稲葉光輝

登録日:2022/11/27(日) 02:06:04
更新日:2022/11/27 Sun 23:52:33
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稲葉光輝とは、GANTZの登場人物。

第五ミッションで初参加。死因は銃殺で、新宿で彼女とデートしている最中後ろから和泉に撃たれた。尚、その彼女は四番目の彼女で、無事だったかどうかは明らかになっていない(少なくとも部屋には来ていなかった)。
職業はデザイナー。車を運転しているので18歳以上。

性格は臆病で、戦いについては消極的。初ミッション以降も自分の置かれてしまった状況をキチンと噛み砕いていたとは言えず、当初練習に参加していたのはレイカに会えるからという理由で、小島のミッション以降は玄野への対抗心から参加していなかった。
ミッションでは恐怖から敵をロクに撃破できず、逃げてばかりいるが、生き延びていたので運は強い。しかしそれが何時まで経ってもミッションに適応できない自分への劣等感、自己嫌悪を更に深めていた。
小島がターゲットのミッションでは玄野以外には危害を加える意思を持たなかったり、集団レイプの常習犯である富岡の誘いを一蹴したり、人間としての道徳心、倫理観はキチンと持っている。

劇中では度々レイカに言い寄っていたが、彼女への恋愛感情というより、誰にも言えない異常事態に放り込まれた自分の理解者を求めていたが故の行動と取れる。実際レイカを呼び出した時「あの部屋の人間じゃないと」と発言している。
玄野についても何も出来ない自分と違って自分なりに考え動いて奮闘する彼への反発から否定的な態度を取っていたが、内心では認めていた。

実は戦士としての潜在能力は相当なもので、後述の玄野との対峙やラストミッションでの奮闘からそれが解るが、殺し合いへの恐怖、忌避感からそれが発揮される機会は限られていた。
戦闘ではXショットガンを使用する。


転送されたばかりの時は状況把握がうまく出来なかったのもありスーツを着たレイカをからかい、雑談していた。ラプトルサンに囲まれた時はレイカからXガンを受け取っていたが、点は取れてなかったので少なくとも仕留めてはいなかった。

小島のミッションでは小島を殺そうとする和泉側につく。和泉や富岡達と違って玄野への反発から取った判断であり、最初対峙したには銃口を向けず「バカらしくねえか? 玄野のために俺らが殺しあうッつうのッて」と言った事から解るように、玄野以外のメンバーを一切敵視していなかった。
逃げる玄野を撃ち落とし、追い込んだ末にスーツを破壊するが、玄野は逃げる最中に彼等にロックオンしており、自分達もスーツが破壊される。臆した富岡や三浦と違い一方的にボコボコにした。
結局小島は和泉に殺されるものの、あくまでミッションのルールに従っただけというのもあり玄野も彼に付いたメンバー達も彼等を責めるような事は一切していなかった。

オニ星人のミッションでは浦中と途中合流した富岡達と共にボスや幹部達に挑むも、自分以外は火のオニ星人に殺され、命からがら逃走。恐怖に震えさまよっている中レイカに扮した変身タイプと遭遇。性交の最中に本物のレイカが現れた事で本性を現した彼に捕らわれるがレイカにより救出される。
ボスとの戦いではこれまでと桁違いの戦闘能力を持つ相手に完全に尻込みしてしまい、終始隠れていた。
このミッションでは10点を採っていたので描写はないが星人を何体か倒していたようである。

吸血鬼の玄野への襲撃に対しては彼も集まっており、氷川達と戦闘。続く大阪でのミッションでは、心境に変化があったのか戦いに消極的なレイカを皮肉るように大阪観光を言い出したり、ぬらりひょんと対峙した時は真っ先に戦う事を提案していた。結局ぬらりひょんに両腕と右足をもがれ戦闘不能となった。
部屋に戻った時は生き延びた事に実感を持てなかったが、鈴木から生きて戻れた事を喜ばれ涙を流した。

ラストミッションではカタストロフィが迫っている事や普段と異なる部屋の様子から恐怖が爆発し、己の死を確信。


「神なんかいない!! みんなどっかで神がいると思ッてる。でも神なんかいない!!神がいたら!!神に慈悲があれば!!人間はあんなふうに死ぬかよ!!俺らこんな目にあうかよ!!」
「むしろ悪魔の存在の方が説得力ある…災厄は……」
「悪いことは重なる…確率論なんか無視して重なッていく…この世は悪魔に翻弄されるだけの場所なんだよ」


とまで言った。
イタリアに転送されると大量のダヴィデ星人の前に仲間達とはぐれた末に囲まれ、自分の生を諦め左手の小指と薬指を千切られるが、負傷した鈴木が駆け付ける。鈴木は彼に必死に鼓舞するが、心が折れていた彼は瞼を固く閉じ、蹲っていた。
そんな彼が目を開けると、そこには四肢を引き抜かれ、瀕死の鈴木の姿が……。

その姿を見て、ミッションを終わらせ彼を助けるべく星人と戦う決意をする。高い攻撃力と圧倒的な数でハードスーツを纏った強者すら倒したダヴィデ星人の群れを単身で壊滅させる。
更にその後出現した大型の星人も左腕を失いながらも撃破するが、玄野と加藤の前で新たに現れた星人に踏み潰され死亡した。
奇しくもミッションの前に叫んだ通りになってしまった。


高い素養を持ちながら星人と戦う事への恐怖から資質の開花が遅れた彼だったが、これまで普通の平和な暮らしをしてきた身であるなら戦いを恐れるのは当然で、しかも戦う相手は存在すら知らなかった未知の怪物である事を踏まえれば尚更である。
劇中の彼の様子は、ガンツの部屋の住人が「運命に選ばれた戦士」でなく「理不尽に日常を奪われた一般人」である事を顕していたと取れる。


追記、修正お願いします。


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最終更新:2022年11月27日 23:52