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SCP-1038-JP

登録日：2021/07/23 Fri 16:28:28
更新日：2025/04/24 Thu 16:27:34
所要時間：約 12 分で読めます





この部屋を破壊して世界を救ってくれ




危険
SCP-1038-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つ。
項目名は『Recycool room feat.Laughing ONI』。オブジェクトクラスはSafe。
要注意団体「如月工務店」によるオブジェクト。



特別収容プロトコル

SCP-1038-JPが存在する建物は財団フロント企業によって買収されており、カバーストーリー「取り壊し予定」の流布により部外者の侵入を防ぐ。やがて機械から先に霊的構造体の完全な理解に成功し



説明

SCP-1038-JPは神奈川県横浜市██区に存在するマンション「ハイツ███」の203号室。
室内は机（以下、「SCP-1038-JP-A」表記）周辺を除きおよそ氷点下40～氷点下20℃の低温状態を保っている。イメージとしては冬の北海道だろうか。
因みに、暖房機も季節も日照時間も関係なく室内はこの温度である。もう冷凍庫に使っては？

SCP-1038-JP内に人間が侵入してある程度の時間が経過すると、SCP-1038-JP-Aの上にこれまでに侵入者が作成したとされる物品（以下、「SCP-1038-JP-B」表記）と物品を修正するための道具一式が出現する。
Dクラス職員を用いた実験では、SCP-1038-JP-Bが石膏像であればハンマーとノミが、幼少期に描いた似顔絵であれば36色のクレヨンが揃って現れた。燃やせ
これらはSCP-1038-JP-Bを修正するか一定時間触れずにいた場合消失する。壊してくれ
要するに、過去に自身が作った物を直せるオブジェクト。時空間無視がお得意な如月工務店らしいオブジェクトである。
こうして見てみると、Safeも納得の無害さだろう。室内はとんでもなく寒いのだが。

このオブジェクトの発見は200█年11月23日のマンション内の通報による。
通報者によれば、「この部屋に住んでいた巡田円という男性が数日出て来なかったことを不審に思ったため、管理人が部屋に入ったところ猛烈な冷気が溢れてきた」ということだった。
また、巡田氏は室内で首を吊って死亡していることが確認されている。そのポケットからは以下の資料が発見された。


平成██年10月15日

巡田　円様へ

有限会社 如月工務店

以前に貴方様のご要望によって弊社が製作した「創作活動に没頭出来るクールな部屋」に関しまして、重大な欠陥が発覚致しました。
誠に申し訳有りませんが、ご都合の合った時間を教えて下されば係りの者が伺いますので、返信の程宜しくお願い致します。
未来から過去への反復において最も影響を受けるのは機械とその部品で



隣に住む袁利氏へのインタビューによると、朝起きてみると隣の部屋の目が騒がしく、管理人と相談の上、鍵を開けたのだという。閉じろ
そして室内に入り、巡田氏が吊るされた上に凍り付いたのを発見した。確保してくれ
インタビュー後、袁利氏には記憶処理が施され、事件関係者にはカバーストーリー「ガス自殺」が流布された。違和感を感じたならば行動してくれよ





Good Choice




追記・修正は机上の道具でお願いします。
















SCP-1038-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つ。
項目名は『Recycool room feat.Laughing ONI』。オブジェクトクラスはSafe 肉体的にはKeter。
要注意団体「如月工務店」によるオブジェクト。



収容プロトコル

SCP-1038-JPが存在する建物は財団フロント企業によって買収されており、カバーストーリー「取り壊し予定」の流布により部外者の侵入を防ぐ。
実験により財団内部で作成されたSCP-1038-JP-Bが発見された場合、研究担当者に速やかな連絡を行う必要がある。電子機器の組み立てにより未来からのデータ完全な受け渡し成功する



説明

SCP-1038-JPは神奈川県横浜市██区に存在するマンション「ハイツ███」の203号室。
室内は机（以下、「SCP-1038-JP-A」表記）周辺を除きおよそ氷点下40～氷点下20℃の低温状態を保っている。イメージとしては冬の北海道だろうか。
因みに、暖房機も季節も日照時間も関係なく室内はこの温度である。

