ドスジャギィ

登録日:2021/11/02 Tue 20:25:40
更新日:2024/10/31 Thu 23:11:32
所要時間:約 5 分で読めます




もしかして→ジャギ(北斗の拳)


ヘェーイ!


モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンター3』(MH3)。
ジャギィ及びジャギィノスについては個別項目を参照。



 種族:鳥竜種
 別名:狗竜*1    

概要

シリーズお馴染みのドス鳥竜
雄のジャギィが成長した個体で、ジャギィ、ジャギィノスの群れを束ねるリーダー。
背中の灰色の毛と「王者のエリマキ」と呼ばれる巨大な耳が特徴で、これを失う事はボスとしての威厳が弱くなる事を意味する。

ジャギィ時代はボスや雌に餌を取られてばかりでほとんど成長できない為、多少成長すると群れを抜けて犬のくせに一匹狼として生活する様になる。
こうなれば誰に遠慮することもなく食事ができるが、所詮ジャギィなので初めはケルビを捕食できるかも怪しいレベル。そういう訳で群れを率いるまで成長できるのは極々一部なんだとか。

ボスの特権で獲った獲物は腹一杯食べられる。
その代わりに群れを守るため体を張るのが彼の責務。
ハンターやチャチャンバ、オトモアイルーに気を取られ過ぎて、うっかりジャギィ達を巻き込んで攻撃してしまう時もあるのは内緒。
成長して肝も据わったのか、たいまつや燃鱗は全く平気。
ただし火属性には相変わらず非常に弱い。

戦闘能力

MHP2G以前のドスランポス系とは異なり、動きが遅い分尻尾回転攻撃やヘェーイタックルをぶちかましてくる。
特にタックルは防具が充実していない序盤で食らうと割とシャレにならない。
その為、「たかがドス鳥竜w」と舐めてかかって返り討ちに遭ったハンターもいたとか。
また、鳴き声でジャギィとジャギィノスを呼び寄せる。

一方で、攻撃に予備動作が多い、仲間呼びの最中は無防備、大型モンスター同様落とし穴にかかる等の弱点もある。
初めてモンハンをプレイする人にとっては難敵かもしれないが、慣れれば他のドス鳥竜のようにあっさり倒せてしまう。
ドスジャギィを余裕で狩れるようになれば、プロハンターの道を一歩踏み出したと言えるだろう。

因みに、ドス狗竜は獣竜種とモーションが似通っているため、体力が減ったときに足を引き摺るのも獣竜種ゆずりなのだろうか…?

主な攻撃

噛み付き
前方に2回攻撃するパターンと、振り向きながら攻撃するパターンがある。怒り時は速度が速くなるので注意

〈尻尾攻撃〉
アッアッオーウ!アッアッオーウ!
尻尾を180度回転させて攻撃する。この時ドスジャギィの体も動くので頭部を狙う時は注意しよう。

〈タックル〉
みんな大好きヘーイ!
ハンターと距離を置いてから体を横にしてぶちかます。
予備動作が少し長いので避けやすいが、G級は高速で繰り出すことがある。

〈仲間呼び〉
鳴き声でジャギィとジャギィノスを呼び寄せる。
しかし、エリアによっては全く増援が現れず孤軍奮闘するドスジャギィの姿も…。
完全に隙だらけなので積極的に攻撃した方が良い。

劇中の活躍

初登場したMH3では、村クエストにおいて最初に戦う中型モンスターで、モガの森では通常の狩猟クエスト、続けて砂原で捕獲クエストとキークエスト2件立て続けに相手をすることになっていた。
MHP3では捕獲クエストがオミットされた影響でキークエは砂原の狩猟クエストに差し替え、MH3GではMH3時代とクエストの種別と目的地が入れ替わり、捕獲クエストはキークエストから外されている。
同じくMH3で登場した眠狗竜一味や、MHP3で新たに登場した毒狗竜一味とは異なり、状態異常攻撃を使ってこない分、ドス狗竜の中では一番攻略が楽。
MH3Gでは「最強の狗竜」ことG級個体が唯一登場する。彼もドス鳥竜共通の怒ると超高速化するのでやっぱり強い。
しかも単体クエストがなく、弱点が真逆で何かと面倒なラングロトラとの同時クエストしか確実に会う手段がなかったりする。
一応、合計4頭の連続狩猟なので体力だけはかなり低い。

眠狗竜一味や毒狗竜一味がリストラされたMH4/MH4Gにも唯一続投。
遺跡平原に出現し、相変わらず多くの新米ハンターの壁として立ちはだかった。人によってはアルセルタスケチャワチャの方が強かったと思うかもしれない。
他にも闘技場での各武器のチュートリアルの練習相手、所謂サンドバッグ教官ポジションも務める。

だが、大型モンスターのオトモになる機会の減少、狂竜化した個体と戦えない、G級未登場など扱いは前作に比べると微妙に悪い。

MHX/MHXXではジャギィやジャギィノスは普通にいるのにドスジャギィは何故か不在
更にMHRiseでは眠狗竜一味や毒狗竜一味が子分達を従えて久しぶりにメインシリーズで登場した中、オサイズチにポジションを奪われまた不在と第二のドスギアノスポジションになりつつある。

