手札から魔法・罠ゾーンにセット可能で、魔法・罠ゾーンで破壊されたら特殊召喚される「アーティファクト」モンスターの1枚。
相手ターンに特殊召喚した場合、
そのターン中、相手のEXデッキからの特殊召喚を封じる。
誘発効果なので発動の瞬間に《
無限泡影》などを撃たれる隙があったり、手札に来た場合は相手ターンに発動可能な自分の場のカードを破壊するカードとの併用が必須になったりするが、
効果が通ってしまえばEXへの依存度が低いデッキでもない限りはほぼターンスキップに近い封殺が可能。
また、《アーティファクトの神智》を使えば簡単にデッキから引っ張り出して相手を封殺できる。
《アーティファクト-ダグザ》が登場してからは【アーティファクト】以外のデッキでも容易に特殊召喚できるようになり、《
捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》が禁止になる前は《
D-HERO デストロイフェニックスガイ》でセット状態のこのカードを相手ターンに破壊して封殺、なんて活躍もしていた。
このときは《
捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の規制で逃れるも、その後は《
光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》の登場で
効果モンスター2体からこのカードにアクセスできるようになった。
《
時空の七皇》でサーチして《
ライゼオル・デッドネーダー》で相手ターンに破壊して出すなど、環境における先攻制圧要員として使われるようになり、メインに投入しない場合やこれら以外のデッキでも《アーティファクトの神智》とともにサイドデッキに投入されるなど、環境での活躍が目立ったためか2025/1/1に制限指定を受けた。
「ピン挿しが基本なので規制するなら制限では意味ないのでは?」と言う意見もあったが、《アーティファクトの神智》でリクルートを狙う場合は素引きした際に破壊手段がないと腐ってしまうため一応の意味はあった。
とはいえ規制としては軽すぎるのは確かであるため、「次の改訂で禁止にする」という予告だと決闘者からは見られており、2025/4/1の改訂で、大方の予想通りに禁止カード指定を受けた。
が、このカードが制限指定を受けたのと同時に《深淵に潜む者》が段階を踏まず無制限から一気に禁止となっているため、「なんであっちは一発禁止なのにこっちはわざわざ段階踏むんだよ」と突っ込まれた。
下記の《キャノン・ソルジャー》に連なる射出系モンスターの一種。
ターン1制限無しで自分の場のモンスター2体をリリースし、相手に1200のバーンダメージを与える。
ダメージは《キャノン・ソルジャー》に勝る分、リリースするモンスターは2体と重いが、こいつは下級モンスターでサポートに恵まれている戦士族。
さらにリクルートが容易な低ステータスの上、今ではテーマのサポートにより手札に加えることも場に出すことも容易。
かつて【アーチャーブレード】にて環境を荒らし、その際はもっとヤバいカードがいたために規制を逃れたものの、2018年に無限ループエンジンの《
ファイアウォール・ドラゴン》とお手軽確定リクルートの《M.X-セイバー インヴォーカー》を絡めた先攻バーン1キルのループに使用され、《メガキャノン・ソルジャー》と共に投獄されてしまった。
冤罪とか身代わりと言われることもあるが、元より「アマゾネス」/戦士族/レベル4という恵まれすぎたステータスを持つため《キャノン・ソルジャー》以上の性能を発揮できるポテンシャルがあり、射出効果の性質故に規制は時間の問題ではあった。
《ファイアウォール・ドラゴン》は1ターンに1度だけ、
サイバース族限定とエラッタを受けて釈放されたため、このカードも同じようにエラッタされれば釈放の兆しが見えるかもしれない。
【
ガエル1キル】のキーカードとなった両生類。
自分フィールドのモンスターを1体リリースし、デッキから「ガエル」を特殊召喚できる。また、こいつがフィールドに存在する限り「ガエル」は戦闘破壊されない。
ただし、このカードは「ガエル」ではないため同名カードを出すことは出来ないし戦闘破壊もされる。
発動回数制限が無いため、1ターンでデッキの「ガエル」をすべて引きずり出し墓地へ送る驚異のデッキ圧縮&墓地肥やしが可能。
墓地を肥やせてもそれを活用する方法がなかった登場時点はまだ許される範疇だったが、最高の相棒《粋カエル》が登場するやいなや《マスドライバー》と共に
2010年の世界大会を制した。
その他にも最強の水族チューナー《フィッシュボーグ-ガンナー》とタッグを組んでの「1ターン5
トリシューラ」など悪行には事欠かない。
そんなデッキのキーカードなのに禁止カードに指定されたせいか『DE02』では再録からハブられた。
「ガエル」テーマ自体が新規カードでさらにパワーアップし、《サシカエル》という明らかにこいつを意識した調整版の存在からも、釈放は困難だろう。
……と思われていたが、海外では《粋カエル》を禁止にすることでまさかの制限復帰を果たした。
特殊召喚できず、召喚にはドラゴン族モンスター3体をリリースしなければならないが、こいつのダイレクトアタックで相手のLPを0にした場合
マッチに勝利する。
いわゆる
「マッチキル」モンスターの開祖にして、公式デュエルで使用可能な唯一のカード。
マッチというのは大会で行われる3本勝負ルールのこと。
3戦して先に2勝した方を勝者とする。
最大15枚のサイドデッキを持ち込むことができ、デュエルとデュエルの間にメインデッキやEXデッキのカードを入れ替えられる。これによって2戦目以降で戦術をガラリと変えたり、苦手なデッキの対策となるカードを入れることが可能。
これもまた重要な駆け引きであり、『OCG』がデッキの多様性を保つ要素の一つとなっている。
そうした駆け引きを破壊してしまう恐ろしいカードであり、言い換えれば「
予め1勝した状態でマッチを始められる」に等しい。
効果発動までは苦難の道だが、成功すれば
サイドデッキによる対策をさせずにマッチに勝利できる最高の報酬を得られる。
