手札から魔法・罠ゾーンにセット可能で、魔法・罠ゾーンで破壊されたら特殊召喚される「
アーティファクト」モンスターの一枚。
相手ターンに特殊召喚した場合、
そのターン中、相手のEXデッキからの特殊召喚を封じる。
誘発効果なので発動の瞬間に《
無限泡影》などを撃たれる隙があったり、手札に来た場合は相手ターンに発動可能な自分の場のカードを破壊するカードとの併用が必須になったりするが、
効果が通ってしまえばEXへの依存度が低いデッキでもない限りはほぼターンスキップに近い封殺が可能。
また、《アーティファクトの神智》を使えば簡単にデッキから引っ張り出して相手を封殺できる。
《アーティファクト-ダグザ》が登場してからは【アーティファクト】以外のデッキでも容易に特殊召喚できるようになり、《
捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》が禁止になる前は《
D-HERO デストロイフェニックスガイ》でセット状態のこのカードを相手ターンに破壊して封殺、なんて活躍もしていた。
このときは《
捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の規制で逃れるも、その後は《
光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》の登場で
効果モンスター2体からこのカードにアクセスできるようになった。
《
時空の七皇》でサーチして《
ライゼオル・デッドネーダー》で相手ターンに破壊して出すなど、環境における先攻制圧要員として使われるようになり、メインに投入しない場合やこれら以外のデッキでも《アーティファクトの神智》とともにサイドデッキに投入されるなど、環境での活躍が目立ったためか2025/1/1に制限指定を受けた。
だがピン挿しが基本なので影響は限定的で、次の改訂では禁止になる。
下記の《キャノン・ソルジャー》に連なる射出系モンスターの一種。
ターン1制限無しで自分の場のモンスター2体をリリースし、相手に1200のバーンダメージを与える。
ダメージは《キャノン・ソルジャー》に勝る分、リリースするモンスターは2体と重いが、こいつは下級モンスターでサポートの多い戦士族。
かつて【アーチャーブレード】にて環境を荒らし、その際はもっとヤバいカードがいたために規制を逃れたものの、2018年に無限ループエンジンの《
ファイアウォール・ドラゴン》とお手軽確定リクルートの《
M.X-セイバー インヴォーカー》を絡めた先攻バーン1キルのループに使用され、《メガキャノン・ソルジャー》と共に投獄されてしまった。
冤罪と言われることもあるが、元より恵まれすぎたステータスを持つため《キャノン・ソルジャー》以上の性能を発揮できるポテンシャルがあり、射出効果の性質故に規制は時間の問題ではあった。
《ファイアウォール・ドラゴン》は1ターンに1度だけ、
サイバース族限定とエラッタを受けて釈放されたため、このカードも同じようにエラッタされれば釈放の兆しが見えるかもしれない。
【
ガエル1キル】のキーカードとなった両生類。
自分フィールドのモンスターを1体リリースし、デッキから「ガエル」を特殊召喚できる。また、こいつがフィールドに存在する限り「ガエル」は戦闘破壊されない。
ただし、このカードは「ガエル」ではないため同名カードを出すことは出来ないし戦闘破壊もされる。
発動回数制限が無いため、1ターンでデッキの「ガエル」をすべて引きずり出し墓地へ送る驚異のデッキ圧縮&墓地肥やしが可能。
墓地を肥やせてもそれを活用する方法がなかった登場時点はまだ許される範疇だったが、最高の相棒《粋カエル》が登場するやいなや《マスドライバー》と共に
2010年の世界大会を制した。
その他にも最強の水族チューナー《フィッシュボーグ-ガンナー》とタッグを組んでの「1ターン5
トリシューラ」など悪行には事欠かない。
そんなデッキのキーカードなのに禁止カードに指定されたせいか『DE02』では再録からハブられた。
「ガエル」テーマ自体が新規カードでさらにパワーアップし、《サシカエル》という明らかにこいつを意識した調整版の存在からも、釈放は困難だろう。
……と思われていたが、海外では《粋カエル》を禁止にすることでまさかの制限復帰を果たした。
いわゆる
「マッチキル」モンスターの開祖にして、公式デュエルで使用可能な唯一のカード。
詳細は個別項目を参照されたいが、マッチ戦の駆け引きそのものを破壊してしまう恐ろしいカードであり、言い換えれば「
予め1勝した状態でマッチを始められる」に等しい。
仮に緩和されたとしても今後のカードデザインに大きな影響を与えることは想像に難くないため、数ある禁止カードの中でも特に復帰が絶望的な
永世禁止カードと言われている。
モンスター1体をリリースし、その攻撃力の半分のバーンダメージを与える効果を持つ。
かつては効果に回数制限がなかったため、後述の《魔導サイエンティスト》が連れてくる融合モンスターを次々と射出して1キルを決める【
サイエンカタパ】の片翼として環境を支配した射出モンスター。
