁止カードに指定された。
かのDDBをも上回る、登場からわずか197日での禁止化である。

その他魔導カード

魔導書院ラメイソン
フィールド魔法
(1):自分フィールドまたは自分の墓地に魔法使い族モンスターが存在する場合、自分スタンバイフェイズに発動できる。
自分の墓地から「魔導書院ラメイソン」以外の「魔導書」魔法カード1枚を選んでデッキの一番下に戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
自分の墓地の「魔導書」魔法カードの数以下のレベルを持つ魔法使い族モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。

自分のスタンバイフェイズ時に、墓地の「ラメイソン」以外の『魔導書』と名のついた魔法をデッキに戻しつつ手札を増やすことができるフィールド魔法。
また、2つ目の効果は、発動タイミングさえ逃さなければ、墓地に行った時点で「魔導書」が墓地に一枚(破壊された「ラメイソン」が)ある事になるため、「神の警告」などで邪魔されなければレベル1の魔法使い族は出せる。
名前の由来は、大アルカナの一つ「The Tower(塔)」のフランス語での呼び名「La Maison de Dieu(『神の家』という意味)」。


魔導書庫クレッセン
通常魔法
自分の墓地に「魔導書」と名のついた魔法カードが存在しない場合に発動できる。
デッキから「魔導書」と名のついた魔法カードを3種類選んで相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
相手が選んだカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードをデッキに戻す。
「魔導書庫クレッセン」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は「魔導書」と名のついたカード以外の魔法カードを発動できない。

自分の墓地に魔導書が存在しない場合、デッキから魔導書3種類を選択してその中からランダムに1枚サーチする効果を持つドローソース。


魔導書庫ソレイン
通常魔法
自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カードが5枚以上の場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを2枚めくる。
その中の「魔導書」と名のついた魔法カードを全て手札に加え、残りのカードをデッキに戻す。
「魔導書庫ソレイン」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は「魔導書」と名のついたカード以外の魔法カードを発動できない。

デッキの上の2枚の中に含まれた魔法カードの魔導書を手札に加えるドローソース。
ただし魔導書カードが墓地に5枚以上なければならず、魔導書以外の魔法カードの発動を制限するデメリットを持つ。

魔導書廊エトワール
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、自分または相手が「魔導書」と名のついた魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
自分フィールド上の魔法使い族モンスターの攻撃力は、このカードに乗っている魔力カウンターの数×100ポイントアップする。
また、魔力カウンターが乗っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、このカードに乗っていた魔力カウンターの数以下のレベルを持つ魔法使い族モンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。

魔導には珍しい永続魔法。
魔導書が発動する度に自身に魔力カウンターを乗せる効果、魔力カウンターの数に応じて自分の魔法使い族を強化する効果、自身が破壊された時に魔法使い族をサーチする効果を持つ。



追記修正は『魔導書』を見せてからお願いします。

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最終更新:2024年08月24日 15:04