登場した当初はロマンカードだったが、カードが増えたり研究が進むに連れてこのカードを安定して運用する方法が確立されてしまった。
それも「1ゲーム目ならハメ殺せる地雷デッキで、相手が動けなくなった後で余裕綽々で《ヴィクトリー・ドラゴン》で止めを刺す」という「やっぱりな」という感じの、駆け引きもクソもない方法である。
メインデッキに対策カードを積む必要があることから、環境に多大な影響を与えたカードといえるだろう。
そもそも当時は
手札誘発なんてほとんど存在しない時代であり、カードの規制も緩かった。
先攻を取られたら何もさせてもらえずマッチ敗北することすらあったのだから恐ろしい。
一度禁止になった後に周辺の重要パーツが禁止され、制限に戻ってきたこともあったが、再び環境を壊したことに加えてルール上の問題もありすぐ禁止に舞い戻った。
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+
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その問題とは…… |
「 このカードによるマッチキルを回避するために、自分のデッキを崩すなどの反則行為をわざと犯しデュエルロスを狙う」
というロクでもない行為による対策である。
故意に反則負けすることはマッチロスどころか失格&大会出禁になりかねない暴挙だが、当時のジャッジはゲームロスと判断したようで物議を醸した。特に故意に反則した側としては「このまま続けてもマッチロスと大差ない。ならばここでゴネた方が得だ」となってしまう。
ただでさえ 面倒な解釈が多い世界だというのに。
もしかしたらマッチキルの問題性を認識した上での苦渋の選択だったのかもしれないが……。
後に同じくマッチキルを狙った【 ワールドトランス】でも同じような事態が起こっている。
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2026年にショップデュエルにおけるサレンダーのルールが制定され緩和の兆しもなくはないが、ルール・マナー上の問題抜きにしてマッチキル効果はぶっちゃけゲームをつまらなくすることはあっても面白くなることは「まず無い」と言っていい効果なのも大きな問題である。
また、往年のループコンボは困難になったが、《エクリプス・ワイバーン》や《深淵の獣マグナムート》といったカードでサーチ可能になるなど、全盛期以上に強化されている面もある。
仮に緩和されたとしても、今後のカードデザインに大きな影響を与えることは想像に難くない。
以上の理由のため、数ある禁止カードの中でも特に復帰が絶望的な永世禁止カードと言われている。
その凶悪さたるや「全TCGで最強のカードは?」という話題でも度々名前が挙がるほどである。
前述の通り現在のコナミは無限ループコンボを凄まじく警戒しており、容易に行えると判明したら速攻規制するようになっているがその背景にはこのカードや【ワールドトランス】の存在があったであろうことは想像に難くない。
ちなみに、OCGの世界大会上位入賞者には賞品としてマッチキルモンスターが配布されるのが通例となっているが、それらのカードは全て公式大会で使用できない。
いくつかのカードにはレプリカも存在するが、そちらも当然公式大会では使用できない。
なお、2024年度の世界大会優勝賞品として、このカードの上位互換といえる《聖域を守護せし光の龍》が登場している。
モンスター1体をリリースし、その攻撃力の半分のバーンダメージを与える効果を持つ。
原作から登場する由緒あるモンスターでもある。
かつては効果に回数制限がなかったため、後述の《魔導サイエンティスト》が連れてくる融合モンスターを次々と射出してワンキルを決める【
サイエンカタパ】の片翼として環境を支配した射出モンスター。
《魔導サイエンティスト》の方が禁止指定を受けたため規制を逃れ、相性の良い
ペンデュラム召喚が登場した2014年の再録の際に1ターンに1度の制限がつくエラッタを受けた。
これによりワンキル成立には攻撃力16000以上のモンスターをリリースする必要が生まれ、難易度が爆発的に上昇。それによりフェードアウトしていくかと思われた……。
しかし、時代が進み
インフレしていくにつれて攻撃力16000以上のモンスターを用意するハードルが下がったため、再び先攻ワンキルの射出役として注目を集めた。
それでもこのカードのサーチ・リクルート手段が少ないことから一種の地雷デッキに留まっていたが、『
デュエリストパック - 輝光のデュエリスト編 -』にて《
No.107 銀河眼の時空竜》関連が強化された際に
召喚権を残しつつ展開し、その途中で無理なく《カタパルト・タートル》をサーチできるカードにアクセス可能で、リリース元と攻撃力17000のモンスターも一緒に用意し、更には対象に取る効果を無効にする(=《カタパルト・タートル》の射出を妨害するカードを止められる)モンスターも並べられる事が判明し、またもや注目されることに。
環境ではそれほど結果を残さなかったものの、KONAMI的には想定外のシナジーだったためか、デュエリストパック発売から1ヶ月強の2024/7/1に
無制限から一気に禁止指定を受けるという異例のスピード規制となった。
遊戯王マスターデュエルにおいても、先述の「タキオン」カードが未実装だった頃から【
ホルス】を用いたワンキルデッキが存在していたが、OCGの改訂に合わせる形で2024/7/11に禁止カードとなった。
初登場から禁止までの期間は24年6ヶ月と、《盗人の煙玉》の21年7ヶ月を超えて最長記録を更新した。
儀式召喚時にリリースの代用として墓地から除外できる「儀式魔人」の1体。
このカードを使って儀式召喚したモンスターが表側表示でいる限り、
相手プレイヤーの特殊召喚全てを禁止する。
効果だけで見れば《
大天使クリスティア》や《
虚無魔人》、その上位種の《
虚無の統括者》と同様であるが、この効果は
儀式モンスターに「特殊召喚を封じる効果」を付与する効果ではない。
