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ドラえもん(作品)

登録日:2012/06/18 Mon 23:42:28
更新日:2026/09/18 Fri 19:12:45
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こんにちは、僕ドラえもん!


ドラえもん』は、藤子・F・不二雄漫画
本項ではこれを原作としたアニメをはじめとする派生作品についても解説する。


概要

未来からやってきた猫型ロボットドラえもんが、四次元ポケットから取り出す未来のひみつ道具のび太を助けようとするが……というのが大体の話の流れ。ドラえもんがひみつ道具を取り出して、子供の願いを叶えてくれる物語が人気を呼んだ。

だが、決してマンネリズムにはならず、「ペンペン草も生えないほどにやり尽くしたい」という作者の意気込みにより多彩なアイデアが盛り込まれ、読者に毎回新鮮な驚きを与えるような内容となっている。
そのため、しばしば星新一ショートショートと並び「『ドラえもん』とのネタ被りは事故だと思え」と言及されることもある*1

黒猫が何にでもなれる魔法の黄色いカバンで活躍するアメリカのアニメである『フィリックス・ザ・キャット』との共通点がしばしば指摘され、発想の元ネタとされることも多い。ただし、作者は特に明言はしていない。

しばしばSF扱いされるが、具体的な動作原理が不明な道具や、明確に矛盾した展開も多く、作風としてはどちらかと言うとファンタジーに近い。
尤も、藤子Fの定義の「すこし・ふしぎ」に従えば立派なSFだが。

後述するアニメ化以降、藤子不二雄作品の代表格となり、今では日本で最も有名な漫画の一つとなった。
アジア圏を中心に海外でも高い人気を誇る。

漫画

1969年12月(1970年1月号)で6誌同時に連載開始。主に小学館の学習雑誌に掲載された。
単行本はてんとう虫コミックス版全45巻+未収録話が中心の『ドラえもんプラス』のほか、スピンオフや大長編等も。
また、愛蔵版の『藤子・F・不二雄大全集』レーベルでは、藤子の手がけた全エピソードが全20巻で収録されている。
なお、コミックスはあくまで選集であるため、連載順に収録されていない上に未収録の話もある。
そのため、道具やキャラクターの初登場回がコミックスの順番と噛み合わないことが多々あり、ドラえもんに関する豆知識等での認識違いの多くはこれに起因する場合もある*2
テレビ朝日版アニメ化前の時点で1000万部近くを売り上げ、2020年代現在の全世界での発行部数は1億部を超える。

幼年向けに描かれた2ページしかない短編から50ページ越えの長編まで、1話当たりの長さも幅広い。
連載期間の長さと掲載誌の多さ故に、大全集刊行で改めて明確になったその総話数は、大長編を別枠としても長短合わせて脅威の1324話である。
その内の4割近くがかつては未収録、1割は21世紀初頭まで国立国会図書館にでも行かないと読めない代物だった。

連載後期は後述するアニメ映画の原作とでもいうべき「大長編」の執筆がメインとなり、大体夏から翌年春にかけて『コロコロコミック』に集中連載されていた。
作者の没後以降は傑作選として過去作の掲載が続いていたが、2026年5月号(2026年4月15日発売)を持って連載を終了し、47年の歴史に幕を閉じた。

基本は生活ギャグ漫画だが、時事ネタやタイムパラドックスやホラー、第二次世界大戦中の過酷さ、社会や環境に対する風刺、マニアックなプラモ話や『ぞうとおじさん』などの感動回などの話のバリエーションは数知れず、作者の「少し不思議な」世界観を堪能できる。
しずかちゃんの入浴シーンなどのお色気シーンもある。絵柄としても分かりやすく表情豊かなキャラクターの作画は一コマで笑える、泣けると言われる程である。
加えて、それらのエピソードを優れた台詞回し、コマ割りとテンポと一話完結の明確なオチでまとめており、21世紀に活躍する作家も参考にするほどの構成力である。