2014年の再録の際に「1ターンに1度」の制限がつくエラッタを受けたが、それでも一撃必殺級の火力での射出を安定して行えるコンボが編み出されてしまい、2024/7/1に
無制限から一気に禁止指定を受けるという異例のスピード規制となった。
初登場から禁止までの期間は24年6ヶ月と、《盗人の煙玉》の21年7ヶ月を超えて最長記録を更新した。
儀式召喚時にリリースの代用として墓地から除外できる「儀式魔人」の1体。
このカードを使って儀式召喚したモンスターが表側表示でいる限り、
相手プレイヤーの特殊召喚全てを禁止する。
効果だけで見れば《
大天使クリスティア》や《
虚無魔人》、その上位種の《
虚無の統括者》と同様であるが、この効果は
儀式モンスターに「特殊召喚を封じる効果」を付与する効果ではない。
あくまでこのカードを素材にした儀式召喚の時点での敵・味方で判断して特殊召喚を封じるものなのである。
つまり
儀式モンスターの効果を無効にしてもコントロールを奪取しても効果は解除されない。
出された側の多くは特殊召喚が封じられた状況で、何とかして儀式モンスターを場から退かすor裏側表示にすることを
強いられる。
とはいえ登場当初は儀式召喚自体が下火であり、使われている儀式モンスターのレベルや儀式召喚のシステムともあまり噛み合わず採用されなかったため、せいぜい《
神光の宣告者》と組んだ地雷デッキがちょくちょく環境に顔を出す程度で、大きな話題にはならなかった。
転機が訪れたのは、儀式召喚
の名を借りたナニカを主体とする【
影霊衣】の登場から。
中でも同じレベル3の《クラウソラスの影霊衣》はこのカード1枚で儀式召喚できる上に、手札から捨てれば《影霊衣の反魂術》をサーチしてそのまま墓地から這い出てくるので非常に使い勝手が良く、序盤からの制圧盤面に使われていた。
このときから海外では暴れすぎて禁止になったが、日本では【影霊衣】が規制によって衰退したために免れる。
しかし、このカードをデッキからピンポイントで墓地へ送れる《
彼岸の黒天使 ケルビーニ》を筆頭に相性の良いカードが増え、カードパワーが薄まったと判断されて「影霊衣」の規制が緩んだ
第10期の終盤、
奴は弾けた。
あの超問題児《
超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》と並んで相手を封殺する恐怖のデッキ【リリーサードラグーン】として、再び《クラウソラスの影霊衣》と共に環境に殴り込みを仕掛けたのだ。
ドラグーンとリリーサーを素材にした《クラウソラスの影霊衣》で互いに除去や戦闘破壊から守れる凄まじいシナジーを発揮し、突破が非常に困難な制圧布陣を、妨害さえなければ
高確率で先攻1ターン目に完成させてしまう驚異のデッキであった。
さすがにこの猛威を無視することは許されず、デッキから直接落としていた関係上ピン刺しで十分に機能してしまったためか、2020/4/1付けで禁止カード入りとなってしまった。
《ダーク・ダイブ・ボンバー》や《カタパルト・タートル》のような射出系モンスターの元祖及び亜種。
「モンスターを1体リリースして500バーン(メガキャノンは2体リリースで1500バーン)」という地味ながらも強力な効果を持ち、同じく回数制限が無かったエラッタ前の《遺言状》と共に遊戯王初のループ1キルデッキ【キャノンバーン】を確立させた。
《キャノン・ソルジャー》に至っては世界王者の座を獲得したことさえあったが、本人ではなく周囲のキーパーツが規制される形でデッキは消滅。
お手軽アド稼ぎカードに対する厳しい規制と環境の変化で目立たない存在となる。
……が、第10期の世紀末じみたお手軽アドバンテージのインフレの波が
《キャノン・ソルジャー》を再び目覚めさせてしまう。
2018年、《ファイアウォール・ドラゴン》と《
A-アサルト・コア》を用いた
無限ループによる先攻1キルコンボが登場。
環境トップとまでは行かないまでも所々で結果を出してしまい、サーチ手段が大幅に増えた結果
《キャノン・ソルジャー》or《トゥーン・キャノン・ソルジャー》はピンで充分といった構成であったために無制限から即禁止となった。
ファイアウォールが引き金となったとは言え前科もあり、数多の後輩を見ても分かる通り「コストと回数の両方に制限のない無限ループからの1キルが可能なカード」というのは
必要なカードが揃えば絶対にやらかすので「来るべき時が来ただけ」とも言える。
一応ターン1制限を付ければ問題なく無制限行きになると思われるが、
《マスドライバー》同様産廃化するのは目に見えているのでそれも難しいところ。
そして10月、同じく実用的な無限ループが開発された《メガキャノン・ソルジャー》も《アマゾネスの射手》と一緒に禁止行きに。
登場当時から20年以上経った現代、モンスターの大量展開は造作も無いことであり、単純な効果だからこそ存在自体が危険なため戻ってくるのは難しい。
一方で《プリーステス・オーム》や《炎の魔精イグニス》、《
超熱血球児》といった回数に制限はないがコストに制限がある射出モンスターは無制限に残っており、その去就が注目されている。
中でも射出カードとして欠点がなく、フィールド魔法1枚でコスト制限が突破できて同じようなことができてしまう《プリーステス・オーム》は危ういか……?
