登録日:2021/05/01 Sat 07:40:45
更新日:2025/03/27 Thu 23:09:39
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フフフフフフフフ…いくら夢を描こうとも、その夢が叶うことはない。
夢が破れ、希望を失い、最後に残るもの、則ち絶望。
跪け、絶望の下に。
CV:杉山佳寿子
【概要】
Yes!プリキュア5に登場する敵組織「
ナイトメア」のトップに君臨する女帝。
プリキュアシリーズ初の女性首領。
かなりの老体で、ドリームコレットの力で永遠の若さと命を手に入れて世界を絶望で支配することを目的としている。
普段は、ナイトメアの本拠地のビルの社長室に常駐し、稀にモニター越しに部下達に指令を出す。
要するに引きこもり
高齢故に素顔を見られることに抵抗があるらしく、不気味な仮面で覆い隠している。
側近の
カワリーノにさえもまともに姿を見せたことがなかった。
【人物】
私利私欲の為にパルミエ王国に侵攻するなど、目的を果たすなら手段を選ばない冷酷な人物。
反面、部下達を平気で捨て駒にするカワリーノとは異なり、相次ぐ部下達の殉職を重く受け止めており、カワリーノ程のブラック上司ではないことが窺える。
夢や希望を極端に嫌う他、自分の老化も恐れている。
【来歴】
長らく戦線には赴かなかったが、プリキュアの希望の力の強さを量るために、第39話で遂に自らカワリーノさんに無断で出撃する。気分転換のお散歩ではない。
この時点でも、自身の影を無数に増やして使役したり、「プリキュア・クリスタル・シュート」を容易く消したりとただならぬ強さを見せる。
しかし、プリキュアの希望の力が予想外に強力だったことに驚き、「不老不死にでなければ対抗できない」と早急にドリームコレットの奪取するよう指示を出す。
そして、第47話でカワリーノが奪ったドリームコレットを使い、念願の不老不死となり、仮面の下から若返った素顔を顕にする(オリーブ色のロングヘアに、藤色の瞳に、色白の美女の姿になり、和服のような紫の衣装になったが、口調は同じ)。
そのままカワリーノとプリキュア5の決戦を観戦するが、どんな逆境でも決して希望を捨てない5人、ココとナッツの必死の呼び掛けに応じて絶望の仮面を打ち砕いたミルクとパルミエ王国の住民達、そしてカワリーノが敗れる光景を目の当たりにする。
仮面を砕き、カワリーノを倒すとは…恐るべき力。
よかろう。私がお前達に、真の絶望を見せてやるとしよう。
最終話、影から生み出した無数のコワイナーを従え、プリキュア達との最終決戦に突入する。
だが、幻術を破った
キュアドリームや絶望に屈しない他の4人を見て激しく動揺し…
何故だ!お前達は怖くないのか!?
老いることが怖くないのか!?
力が衰えることが怖くないのか!?
永遠の命を得ても…私は……何故……!?
不老不死になれても取り除けなかった心の不安をさらけ出し、それを見たドリームは「デスパライアも自分達と同じで不安や恐怖を感じる心を持っている」「話せばきっと分かってくれる」と考え、何と変身を解いて歩み寄る。
そして、絶望の力が止まりコワイナー達が次々と消滅していく。
お前はどんな時も決して諦めず、希望を持ち続けている。怖いと思ったことはないのか?
怖いよ…今も怖いと思っている。でも平気だもん!
その言葉を聞いたりん・うらら・こまち・かれんも変身を解いて、のぞみの元へ行く。
デスパライアはプリキュア5の強さの根源が「仲間」にあることを知り、のぞみが差し出した手を取ろうとする。
しかし、そののぞみの行為に激昂したカワリーノが復活。
すると、のぞみに襲いかかろうとするカワリーノを吹き飛ばし、「世界を絶望で覆い尽くしましょう」「不老不死になられたのにこれ以上何を望むのです」と訴えかける彼を「どうすれば希望が持てるのか知りたいのだ」「世界を絶望で覆い尽くしても、空しいだけではないか」と返答し、事実上拒絶してしまう。
主君の変心に絶望したカワリーノは、絶望の闇から出現したブラッディに捕まり引きずり込まれてしまった。
全ての部下を失った事実に狼狽し、絶望の力が制御できないまでに暴走してしまう。
頼みがある。
お前達の力で、私ごとこの世界を封印してくれ。
ダメだよ!そんなことをしたらあなたが!
このままでは、私の力が、全ての世界を消してしまう。
でも…!
私の最後の願いだ…。頼む…。
…分かった…!
その願いを聞き入れた5人はプリキュアに変身し、力を合わせてナイトメアの世界を封印しようとする。
その間際、デスパライアはココとナッツにドリームコレットを返却し、これまでの悪事を謝罪する。
そして…
最期は安らかな笑みを浮かべて消えていき、彼女の封印を以てナイトメアは物理的に倒産した。
【余談】
プリキュアシリーズ初のプリキュアとの和解に成功したラスボス。
永遠の命を保ったまま封印されている為手放しで喜べるラストではないが、これまでの
ラスボスと異なる末路は視聴者に衝撃を与えた。
また、プリキュアとほとんど交戦していないので、デスパライア本人の具体的な実力は未知数。
だが、作中ではプリキュア達を大いに苦しめたカワリーノを一方的に吹き飛ばす描写があることから、本気を出せばプリキュア達の勝ち目は極めて薄かった可能性が高い。
モチーフは「蛾」で、プリキュア5のモチーフの蝶と対になっている。
こういう時は何を言うべきなのか…私は分からぬ。
追記・修正を頼む。
- 「上の者がキチンと管理せねば下は動かん」って、圧力かけたり使い潰したりするって意味ではないよね? -- 名無しさん (2021-05-01 22:27:32)
- プリキュアが蝶でデスパライアは蛾だけど行動力とカリスマ性に溢れるのぞみに対して引き籠りでカワリーノに任せっきりだったデスパライアと本当に対になってるのよね。ジャアクキングやゴーヤーンは絶対の自信があったし、のぞみのメンタルも強いけどデスパライアは一度出撃して力を見せられたら早々に引き上げて不老不死を急いだりと焦るのも、今迄のラスボスからみて最弱なメンタルな所が人間らしい。絶望の支配者デスパライアは誰よりも臆病だったんだね -- 名無しさん (2021-05-03 00:11:54)
- 実は私、「 サンクルミエール学園の理事長( もとい、おタカさん ) 」とは「 姉妹 」なんじゃないかという妄想があった....雰囲気的や過去のアニメ作品でもあったパターンだったから.....。 -- 名無しさん (2022-03-26 00:52:40)
- 後にのぞみとは真逆のハイスペック(カリスマはそのまま)プリキュアの祖母になったけど、若さを失ったけど本当意味で希望を手に入れたようにも見える。老いること死ぬことを恐れた↔既に死んでいるが大切なものの為なら恐れずに孫を守った。 -- 名無しさん (2023-03-21 23:50:52)
- デスパライアとディスピアで絶望同盟が成り立ってしまう -- 名無しさん (2025-03-27 23:09:39)
最終更新:2025年03月27日 23:09