また、のび太やドラえもんが見ている漫画やTV作品は連載当時の人気作品のパロディが多い。尤もその中で一番有名なのはオリジナルの「ライオン仮面」だが。

複数の雑誌で同時に連載が始まったため、第1話に該当する話が複数存在する。
また、連載初期は学年終わりでの連載終了時用に「ドラえもんが未来に帰ることになり、のび太と離別する」という内容で最終回に当たる話が幾度か描かれたが、その際も他学年向けでの連載は相変わらず続けられていた*3
連載が長期化するにつれ、そういった「お話の終わり」は描かれなくなり、続いていることが当たり前の漫画となっていった。

そもそも、作者に最終回を描く気がなかったのでどのみち結果は変わらないが、ついぞ全体の最終回が描かれることなく作者が亡くなったため、未完の作品となってしまった。作者による最終作は『ガラパ星から来た男』と『のび太のねじ巻き都市冒険記』。
前者は中編作品で『コロコロ』の付録「44.5巻」としても発表され、事実上の最終巻である45巻にも収録。一説にはこれも大長編の枠で公表するつもりだったのではないか?とされるくらいに話の規模が大きい。
後者は執筆中に作者が亡くなったため、遺された下書きやストーリー原案を元に、チーフアシスタントのむぎわらしんたろう*4達が引き継いで完成。
むぎわら(『ドラベース』、朝日新聞連載版など)、三谷幸広(『ザ☆ドラえもんズ スペシャル』、学習まんがシリーズなど)、田中道明(ドラえもんズ劇場アニメ作品コミカライズ)など一部のアシスタントは後に「公式のドラえもんの仕事」を引き受けられる作家としても活躍した。

原作は主人公であるドラえもんの暴言が凄まじいことで有名である。当時よく見られたスラップスティック気味の作風やノリという面が大きいだろう。

登場人物の住所等から、本作の舞台は東京都練馬区や田無市(現:西東京市)がモデルとされている。

アニメ

日テレ版

日本テレビ動画*5制作で1973年4月1日から9月30日までの半年間、日曜日の19時から日本テレビ系で放映された。
唯一日本テレビ動画で放送されたため「日テレ版」や「日本テレビ版」と呼ばれることが多いが、1979年以降のシリーズと区別するため「1973年版」や(テレビ朝日版を1シリーズと見なして)「旧ドラえもん」と呼ぶ例もある。

第13話までドラえもん役の声優を務めていたのは、2代目バカボンのパパなどでお馴染みの富田耕生という衝撃のエピソードが存在する。
当時のスタッフは、ドラえもんというキャラクターに「世話好きなおじさん」というイメージを抱いていたことから、動物役なども多く演じていた彼に初めから配役することを決めていたという。
ただし、第14話以降はドラえもんの年齢イメージを下げる目的で野沢雅子に声優交代がなされている。

カラー放送であるが、どういう訳か彼女*6肝付兼太は本作を白黒放送であったと勘違いしている。ただし、この頃は白黒テレビも4割ほど現役であったため、白黒で視聴した人も少なくはないはずである。

原作初期のまだ作風、設定が安定していない時期に放送された作品故、しずかの家にボタ子やガチャ子が居候していたり、ジャイアンの母ちゃんが故人だったりと設定が異なる部分が多い。
学校行事ネタ等、原作やテレビ朝日版ではなかなかお目にかかれないようなネタも多く、ドラえもんが自分勝手な行動でのび太に迷惑をかけたり、しずかが意地悪だったり、スネ夫ジャイアンを「お前」と呼んでいたり、ひみつ道具を「ひみつ兵器」と呼んでいたりと、テレビ朝日版に馴染んできた人からすれば衝撃の連発である。

そのため、全体の作風は当時の藤子作品の代表格である『オバケのQ太郎』に近い。テレビ朝日で後に本作の企画及び編成を担当した高橋浩は、本編の台本を読んで「(『ドラえもん』は)低年齢層向けのはずだが、対象年齢が高いように感じた」と評している。