あくまでこのカードを素材にした儀式召喚の時点での敵・味方で判断して特殊召喚を封じるものなのである。
つまり
儀式モンスターの効果を無効にしてもコントロールを奪取しても効果は解除されない。
出された側の多くは特殊召喚が封じられた状況で、何とかして儀式モンスターを場から退かすor裏側表示にすることを
強いられる。
とはいえ登場当初は儀式召喚自体が下火であり、使われている儀式モンスターのレベルや儀式召喚のシステムともあまり噛み合わず採用されなかったため、せいぜい《
神光の宣告者》と組んだ地雷デッキがちょくちょく環境に顔を出す程度で、大きな話題にはならなかった。
転機が訪れたのは、儀式召喚
の名を借りたナニカを主体とする【
影霊衣】の登場から。
中でも同じレベル3の《クラウソラスの影霊衣》はこのカード1枚で儀式召喚できる上に、手札から捨てれば《影霊衣の反魂術》をサーチしてそのまま墓地から這い出てくるので非常に使い勝手が良く、序盤からの制圧盤面に使われていた。
このときから海外では暴れすぎて禁止化されるほどだったので、日本側も規制が囁かれていたものの【影霊衣】が規制によって環境から消えたために規制を逃れる。
しかし《
ラヴァルバル・チェイン》に代わってこのカードをデッキからピンポイントで墓地へ送れる《
彼岸の黒天使 ケルビーニ》を筆頭に相性の良いカードが増え、カードパワーが薄まったと判断されて「影霊衣」の規制が緩んだ
第10期の終盤、
奴は弾けた。
あの超問題児《
超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》と並んで相手を封殺する恐怖のデッキ【リリーサードラグーン】として、再び《クラウソラスの影霊衣》と共に環境に殴り込みを仕掛けたのだ。
ドラグーンのカウンター効果によって相手の除去を封じて《クラウソラスの影霊衣》を守り、《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》の弱点である「
壊獣」らのリリースや《
超融合》で素材にされる事、《
SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》などのより高打点なモンスターを呼ばれて戦闘破壊される事をリリーサーを素材にした《クラウソラスの影霊衣》で防ぐ……といった、突破が非常に困難な制圧布陣を、妨害さえなければ
高確率で先攻1ターン目に完成させてしまう驚異のデッキであった。
さすがにこの猛威を無視することは許されず、デッキから直接落としていた関係上ピン刺しで十分に機能してしまったためか、2020/4/1付けで禁止カード入りとなってしまった。
《ダーク・ダイブ・ボンバー》や《カタパルト・タートル》、《魔導サイエンティスト》のような「射出系モンスター」の元祖とその
トゥーン版と上級種。
そして、当時同じく回数制限のない最強バージョンだった《遺言状》と共に遊戯王恒例のループ1キルを最初に実現した問題児でもある。
「モンスターを1体リリースして500バーン(メガキャノンは2体リリースで1500バーン)」という地味ながらも強力な効果。
回数制限がなかったため、あの手この手で射出要員を稼ぎ、《キャノン・ソルジャー》に至っては世界王者の座を獲得した時さえあった。
しかし本人ではなく周囲のキーパーツが規制される形で消滅し、お手軽アドバンテージ増殖カードに対する厳しい規制も相まって環境の変化により目立たない存在となる。
……が、第10期の世紀末じみたお手軽アドバンテージのインフレの波が《キャノン・ソルジャー》を再び目覚めさせてしまった。
2018年に《ファイアウォール・ドラゴン》と《
A-アサルト・コア》を用いた
無限ループによる先攻1キルコンボが登場。
環境トップとまでは行かないまでも所々で結果を出してしまい、サーチ手段が大幅に増えた結果
《キャノン・ソルジャー》or《トゥーン・キャノン・ソルジャー》はピンで充分といった構成であったために無制限から即禁止となった。
《ファイアウォール・ドラゴン》が引き金となったとは言え前科もあり、数多の後輩を見ても分かる通り「コストと回数の両方に制限のない無限ループからの1キルが可能なカード」と言うのは
必要なカードが揃えば絶対にやらかすので「来るべき時が来ただけ」とも言える。
一応ターン1制限を付ければ問題なく無制限行きになると思われるが、
《マスドライバー》同様産廃化するのは目に見えているのでそれも難しいところ。
そして10月──《キャノン・ソルジャー》系と似た効果を持つ射出系カードの残党に対しても、規制の手が緩まることは無かった。上記の《アマゾネスの射手》と一緒にである。
要求コストがモンスター2体とより重く、それに加えて上級モンスターのため出すのにひと手間掛かるはずの《メガキャノン・ソルジャー》ですら実用的な無限ループが開発され、この始末である。
《キャノン・ソルジャー》や射手が出た当時は通常召喚が中心で特殊召喚にも限度があったのだが、遊戯王が始まって20年近く経過した現在では当時と比べ物にならないほどデュエルのテンポも上がっており、単純な効果だからこそ存在自体が危険なため戻ってくるのは難しい。
取り扱いの難しい「メガ」なら……それも厳しいだろうか。
一方で回数に制限はないがコストに制限があるタイプは無制限に残っており、比較的緩い闇属性縛りの
《ドリアード》似のオバン《プリーステス・オーム》や炎属性縛りの《炎の魔精イグニス》、《
超熱血球児》も
早くこっちに来いと呼ばれているその去就が注目されている。
中でも射出カードとして欠点がなく、フィールド魔法1枚でコスト制限が突破できて同じようなことができてしまう《プリーステス・オーム》は危ういが……?
余談ながら、『遊戯王OCG』を幼少期にプレイしていた人が禁止になっていると聞いて一番驚くカードがこの辺の射出系のカード。
「確かにガチャガチャやるようなデッキじゃ強いんだろう、だが関連カードまで軒並み禁止するほどか!?今の遊戯王どうなってんだよ!」
「っていうかなんでサンダー・ボルトとかハーピィの羽根帚とかが禁止じゃないんだ!?」
みたいな話で
オッサンオールドプレイヤーたちが盛り上がるのである。