自分の場にモンスターが居なければ特殊召喚できる共通効果を持つ「
クシャトリラ」モンスターの1体。
固有効果として「クシャトリラ」モンスターをサーチする起動効果と、自分の攻撃宣言時もしくは相手モンスターの効果発動時に相手の場のカード1枚を裏側除外する効果を持つ。
固有効果はどちらも強力だが、何より
サーチ対象に同名カードが含まれているのが最大の問題点。
特殊召喚可能で高めの打点を持ち、後続を確保しつつ相手モンスターが効果を使えば除去すると言う
往年の名デッキ【サイカリエアー】を単独で再こなせるとんでもないパワーカード。
その自己完結した性能に加え、先攻ならば通常の制圧盤面に1妨害を追加でき、後攻でも裏側除外で相手の盤面を無理矢理こじ開ける事も可能なため【クシャトリラ】を飛び越えて多くのデッキでこのカードが3積み出張パーツとして採用され、「
出張パーツじゃなくて汎用カード」とまで揶揄される事態に。
《ティアラメンツ・クシャトリラ》の登場後は失速した【ティアラメンツ】が環境トップに舞い戻るのをアシストしたりもした。
そもそも情報公開時から制限化が予想されており、発売直後の2022/10/1の改訂では規制を免れるも、多くの決闘者の予想通りに翌年1/1には制限行きに。
その後は出張こそ減ったが、環境上位に位置する【ティアラメンツ】と【クシャトリラ】への追加規制として2023/7/1に禁止カードとなる。
似たような性能の《ダイナレスラー・パンクラトプス》すら制限だった時期に、何故同名カードもサーチできる効果まで内蔵させたのかという声は少なくない。
《アギド》のリメイクモンスターで、通称
イシズパーツと呼ばれるカード群の一枚。
手札・デッキから相手の墓地にカードが落ちた時、自身を特殊召喚して同名以外の天使族・地属性・レベル4を釣り上げる効果と、自身が墓地に送られた時に互いのデッキトップから5枚を墓地に送り、自分の墓地に《
現世と冥界の逆転》があれば追加でお互いにデッキトップから5枚を墓地に送る効果を持つ。
後半の墓地送り効果が肝で、同様の効果を持つ《古尖兵ケルベク》や「
ティアラメンツ」等のトリガーになり、逆にあちらの効果をトリガーにこちらの墓地肥やしを発動できる、と強烈なシナジーを発揮。
手札に引いてしまっても同輩の《剣神官ムドラ》や《宿神像ケルドウ》の特殊召喚コストなどにして効果を起動させられる。
その結果、元々大会にも顔を出していた【ティアラメンツ】が凄まじい速度の墓地肥やし性能を得て安定性が向上。《墓守の罠》で相手の墓地利用を封じる妨害能力をも獲得した【イシズティアラメンツ】として、環境トップを【ガエルスプライト】と二分するほどの進化を遂げた。
あまりの墓地肥やし速度にソリティアではなく
パチンコと揶揄されるほどの大暴れを果たし、発売時期と改訂時期が近かったためか一度は規制を逃れるも、2022/10/1には【イシズティアラメンツ】への規制の一環としてこのカードと《宿神像ケルドウ》が制限指定。
真っ先に規制されたのは、条件次第ではより多くの墓地肥やし&デッキ破壊が可能な点、墓地肥やしの過程で落ちたモンスターを利用できる上に2体も並べられる展開力の高さからだろう。
そして1年後には、未だに環境に残り続ける【ティアラメンツ】への追加規制として《古尖兵ケルベク》共々禁止指定を受ける。
【ティアラメンツ】を抜きにしても緩い条件で5枚の墓地肥やしが可能であり、天使族であるため《
宣告者の神巫》でデッキから落とせる取り回しの良さ、運良く相手のキーカードを落とせばそれだけで展開の妨害ができてしまうといった点も不味かったと思われる。
マスターデュエルにおいてはOCGより一月早い2023/9/1に禁止カードとなった。
《ケルベク》のリメイクモンスター。イシズパーツの1枚。
手札・デッキから相手の墓地にカードが落ちた時、自身を特殊召喚して相手の特殊召喚されたモンスターをバウンスする効果と、自身が墓地に送られた時に互いのデッキトップから5枚を墓地に送り、自分の墓地に《現世と冥界の逆転》があれば追加でお互いにデッキトップから5枚を墓地に送る効果を持つ。
《古衛兵アギド》同様、墓地送り効果があちらや「ティアラメンツ」などのトリガーになり、連鎖反応による大量墓地肥やしが可能。
《古衛兵アギド》と比較すると特殊召喚効果が相手モンスターに依存するためか2022/10/1の改訂では見逃され、その後の【ティアラメンツ】の主流構築がクシャトリラ混成に移行したことでしばらくは採用率が落ちた。
だが、2023/1/1の改訂で規制された【ティアラメンツ】が再びイシズパーツを取り込んでしぶとく環境に残り続けたことで、とうとうこのカードも2023/4/1に制限指定を受けた。
そしてこのカードの制限指定によりイシズパーツの規制枚数は4枚となり、唯一シナジーのない《予見者ゾルガ》を除いたイシズのリメイクモンスター全てが制限カードとなる事になった。姉上様がお嘆きになられているぞ!