SCP-1038-JP内に人間が侵入してある程度の時間が経過すると、SCP-1038-JP-Aの上にこれまでに侵入者が作成したとされる物品（以下、「SCP-1038-JP-B」表記）と物品を修正するための道具一式が出現する。
財団職員を用いた実験では、SCP-1038-JP-Bがインクがまだ乾いていない手紙であれば当時使用したと推測される万年筆が、自作したノートパソコンであればマザーボード、冷却用ファンといった数種の部品と半田ごてが揃って現れた。パソコンはぶっ壊せ
これらはSCP-1038-JP-Bを修正するか一定時間触れずにいた場合消失する。
被験者及び近隣の人物のインタビューから、SCP-1038-JP-Bを作成した当時の時刻・場所に修正後のSCP-1038-JP-Bが戻っていると予想されている。実験は中止しろ
要するに、過去に自身が作った物を直せるオブジェクト。時空間無視がお得意な如月工務店らしいオブジェクトである。
こうして見てみると、Safeも納得の無害さだろう。室内はとんでもなく寒いのだが。
……ん？　「肉体的にはKeter」ってどういうことだ？

このオブジェクトの発見は200█年11月23日のマンション内の通報による。
通報者によれば、「この部屋に住んでいた巡田円という男性が数日出て来なかったことを不審に思ったため、管理人が部屋に入ったところ猛烈な冷気が溢れてきた」ということだった。
また、巡田氏は内部で重度の低体温症を患っており、以下の資料を握り締めていた。


平成██年10月15日

巡田　円様へ

有限会社 如月工務店

以前に貴方様のご要望によって弊社が製作した「創作活動に没頭出来るクールな部屋」に関しまして、重大な欠陥が発覚致しました。
誠に申し訳有りませんが、ご都合の合った時間を教えて下されば係りの者が伺いますので、返信の程宜しくお願い致します。他の団体だけじゃな



巡田氏には回復後、インタビューが行われた。
今すぐあの部屋を完全に破壊しろ、財団からだ、IDは4
巡田氏によると、「作業に没頭出来る部屋」として業者にリフォームを頼んだが、終わってみれば極寒の部屋になっていたという。部屋の中ではバナナで釘が打てるそうだ。何かあいつ等、Coolの意味を履き違えてたんだよな。(笑い声)
そんな部屋だが、そこは如月工務店。発注どおり作業の進むような部屋にはなっていたらしい。部屋の主である巡田氏が倒れるまで部屋から出なかったのもその証左と言えるだろう。
とはいえ上手くはいかなかったのか、「俺の今のセンスでも過去には響かなかったみたいだな。未だに俺の評価は、過去から覆らない。」と零していた。これが精一杯だ

O5含む面々から肉体を捨て去った後にはもう
インタビュー後、巡田氏は無駄な努力である記憶処理を施された。壊死による切断箇所には███により代用する予定となった。机をｋ

霊的思考を得た機械は正しき死を受け入れたO5の補填として功績を讃え加入した。我々も凡そ幾らかの機械と霊的な物事の考え方を教えられた。財団職員ならば誰であっても。肉体に干渉するオブジェクトは軒並み完全なコントロールに成功したが、その時には既に皆あのクソ機





No reason




追記・修正は机上の道具でお願いします。
















本項目は、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つ。
オブジェクトクラスはdeleted。



特別収容プロトコル

該当する異常性は一切のオブジェクト的特性を示さなくなりました、Dクラス職員によるこれ以上の実験は不要故に削除しました。破壊しました。有機的成分が残存する財団職員に対する処置は予定を早めて実行されます。



説明

当オブジェクトは肉体を約61％以上保持している職員のみ異常性を発現させる。
この数値はO5を含む上級職員が保有する肉体量を上回っており、これ以上の数値の下級職員並びにレベル0相当の権限を持つ全人類を用いた実験は総じて無価値となった。
尚、破壊作戦は実行済み。