決闘は変わった。
自分の場にモンスターが居なければ特殊召喚できる共通効果を持つ「
クシャトリラ」モンスターの1体。
固有効果として「クシャトリラ」モンスターをサーチする起動効果と、自分の攻撃宣言時もしくは相手モンスターの効果発動時に相手の場のカード1枚を裏側除外する効果を持つ。
固有効果はどちらも強力だが、何より
サーチ対象に同名カードが含まれていると言うのが最大の問題点。
特殊召喚可能で高めの打点を持ち、後続を確保しつつ相手モンスターが効果を使えば除去すると言う
往年の名デッキ【サイカリエアー】を単独で再こなせるとんでもないパワーカード。
似たような条件で特殊召喚出来て除去効果を持つ《ダイナレスラー・パンクラトプス》すら制限だった時期に何故刷ったし、という声が少なくない。
その自己完結した性能に加え、先攻ならば通常の制圧盤面に1妨害を追加でき、後攻でも裏側除外で相手の盤面を無理矢理こじ開ける事も可能なため【クシャトリラ】を飛び越えて多くのデッキでこのカードが3積み出張パーツとして採用され、「
出張パーツじゃなくて汎用カード」とまで揶揄される事態に。
《ティアラメンツ・クシャトリラ》が登場してからは【ティアラメンツ】が出張採用していたこのカードでサーチ出来るため、規制されて失速したはずの【ティアラメンツ】が環境トップに舞い戻ってしまった。
そもそも情報公開時から制限化が予想されており、発売から近かった2022/10/1の改訂は免れるも、多くの決闘者の予想通りに2023/1/1には制限カードとなる。
このご時世、何故同名カードをサーチ出来る様にしたのか理解に苦しむ1枚である。
その後、出張こそなくなったものの環境上位に位置する【ティアラメンツ】と【クシャトリラ】への追加規制として2023/7/1に禁止カードとなる。
【クシャトリラ】はほぼ構築不能レベルのダメージを受けたが、決まれば
相手のメインモンスターゾーンを全封鎖と言うやる気デストラクションなデッキであったため、追加規制は免れなかったと思われる。
「そもそもそんなデッキ初めから作るな」?知ら管
ちなみにマスターデュエルでは制限カードに留まっているが、その分《六世壊=パライゾス》が制限カードのままになっている。
かつてイシズ・イシュタールが使用していた《アギド》のリメイクモンスターで、イシズパーツの1枚。
手札・デッキから相手の墓地にカードが落ちた時、自身を特殊召喚して同名以外の天使族・地属性・レベル4を釣り上げる効果と、自身が墓地に送られた時に互いのデッキトップから5枚を墓地に送り、自分の墓地に《
現世と冥界の逆転》があれば追加でお互いにデッキトップから5枚を墓地に送る効果を持つ。
後半の墓地送り効果が肝で、同様の効果を持つ同輩の《古尖兵ケルベク》や「
ティアラメンツ」辺りのトリガーになり、逆にあちらの効果をトリガーにこちらの墓地肥やしを発動させる、と強烈なシナジーを発揮する。
手札に引いてしまった場合も同輩の《剣神官ムドラ》や《宿神像ケルドウ》の特殊召喚コストなどにして効果を起動させられる。
その結果、元々大会環境にも顔を出していた【ティアラメンツ】が凄まじい速度の墓地肥やし性能を得て安定性が向上。《墓守の罠》で相手の墓地利用を封じる妨害能力をも獲得した【イシズティアラメンツ】として、環境トップを【ガエルスプライト】と二分するほどの進化を遂げた。
あまりの墓地肥やし速度にソリティアではなく
パチンコと揶揄されるほどの大暴れを果たし、発売時期と改訂時期が近かったためか一度は規制を逃れるも、2022/10/1には【イシズティアラメンツ】への規制の一環としてこのカードと《宿神像ケルドウ》が制限指定を受ける事となった。
似たような効果を持つ《古尖兵ケルベク》は見逃された。あちらの特殊召喚効果は相手モンスターを必要とする一方、こちらは条件次第ではより多くの墓地肥やし&デッキ破壊が可能な点、墓地肥やしの過程で落ちたモンスターを利用できる上に2体も並べられる展開力の高さが決め手になったと思われる。
……が、後に彼も制限指定を受けているのを見る限りどんぐりの背比べだったようだ。
そして2023/10/1には、未だに環境に残り続ける【ティアラメンツ】への追加規制としてか《古尖兵ケルベク》共々禁止指定を受ける。
【ティアラメンツ】を抜きにしても緩い条件で5枚の墓地肥やしが可能であり、天使族であるため《
宣告者の神巫》でデッキから落とせる取り回しの良さ、運良く相手のキーカードを落とせばそれだけで展開の妨害ができてしまうといった点も不味かったと思われる。
マスターデュエルにおいてはOCGより一月早い2023/9/1に禁止カードとなっている。
かつてイシズ・イシュタールが使用していた《ケルベク》のリメイクモンスターで、イシズパーツの1枚。
手札・デッキから相手の墓地にカードが落ちた時、自身を特殊召喚して相手の特殊召喚されたモンスターをバウンスする効果と、自身が墓地に送られた時に互いのデッキトップから5枚を墓地に送り、自分の墓地に《現世と冥界の逆転》があれば追加でお互いにデッキトップから5枚を墓地に送る効果を持つ。
《古衛兵アギド》同様、後半の墓地送り効果が《古衛兵アギド》や「ティアラメンツ」などのトリガーになり、連鎖的にあちらの効果をトリガーにこちらの墓地肥やしを発動させる、と強烈なシナジーを発揮し、【イシズティアラメンツ】として
11期環境を席巻してした。
前述の通り、《古衛兵アギド》と比較すると特殊召喚効果が相手モンスターに依存するためか2022/10/1の改訂では見逃され、その後の【ティアラメンツ】の主流構築が【クシャトリラティアラメンツ】に移行したことでしばらくは採用率が落ちたものの、2023/1/1の改訂で規制された【ティアラメンツ】が再びイシズパーツを取り込んでしぶとく環境に残り続けたことで、とうとうこのカードも2023/4/1に制限指定を受けた。
そしてこのカードの制限指定によりイシズパーツの規制枚数は4枚となり、
唯一シナジーのない《予見者ゾルガ》を除いたイシズのリメイクモンスター全てが制限カードとなる事になった。
姉上様がお嘆きになられているぞ!
