宇治原史規(ロザン)

登録日:2012/06/24(日) 02:41:18
更新日:2023/12/27 Wed 22:21:27
所要時間:約 6 分で読めます




宇治原(うじはら)史規(ふみのり)とは、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。
お笑いコンビ「ロザン」のツッコミ担当である。

IQ158

【概要】

出生は大阪府四條畷市だが、幼少期に広島へ引っ越し、中学3年で大阪に戻って来るまで広島で育った。
その為、広島東洋カープファンであり、後述の『熱血!平成教育学院』では広島出身として扱われた。
『Qさま』では普通に大阪出身扱いだが。

大阪へ戻った後、わずか20人という狭き門をくぐり抜け、進学校である大阪教育大学付属高校天王寺校舎へ進学。
ここで、現在の相方である菅広文と出会う。

部活を通して親しくなり、親友とも呼べる存在になった菅の誘いに乗る形でお笑い芸人になる事を決め、京都大学法学部へ現役合格を果たすが、
肝心の菅が大学受験に失敗した為1年間待つハメに。
その後、菅が大阪府立大学に合格した後、オーディションでの合格を経て本格的に芸人としての道を歩き始める。

・大阪時代

実は大阪時代は、現在では想像も付かない程不遇だった。
というのも、童顔で可愛らしい容姿の菅の方に人気が集まった為、当の本人はその顔から『目窪み』『ガイコツ』等と弄られた。
当時関西で活躍していたランディーズやキングコングと共に『WEST SIDE』というアイドルユニットを結成していた。
WEST SIDEの人気は凄まじく、なんばグランド花月から道を挟んで向かい側のbaseよしもと(現NMB48劇場)に移動するときにタクシーを使わざるを得なかった程。
移動する際には、ぶっちぎりの不人気だった宇治原は当時人気のあったキンコン西野や菅の護衛の為に囮となった事もあったという。
この様に、関西ではあまり良い扱いでなかったが……。

・クイズタレントへ

世間での不景気の影響から、低予算で制作できるクイズ番組、もっと言えば出題VTR等を用意する必要のない「知識型」のクイズ番組が数多く制作され、
このことからテレビ業界では90年代前半に次ぐ第二次『クイズ番組ブーム』となった。
そして、彼も次第に頭角を現す様になる。

きっかけとなったのは、フジテレビの『平成教育予備校』であり、
この番組で4回連続で首位になる等の活躍を見せ、本家である『平成教育委員会』への出場権を獲得した。
その功績もあり、後続となる『熱血!平成教育学院』では準レギュラーに抜擢された。
また、同時期に『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』にも出演。ここでもその実力を見せつけ、名実共々同番組のエースと扱われるようになった。
その他にも『タイムショック』等多くのクイズ番組に出演し、『クイズタレント』としての地位を確かなものにしていった。
その一方、菅もバーターとしてクイズ番組に出演する事もあったが、微妙な成績が多い為に良い扱いをされず、関西とは立場が完全に逆になっている。
因みにクイズ番組の賞金やギャラは全て相方と折半している。
その理由はロザンが全国区になる前の2001年に相方の菅がオールスター感謝祭で総合優勝を果たし300万円を獲得した際、
その賞金を彼は宇治原に半分渡してあげたことが始まりである。
普段から漢字を初めとするクイズの勉強に多くの時間を注いでいたらしいが、最近はクイズ向けの勉強はやめたとのこと。
理由は「自分や共演者のレベルがどんどん上がった結果問題まで難しくなり、視聴者が追いつかなくなりかねないから」らしい。


【評価】

クイズタレントとしては非常に高い評価を受けている。
やくみつるや宮崎美子などと並び、芸能界最強のクイズ王と言われる事も少なくない。
ラサール石井やデーモン閣下など、彼の台頭によりクイズ界の第一線から退いたかつてのクイズ王も多い。

