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ドラマチックガス(ドラえもん)

登録日:2023/02/20 Mon 22:57:00
更新日:2026/05/27 Wed 17:19:20
所要時間:約 5 分で読めます





「ドラマチックガス」は、漫画ドラえもん』に登場するひみつ道具


【概要】

スプレータイプのガス缶。このガスを吹き付けられた人の周囲で起きた出来事は、一定時間大袈裟に、つまり「ドラマチック」になる。

特に大きな出来事も起きず、代わり映えしない平凡な日常……平穏なのはいいことだが、もう少し刺激が欲しいと感じたことのある人は多いのではないだろうか?

そんな退屈な毎日に刺激と感動をもたらす『ドラマチックガス』があれば、あなたの一日もドラマチックに生まれ変わることだろう。


【効果】

「隣町までお使いに行く」程度の行動も、まるで壮大な冒険活劇の主人公になったような気分を味わえる。使用者自身の言動も無意識的に芝居がかった調子に変わるため、嫌でもドラマチックな雰囲気に合わせざるを得なくなるようだ。

自分だけでなく周囲の人物も合わせて盛り上がってくれ、友達の女の子は主人公の無事を祈るヒロイン、いじめっ子は命すら奪う凶暴な悪役をノリノリで演じてくれる。

人物だけではなく、天気が良くても向かい風が吹いたり真っ昼間でも無理矢理夕焼けを演出させたりなど、天候にまで影響を与える。
ただ、対象者に接近しない限り、第三者の目線には「その人の周囲にしか存在しない演出」に過ぎないため、広範囲に大きな影響を与えることはないと思われる。

効果時間はあまり長くなく、ガスの効き目が切れると「事実」として体験した出来事は覚えていても、「演出」に関わる出来事の記憶は忘れてしまう。


【原作】

「小学六年生」1984年10月号に掲載され、てんとう虫コミックス36巻および藤子・F・不二雄大全集12巻に収録されている。

雑誌掲載時のタイトルは「ドラマチックガス」であり、てんとう虫コミックス収録時に項目名のタイトルに改められている。

本来なら1話も使わないような「おつかい」という何でもない頼まれ事が、まるで死地へ赴くかのように描かれる大袈裟なシーンの数々が可笑しさを誘うエピソードとなっている。


【アニメ版】

◇大山版「ドラマチックガス」
1985年2月15日に放送された。

ビデオソフト「21世紀テレビ文庫ドラえもん Vol.17」に収録。


◇わさドラ版「ドラマチックガス」
2008年5月23日に放送された。

わさドラスタッフが得意とする感動風演出や要所で紗がかかったような奥行きある描写がフルに活用されており、道具がもたらすオーバーな特殊効果が強調されている。

DVD「NEW TV版 ドラえもんvol.33」に収録。



【余談】

  • 物事を大袈裟に演出するひみつ道具としては他に『オーバーオーバー』があるが、登場人物の会話やリアクション、情景などをドラマチックに演出する『ドラマチックガス』に対し、こちらは物事の性質や程度を過剰に見せる道具であるため、得られる効果は異なる。なお、どちらも「日常に刺激がないのび太の生活に変化を与えるために使用された」という共通点がある。

  • 『アドベン茶』も退屈な毎日にスリルを求めている人にうってつけの道具だが、こちらは一口あたり5分間大冒険をすることになるため「ドラマチック」とは少し毛色が異なる。絶対安全が保証されているとはいえ飲み過ぎるとヘトヘトになってしまうので感動どころではなくなるかも知れない。

  • 『ザ☆ドラえもんズ スペシャル』では「新ドラマチックガス」という亜種が登場。普通の出来事がまるでドラマチックな物語であるかのような幻を見せるという物で、どちらかと言うとオーバーオーバーに近い。ファンタジーRPGのような「ヒロイックファンタジー編」と妖怪と戦う「妖怪編」の二種類の存在が確認されているが、他にも種類があるのかは不明。





見なれぬ項目についた。ここは異郷だ。

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最終更新:2026年05月27日 17:19