日本テレビ動画が本作を企画しなかったら、それまで多くの藤子アニメを製作した東京ムービーが『新オバケのQ太郎』の後番組として製作する可能性があったという。

当時大人気だった『マジンガーZ』(フジテレビ)や『アップダウンクイズ』(毎日放送)の裏番組だったこともあり、不人気で打ち切りと思われることが多いが、「取り敢えず2クールやって駄目だったら打ち切り、問題なかったら延長」といった感じで始まって実際には微妙ながらも及第点レベルの視聴率を記録しており収益も黒字を達成。
これまでの日本テレビ動画の赤字分の負債の清算に成功し、日本テレビ側も延長を考えていた*7
現に当時は単行本すら発行されていなかったドラえもんを、グリコのCMに出演するくらいには流行らせた実績は大きいと思われる。

しかし、日本テレビ動画の社長の新倉雅美が理由不明の夜逃げをして会社の解散が決定したせいで延長の話は立ち消えとなり、当初の予定通り2クールで終了となった。
丁度オイルショックによる不況も重なり、本作終了と同時に藤子不二雄作品のテレビアニメ化は一旦途切れ*8、復活するのは次述のテレビ朝日版からとなる。

終了後も暫くは各地で再放送が行われていたが、1979年7月に富山テレビでの再放送が9回(15分づつの放送だったため、本来の第5話Aパートの『おせじ鏡の巻』が最後)で打ち切られたのを最後に行われなくなり、その後はフィルムは行方不明となってしまった。
製作に関わったスタッフが個人的に一部のフィルムを所持しているほか、現像を担当した会社が半数程度のフィルムを保管しているが、権利の所在が不明なため、再放送やソフト化は行われておらず、視聴は大変困難な状況にある。
なお、フィルムの管理が現在まで続いていたとしても、第1話の道具はクルパーでんぱの光線銃タイプなので別の意味で危ない。

以上の状況から長らく『ドラえもん』関連書籍にも掲載されずに黒歴史扱いされていたが、2000年代後半以降になると、関連資料の発掘や研究が進んだこともあって書籍への掲載も行われるようになり、その知名度は『ドラゴンボール』ファンの外国人まで知っている程(悟空の担当声優が野沢雅子であるためで、これは『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』でも紹介されていた)に広まった。
そう考えると、現在の立ち位置は「日本一有名な封印作品と言ったところか。
これらの状況から、川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムでは本作に関する掲示が行われていないほか、メディアによっては大山版を初代とする例は今も少なからず見られる。
また、OP曲『ドラえもん』やED曲『ドラえもんルンバ』も、シングル音源は現存しており、CD化の実績もあるが、テレビ朝日版の40周年記念のアルバムや藤子・F・不二雄生誕記念アルバムからはオミットされてしまっている。

大山版

1979年4月2日から2005年3月18日までテレビ朝日系で放送された。
ドラえもんを演じたのは大山のぶ代のため、「大山版」や「大山ドラ」と呼ばれることが多いが、後述の「わさドラ」に肖った「のぶドラ」や「1979年版」「テレビ朝日版1期」と呼ばれることもある。

アニメ制作はそれまで藤子アニメを手掛けていた東京ムービーから独立したシンエイ動画が担当。本作の成功に伴い、以降シンエイは多くの藤子作品を手掛けるようになった。
放送局がテレビ朝日に移動したのは、小学館が当時その筆頭株主だったことに加えて、シンエイ側が独立の経緯から東京ムービー時代の伝手に頼るのは仁義に反し、(東京ムービーと関係の深い)日本テレビ系列を外すことを決めていたのが理由*9

制作に際しては藤子側がシンエイに企画書の提出を求めた。これは前述した日テレ版の失敗が尾を引いており、藤子が「出戻りした作品なので、『婿』は自分で選びたい」という意図があったとしている。

1978年にパイロット版『勉強部屋のつりぼり*10』が制作され、1979年4月2日から月曜日から土曜日の18時50分からの帯番組として放送を開始した。

日テレ版でジャイアンを担当した肝付兼太はスネ夫を、のび太のママを担当した小原乃梨子はのび太を、のび太を担当した太田淑子はセワシを担当している。

開始初期はテレビ朝日の系列局が少なかったことや、編成の都合もあって帯形態は関東地区および一部系列局のみで、これと並行する形で全国向けとして日曜朝9時30分からの枠でも3本立ての30分版が放送された。
1981年からお馴染み金曜19時に移動。それ以降も暫くは新作二本立てや、新作一本と帯番組時代の再放送2本と放映形態が定まらなかったが、やがて新作一本+再放送一本が大体の放映形態に定着した。
中には後の『ドラえもん プラス』や大全集版で初収録となった短編のアニメ化もあり、作者の没後もオリジナル作品等*11を中心に続き、末期には視聴者から募集したひみつ道具を題材にしたエピソードも制作された。
しずか・スネ夫・ジャイアンは原作に登場しなかった回でも何らかの役回りで登場し、5人がレギュラーとの認識が一般化したのもこの作品からである。