2023/10/1には先述の通り《古衛兵アギド》共々禁止指定を受ける。
こちらでもマスターデュエルにおいてはOCGとほぼ足並みをそろえた2023/10/10に禁止カードとなる。
イシズパーツのモンスター4枚は、エラッタ後の《現世と冥界の逆転》のサポートカードとして作られたはずが
本来の目的を忘れて環境を破壊し尽くすまで暴走するという最悪の事態になった。
漫画版
GXに登場した「
プラネットシリーズ」の1つ。
1体リリースでも出すことができる最上級モンスターで、攻守はリリースに使ったモンスターの合計値と同じ値になる。
また、リリースしたモンスターの内、1体のカード名と効果をコピーできる。
登場した当初から面白いコンボができるとして一定の支持を受けていたが、これといって環境に影響を及ぼすカードではなかった。
しかし《
簡易融合》で出せる《
LL-インディペンデント・ナイチンゲール》の登場により、「
完全効果耐性+6000打点+毎ターン5000バーン」という小学生が考えたようなトンデモモンスターを作れるようになったのが運の尽き。
このカード自体も《キングレムリン》でサーチ可能だった。
とはいえ弱点も多く、コンボが発覚した後も特に実績を出したわけではなかったのだが、2017年4月にこれを一発禁止にしたことによってコンボは消滅した。
これはコナミが環境崩壊を警戒したと言うよりも
今後印刷する強効果持ちモンスターに「『ネプチューンでコピーしても問題無いか』のチェックを掛ける」という工程が発生することを嫌ったためという見方が強い。
マイナー期から使っていた数は限られど確かにいた愛好家決闘者には酷いとばっちりである。
同名以外の自分の場の「ゼンマイ」モンスター1体をリリースし、相手の手札1枚をランダムで墓地へ送ることができる。
かつて《発条空母ゼンマイティ》、《ゼンマイネズミ》と併用することで先攻5ハンデスコンボをやらかしたモンスター。
このコンボを使用した【ゼンマイハンデス】が大会上位に顔を出すこともあり、このカードがキーカードとして扱われていた時期もあった。
マイティが制限カードに指定され、さらに《ゼンマイシャーク》来日後はコンボよりもビートダウンタイプが増えた影響で出番が減っていった。
その後、マイティの禁止化によって【ゼンマイ】自体がさらに減ったため、【ゼンマイ】強化のためマイティが釈放される代わりに牢獄入りした。が、正直【ゼンマイ】にとっては展開の要となるマイティの方が圧倒的に重要なので悲しまれることは少なかった。一応、獣戦士族だが利点はあまりない。《炎舞-「天璣」》でサーチできる程度か。
海外ではマイティが投獄されたままなので無制限のまま。
植物出張セット2号。墓地に送られるとレベル1トークンを2体生み出すタンポポ。
トークン生成条件があまりにも緩く、回数制限もなし、強制効果でタイミングを逃さないので、
コストや各種召喚法の素材になりつつ後続の素材を2つも残す使い方が確立。
【
帝】におけるリリース要員やS召喚の素材に使われ、それらの流行り廃りと共に制限と準制限を行ったり来たりしていた。
エクシーズ素材にトークンが使えないせいで長らく準制限に留まっていたが、トークンを素材にできるリンク召喚の登場と《
アロマセラフィ-ジャスミン》、《
サモン・ソーサレス》と言ったこいつを気軽にリクルート可能なリンクモンスターの登場により再度猛威を奮い、制限カードに指定される。
そしてこいつを呼び出せるカード1枚から《ファイアウォール・ドラゴン》を初めとしたリンク4をいきなり呼び出せることを問題視され、とうとう2019/01/01に禁止指定を受けた。
時代が時代とはいえ、「出したトークンはそのターンにアドバンス召喚のリリースには使えない」以外の制約も回数制限もなかったのがいけなかった。
《
グローアップ・バルブ》といい《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》といい、当時の植物族はこんなんばかりである。
逆に考えれば、
1ターンに1度とエラッタされれば制限復帰できる可能性はあるかもしれない。
何度か制限と準制限を反復横跳びしていたり、他と比べて悪名さに欠ける感覚があるが、実は初規制後に解除されたことは1度もない立派なパワーカード。
手札・場から「超重武者」の装備カードとなり、装備モンスターの守備力を1000下げる代わりに戦闘破壊耐性を付与するモンスター。
さらにメインフェイズに自身及び同名カードを墓地からすべて除外することで、守備力が低下している「超重武者」を対象にその変化量分のダメージを相手に与える。
本来は同名カードや《超重武者
装留フャイヤー・アーマー》、《超重武者装留グレート・ウォール》などと組み合わせ、バーンダメージで決定力の低さを補う地味なカードだった。一応は守備力4800の《超重蒸鬼テツドウ-O》の守備力を0にしてこのカードを使って4800ダメージを2回叩き込むワンキルもなくはなかったが、展開力の低さとサーチ手段の乏しさ、そして《超重蒸鬼テツドウ-O》の出しにくさから浪漫の域を出ないコンボであった。
しかし、第11期第12弾「CYBERSTORM ACCESS」にて
ペンデュラムモンスターを中心に展開力が強化されたことと、
守備力4000の出しやすいシンクロモンスターである《超重天神マスラ-O》が登場して状況が一変。
《超重武者装留イワトオシ》などをフル活用してデッキを回しつつこのカードを2枚かき集め、《超重神童ワカ-
U4》などのペンデュラムモンスターを利用して《
軌跡の魔術師》をリンク召喚して《
DDD超視王ゼロ・マクスウェル》をサーチし、
《DDD超視王ゼロ・マクスウェル》のP効果で守備力0になった《超重天神マスラ-O》を対象にこのカードの効果を2回使って合計8000ダメージを先攻1ターン目に叩き込むと言う先攻ワンキルが誕生。
不動の決闘は遂に「相手も動かさない」境地に至ったのか。
登場直後はまだ【ティアラメンツ】などの
2022年の残党強豪がいたためそこまで目立たなかったものの、2023/4/1の改訂以降は大いに結果を残した【超重武者】規制の一環として2023/7/1に
一発禁止指定を受ける。
このカードに白羽の矢が立ったのは先攻ワンキルでしか使わないようなカードである点と、後述する《マジカル・エクスプロージョン》のように形を変えて復活するのを恐れたのが理由だろうか。
有名な「フランケンシュタインの怪物」をモチーフにした下級の機械族。
ライフポイントを5000払うことで、
融合モンスターを攻撃表示で特殊召喚する起動効果を持つ。
古くから《
青眼の究極竜》と《巨大化》を使った
1ショットキル、通称社長ワンキルで知られるカード。
やがて《
ナチュル・エクストリオ》や《異星の最終戦士》などで相手の動きをロックするのに使われるようになった。
LPが5000を下回ると腐ってしまう一方で、ゲームエンドに繋がりかねない強力なモンスターを序盤から展開できる強さを持つカードである。
かつて2007/3/1に禁止カードに指定されていたが、2014/2/1に制限に緩和された後、一時期は無制限カードまで緩和されていた。
テーマサポートから縁遠いので通常召喚権を消費しやすいのに加え、この時期にはいくら強力な融合モンスターを呼べても他にも相応に強力なモンスターがいたため、簡単に切り返されるようになっていた。