2023/10/1には先述の通り《古衛兵アギド》共々禁止指定を受ける。
こちらでもマスターデュエルにおいてはOCGとほぼ足並みをそろえた2023/10/10に禁止カードとなる。
イシズパーツのモンスター4枚は、エラッタ後の《現世と冥界の逆転》のサポートカードとして作られたはずが本来の目的を忘れて環境を破壊し尽くすまで暴走するという最悪の事態になった。
漫画版
GXに登場した「
プラネットシリーズ」の1つ。
1体リリースでも出すことができる最上級モンスターで、攻守はリリースに使ったモンスターの合計値と同じ値になる。
また、リリースしたモンスターの内、1体のカード名と効果をコピーできる。
登場した当初から面白いコンボができるとして一定の支持を受けていたが、これといって環境に影響を及ぼすカードではなかった。
しかし《
簡易融合》で出せる《
LL-インディペンデント・ナイチンゲール》の登場により、「
完全効果耐性+6000打点+毎ターン5000バーン」という小学生が考えたようなトンデモモンスターを作れるようになったのが運の尽き。
このカード自体も《キングレムリン》でサーチ可能だった。
とはいえ弱点も多く、コンボが発覚した後も特に実績を出したわけではなかったのだが、2017年4月にこれを一発禁止にしたことによってコンボは消滅した。
これはコナミが環境崩壊を警戒したと言うよりも
今後印刷する強効果持ちモンスターに「『ネプチューンでコピーしても問題無いか』のチェックを掛ける」という工程が発生することを嫌ったためという見方が強い。
マイナー期から使っていた数は限られど確かにいた愛好家決闘者には酷いとばっちりである。
同名以外の自分の場の「ゼンマイ」モンスター1体をリリースし、相手の手札1枚をランダムで墓地へ送ることができる。
かつて《発条空母ゼンマイティ》、《ゼンマイネズミ》と併用することで先攻5ハンデスコンボをやらかしたモンスター。
このコンボを使用した【ゼンマイハンデス】が大会上位に顔を出すこともあり、このカードがキーカードとして扱われていた時期もあった。
ゼンマイティが制限カードに指定され、さらに《ゼンマイシャーク》来日後はコンボよりもビートダウンタイプが増えた影響で出番が減っていった。
その後、マイティの禁止化によって【ゼンマイ】自体がさらに減ったため、【ゼンマイ】強化のためマイティが釈放される代わりに牢獄入りした。が、正直【ゼンマイ】にとっては展開の要となるマイティの方が圧倒的に重要なので悲しまれることは少なかった。一応、獣戦士族だが利点はあまりない。《炎舞-「天璣」》でサーチできる程度か。
海外ではマイティが投獄されたままなので無制限のまま。
墓地に送られると自分の場にレベル1トークンを2体生み出す。
トークン生成条件があまりにも緩く、回数制限もなし、強制効果でタイミングを逃さないので、
コストや各種召喚法の素材になりつつ後続の素材を2つも残す使い方が確立。
【
帝】におけるリリース要員やS召喚の素材に使われ、それらの流行り廃りと共に制限と準制限を行ったり来たりしていた。
エクシーズ素材にトークンが使えないせいで長らく準制限に留まっていたが、トークンを素材にできるリンク召喚の登場と《
アロマセラフィ-ジャスミン》、《
サモン・ソーサレス》と言ったこいつを気軽にリクルート可能なリンクモンスターの登場により再度猛威を奮い、制限カードに指定される。
そしてこいつを呼び出せるカード1枚から《ファイアウォール・ドラゴン》を初めとしたリンク4をいきなり立てられる点が問題視され、とうとう2019/01/01に禁止指定を受けた。
時代が時代とはいえ、「出したトークンはそのターンにアドバンス召喚のリリースには使えない」以外の制約も回数制限もなかったのがいけなかった。
《
グローアップ・バルブ》といい《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》といい、当時の植物族はこんなんばかりである。
逆に考えれば、
1ターンに1度とエラッタされれば制限復帰できる可能性はあるかもしれない。
何度か制限と準制限を反復横跳びしていたり、他と比べて悪名さに欠ける感覚があるが、実は初規制後に解除されたことは1度もない立派なパワーカード。
手札・場から「
超重武者」の装備カードとなり、装備モンスターの守備力を1000下げる代わりに戦闘破壊耐性を付与するモンスター。
さらにメインフェイズに自身及び同名カードを墓地からすべて除外することで、守備力が低下している「超重武者」を対象にその変化量分のダメージを相手に与える。
本来は同名カードや《超重武者