初期は総作画監督が不在、帯番組というスケジュールだったため絵柄が不安定で、作者から苦情が来てしまう事態になる。その後は1981年に1度目の修正が行われ、1985年辺りから原作とは少し異なるお馴染みの絵柄が定着した。
デジタル作画に移行した2002年後半に絵柄のマイナーチェンジが行われ、現在のわさドラ版に近いデザインとなった。
メインキャストの声優陣は制作の際「小さい子供が観る作品のため「殺す」や「バカヤロー」等の乱暴な言葉は使わない」という約束事を決めており、これにより原作よりも柔らかい言い回しや表現が定着した。前述した暴言のギャップは幼少期に原作よりもこのアニメで親しんだ故に起きたと言ってもいいだろう。

OP曲は歌手を交代しながら一貫して『ドラえもんのうた』が使用され、ED曲は数年間隔で変更された。

テレビ朝日系列局が少なかった時代から全国で放送されており、プロ野球シーズンの放送休止も殆どなかった。
また、春秋の改編期及びお盆には『○だ一番!ドラえもん祭り』(○は季節名)が、大晦日には今なお続く『大晦日だよ!ドラえもん』と最大で年4回も特番が放送されることもあった。
六本木ヒルズに移転するまでのテレビ朝日は、不祥事による信頼の失墜や低迷による人気番組の少なさから「『ドラえもん』と徹子(の部屋)と久米宏(当時司会を務めた『ニュースステーション』)しか誇れるものがない」と揶揄されたが、それを象徴する事象と言えよう。
テレビ朝日の象徴的なキャラクターでもあり、2011年5月10日にゴーエクスパンダことゴーちゃん。が登場するまでは局のマスコットキャラクターとしても用いられたほか、震災等国内で大規模な災害が起こった時は「ドラえもん募金」という募金活動を行っている(こちらはわさドラ版以降も継続している)。

1993年に放送されたアニメ特番『春一番!日本一のアニメ祭り』ではドラえもんとのび太とドラミちゃんがメインパーソナリティ扱いで、『クレヨンしんちゃん』『美少女戦士セーラームーン』『きんぎょ注意報!』『クッキングパパ』『マジカルタルるートくん』など当時放送されていたテレビ朝日系のアニメキャラクターとも競演を果たした。
ちなみに『クレヨンしんちゃん』とはある件が原因で暫く絶縁状態が続くことに……。
ほかにも様々な企画も行われ、気球の「ドラバルくん」やソーラーカーの「ソラえもん号」も製作されたり、2112年に開けるタイムカプセルも作られた。
極めつけには、メインキャラ(レギュラー5人+ドラミ)とその声優陣、さらに原作者が対面するという企画まで放送されたことも。

2001年に大山のぶ代が悪性の直腸癌を患い、長期入院および休業を余儀なくされたが、本作だけは当人の意向から吹き替え機器を病室に持ち込んで収録を実施した*12
無事に退院し復帰したものの、彼女は将来を考えて同年で降板を申し入れた。
あまりにも唐突だったため、一時は「大山の声を基にした合成音声」の使用すら検討されたものの、慰留と調整の結果、大半のキャストが高齢化していたことを鑑み最終的には若返りを目的とした「レギュラーや準レギュラー出演者を全て入れ替えた大規模リニューアル」が2004年春に決定。
長期放送のテレビアニメで声優陣が交代することはよくあることだが、前任者が健康なうちに総入れ替えを実施するのは極めて異例のことである*13
リニューアルが公式発表されたのは2004年11月22日で、本件は朝日新聞が一面で独占発表したため、他報道機関は急遽差し替えで報じ、テレビ朝日の社員でもここで知った人が多いとか。
レギュラー放送の新作は2005年3月18日のテレビスペシャル内『ドラえもんに休日を!!』が最後となり、翌週25日に映画『のび太のワンニャン時空伝』を放映。全1787話・26年の歴史に幕を下ろした。