MHSTではストーリー中盤~終盤のナウパカ島に生息する。
登場が遅いためかランポス系より厄介な敵になっており、体力が少ない方を集中攻撃したり、ジャギィに強力なスキルや、ジャギィノスに回復を指示したりもする。
オトモンとしてはドス鳥竜なのに登場が遅い影響でメインストーリー中の活躍は難しいのだが、習得スキルは同系統のスキルを連続して繰り出すと威力が上がる「ジャギィコンボ」を3竦みそれぞれ揃える。
絆技はジャギィを呼び寄せて強襲するものだが、他のドス鳥竜に倣い「ドストライク」というネーミングになっている。
妙に龍属性への適性が高いため、ジンオウガ亜種やイビルジョーの絆遺伝子を「伝承の儀」で引き継げば龍属性型としてちょっとだけ活路はある…かもしれない。

MHST2のドスジャギィは、同じくナウパカ島組だったイャンガルルガと共に登場時期がかなり前倒しされたが、集中攻撃の厄介さは健在。
また、タイトルアップデート第3弾(Ver1.3.0)で修正されるまで、何故か怒り状態の鳴き声がツィツィヤックの鳴き声になっていた。
ツィツィヤックがMHST2には登場しないにもかかわらず、鳴き声がなぜドスジャギィに使用されていたのかは謎である。
なぜか攻撃傾向が登場時点でタマゴを入手できる種が7種も居る激戦区のテクニックに変更されており、しかもライドアクションの「巣穴探知」までもが序盤(体験版範囲)で確実にパーティー入りしているであろうクルルヤックと丸被り。
…オトモンとしての立場は相変わらず微妙なままなのであった。

かませ犬

ドスジャギィを語る上で外せないのは見事なまでの「かませ犬」ぶり。
ムービーでの出番は非常に多いが、他のモンスターの強さを見せつける為に損な役回りになってしまうことが多いのだ。
例を挙げると

  • MH3のOPではジャギィの群れを引き連れてアプトノスを襲おうとしたが、リオレウスラギアクルスが乱入したので逃走。
  • ボルボロスの生態ムービーでは、水飲み場に居たアプトノスにちょっかいを出していたら、縄張りを荒らした事にキレたボルボロスにぶっ飛ばされる。
  • MH3GのOPではハンターとの交戦中に乱入したリオレウス亜種に敗北。
  • MH3Gのある村上位のクエストでは、アプトノスを襲撃しようとした矢先、イビルジョーに捕食される。どんだけ運が悪いんだよあんた。

特にイビルジョーとの相性は最悪で、怒り喰らうイビルジョーの公式絵ではイビルジョーに咥えられて振り回されている。
ちなみにこの公式絵はMHXでも流用されているのだが、ドスジャギィは登場しないためか該当部分は黒く塗り潰されている。
また、MH4Gのチャレンジクエストでは闘技場でG級相当*2の個体と戦えるチャレンジクエストがあるが、よりにもよって怒り喰らうイビルジョーも一緒。
というか、このクエストのメインターゲットはイビルジョーの方なのでドスジャギィはオマケ。
場合によっては、イビルジョーの攻撃でご臨終することも……。


ここまで書けば残念なかませ犬モンスターだが、ドス鳥竜の中ではイケメンの部類に入る顔立ち、軽快な戦闘BGM「孤島の簒奪者たち」やジャギィ装備のカッコよさ、手堅い性能等高い評価を得ている要素もある。
現在はリストラという憂き目に遭わされているドスジャギィ。果たして彼が再登場できる日は来るのだろうか?

余談

別名の「狗竜」の「狗」は犬を表す漢字である。ああ、かませ犬ってそういう(ry

項目冒頭にある通り鳴き声のクセが強く、尻尾攻撃の時の「アッアッオーーウ!」、タックルする時の声も「ヘェーイ!」、怯んだ時の「ヒィーフフン…」「キャウーン!」といった具合によくネタにされている。
ネット上では鳴き声しか呟かないbotが作られたり、5chの狗竜スレでは「1時間ジャギィノス*3」と宣言を書き込むとヘェーイ!と阻止しに来るなど妙にノリの良い扱いを受けている。



      ノ\ハ  
     <  ° ̄フ 
     ノV √ ̄
 _/ ̄ u u
 `─-し-J


追記・修正は大きなエリマキを身に付けたタックルが得意な人がお願いします。

この項目が面白かったなら……\ヘェーイ!/

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最終更新:2024年10月31日 23:11

*1 別名はMHP3で付いた。元から付いていたらしいが、受付嬢のアイシャがしばらく「くりゅう」と読めなかったらしい。

*2 厳密にはG級ではない。

*3 今から1時間誰もいなかったらジャギィノスを貰っていくという意味合いらしい。