君の知らない物語

登録日:2011/10/01 Sat 17:24:45
更新日:2023/09/06 Wed 18:56:39
所要時間:約 4 分で読めます




いつもどおりのある日の事、
君は突然立ち上がり言った。


今夜星を見に行こう



『君の知らない物語』とは、supercellの曲のひとつである。




アニメ自体は深夜だったので一般認知度は低めだが、非常に仕上がりの高い曲として評価され、
発売当時は有線等でガンガンかかってたので耳にしたことがある人も多いのでは。
アニソンの初回入荷が少ない大手ショップでは売り切れが続出し、オリコンチャートでも2ヶ月間トップ20、
週間200位には一年以上留まるなど近年のアニソンのなかでもスマッシュヒット作となった。

エンディングのムービーは、アニメ制作会社シャフトが手がけただけあって、奇抜でスタイリッシュなものに仕上がっている。
ウエダハジメの不気味ながらも可愛らしい絵も、それに拍車をかけている。

『化物語』本編は見たことがない人でも、曲を一度は聞いたという人も多いかもしれないが、
是非ともエンディングムービーごと一度は見ていただきたい。

ちなみに、『化物語』とは、主人公である阿良々木暦怪異に襲われたり、
小学生や中学生の女の子にセクハラを働くアニメである。一部誇張が含まれています。

カラオケでも人気がある。JOYSOUNDで流れるPVが青春の淡い恋を描いたムービーであるためか、傷を抉られる人間も一部存在する。気を付けよう。
なおDAMではアニメ映像が流れる。
あと演出や展開がちょっと見てられないかも(悪い意味で)。

曲だけ聴くと直球青春ソングだが、このアニメのために書き下ろされた曲でありストーリーとも若干リンクしている。



「あれがデネブ。アルタイル。ベガ。」


アニメ12話(TV最終話)ではヒロイン戦場ヶ原ひたぎがこのセリフを口にし、第1話からの伏線等もありファンは多いに盛り上がったとか。

さらにこの曲は阿良々木くんに対する、羽川翼の片想いソングであるという声も根強く、
そう考えた場合、アニメ組はこの曲の時点でかなりのネタバレを食らっていることになる。※TVサイズはそうでもない。
ちなみにフルサイズスキーは結構羽川スキーだったりもする。



ちなみに、これの作詞作曲編曲を手掛けたryoによるとこの歌は、
「化物語の舞台設定だけを借りた、2人で星を見に行った別の高校生たちの歌」をイメージしたもので、
さらに「同じ地区だけど違う学校の高校生の、同じ時間軸上の物語」という設定だと語っている。

また、“あれがデネブ。アルタイル。ベガ。”という原作のフレーズを使うことで、原作とのリンクを狙ったらしい。

さらに余談だが、上述のフレーズはアニメの脚本ではカットされていた部分で、原作既読の人がニヤリとするのをさらに意図したものだった。
が、結果的にこの曲に影響されたカタチで、アニメにもそのフレーズが組み入れられ、あのTV放映版最終話の演出が生まれた。

“あれがデネブアルタイルベガ。”

このフレーズにより『化物語』・『君の知らない物語』の2つの『物語』がリンクした瞬間のあの場面は多くの視聴者を感動させた。




なお、この曲のアンサーソングとも言うべき、『私へ』という曲がある。この曲はsupercellの2ndアルバムに収録されている。
メロディこそ変わらないが、曲が短く、演奏がピアノだけになり、歌詞も変わっている。

内容は、「君の知らない物語」を知っている「私へ」の歌であり、さらに切なさを増した曲に仕上がっている。
両方を聴き込む度に、新たな見方が出来るようになると思うので、ぜひ試していただきたい。



どうかお願い、驚かないで追記・修正してよ。

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最終更新:2023年09月06日 18:56