クイズプレゼンバラエティーQさま!!

登録日:2012/04/09(月) 21:22:31
更新日:2025/07/01 Tue 00:43:56
所要時間:約 4 分で読めます




クイズプレゼンバラエティーQさま」とはテレビ朝日で放送中の番組。
「Qさま」と略して呼ばれている。

元々はさまぁ~ずと優香がMCの「怪しい××貸しちゃうのかよ!!」という深夜番組。
これはホールやスタジオなどの会場を怪しい人々に貸し出し、そこで行われることをMCの3人が観察するという番組で、
  • 怪しい先生が誰にでもできる催眠術を教える講習会の内容
  • 長年抗争を続けていた暴走族とヤクザギャングによる合コン
  • ガチャピンとムックを名乗る不審な男性が桃宮いちごのコスプレイヤーに説教する模様
などを放送するアングラ極まりない番組だった。

その中で新コーナーとしてドッキリを仕掛けてその結果を予想する「怪しいクイズ出しちゃうのかよ!!」が始まると人気となり、これを発展・放送時間を拡大させる形で「Qさま!!」として放送がスタート。
当初の内容はレギュラーQさまメンバーである青木さやか、アンタッチャブル、ロバート、南海キャンディーズの4組がロケで作ったクイズをプレゼンし、優香とゲスト2人がその出来を○×で品評するというもの。
  • ○が3人なら「Qさま!!」
  • ○が2名なら「チョビQ」
  • ○が1名以下なら「ダメQ」
となり、「Qさま!!」が5個たまるとMCをさまぁ~ずと交代できる*1が、「ダメQ」が5個たまると罰として「お仕置きQ」というさらに過酷なロケに連行されてしまう。

主に行なったプレゼン内容
  • 集められたヤンキー、女子高生、温泉等の特定のジャンルから偽物を当てる「ニセモノはどれだ」
  • キャバ嬢対グラビアアイドルシリーズ(柔術などのスポーツ対決を行い勝ち星が多い方を予想)
  • 芸人コンビ(トリオ)の片方が解散を切り出し、もう片方の反応を予想する「芸人解散ドッキリ」
  • 10M高飛び込みにかかった時間で1番遅かった人を当てる「チキンNo1決定戦」
  • 海上10Mの高さに吊り上げられた細い一本橋を渡りきる時間を予想する「ビビリ橋」
  • 潜水したまま息継ぎせず進んだ距離を競う模様を予想する「芸能界潜水選手権」
  • Qさまメンバーが、マラソンの選手等の実力者から最後まで逃げ切れるか当てる「鬼ごっこ」

主なお仕置きQの内容
  • 強面の偽極道達の宴会に参加させられるドッキリ「仁義なき極道の宴会」
  • 日本一の石段を登り途中に置かれている10個の果物の名前を順番に答えなくてはならない。間違えたら最初からやりなおし。

他にも沢山あるが、上記のシリーズが人気があった模様。
また番外編として、ロバート山本がボクシングのプロデビューを目指す企画も放送されていた。

上記のような内容で深夜組ながら安定した視聴率が取れ、ゴールデンの特番でも好評だった為、2006年の9月にゴールデン番組として時間帯を移動し放送を開始した。


…しかしゴールデンになった後は、裏番組という存在で視聴率は芳しくなく、そもそも深夜だからこそ輝いていた面も否めなかった。
だが当時は雑学、クイズブームのため新たに「プレッシャーSTUDY」というQさまメンバーが学生服を着て、
国語、社会、理科、英語、数学等の一般常識の問題を回答するクイズコーナーを始めた。
これも始めは視聴率は良くなかったが、「インテリ芸能人大会」を始めた辺りから視聴率が上がりそれ以降では、ロザン宇治原や宮崎美子。
最近だとグレーゾーンの三ツ矢雄二等有名な大学出身の芸能人等がゲストして呼ばれるようになり、
漢字王決定戦等の2時間スペシャルを行いこれも好評を得た。

だが、一方で深夜時代でやっていた「クイズのプレゼン」のコーナーが縮小し、遂に番組全編が「プレッシャーSTUDY」のみになり、全くの別物になった。
これに深夜時代からの視聴者から「ただの一般常識問題になったじゃないか」、「なんで鬼ごっこをやらないんだ!」等と反感をかってしまい、公式HPのBBSでは批判が殺到した。
スタッフも反省したのか6月4日に深夜時代と同じ内容に戻したが、視聴率が一気に悪くなったため、その日以降の放送は「プレッシャーSTUDY」オンリーにした。
一応、年に2,3回ほどだがスペシャル番組の一部の企画として深夜と同じ内容を放送していたほか、「ミッドナイトQさま」などの深夜特番として放送されることがあった。

しかしロケ中に事故が発生する不祥事が相次いで起きたため、特番でも放送されなくなった。 
やはり深夜時代のコーナーはゴールデンとは相性が悪かった…

ちなみにプレッシャーSTUDY以降もかなり内容が変わっており、
10vs10の学生服着用の団体戦時代この辺りが一番面白かった

10もしくは13人のQの字螺旋階段での個人戦*2

6vs6のプレッシャーマスドリル*3
※個人戦も不定期ながら行われていた。

再び10もしくは13人のQの字螺旋階段での個人戦(2022年11月~)




路線変更が取り沙汰される一方で、PTAが『子どもに見せたい番組』で2008年から上位をキープしており、この手の層には人気ある。
確かに教養クイズ番組としてこの番組で漢字や社会情勢などに興味を持つのであれば、それはそれでよいことではあろうが。
今となってはプレッシャーSTUDY以降が歴史の殆どを占めているので、この項目を読んで初めて路線変更だと知った人もいるのではないだろうか?


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最終更新:2025年07月01日 00:43

*1 代わりにさまぁ~ずが過酷なクイズロケに行く事になる

*2 誤答したり正解をしないでいると階段が切り離されて脱落となる。尚最下位で誤答を二回してしまっても脱落

*3 旧団体戦時代と似ているが、最終的にチームで得たポイントを決勝で削り合う。旧団体戦にあったプレッシャーSTUDYは直接戦う形式になった。