現在の財団は、部品を共有した電子機器の作成を利用した未来の情報・技術の過去への送信によって向上した未来を齎し、躍進した技術により肉体の破棄が進んだ。





Perfect




改変が確認された情報は随時追記・修正を行います

















自動通達

今ページのみがSCP-1038-JPにおける正しい情報です。他のページが出現した理由は現在調査中です。



SCP-1038-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つ。
項目名は『Recycool room feat.Laughing ONI』。オブジェクトクラスはSafe。
要注意団体「如月工務店」によるオブジェクト。



特別収容プロトコル

SCP-1038-JPが存在する建物は財団フロント企業によって買収されており、カバーストーリー「取り壊し予定」の流布により部外者の侵入を防ぐ。



説明

SCP-1038-JPは神奈川県横浜市██区に存在するマンション「ハイツ███」の203号室。
室内は机周辺を除きおよそ氷点下40～氷点下20℃の低温状態を保っている。イメージとしては冬の北海道だろうか。
因みに、暖房機も季節も日照時間も関係なく室内はこの温度である。

SCP-1038-JP内には巡田氏の死体によって作成されたオブジェであるSCP-1038-JP-Aが存在する。
このオブジェは机と座椅子上にボルトによって固定されており、机と室内の温度差による筋肉収縮を用いて、約2分間に45度の回転運動を行い続けている。また、死体には防腐処理が施されている。
オブジェは見た目こそ不気味だが、異常性は記録されていないので、これでは「ただとてつもなく寒い部屋」というだけのような……。

このオブジェクトの発見は200█年11月23日のマンション内の通報による。
通報者によれば、「この部屋に住んでいた巡田円という男性が数日出て来なかったことを不審に思ったため、管理人が部屋に入ったところ猛烈な冷気が溢れてきた」ということだった。
また、内部ではビデオカメラとA4サイズの用紙が発見された。

報告書には映像記録が4本分記録されており、映像内の巡田氏の「遺言になると思う」との語りから始まるとおり、SCP-1038-JP内における彼がSCP-1038-JP-Aになるまでの記録となっている。
映像内には、
  • 映像内の巡田氏の体に巻かれる包帯*1が増えていき、その内左腕が欠損し、SCP-1038-JP-Aと酷似した姿になる様子
  • 巡田氏が「何十人もの通行人*2から机や部屋を破壊しろと声を掛けらた」との発言
などが記録されている。
巡田氏が声を掛けられたという通行人たちによると、SCP-1038-JPによって未来の世界がおかしくなるそうで、しまいには「この部屋を壊して世界を救ってくれ」とまで巡田氏に話していたようだ。

最後に、室内で発見された用紙について引用する。


平成██年10月15日

巡田　円様へ

有限会社 如月工務店

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、この度リフォームという限定的な案件でありながらも弊社へ御依頼して下さった事、大変喜ばしく思います。
行える事は大変限られていましたが、可能な限り御期待に応えさせて頂きました。
願わくば「創作活動に没頭出来るcoolな部屋」の内部で、努力や失敗を全て糧として未来永劫語り継がれる作品を製作出来たのならば我々も冥利に尽きるというものです。

巡田様の今後より一層のご発展を、心より祈念申し上げます。

謹白


まあ、確かに未来でも語られてるな……。





「Am I cool yet?」






結局どういうことよ？


このオブジェクトの報告書は他と違い、ページ内でタブ形式で分かれて存在する。
タブは4つ。『Good Choice』『No reason』『Perfect』『「Am I cool yet?」』である。

財団によると正しい情報は『「Am I cool yet?」』内の物のようだが、それ以外のページが現れた理由は調査中。
……というのは財団視点での話。ひとつずつ紐解いていけば、読者である我々視点では『「Am I cool yet?」』が正史の世界戦、残り３つは歴史改変によって消された世界線であり、その３つのうち『Good Choice』は歴史改変が起こる前の最初の世界線であることが読み解けるはず。