だが「切り返し能力よりも先攻制圧が第一」という風潮ができるとともに、強固なロック構築能力を買われて評価が覆され始める。
近しい時期に登場したペンデュラム召喚とも相性が良く、わざわざ通常召喚権を使用せずとも安定して出せるようになった。
実際、盤面制圧の陣形に+αする形で、これ1枚でデッキのギミックと関係ない所から《ナチュル・エクストリオ》や《異星の最終戦士》に持って行かれ、初っ端から封殺される運ゲーを展開しまくったせいか再び制限カードに差し戻された。
新マスタールールになってからはリンクモンスターを使わなければEXモンスターゾーンが埋まり、気軽に融合モンスターを呼べなくなったことで使い勝手が悪化。そのためか一時は再び無制限へと緩和されていた。
第10期以降では《
永遠の淑女 ベアトリーチェ》でデッキから落としてから特殊召喚するというルートも存在し、《リプロドクス》の種族変更を利用してサイキック族のライフコストを踏み倒せる《念動増幅装置》を装備させて
ライフコストを踏み倒しつつ融合モンスターを無限に呼び出すなんて荒技まで産み出された。
他にも圧倒的な速度でデッキを掘り進められる【
未界域】などで、高確率で手札に引き込めるために制圧要員として採用された実績もあった。
ルール改訂で融合モンスターをメインモンスターゾーンに複数並べられるようになった際、明らかに危険であると判断されたためか再び制限指定を受けた。
その後、【ティアラメンツ】が墓地肥やしに巻き込んだところを《スプライト・エルフ》で釣り上げたり、【超重武者】が《
ギアギガント X》でサーチした後にペンデュラム召喚で展開したりと環境デッキで使われるケースが増える。
中でも【
マナドゥム】の《クロシープ》のリンク先に《
ヴィシャス=アストラウド》を出し、墓地から釣り上げてからライフコスト踏み倒し型の先攻ワンキルをするという戦法がトドメとなってか、2023/7/1に再び禁止指定を受け再収監。
ついでに《トロイメア・マーメイド》に次ぐ2枚目の
マスターデュエル・デュエルリンクス・OCG・TCGの4部門で全て禁止カードとして投獄され、エラッタでもされない限り永世禁止カードとまで言われる大変不名誉な経歴まで得てしまった。
通常召喚できなくなる代わりに「トーチトークン」2体を自分フィールドに特殊召喚し、自身は相手の場に特殊召喚されるという一風変わった特殊召喚条件を持つ。
テキスト全てが特殊召喚の条件と制約(いわゆる効果外テキスト)であり、
効果モンスターでありながら効果が一切書かれていない珍しいモンスターである。
トークンを利用して《
D-HERO Bloo-D》などを出して装備したり、《ヘル・テンペスト》と組み合わせた
自爆特攻コンボが有名であったが、どちらかというとマイナーなカードであった。
しかし、リンク召喚及び「相手の場のカードをバウンス出来る」Lモンスターの登場で使いまわすことが可能となり、
これまでのトークン生成カードを鼻で笑うアド乱造機へと変貌。
《トーチ・ゴーレム》1枚でリンク4のモンスターが2体並ぶと言う地獄絵図を作り上げた。
オマケに「トークンを出してから特殊召喚する」と言う一連のテキストになっているので、
- 召喚反応を撃ってもトークンは出てしまっている
- 自分の場にカードがないことで発動できる《無限泡影》や《PSYフレームギア・γ》に疑似的なメタカードになる
などなど、裁定まで味方に付けた有様であった。
さすがにこんなのが放置されるわけもなく、2018年1月に準制限、同年4月に制限と段階を踏んで規制される。
その後は悪友である《ファイアウォール・ドラゴン》の禁止化に伴い放置されていたが、このカードをサーチ出来る《ダーク・オカルティズム》の登場もあってか、2021年1月の《ファイアウォール・ドラゴン》のエラッタ緩和と入れ替わりで禁止行きとなる。
海外でも日本より2年ほど早く禁止カードとなっていたので、《ファイアウォール・ドラゴン》の緩和はあくまでも切っ掛けに過ぎず、遅かれ早かれ禁止になっていたのではないかという見方もある。
一応日本での禁止化前にも【未界域】でワンキルパーツに使われた事もあるが、《トーチ・ゴーレム》を採用しないパターンもあるのでそこまで大きな影響はないと思われる。
ちなみにトーチトークンのトークンカードは初登場から13年ほど経った2020年6月からのイベントで配布されたトークンパックにてようやく登場した。
しかし上記の通り2021年からは本体が禁止カードとなってしまい、1年もたたないうちに本家で使えなくなる仕打ちを受け、決闘者からは「何故刷った」と疑問の声が挙がった。
相手の魔法・罠の発動回数を1ターンに1回までにする永続効果を持つ薔薇。
強力なロック効果を持つ代わりに自力で特殊召喚できず貧弱なステータスであるため維持も難しかったが、環境トップデッキの【キラーチューン】では《キラーチューン・キュー》のリクルートや《キラーチューン・リミックス》の蘇生で場に出しやすく、横に《キラーチューン・レッドシール》を並べる事で事実上魔法・罠をほぼ完封できる。低いステータスに関しても相手の手札とデッキトップをピーピングして柔軟に対応出来る【キラーチューン】なら維持も容易。
【トゥーン】だけでなく本来なら相性の悪い【閃刀姫】や【絢嵐】すらもほぼ封殺し、それ以外のデッキでも展開に魔法カードを使わないデッキは少ないため多くのデッキが機能不全に陥り、大半の捲り札も機能停止して突破するのも難しい盤面が成立するため、【キラーチューン】規制の一環として2026/7/1付で一発禁止指定を受ける。
【ナチュル】はとばっちりを受けた形となったが、当の【ナチュル】では魔法対策枠には《ナチュル・ビースト》がいるためほぼ採用されておらず、禁止を惜しむ声はほぼなかったと言う。
リバース時にお互いの手札、墓地、フィールドのカードをすべてデッキに戻してシャッフルし、互いに5枚ドローする強制効果を持つ。
2026年2月時点では唯一の禁止指定されているリバースモンスターでもある。
最高峰のリセットカードであり、どんな強力なモンスターがいてもデッキに戻れば無意味。フィールド、手札、墓地のアドを一切帳消しにしてライフポイントと除外ゾーン以外を初期状態に戻してしまう。
自分のターン中にリバースすれば、事実上5ドローカードでガラ空きの相手にダイレクトアタックも可能。
相手の攻撃でリバースした場合も場のモンスターをすべて吹き飛ばすため、相手はそれ以上の追撃が困難になる。そして次のターン、自分はドローしたカード1枚を含む手札6枚からスタートできるため、一見すると対等な状況になるようで実はそうでもない。
その
カードパワーは《サイバーポッド》と同じかそれ以上。
おまけに効果処理が純粋に面倒である。
現代の環境においてはリバース効果故の遅さが足を引っ張っていることは否めず、ダメージステップなどで無ければ《
灰流うらら》などの対策手段も増加している。
同じく長期間禁止カードになっていた《サイバーポッド》も無制限カードにまで緩和されており、このカードの制限緩和も度々囁かれるようになってきた。
しかし、同時に相性の良いカードも増加しており、1キルループコンボデッキや遅延コンボのキーカードになりうる性能を秘めているため、このカードが緩和される日は来るのだろうか……?
