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イマイチ(ブラックチャンネル)

登録日:2021/02/19 Fri 16:22:05
更新日:2026/05/19 Tue 16:20:40
所要時間:約 7 分で読めます






どいつもこいつもぼくの才能を理解できないんだ!




イマイチとは、漫画「ブラックチャンネル」に登場するキャラクター。

【人物】

コロコロコミック編集部に持ち込んだ自作のマンガをボツにされ落ち込んでいた漫画家の男性。

絵を一目見ただけでさとしも「うまい」と驚くほどの画力の持ち主であり、ブラックですらも珍しく漫画家としての能力は終始評価している。
ちなみに没にされた原稿に描かれた漫画は「パンダンダーZ」というタイトルであり、パンダ風の巨大ロボットが描かれていた。
その一方で間が悪いのか、「つまらない」と編集に言われたことからストーリー構成力の方に問題があるのか、なかなか芽が出ないままでいる。

その結果なのか人格面も拗らせてしまったようで、自分の才能を周囲が理解できてないと嘆いたり、無いのは運とチャンスだけと考えている。
そして、没になった原稿を橋から投げ捨てるなど、完全に自暴自棄になりつつあった。
ただし、ブラックに日本一の漫画家になる企画を提案された際に「そんな簡単な世界じゃねーんだぞ!!」とキレていたことから、漫画家として大成する難易度の高さ自体は把握していてプライドもあったようだ。

燻って自暴自棄になっていた場面をさとしとブラックに目撃された結果、漫画に関心を持っていたブラックの標的として目を付けられてしまう。

【4コマブラックペーパー】

イマイチが用いたデビルツールで、4コマ漫画の枠線が描かれた黒い原稿用紙。描き込まれた漫画の内容を現実にしてしまう。
デビルツールの中でもとりわけ凶悪な効果を持つが誰でも扱えるわけではなく、 絵が上手くないとちゃんと現実化しない
ブラックも以前自分で使ってみたが、ネコを描こうとしても「せいぜいネコ科に見える程度」「古代王者恐竜キングのミニキング並に何描いたのがわからない*1」な絵のせいでネコ科のバケモノが出た、との事。
また描かれた内容を強引に現実化するだけで、現実との整合性はあまり考慮されない様子。
イマイチの顛末を考えるに 転落した彼自身をコレで救うことはできない あたりなかなか皮肉の効いたアイテムと言える。

【劇中の活躍】

ブラックはイマイチに『ザコまんが家を日本一のスーパーまんが家にしてみた』という動画で凄さを世に広めようと提案し、デビルツール『4コマブラックペーパー』の力を見せる。
当初はブラックに胡散臭さを感じていたが、それを見てブラックの力を信用したイマイチは契約に同意する。

イマイチはボツを食らった漫画「パンダンダーZ」をコロコロで連載させるためにブラックペーパーを使用すると、連載を獲得することに成功。
これを足がかりに人気作家になろうと意気込むものの、商業連載の過酷なスケジュールに消耗*2し、さらには編集部から読者アンケートでビリになったと伝えられるなど大苦戦。
連載打ち切りの危機を前にして実力への自信が揺らぎ始めたところ、ブラックに誘惑されて「イマイチの描く漫画は来月のコロコロから永遠に人気アンケート1位」という漫画を描く。

ブラックペーパーの力でパンダンダーZは見事アンケート1位を獲得し、イマイチはズルをしたことに後ろめたさを感じながらもブラック達を家に招いてパーティーを開く。
そして半年も経過すると売れっ子漫画家になったイマイチはボロアパート*3から大豪邸に引っ越し、よそ見していながら描いていた*4のに他人の漫画を腐して悦に入るような醜い人間に成り下がっていた。
ところが、外出時にコロコロを買いに行こうとはしゃぐ子供達の様子がおかしいことに気は付く。
コロコロの表紙を見て口々に「 ヘタクソ 」「これ本当に人気ナンバー1なのか!?」「看板漫画これ!?」と騒ぐ子供を見て、表紙に出ているのはパンダンダーZではと疑問に思いながらも、新人の描いた絵でも載っているのかと覗き込むイマイチ。

すると表紙を飾っていたのはやはりイマイチの描いたパンダンダーZだったが、それは絵心がないブラックの絵は愚か、 ロボ刑事番長星のデデデすら比較にならない程に下手な代物 だった。
そこに現れたブラックに魔界へ連れ込まれるイマイチは、作画の力が落ちるようにブラックに罠に嵌められたと考えるが、ヘタになったのは 他の誰でもないイマイチ自身のせい と明かされる。
ブラックペーパーの力で得た偽りの人気にあぐらをかいて手抜きばかりしていたイマイチは、作画さえまともにできないほどに腕を落としてしまっていたのだった。

ブラックの撮っていた動画の真のタイトルは『ズルしてNO.1になったまんが家 ほっといたら超ヘタッピになったった』。
ズルした瞬間から増長した姿まですっかり動画に収められてしまったイマイチは魔界の「ファン」達に押しかけられサインを求められ、絶叫するのだった……

その後、さとしは街中で再びイマイチを見かけるも、彼はさとし達の記憶をなくしてしまっていた。
またブラックと会う前のように漫画に真摯に向き合うようになり、今度は実力でコロコロに連載を勝ち取っている。

【余談】

  • ブラックチャンネルの作者、きさいちさとしは『パンダんだ』という漫画でデビューしている。
    きさいちは自身のデビューまでを振り返る自伝漫画で『ブラックチャンネル』でヒットする前の苦悩や燻る中で自分より先にデビューした同業者や没にする各社の編集に対して怒る様子などを描いており、イマイチと被る要素が多いことから自身を参考にして描いたキャラクターだと思われる。

  • イマイチがメインとなったエピソード「ザコまんが家を動画で日本一の人気者に!?」は、ブラックチャンネルの公式Twitterで無料公開されている。




追記・修正は漫画を描いてからお願いします。

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最終更新:2026年05月19日 16:20

*1 こちらは意図的に分類が「角竜下目」までしかわからない程度にデフォルメ化されていて、原作のゲームに登場した際も「甲虫王者ムシキング」の「キング」「カブト丸」などと違ってデフォルメ化された姿で登場し、「体長・発掘場所・時代」が記載されず、ステータスが通常盤と比べて大幅に変更された。

*2 耐えられないと判断して没にしたのかもしれない…

*3 月刊誌なのにそんなすぐ単行本が出たのだろうか?それとも質より量でやたらページがたまったのだろうか?

*4 実際に「自分の漫画すら見ていなかったな…」と呟いていた。