装留フャイヤー・アーマー》、《超重武者装留グレート・ウォール》などと組み合わせ、バーンダメージで決定力の低さを補う地味なカードだった。
一応は守備力4800の《超重蒸鬼テツドウ-O》の守備力を0にしてこのカードを使って4800ダメージを2回叩き込むワンキルもなくはなかったが、展開力の低さとサーチ手段の乏しさ、そして《超重蒸鬼テツドウ-O》の出しにくさから浪漫の域を出ないコンボであった。
しかし、第11期第12弾「CYBERSTORM ACCESS」にて
ペンデュラムモンスターを中心に展開力が強化されたことと、
守備力4000の出しやすいシンクロモンスターである《超重天神マスラ-O》が登場して一変。
《超重武者装留イワトオシ》などをフル活用してデッキを回しつつこのカードを2枚かき集め、《超重神童ワカ-
U4》などのペンデュラムモンスターを利用して《
軌跡の魔術師》をリンク召喚して《
DDD超視王ゼロ・マクスウェル》をサーチし、
《DDD超視王ゼロ・マクスウェル》のP効果で守備力0になった《超重天神マスラ-O》を対象にこのカードの効果を2回使って合計8000ダメージを先攻1ターン目に叩き込むと言う先攻ワンキルが誕生。
不動の決闘は遂に「相手も動かさない」境地に至ったのか。
登場直後はまだ【ティアラメンツ】などの強豪がいたためそこまで目立たなかったものの、2023/4/1の改訂以降は大いに結果を残した【超重武者】への規制として2023/7/1に
一発禁止指定を受ける。
このカードに白羽の矢が立ったのは先攻ワンキルでしか使わないようなカードである点と、後述する《マジカル・エクスプロージョン》のように形を変えて復活するのを恐れたのが理由だろうか。
自分の墓地にカードが存在しない時に手札から捨てることで、次のターン終了時までお互いの墓地に送られるカードを全て除外する
手札誘発。
発動条件こそ厳しいが、後攻側が相手の墓地利用を封じて先攻制圧を抑止できる。
強力ではあるものの後攻でないと発動条件を満たしにくく、1度目の発動後はこのカード自身が墓地に送られて基本的に2枚目以降が腐ってしまうためサイドデッキでの採用が中心だった。
……のだが、墓地を経由せず除外と場・手札を行き来して展開する【
ふわんだりぃず】はこのカードの影響下でも展開でき、《
烈風帝ライザー》で墓地から回収して容易に再利用できてしまえた。
しかも墓地にカードが溜まりにくいデッキの性質上、
先攻で展開しきった上で相手の墓地利用を封じて反撃を封じる先攻制圧要員としても扱えるため、先攻と後攻のどちらでも腐らずメイン3積みが基本のカードになった。
結果、2022/10/1の改訂で【ふわんだりぃず】規制の一環として準制限指定を受ける。
準制限で済んだのは【ふわんだりぃず】以外では先攻制圧の抑止力として機能する点、特に【ティアラメンツ】へのメタカードとしての側面があるからと思われる。
しかし両者が環境から消えた2024年、今度は
除外されるとライフを払って自力で帰還できる下級モンスターを擁するリンクテーマ【
M∀LICE】が登場。
「相手の墓地メタをしつつ、こちらはリンク素材がすぐに復活するからスムーズに展開が進められる」という凶悪なカードに変貌し、瞬く間に環境トップに躍進したことで2025/4/1に制限指定。翌年10/1には禁止となった。
基本的にこれを積めるのは先攻で投げても後攻で投げてもほとんど悪影響を受けないデッキであり、もはや後攻が先攻に勝つためのカードという意味合いが薄れていること、《墓穴の指名者》の禁止で対策困難になっていたこと等が理由と言われている。
ライフポイントを5000払うことで、
融合モンスターを攻撃表示で特殊召喚する起動効果を持つ。
古くから《
青眼の究極竜》と《巨大化》を使った
1ショットキル、通称社長ワンキルで知られるカード。
やがて《
ナチュル・エクストリオ》や《異星の最終戦士》などで相手の動きをロックするのに使われるようになった。
LPが5000を下回ると腐ってしまう一方で、ゲームエンドに繋がりかねない強力なモンスターを序盤から展開できる強さを持つカードである。
かつて2007/3/1に禁止カードに指定されていたが、2014/2/1に制限に緩和された後、一時期は無制限カードまで緩和されていた。
テーマサポートから縁遠いので通常召喚権を消費しやすいのに加え、この時期にはいくら強力な融合モンスターを呼べても他にも相応に強力なモンスターがいたため、簡単に切り返されるようになっていた。
だが「切り返し能力よりも先攻制圧が第一」という風潮ができるとともに、強固なロック構築能力を買われて評価が覆され始める。