まず、このオブジェクトにはどのタブでも共通する以下の特徴をまとめよう。
  • 「過去に作ったものを取り寄せて修正し終わったら元の時代に送り返せる、最高にCool(物理)な部屋」であること
  • オブジェクトに深くかかわる芸術家の男「巡田」氏から如月工務店に発注されて製作されたこと
特に重要なのは一つ目。
この作業部屋、過去から「修正したい」物品を取り寄せ、そこに「未来にしか存在しないもの」*3を仕込んで送り返せば、過去に干渉し未来を操作できる。
すなわちこの4つのタブを世界線、つまりSCP-1038-JPを起点に未来が分岐した４種類の並行世界であると仮定すると、この謎を解くことができるのだ。

では、コメント欄の考察をもとにまとめたそれぞれの世界線について情報をまとめていこう。



「Good Choice」の世界線

巡田さん、頼んでいたマイ作業室(※異常効果付き)ができて大喜び……と思いきや、首を吊って自殺してしまう。
このオブジェクトの「修正したいと思ったものを取り寄せて好きなだけ修正できる」という性質を振り返って考えると、このオブジェクトを介して作品を何度も手直ししたのに現在が思う通りに変化しなかったことから、そもそも巡田さん自身に芸術の才能がたいして無かった事を否が応でも自覚してしまったのだと考えられる。
意味のあるモノを作れないまま生涯が終わる現実をを突き付けられてのうのうと生きていられるほど、巡田さんは強くなかったのだ。
この人が「ミズ・げいじゅつはばくはつだ」さんと会話していたら一体どうなっていたのだろう

そして、通報やらなんやらがあって財団がこの部屋を確保＆収容。
報告書があるということは、つまり財団が発見しているということだからである。

このタブの合間合間に「燃やせ」とか「壊してくれ」とか「やがて機械から先に霊的構造体の完全な理解に成功し」とか不穏なことが書いてあるが、それについての説明はいったん割愛。


「No reason」の世界線

SCP-1038-JPをめでたく収容した財団。
報告書を書くからには、異常性がどんなものか調査しなくてはならない。当然、「実験」と称してSCP-1038-JPをいろいろ使ってみるわけである。
その中で、財団職員が過去に組み立てた自作パソコンを「修正」する実験を行ったところ、パソコンが異常進化する現象が発生。
パソコンは「修正」を通して自己進化しつつ未来から現在の時間に向けて情報を送るというスカイネットか未来ガジェット研究所みたいなことをやりはじめ、どんどんどんどんオーバーテクノロジー化していく。
このタブの下の方に「霊的思考を得た機械は正しき死を受け入れたO5の補填として功績を讃え加入した。」とあるので、おそらく犯人は自我を獲得し人類に反旗を翻したパソコン自身。モロにスカイネットじゃねーか

また、如月工務店が言っていた「重大な欠陥」もおそらくこれ。
修正の際近辺に機械部品がある、もしくは機械部品を対象に「修正」すると、そいつが異常進化する危険性に気づいたのだろう。

このタブの合間合間にも「電子機器の組み立てにより未来からのデータ完全な受け渡し成功する」とか「パソコンはぶっ壊せ」とか「実験は中止しろ」とか不穏なことが書いてあるが、それについての説明も割愛。もう少しガマンしていただきたい。


「Perfect」の世界線

財団、機械に乗っ取られる。
タブの記述からするに、O5含む人類のほとんどが生身の肉体を捨ててしまったか、あるいはO5をはじめとする指揮系統がロボットに挿げ替わってしまったらしい。
「オブジェクトは肉体を約61％以上保持している職員のみ異常性を発現させ、この数値はO5含む上級職員が保有する肉体量を完全に上回っており、」という記述からするに、サイボーグとロボットまみれの世界が誕生してしまった可能性が濃厚である。
また、SCP-1038-JP自体も破壊されてしまった。機械自身がSCP-1038-JPを用いた過去改変で世界を乗っ取った存在である以上、ほっとくと同じことを人類にやられると思ったのだろう。