アニメでは城之内が使用。発動自体はカウンター罠で無効にされたものの、このカードの存在によって次の相手ターンの攻撃を躊躇わせ、《ネコマネキング》の発動に繋げている。
2018/04/01の改訂では禁止からノータッチだったものの、なぜか裁定が変更されている。
以前は戦闘でリバースしてそのまま破壊された場合コイツ自身も墓地からデッキに戻っていたが、新しい裁定では置き去りになることになった。これは一体……。
まあ戦闘破壊が確定したモンスターはバウンス出来ないのが慣例なので、それにならったのだろう。
……すなわち禁止指定以前は、
デッキに戻ったこのカードをもう一度引けば理論上は何度でも効果を使えたのである。
こわ……。
これによりデュエルの遅延を招きかねなかったのも禁止指定された一因と考えられる。
自分フィールドに星3以下の水属性モンスターが存在する時、手札を1枚捨て墓地から特殊召喚。このカードをシンクロ素材にする場合、他の素材はすべて水属性でなければならない制約をもつ。
だが、S召喚先が水属性である必要はないのが重要。
例によってコイツも手札枚数という限界があるにしろターン内の
発動回数制限がない。
発動回数制限のない奴は《キャノン・ソルジャー》といいロクなことしない。
レベルが低く手札を補充できる関係から《
TG ハイパー・ライブラリアン》や《
フォーミュラ・シンクロン》とは相性が良
すぎた。
周りが規制されても生き残っていたが、1キルの研究をされ続けて最後には投獄された。
チューナー初の禁止カード。
現在はリンクモンスターという事実上デメリットを踏み倒せるカードの出現もあり、全盛期以上に強化されている。
自身の効果か《フェニキシアン・シード》の効果でしか特殊召喚できない。
攻撃をするとダメージ計算後に破壊され、フィールドで破壊され墓地へ送られると相手に800バーン。
エンドフェイズ時に墓地の植物族を1枚除外して守備表示で特殊召喚される強制効果を持つ。
元から弱いカードというわけではなく、
条件やコストさえ満たせば同じタイミングで何度でも自己再生できるという点で危ういタイプのカードだった。
というのも、そうしたカードは制限になったこともある《暗黒のマンティコア》など、疑似的な無限ループを発生させることができるためである。
だが、無限ループというのはなかなか実用レベルまで昇華されない。ループを成立させるためのカードやアドバンテージに変換するカードを手札に加えるまでの手間がかかるため現実的ではないからである。
このカードも例に漏れずループは絶望視され、中の上くらいの専用デッキで使い減りしない厄介なモンスターとして運用されており、それ故に第6期まで環境で暴れることはなかった。
しかしLINK VRAINS PACK前後でリンクモンスターを使った展開が大幅に強化され、こいつを《
トポロジック・ボマー・ドラゴン》で10回破壊して手軽に先攻1キルを達成する【
植物リンク】が開発され、環境トップデッキのキーカードとなり無制限から一気に禁止指定された。
このカード自体が自己再生の過程でアドバンテージを取れるので、あとはループ成立に必要なコストや《トポロジック・ボマー・ドラゴン》をその過程で用意できるとなれば当然の結果だろう。
おかげで《フェニキシアン・シード》はサポート対象を失い、実質的な
通常モンスターとなった。
自分にモンスターがいなければ特殊召喚可能な上級チューナーで、この方法で特殊召喚するとレベル1のトークンを2つ生み出す。
これとチューナー以外のモンスターを自分フィールドから除外し、同じレベルを持つ墓地の「
BF」シンクロを蘇生させる効果を持つ。
リンク召喚登場以前は【シンクロダーク】、あるいはトークンの破壊を目的に【
メタルフォーゼ】に採用されていた。
そんな感じでかねてより環境には顔を見せていたのだが、トークンはS素材にできなければリリースもできないため利用手段は限られていた。
L召喚の登場で召喚権を使わずにモンスターを3体展開できる事から多くのデッキから注目されるが、流石にコナミからも警戒されていたらしく、L召喚実装とほぼ同時期に制限カード入りに。
その後少しの間は落ち着いた位置にいたが、凄まじい展開パワーを持つ《
水晶機巧-ハリファイバー》の登場により、通したら負け同然の状態を作るカードになってしまった。
こいつを止めても召喚権すら使っていないため元々のデッキのギミックで回されてしまうので、妨害を1枚使わされるか最悪殺される事になり大変厄介だった。
そして案の定、2018/04/01の改訂で禁止行きと相成った。ある意味《水晶機巧-ハリファイバー》の登場がとどめの一撃だったのだろう。
【BF】使いはようやく強い新規が来たと思ったらそれが新システムと好相性過ぎて《BF-隠れ蓑のスチーム》共々、制限からの禁止で使用不可とジェットコースターのような事態に。
特に【BF】が活躍したわけでもないのに……。
1000LPを払うごとに融合デッキ(今でいうEXデッキ)からレベル6以下の融合モンスターを特殊召喚できる。
出したモンスターは直接攻撃できず、エンドフェイズにEXデッキに戻る。
一見すると《デビル・フランケン》の下位互換
だが、この手のモンスターではお約束の回数制限がないため
一気に4体・最大7体分、攻撃力2000以上のモンスターor強力な効果モンスターを並べることができた。
信じられるかこれ? リンクやエクシーズとかのEXモンスターはおろか、帝や
カオスすらまともにいなかった時期によくあった盤面なんだぜ……?