近しい時期に登場したペンデュラム召喚で容易に出せるようになり、盤面制圧の陣形に+αする形で《ナチュル・エクストリオ》や《異星の最終戦士》を呼び出して封殺する悪行を繰り返して再び制限カードに差し戻された。
新マスタールール時代は使い勝手の悪化で無制限になったものの、第11期のさらなるルール改訂で融合モンスターをメインモンスターゾーンに複数並べられるようになると、明らかに危険であると判断されたためか再び制限指定に。
そして案の定【
マナドゥム】をはじめとするデッキで悪用され、2023/7/1に再び禁止指定を受けてしまった。
ついでに《トロイメア・マーメイド》に次ぐ2枚目の
マスターデュエル・デュエルリンクス・OCG・TCGの4部門で全て禁止カードとして投獄される大変不名誉な経歴まで得てしまった。
通常召喚できなくなる代わりに「トーチトークン」2体を自分フィールドに特殊召喚し、自身は相手の場に特殊召喚されるという一風変わった特殊召喚条件を持つ。
テキスト全てが特殊召喚の条件と制約(いわゆる効果外テキスト)であり、
効果モンスターでありながら効果が一切書かれていない珍しいモンスターである。
トークンを利用して《
D-HERO Bloo-D》などを出して装備したり、《ヘル・テンペスト》と組み合わせた
自爆特攻コンボが有名であったが、どちらかというとマイナーなカードであった。
しかし、リンク召喚及び「相手の場のカードをバウンス出来る」Lモンスターの登場で使いまわすことが可能となり、
これまでのトークン生成カードを鼻で笑うアド乱造機へと変貌。
《トーチ・ゴーレム》1枚でリンク4のモンスターが2体並ぶと言う地獄絵図を作り上げた。
オマケに「トークンを出してから特殊召喚する」と言う一連のテキストになっているので、
- 召喚反応を撃ってもトークンは出てしまっている
- 自分の場にカードがないことで発動できる《無限泡影》や《PSYフレームギア・γ》に疑似的なメタカードになる
などなど、裁定まで味方に付けた有様であった。
さすがにこんなのが放置されるわけもなく、2018年1月に準制限、同年4月に制限と段階を踏んで規制。
その後は悪友である《ファイアウォール・ドラゴン》の禁止化に伴い放置されていたが、2021年1月にあちらのエラッタ復帰と入れ替わりで禁止となった。
相手の魔法・罠の発動回数を1ターンに1回までにする永続効果を持つ薔薇。
強力なロック効果を持つ代わりに自力で特殊召喚できず貧弱なステータスであるため維持も難しかったが、【キラーチューン】では《キラーチューン・キュー》のリクルートや《キラーチューン・リミックス》の蘇生で場に出しやすく、横に《キラーチューン・レッドシール》を並べる事で事実上魔法・罠をほぼ完封できた。
低いステータスに関しても相手の手札とデッキトップをピーピングして柔軟に対応出来る【キラーチューン】なら維持も容易。
【トゥーン】だけでなく本来なら相性の悪い【閃刀姫】や【絢嵐】すらもほぼ封殺し、それ以外のデッキでも展開に魔法カードを使わないデッキは少ないため多くのデッキが機能不全に陥る。
大半の捲り札も機能停止して突破困難な盤面が成立するため、【キラーチューン】規制の一環として2026/7/1付で一発禁止指定を受ける。
【ナチュル】はとばっちりを受けた形となったが、当の【ナチュル】では魔法対策枠には《ナチュル・ビースト》がいるためほぼ採用されておらず、禁止を惜しむ声はほぼなかったと言う。
リバース時にお互いの手札、墓地、フィールドのカードをすべてデッキに戻してシャッフルし、互いに5枚ドローする強制効果を持つ
リバースモンスター。
フィールド、手札、墓地のアドを一切帳消しにし、LPと除外ゾーン以外を初期状態に戻してしまう
最高峰のリセットカード。
自分のターン中にリバースすれば、事実上5ドローカードでガラ空きの相手にダイレクトアタックも可能。
相手の攻撃でリバースした場合も場のモンスターをすべて吹き飛ばすため、相手はそれ以上の追撃が困難になる。そして次のターン、自分はドローしたカード1枚を含む手札6枚からスタートできるため、一見すると対等な状況になるようで実はそうでもない。
現代の環境においてはリバース効果故の遅さが足を引っ張っていることは否めず、ダメージステップなどで無ければ《
灰流うらら》などの対策手段も増加している。
同じく長期間禁止されていた《サイバーポッド》も無制限カードにまで緩和されており、このカードの制限緩和も度々囁かれるようになってきた。
しかし、同時に相性の良いカードも増加しており、1キルループコンボデッキや遅延コンボのキーカードになりうる性能を秘めているため、このカードが緩和される日は来るのだろうか……?