現在、視聴可能なのはテレ朝チャンネルでの再放送または『ドラえもん名作コレクション』等のDVDがあり、後者のパッケージでは大山版の絵柄での新作画をお目にかかれることもある。
末期の数年間は『あぁ いいな!』を始めとする主題歌や混沌としたシュールな回が多く、中でも2003年放送の『おまかせディスク』は特にぶっ飛んでおり、作画の動きや演出が物凄いのだが、全体的にソフト化に消極的な姿勢が見られるのが残念なところ。
配信についても、公式に実施されているのは映画のみで、テレビアニメは大山のぶ代を偲ぶために実施された本作の第1話『ゆめの町ノビタランド』のみである。

2008年に制作されたリメイク版『ヤッターマン』(読売テレビ)では、ドロンジョとトンズラーが本作の中の人ネタを披露したこともある。

わさドラ版

2005年4月15日から始まったリニューアル版で、前述の通りメインキャストやスタッフを一新した*14『ドラえもん』であるが、放送年数は大山版からの通算としている。
ドラえもんを演じるのは水田わさび*15のため、俗称として公式からも「わさドラ*16」と呼ばれている。ほかにも「水田版」や「水田ドラ」「2005年版」「テレビ朝日版2期」と呼ばれることもある。
のび太役の大原めぐみとジャイアン役の木村昴は本作が本格的な声優デビュー。木村は就任当時14歳(現役の中学生)という若さでも話題となった。
タレント・歌手の千秋(ドラミ)、活動弁士の山崎バニラ(ジャイ子)、テレビ朝日アナウンサーの萩野志保子(出木杉)等、準レギュラーキャラにも異業種からのキャスティングが行われている。

OPも最初の半年以外は時期ごとに変更されているが、その中でも代表曲が2007年から使用されている「夢をかなえてドラえもん」で、映画版のOPにも使われるなどわさドラ版の主題歌として定着しているが、たまにOPもカットされる回がある。

劇伴は菊池俊輔から沢田完に交代しキャラソンもリニューアルされたが*17、40周年を機に『ぼくドラえもん』や『おれはジャイアンさまだ!』等、人気のあった楽曲はリメイクして使用されるようになった。

良くも悪くも原作からやや離れ独自の作風を築いていた大山版から一転、雰囲気、絵柄共に原作に近くなった。のび太の部屋の入り口や机の位置、階段の配置が代表的か。
原作でギャグで済まされていたところが、科学などを用いた解釈がなされることも。
同じ原作作品でも台詞や演出はその時代に対応したものに変更され、2010年代以降の視聴者には分かりづらい、理解が難しい用語やネタは時代に合わせて改変されるものがある*18
また、時勢の変化に合わせておもらしやしずかちゃんの入浴シーン、飲酒・喫煙に絡む描写は省略、若しくは差し替えが実施されている。
本シリーズから原作のあるエピソードについてはスタッフクレジットやHPで掲載の単行本が記載されている。
また、ソーシャルメディアの普及後はアニメスタッフも自らのアカウントで告知することがあり、エピソードに関する思わぬ裏話が出ることも。

ドラえもんがメインのアニメオリジナルエピソードが増えたり、原作でのび太が単独行動していたところにドラえもんが同行したりするなど、ドラえもんが主人公であることが強調されている。
『重力ペンキ』『ドラえもんの歌』『あやとり世界』のように、わさドラ版で初めてアニメ化された話もある。

また、
  • のび太の保護者的な立場からのび太の親友的な立場になったドラえもん
  • 黒髪になったしずか
  • 「ボクちゃん」という一人称が定着したスネ夫
……など、メイン、サブに関わらずキャラクターや設定、デザインの見直しも定期的に行われている。一時期はスネ夫がパーカー、ジャイアンがハーフパンツ姿と現代に合わせた衣装デザインになったことも。
アニメオリジナルキャラクターとして、ドラえもんとロボット学校の同期であるパワえもん(声:真殿光昭)が一時期登場した一方、ザ☆ドラえもんズはいなくなってしまった。
原作にかなり近くなっているが、ガチャ子は残念ながら未登場。

