ギアノス/ドスギアノス

登録日:2021/11/22 Mon 18:42:00
更新日:2025/03/08 Sat 10:41:28
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ギアノス及びドスギアノスは『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスター。
初登場はギアノスが『モンスターハンターG』(MHG)、ドスギアノスが『モンスターハンターポータブル 2nd』(MHP2)

【概要】

ギアノス

小型鳥竜種の一種で、主に雪山に生息している。
ランポスと非常に見た目が似ているが、皮や鱗は白い。

そもそも当初は「ギアノス」という名前が無く、ランポスの群れに混ざって登場する亜種と言われていた。
その為MHGやMHPでは「白ランポス」*1、MH2では「ランポス亜種」として登場していたモンスターだが、調査により別種と明らかになったのでMHP2より変更された。
ランポスの群れに混ざっていた個体は森丘や旧砂漠の地底湖にも出現していた。

モーションや肉質は基本的にランポスと一緒。
MH2からは時たま氷液を吐き、これに当たると「雪だるま」状態になる厄介な能力を身に付けた*2
特にMHFだとひたすら冷却液を吐く鬱陶しい存在になっており、大型モンスターの狩猟中に囲まれると大苦戦を強いられる。

こいつは牙系のアイテムは剥ぎ取れない。なのに皮もなかなか剥ぎ取れない。
たいまつが登場する作品に登場したことが無いので、たいまつで殴ると巣に引っ込んでしまうのかどうかが分からない。

ドスギアノス

ギアノス達のリーダー。
ギアノスより二回り以上大きな体をもち、青みがかった大きなトサカがある。
何かと凶暴なイメージが強いドス鳥竜種だが、ドスギアノスは意外にも社交的な方。
他の群れと遭遇した時は争わずに統合することもあり、ボスが2頭いる強力な群れになっていく。しかし何故か2頭クエストが無い

吐いてくる氷液はMHP2/MHP2Gでも「雪だるま」になるので注意されたし。
氷液さえ気をつければドスランポス同様ゴリ押しで倒せる。

MHP2/MHP2Gの村下位最初の緊急クエストに出現するので、初心者には良い練習相手となるだろう。

だがこのギアノスとドスギアノス。
長らくモンハン界屈指の不遇モンスターだった。

【長きに渡るリストラ】

まず、MH3ではリストラ。尤もランポス達も同じだったのでそんなに言われることは無かった。
代わりに眠狗竜一派が寒冷地に出現するようになった。

続くMH4/MH4Gでは、眠狗竜一派のリストラと新フィールド・氷海の導入もあって登場できる…………わけなかった。
何とランポス種では唯一未登場で終わってしまった。
おまけに素材すら入手できない。
ランポス種(特に高レベルギルドクエストのドスランポス)が大幅に強化されただけに不参戦を惜しむ声も多い。ドスゲネポスはG級未登場、ドスイーオスはムービーで共食いというまあまあ悲惨な目に遭っていたので、「登場しなくてよかったかもしれない」という意見もあるが

その後、MHXではようやくギアノスが復活。
村クエストでは討伐クエストが用意された。

えっ、ドスギアノスは?
いないんだよ、それが

詳しい事情は不明だが、ドスギアノスはまたしても不参戦だった。
同じ立場にドスジャギィがいるが、リストラ歴はこちらが長い上、オトモの装備すら作れない始末。どうしてこうなった。


そして、MHXX。
満を持してドスギアノスが参戦した。
しかもG級である上、これまでメインシリーズでG級に登場したことが無かった反動で特大になったドスファンゴとの共演で。
集会所G級 G★
狩猟クエスト
ドスの威信を賭けた戦い
目的地 メインターゲット 報酬金 7800z
雪山<昼> ドスギアノス1頭と
ドスファンゴ1頭の狩猟
制限時間 サブターゲット 報酬金 2400z
50分 ギアノス8頭の討伐
契約金 受注・参加条件
800z HR9以上
いわゆる「G」で復活するモンスターが下位クエストで出ることはないということに由来するのだが、まさかドス鳥竜ごときがこの法則に従って登場することになるなんて誰が予想しただろうか。

勿論、戦闘能力は大幅に強化されているので、過去作と同じ感覚で戦おうとすると痛い目に遭う。

他にも念願の2頭クエストや、オトモ武具も実装された。逆転裁判のイベクエでは争っていたが


ドスジャギィ「よし…俺もいつかドスギアノス先輩みたいにG級で復活してやる。」

残念なことにMHFではサービス終了まで参戦できなかった。
しかも公式から度々ネタにされていた。

【武具】

元々はランポス亜種として扱われていた関係上、それ以前とその後で性能の傾向が大きく異なる。
……それだけならまあ納得できるのだが、なぜかXXで復活した際にも大きく性能が変わった、とにかく「経験だけでは運用できない」装備群と言えよう。

初期は武器は無属性、かつ素材が集めにくく大剣とライトボウガンしかない関係上あまり注目されなかった。
防具も同じでランポス亜種素材のみならず全身くまなくグラビモス亜種の素材を要求されるという謎の設定がなされていた。
そのためやたら守備力は高いがスキルはランポス系に準じた微妙さということで見向きもされなかった。

大きな転機となったのは正式にボスとなるドスギアノスがデビューしたMHP2系。
ギアノスやドスギアノスと最序盤から会えるようになり、装備が大きく作りやすくなった。
まず武器が片手剣、双剣、ガンランス、狩猟笛と大量に追加。
その上片手剣以外は氷属性が付与され、最序盤で手に入る氷属性武器ということで存在感を示した。

またどの武器も必ずどこかで輝けるタイミングがあるというのも特徴。

  • 大剣はドスギアノスを倒せれば長い緑ゲージにまあまあの攻撃力という安定感抜群の性能で序盤を乗り切るのに適する
  • ガンランスは上位序盤で強化を終えるのと引き換えに高い物理火力と安定した斬れ味で他のガンランスより一際高い攻撃力を手軽に得られる
  • ライトボウガンも上位ではヘビィ並みの装填数の通常弾と4種の属性弾をばら撒ける独自の性能で存在感を示す
  • 双剣と狩猟笛はG級最終盤のG武器が氷属性武器の候補に上がるレベルで強い
  • 唯一氷属性のない片手剣もかつてのランポス片手剣と同じように牙を組み替えることでゲネポスやイーオスの状態異常片手剣のベースになる

いずれも時期さえ見誤らなければ手軽に作れて強いという立ち位置を確保できた。

それは防具も同じで下位はガード性能や散弾強化、上位は回避性能という発動が面倒な有用スキルのポイントが振られている。
残念ながらG級には対応しないが、強化上限が解禁されれば使うことも可能。

が、XXでは武器は鈍器運用しても他の武器の劣化気味、防具もスキルが死にやすいとまた要らない子になってしまった。

【余談】

先述の通りギアノスは氷属性だが、訓練所では何故か眠り投げナイフが剥ぎ取れた。


追記・修正はリストラされても諦めずにお願いします。

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最終更新:2025年03月08日 10:41

*1 MHGやMHPの頃の亜種は色名+種名で呼ばれていた

*2 MHP2・MHP2Gではならなくなった