アニメでは城之内が使用。発動自体はカウンター罠で無効にされたものの、このカードの存在によって次の相手ターンの攻撃を躊躇わせ、《ネコマネキング》の発動に繋げている。
2018/04/01の改訂では禁止からノータッチだったものの、なぜか裁定が変更されている。
以前は戦闘でリバースしてそのまま破壊された場合コイツ自身も墓地からデッキに戻っていたが、新しい裁定では置き去りになることになった。これは一体……。
まあ戦闘破壊が確定したモンスターはバウンス出来ないのが慣例なので、それにならったのだろう。
すなわち禁止指定以前は、
デッキに戻ったこのカードをもう一度引けば理論上は何度でも効果を使えたということ。
これによりデュエルの遅延を招きかねなかったのも禁止の一因と考えられる。
自分フィールドに星3以下の水属性モンスターが存在する時、手札を1枚捨て墓地から特殊召喚。このカードをシンクロ素材にする場合、他の素材はすべて水属性でなければならない制約をもつ。
だが、S召喚先が水属性である必要はないのが重要。
例によってコイツも手札枚数という限界があるにしろターン内の
発動回数制限がない。
発動回数制限のない奴は《キャノン・ソルジャー》といいロクなことしない。
レベルが低く手札を補充できる関係から《
TG ハイパー・ライブラリアン》や《
フォーミュラ・シンクロン》とは相性が良
すぎた。
周りが規制されても生き残っていたが、1キルの研究をされ続けて最後には投獄された。
チューナー初の禁止カード。
現在はリンクモンスターという事実上デメリットを踏み倒せるカードの出現もあり、全盛期以上に強化されている。
自身の効果か《フェニキシアン・シード》の効果でしか特殊召喚できない。
攻撃をするとダメージ計算後に破壊され、フィールドで破壊され墓地へ送られると相手に800バーン。
エンドフェイズ時に墓地の植物族を1枚除外して守備表示で特殊召喚される強制効果を持つ。
元から弱いカードというわけではなく、
条件やコストさえ満たせば同じタイミングで何度でも自己再生できるという点で危ういタイプのカードだった。
というのも、そうしたカードは制限になったこともある《暗黒のマンティコア》など、疑似的な無限ループを発生させることができるためである。
だが、無限ループというのはなかなか実用レベルまで昇華されない。ループを成立させるためのカードやアドバンテージに変換するカードを手札に加えるまでの手間がかかるため現実的ではないからである。
このカードも例に漏れずループは絶望視され、中の上くらいの専用デッキで使い減りしない厄介なモンスターとして運用されており、それ故に第6期まで環境で暴れることはなかった。
しかしLINK VRAINS PACK前後でリンクモンスターを使った展開が大幅に強化され、こいつを《
トポロジック・ボマー・ドラゴン》で10回破壊して手軽に先攻1キルを達成する【
植物リンク】が開発され、環境トップデッキのキーカードとなり無制限から一気に禁止指定された。
このカード自体が自己再生の過程でアドバンテージを取れるので、あとはループ成立に必要なコストや《トポロジック・ボマー・ドラゴン》をその過程で用意できるとなれば当然の結果だろう。
おかげで《フェニキシアン・シード》はサポート対象を失い、実質的な
通常モンスターとなった。
自分にモンスターがいなければ特殊召喚可能な上級チューナーで、この方法で特殊召喚するとレベル1のトークンを2つ生み出す。
これとチューナー以外のモンスターを自分フィールドから除外し、同じレベルを持つ墓地の「
BF」シンクロを蘇生させる効果を持つ。
以前から【シンクロダーク】、あるいはトークンの破壊を目的に【
メタルフォーゼ】に採用されて環境に顔を見せていたのだが、トークンの使い道に制約があり利用手段は限られていた。
リンク召喚の登場で召喚権を使わずにモンスターを3体展開できることから多くのデッキから注目されるが、流石に運営からも警戒されていたらしく、それとほぼ同時期に制限カード入りに。
その後少しの間は落ち着いた位置にいたが、凄まじい展開パワーを持つ《