初期の頃は原作に忠実なエピソードばかりだったが、年を追う毎に原作に大きくアレンジを加えた回やオリジナルエピソードも増えており、2021年以降は大山版のオリジナルエピソードをリメイクした作品も登場している。
また、テレビ朝日のドラマやバラエティ番組の出演者、映画版の主題歌を担当する歌手がゲストで登場するタイアップ回も制作されるようになり、中には「パロディキャラの元ネタになった人物がその役の声を充てる」という捻った回もある。
30分連続で1エピソードを放送することもあるほか、毎年9月にはドラえもん誕生日スペシャルを放送している*19
一時期はBパートで前編を描き、次の放送でのAパートで後編を描くという変則的な前後編を行ったこともあった。これ以外にも『ドラドラ3』と表記し3本立てになった期間や『ドラドラミニシアター』という短い原作を1~2分のアニメにしたもの、てんコミ探偵団のアニメ版『こちらジャイスネ探偵局』、テレビアニメ初となるアイキャッチの導入など様々なコーナーや新機軸が取り入れられている。

本バージョンの映像を基に、2014年からアメリカでローカライズ版『Doraemon -Gadget Cat from the Future-』が制作された。
日本では『ディズニー・チャンネル』(BS・CS)で日本語と同じキャストによる吹き替え版が放送されている。
吹き替え版だと「いつもと変わらない」と思いがちだが、地味にOPとEDや文字表記が英語になっている。そして、アメリカの文化に合わせて再録されているため、オリジナル版との相違や追加台詞もある。
2015年には開始10周年に際し、大山版時代からの恒例イベントだった歴代映画の上映イベントのトークショーに招かれた小原乃梨子と野村道子から「10年続けば本物」と半年しか続かなかった日テレ版を否定しながらエールを送られ、彼女達は涙した。2025年には全ての制作関係者を招いた20周年のパーティーを開催している。

2017年7月28日からはリニューアルされ、キャラクターの衣装が原作準拠のものに変更され、背景画が水彩調からポスターカラー調になり、野比家の2階の窓が「田の字」型から「日の字」型に変更されるようになった。

テレビ朝日の金曜ゴールデン大改編に伴い、2019年10月5日から土曜17時に放送枠が移動。
これにより、2010年代以降頻発していた特番による放送休止が無くなり、ほぼ毎週放送されるようになったが、関西地区ではニチアサキッズタイムと同様に夏の全国高等学校野球選手権大会の中継による休止・枠移動の憂き目に遭うことに。
移動と同時にEDが正式に復活、Bパートが不定期の再放送枠になったほか(Aパートでも不定期の再放送枠あり)、先述の『クレヨンしんちゃん』との共演も復活した。
これと並行して長らく夕方から夜に編成されていた『大晦日だよ!ドラえもん』の放送が朝に繰り上がっている。

2020年4月3日からはBS朝日で再放送を開始。放送時間は金曜19時で半年ぶりに金曜日の『ドラえもん』が復活したが、配信の普及もあってか2023年9月29日で終了。これにより、40年以上に渡って親しまれた金曜日のドラえもんが完全に姿を消した。

2021年4月3日からは効果音が『ポケットモンスター』と同じ音源に変更された(映画は第15作から*20)。

2025年10月4日からは『もしものがたり』がわさドラ版では史上初となる正規EDとして使われるようになった(それまでは開始当初から映画公開時期を除いてキャラソンが使われ、尺の都合から飛ばされる回もあった)。

開始から20年が経つが、現在までレギュラー5人に代役を立てて収録した例*21は無いが、実はしずか役のかかずゆみは産休に伴い、開始直後と2008年に休業しており、その間はしずかが出て来ても喋らせなかったり、最初から登場しないエピソードを収録して放送することで乗り切っている。また、ドラえもん役の水田わさびも事前に複数回分の収録を先に済ませてから産休に入っていたという。