しかし、芸人でありながら全国区ではクイズ番組以外のバラエティやネタ見せ番組に出演する事が滅多に無いため、
「お笑い芸人なのにお笑いをやってない」「芸人を名乗るのを止めろ」などという批判も少なくない。
また情報番組やワイドショーなどでも、表情豊かな相方の菅と対照的にワイプに映ってもあまり表情を変えない、(インテリ枠芸人の常でもあるが)あえて場の空気を壊す逆張り的な政治発言をするなど、あまり笑いを取りに行く事もないので、ネット上ではお笑いよりも、その手の発言で話題にされる事が多い。
彼の芸人としての活躍はDVDや動画サイト等で見る事も出来るので、一度ご覧になってはいかがだろうか。
クイズ番組とはまた違う顔を見られるかもしれない。

なお、クイズ番組では頭脳派担当として他の番組にはそんなに出ないような文化人や俳優が出場することも多く、
そういったテレビ慣れ、バラエティ慣れしていない方々とチームを組んだり対戦したりする際に、
解答者のリーダー役として話を回せる奴がいるのは貴重なのである。
そのため、クイズ番組においても「ただクイズ解いてるだけ」みたいな見方は必ずしも正しいとは言えない。

さらに言うと、彼がクイズ王やコメンテーターとして活躍しているのは全国区(東京)の番組のみである。
関西のローカル番組ではむしろ弄られる役*1に回ることが多く、(主に相方の菅の陰謀によって)フルマラソンを走ったり、
やった事も無いフィギュアスケートに挑戦させられたりと、意外と体を張る機会も多い。
若手時代には、正月に須磨の海岸でふんどし一丁でばら撒かれたお金を拾う、
コインランドリーにある業務用の洗濯乾燥機に入れられて回されるなどといった、
今の若手ですら裸足で逃げ出す程の仕事も行っていた。
現在でも関西の劇場ではコンビで大喜利やコントのライブをよく開催しており、本職のお笑いにおいてもしっかりと活躍している。

・エピソード

  • ◇教科書にマーカーは引かない。
理由は教科書に載ってることは全て重要だからというのが本人の持論。
これを聞いて相方の菅は感心したとか。

ちなみに菅は江戸時代の箇所にマーカーを引き、「引く必要ないやろ!」と突っ込まれた。


  • ◇芸能界に入ると言った時は、当たり前かも知れないが父親に激怒された。
(因みに宇治原の父親はなんとパナソニックの重役。つまりは相当のお坊ちゃん。)

  • ◇京大卒だが、卒業には9年かかった。
本来大学は在籍年数8年をリミットとしており、入学後8年で卒業出来ないと除籍される。
だが、休学期間中は在籍年数に含まれないため、宇治原は授業料滞納で1年間休学したことで9年在籍となった。
また、在籍中はよく漫才等で菅と共に「大学に入ったは良いが出られない」、「大学は迷路」と自虐的なネタを言っていた。
(もっとも、このネタの為に留年を続けていたという説もあるが)

  • ◇IQ
関西テレビの番組でMENSA(人口上位2%のIQを有する者の交流を主とした非営利団体)の試験に挑戦。
結果、IQ158を叩き出して合格した。

  • ◇身体能力
勉強しかしていないと思われがちだが、実は身体能力も高い。
第3回吉本陸上大会から走り高跳びは3連覇している。
また、富士山の五合目ー山頂間をスニーカーで5時間で往復(普通は早くて8時間程度)し、山小屋のおじさんに剛力(山麓から山小屋へ荷物を運ぶ仕事)にスカウトされた。
WEST SIDE時代もダンスや歌唱力はキンコン梶原に次いで優れており(もっとも、梶原がずば抜けているためあまり目立たなかったが)、「これで顔が良ければ」と残念がられるのがお約束であった。


  • ◇性格
「真面目な優等生」というイメージを持っている人も多いかもしれないが、実際はかなりの遊び人。
大学時代には遊びサークルに所属し、芸人になってからは芸人仲間達とよくコンパや合コンに参加していたらしい。
2013年にはめでたく入籍したが、その直後に女性絡みのスキャンダルを週刊誌にすっぱ抜かれている。
とはいえ、そういうところは芸人らしいといえば芸人らしいのだが。



追記修正は宇治原を超えるクイズタレントになってからお願いします。

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最終更新:2023年12月27日 22:21

*1 特に、クイズタレントとして有名になってからは「インテリぶってる」キャラ扱いされるのが定番で、特に「パネルクイズ アタック25」に出演した際に1枚もパネルを取れなかったことについては「ゼロ原」呼ばわりで定期的に槍玉に上がる