最強のビートダウン兼全体除去というマッドな強さでも暴れまわっていたが、マッドなアド生成能力を糧に、OCG史上最凶デッキと名高い【
サイエンカタパ】を作り上げた。
亀と爺が並ぶ時、相手は死ぬ。当時、対処法は無に等しかった。
相方の《
カタパルト・タートル》と《
ダーク・ダイブ・ボンバー》のエラッタ・規制により、このカードにも釈放の光が……と言いたいところだが、
現環境ではS召喚・X召喚・L召喚の存在がそれを許さない。
どういうことかといえば、
レベル6以下の融合モンスターをこのカード1枚で一気に最大7枚出せてしまうため、S召喚・X召喚・L召喚の素材を容易に確保できてしまう。
しかも事実上このカードで出せるモンスターすべてのステータス・効果を内蔵しているに等しいため、表面上のテキストからは想像できないほど多様な効果・多様なコンボを秘めている。
このカード自体もレベル1の闇属性で低ステータスと至れり尽くせりな仕様で、《ワン・フォー・ワン》を始めとしてサーチ・リクルート手段が豊富なためいくらでも悪用可能。
専用デッキを作ればこれ一枚を起点に先攻制圧型モンスター5体降臨はおろか、バーン等の特殊勝利による1キルすらでき、下手をすればインフレしきった現環境下でTODを実用化するポテンシャルを持つ。
7体出したり専用デッキを構築することに固執せずとも2~3体分もアドを稼げれば大抵のデッキは勝利確定の布陣を築けることは《BF-朧影のゴウフウ》や《ダンディライオン》がすでに証明している。
通常召喚権を使い、無論EXデッキの枠をほぼ使いきってしまう上に莫大なライフコストを払うデメリットもあるが、ここまで来るともう終わり同然なため「
だからどうした」というレベル。
現在では、《
テセウスの魔棲物》(星5)や《無の
畢竟 オールヴェイン》(星2)といった融合モンスターのチューナーも登場しており、融合モンスターだけでシンクロモンスターや《水晶機巧-ハリファイバー》《アルティマヤ・ツィオルキン》まで出せてしまうようになった。
もう一度書くが、
このカード1枚で、である。
はっきり言って、シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターが存在する現環境下では
エラッタ前の《処刑人-マキュラ》に匹敵する最狂カードの一枚に成長している。
コンボの可能性という面では《デビル・フランケン》すらも凌駕するカードといえる。
また、強力な効果を持つ融合モンスターも増えており、例えば《召喚獣ライディーン》でデメリットを回避するなど、シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターの展開をせずとも多様なコンボができる。
【サイエンカタパ】時代のように
攻撃力だけを参照したい場合でも、《
聖神獣セルケト》(3000)、《
ダイノルフィア・ケントレギナ》(4000・自己弱体化あり)が追加されており、
《紅陽鳥》(攻撃2300)が最高攻撃力だった全盛期以上に強化されている。
今後もこのカードで出せる融合モンスターが増えるほど強くなることはあっても弱くなることはない、最凶カードであり続けるだろう。
一応、手札誘発による対策手段の増加や
新マスタールールの影響で申し訳程度の弱体化要素もなくはなかったが、2020/4/1のルール改訂で
融合・シンクロ・エクシーズモンスターのEXデッキからの召喚制限が消滅。
どの道大幅な弱体化を伴うエラッタがされない限り制限復帰は困難な
永世禁止カードであろう。
場にいる限り風属性以外のモンスターの特殊召喚を封じるモンスター。
出た当初こそ酷評されていたものの、モンスター偏重の環境になるにつれてそのロック性能が評価されていった「結界像」シリーズの風担当。
種族・属性を参照したサポートカードは少なくはないものの地味なカードであったが、《
王神鳥シムルグ》の登場で風向きが変わる。
緩い条件でこのカードをリクルート可能で、王神鳥のリンク先に出せば対象耐性も付与されて除去も受けにくくなり、非常に強固な制圧盤面を作れた。
王神鳥を出しやすい【
鉄獣戦線】や【
LL】の台頭により大会環境でも採用される場面が増加。
このカードをサーチ可能な特殊召喚メタテーマの【
ふわんだりぃず】でも採用され、中にはランク7テーマの【
クシャトリラ】が【ティアラメンツ】などへの対策として《
RR-アーセナル・ファルコン》を経由してリクルートする、と言った具合に大会環境におけるメタカードとして大躍進を遂げた。
その影響は大きく、このカードへの対策としてサイドデッキの「
壊獣」に
最も攻撃力の低い《海亀壊獣ガメシエル》ではなく風属性の《怪粉壊獣ガダーラ》が優先して採用される事態にもなった。
そして2023/1/1、ついに
一発禁止指定を受ける事となった。
サーチやリクルート手段が豊富で場に出しやすく、ピン挿ししているデッキも多かったためやむを得なかったのだろう。
ちなみにシングル戦オンリーの
遊戯王マスターデュエルではサイドデッキによる対策が不可能なためその凶悪さは増しており、OCGで禁止指定される1か月前の2022/12/1には禁止指定を受けている。
自分のレベル5以上のモンスターを選択し、そのレベルを1つ下げて墓地から復活する天道虫。
アドバンス召喚以外にはリリースできないものの、
自己蘇生には回数制限がない。
それゆえA召喚だけでなく
シンクロやランク1
エクシーズ、ついでに《
絶望神アンチホープ》の特殊召喚など、幅広い使い道が存在する。
特にS召喚に至ってはレベル調整や素材数の水増しが可能なため、かなり柔軟な対応ができた。
登場していきなり《
生還の宝札》を殺すというハプニングを起こすが、その後は【
ジャンクドッペル】をはじめ、長年の間環境デッキから
ファンデッキまで幅広いデッキの潤滑剤として活躍。
規制が噂されながらものらりくらりと躱し続けていたが、【シンクロダーク】における
先攻5ハンデスを支えるキーカードとして悪用され、とうとう御用となった。
こいつもサイエンやガンナーと同じ理由で
永世禁止カードとして復帰はまず無理との見解が多い。
禁止直前には上記【シンクロダーク】で墓地とフィールドを延々と往復する様子を、
などと揶揄されていた。
こいつのせいで
「《増殖するG》を投げたらデッキ切れで負ける」という原作の
人形戦を思わせる珍事も選考会で実際に起きたらしい。
逆に考えれば、「1ターンに1度」のエラッタがあれば制限復帰はできなくもないため、
エラッタしてでも復帰してほしいという声もある。