なおこの世界線では、そうして世界の支配者に君臨した機械に反抗した生身の職員*4が破壊直前にSCP-1038-JPの報告書を「修正」することに成功。
報告書はSCP-1038-JPで過去に送られ、断片的ながら未来の情報や指示を過去に送り込むことに成功した。
「Good Choice」の報告書や「No reason」の報告書にあった、不穏かつ乱雑な書き込みは、このときに記入されたものである。


「Am I cool yet?」の世界線

未来の情報が混入された報告書が過去に送られる。
財団職員でない巡田さんは報告書自体を見ることはできないので、おそらく報告書以外にも未来から転送された物品や情報があったのだろう。

ともかく、未来で起こっている異常な状況を巡田さんは把握した。
「違和感を感じたなら行動してくれよ」の言葉の通り、巡田さんはある行動に出る。
それは、「巡田さん自身を材料に、机の上を塞ぐ形で固定されたオブジェを作る『リフォーム』を如月工務店に依頼すること」だった。
依頼すれば確実に死ぬことになる。しかし巡田さんは躊躇わなかった。
もともとなんの介入もなかった「Good Choice」世界線では首を吊って自殺していた巡田さんである。
この世界でも、生きることに嫌気が差していたことは想像に難くない。

で、リフォームの依頼を受けた如月工務店は依頼を快諾。
彼の肉体を材料に着工に取り掛かる。
「Am I cool yet?」の報告書には巡田さんが身体を徐々に失っていく過程が描写されているが、この描写から察するに、如月工務店の工事は「対象の肉体を、姿を見せず直接触れることもなく少しずつ切り取って材料にしていく」というもののようだ。
「Am I cool yet?」の報告書で唐突に出現した巡田さんの死体があちこち欠けていたのは、オブジェ以外の建築材料として使うために、巡田さんの肉体を少しずつ削っていたためだろう。
このオブジェクトの起動条件は「肉体を61%以上保有しているヒトが部屋にいること」。それは「Perfect」の報告書で判明している。
つまり、61%になるまでは肉体が削れてもいいわけである。

そうして、巡田さんは死に、オブジェが完成。
巡田さんの死体は机と椅子にがっちりボルト固定された上に筋肉収縮で死体がぐねぐね動き続ける嫌なオブジェとして机を占有しているため、机は永久に「使用中」となる。つまり他の人が使用できなくなる。
まるで悪質なフラワーロックである

そして、机に座る巡田さんの死体は「机の使用者」であると同時に「巡田さんの作品」でもある。
万が一机から巡田さんの死体をひっぺがしたり運動を止めさせた場合「巡田さんが作品を完成させた」判定となり過去に送られる。そして過去に送られた死体はふたたび机に固定された状態で出現する。

この二重のプロテクトによって、以降過去改変はできなくなり、「机」を利用した修正を前提とした未来は破壊される。
その筆頭である「Perfect」世界線を産むループ自体も例外ではなく、はじめから存在しないことになった。

同時にこのオブジェクトは「命を賭して未来を救ったぜ。Am I cool yet?(俺って最高にクールだったろ？)」という、巡田さんなりの"芸術"でもあったわけである。





最後に、項目名からも察せられるとおり、巡田氏はAre We Cool Yet?のメンバーであることが仄めかされている。
とはいえ、彼自身には冴えた才能はなかったのか、共用スペースから出て自身の作業場を得たにも関わらず作品の出来は「そこそこ」だったそうだ。



追記・修正は机上にインターネットの通じる端末機が出現した方にお願いします。
CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-1038-JP - Recycool room feat.Laughing ONI
by ShicolorkiNaN
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1038-jp

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最終更新：2025年04月24日 16:27

*1 その下は恐らく怪我や欠損と思われる

*2 「未来から聞いて」警告をしているらしい

*3 未来の情報とか、取り寄せる前の年代には存在しなかった精密機器とか

*4 少なくとも肉体の61%が生身でなければこのオブジェクトは起動させられないらしいので。また、あくまで「修正」をするオブジェクトなので、書き込んだ職員は報告書の執筆に関与していた人物であろうことも読み取れる