禍話

登録日:2023/01/05 Thu 00:35:02
更新日:2025/03/12 Wed 16:05:11
所要時間:約 3 分で読めます




禍話(まがばなし)は、映画ライターの加藤よしき氏と書店員のかあなっき氏による猟奇ユニット・FEAR飯の実話怪談配信。


【概要】

基本的には、かあなっき氏が収集した怖い話を語り加藤よしき氏が相槌を打つ形式で進行している。稀によしき氏が怖い話を語ることやゲストを加えて進行することもある。


取り上げる怖い話のジャンルは様々だが『Maybe! vol.11』のインタビューでは「禍々しい話」というタイトルである以上、日常生活では遭遇しないような話を重視したい旨を語っている。
反面リスナーからはヒトコワ系の怪談への反響が大きいらしい。


「青空怪談」を標榜しており、配信内で語られた怖い話は自らの手で二次創作したものに限り、非商業での二次使用を許諾している。
理想としてはリスナーの中から将来のホラー作品の作り手が誕生して欲しいとのこと。


【メディア展開】

  • 心霊マスターテープ2 ~念写~
番組内で「禍話」の配信画面が映され、かあなっきと加藤よしきが声のみ出演している。


  • Maybe! vol.11
「怖い体験をしない(する)ための選択」というテーマで、かあなっきがジィルに心霊スポットを連れ回された時などの実体験を交えつつインタビューに答えており、「選択」をテーマにした新規の怖い話も語っている。


  • スペシャルドラマ「禍話」
ABCテレビより監督:後藤庸介、プロデューサー:矢内達也&山本あづるで、2021年7月に実写ドラマ化された。
加藤よしき改め加藤よしのを水谷果穂、かあなっきを入野自由が演じている。
主題歌はYunka氏の『Who owns』。

ストーリーは、配信内で実際に語られた怖い話「もうどうでもよくなった家」をベースに「例の女」と「9人いるゥ……!」という別の話の要素も加えられている。
配信内で語った怖い話が現実にも侵食し、かあなっきとよしのも巻き込まれていくという内容。


全日本テレビ放送連盟主催の第38回ATP賞テレビグランプリで本作に携わったことでプロデューサーの山本あづるが優秀新人賞を受賞している。


  • 早稲田文学 二○二十一年秋号
「禍話の裏話」というコラムで、かあなっきが怖い話提供者から本人も自覚してない怖い話を聞き出すコツと、配信では没にした自身が体験した怖い話「プレデター霊」を披露している。


  • ユリイカ2022年9月号
かあなっきが『ゾゾゾ』の皆口大地氏、『フェイクドキュメンタリー「Q」』の寺内康太郎氏と共にJホラーの現在について語った対談が掲載されている。


  • Occult 闇とつながるSNS
SNSに集められた曰く付きの物語という設定の児童書。既刊3巻。
禍話より「はなむすめ」、「書き物の先生」など8話が引用されている。


  • 禍話 SNSで伝播する令和怪談
大家氏作画のコミカライズ。既刊2巻。
「アイスの森」、「模型上の死」など11話が漫画化された。


  • 禍話n
ホラー作家・梨とのタイアップ。
存在しないはずの放送「第n回」の噂を調査するという内容で歪なリライトと、かあなっきと加藤よしきへの取材記録で構成される。


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最終更新:2025年03月12日 16:05