水晶機巧-ハリファイバー》の登場により、通したら負け同然の状態を作るカードになってしまう。
こいつを止めても召喚権すら使っていないためデッキ本来のメインギミックを回せてしまい、妨害を1枚使うか敗北を受け入れるかを相手に強要していた。
そして案の定、2018/04/01の改訂で禁止と相成った。ある意味ハリファイバーの登場がとどめの一撃だったのだろう。
1000LPを払うごとに融合デッキ(今でいうEXデッキ)からレベル6以下の融合モンスターを特殊召喚できる。
出したモンスターは直接攻撃できず、エンドフェイズにEXデッキに戻る。
一見すると《デビル・フランケン》の下位互換
だが、この手のモンスターではお約束の回数制限がないため
一気に4体・最大7体分、攻撃力2000以上のモンスターor強力な効果モンスターを並べることができた。
信じられるかこれ? リンクやエクシーズとかのEXモンスターはおろか、帝や
カオスすらまともにいなかった時期によくあった盤面なんだぜ……?
最強のビートダウン兼全体除去というマッドな強さでも暴れまわっていたが、マッドなアド生成能力を糧に、OCG史上最凶デッキと名高い【
サイエンカタパ】を作り上げた。
亀と爺が並ぶ時、相手は死ぬ。当時、対処法は無に等しかった。
現代は射出系カードの多くが規制・エラッタされているものの、召喚方法が増加した現代ではこれ一枚で大量展開が確約される。
事実上、
このカードで出せるモンスターすべてのステータス・効果を内蔵しているに等しく、表面上のテキストからは想像できないほど多様な効果・多様なコンボを秘めている。
このカード自体もサーチ・リクルート手段が豊富なためいくらでも悪用可能であり、出力先の多様化によってインフレしきった現環境下でTODを実用化するポテンシャルを持つなど、はっきり言って
エラッタ前の《処刑人-マキュラ》に匹敵する最狂カードの一枚に成長している。
大幅な弱体化を伴うエラッタがされない限り制限復帰は困難であろう。
場にいる限り風属性以外のモンスターの特殊召喚を封じるモンスター。
出た当初こそ酷評されていたものの、モンスター偏重の環境になるにつれてそのロック性能が評価されていった「
結界像」シリーズの風担当。
種族・属性を参照したサポートカードは少なくはないものの地味なカードであったが、《
王神鳥シムルグ》の登場で風向きが変わる。
緩い条件でこのカードをリクルート可能で、王神鳥のリンク先に出せば対象耐性も付与されて除去も受けにくくなり、非常に強固な制圧盤面を作れた。
王神鳥を出しやすい【
鉄獣戦線】や【
LL】の台頭により大会環境でも採用される場面が増加。
このカードをサーチ可能な特殊召喚メタテーマの【
ふわんだりぃず】でも採用され、中にはランク7テーマの【
クシャトリラ】が【ティアラメンツ】などへの対策として《
RR-アーセナル・ファルコン》を経由してリクルートする、と言った具合に大会環境におけるメタカードとして大躍進を遂げた。
その影響は大きく、このカードへの対策としてサイドデッキの「
壊獣」に
最も攻撃力の低い《海亀壊獣ガメシエル》ではなく風属性の《怪粉壊獣ガダーラ》が優先して採用される事態にもなった。
そして2023/1/1、ついに
一発禁止指定を受ける事となった。
サポートが豊富で場に出しやすく、ピン挿ししているデッキも多かったためやむを得なかったのだろう。
ちなみにシングル戦オンリーの
遊戯王マスターデュエルではサイドデッキによる対策が不可能なためその凶悪さは増しており、OCGで禁止指定される1か月前の2022/12/1には禁止指定を受けている。
自分のレベル5以上のモンスターを選択し、そのレベルを1つ下げて墓地から復活する天道虫。
A召喚以外にはリリースできないものの、
自己蘇生には回数制限がないため、幅広い使い道が存在。特にS召喚に至ってはレベル調整や素材数の水増しが可能なため、かなり柔軟な対応ができた。
度々規制が噂されながらものらりくらりと躱し続けていたが、【シンクロダーク】における
先攻5ハンデスを支えるキーカードとして悪用され、とうとう御用となった。