(大山版との合算で)長寿番組ということもあり、大山版のキャストやスタッフが亡くなった際には本編内で追悼のコメントが流れる。小原乃梨子や大山のぶ代が亡くなった際には本編Bパートを短編に差し替え、空いた時間で大山版の映像を流す追悼企画を放送。芝山努が亡くなった際にはEDを『ドラえもんのうた』に差し替え、大山版の映画のダイジェストを放送した。

DVDは大山版との区別から『NEW TV版』のサブタイトルが付いている。また、収録されている注意喚起の映像がそのシュールさからMADムービーでブームを巻き起こした。おやくそくには二種類のビデオが存在し、MAD化されたのは2010年ごろから使用されているものである。

本シリーズは配信にも積極的で、公式YouTubeでも無料配信を実施している。2022年10月からはTVerでの配信を開始しており、最新回のほかに毎年3月には映画のテーマに関連した作品、9月には誕生日スペシャルなど過去作の配信が実施されている(YouTubeも同様)。

映画

テレビ朝日版以降は年に一回大長編を原作とした映画が制作・公開されるようになった。
公開時期は一部を除いて初回から一貫して春に固定されており、特定のアニメ作品をプログラムピクチャー*22化した最初の例とされている。

『のび太の恐竜』に代表される原作エピソードを延長または再構築したものと、『のび太の宇宙開拓史』などの完全新作の二種類がある。
また『ザ☆ドラえもんズ』に代表される同時上映作や福祉作品『ケンちゃんの冒険』が存在し、『ぼく、桃太郎のなんなのさ』(1981年8月1日公開)は大長編にはカウントされていない。

劇場版はキャラクターデザインや美術設定がテレビアニメ版とは異なる作品も少なくない。
作品によってはNGシーンを制作、極めつけには「ドラえもん一行が俳優として映画の撮影に臨む」という体の絵コンテ集が発売されるなど、テレビアニメとは時間軸の異なるパラレルワールドであることが示されることがある。

2002年から2018年まで、映画の公式サイトにはFlash Playerなどを使用したミニゲームコンテンツがかなり搭載されていた。そのクオリティの高さはウェブサイト全体をゲーム本編にするレベルで『新魔界大冒険』や『人魚大海戦』ではポイントをウェブ内で稼いでミニゲームを解放していくやりくりコンテンツが存在した。2020年以降は『新鉄人兵団』より前の公式サイトがごっそり削除されており、2019年ごろからは動画などにおまけをとどめている。

音響規格は1989年からドルビーステレオ、2003年から5.1chサラウンドEXとなった。

2003年以降はデジタル製作にもなった(『クレヨンしんちゃん』の映画も同様)。

大山版の最終作は2004年の『のび太のワンニャン時空伝』。
奇しくも映画25周年という節目の年で、それまでの『ドラえもん』映画を総括した同時上映作と『パーマン』の短編2作目も公開された。
それから1年の空白を経て『のび太の恐竜2006』でわさドラ版がスタート、以降は完全新作のほかにも大山版作品のリメイクも行っている。

わさドラ版では有名作家が脚本に関与した作品もあるほか、ゲストキャラクターの配役に芸能人が起用される例が増えた。「ドラえもん芸人」として知られる高橋茂雄は通算3本も出演を果たしている。
また、EDの後にはドラえもんの「みんなー!面白かった?まったねー!」の一声と共に次回作のヒントが織り込まれたティザー映像が組み込まれるようになったほか*23、公開前週の通常回では映画に関する小ネタを入れたエピソードが放送され、年によっては映画の題材に関連した過去作をセレクション形式で再放送・配信することがある。
公開日のテレビ朝日系情報番組にはドラえもんがスペシャルゲストとして登場するのがお約束である。

わさドラ版は「春はドラえもん」というキャッチフレーズが使われるようになり、ドラえもん達と舞台挨拶で登壇したゲスト声優や主題歌歌手らと共に観客全員でコールする様子を撮影した映像がCMで流れる。

主題歌は当初、海援隊の武田鉄矢が関与している作品が多かったが、21世紀以降は当時の人気のポップス系歌手が起用されており、わさドラ版では公開一ヶ月前から公開終了頃までテレビアニメのEDでも使用されている。

リメイク作品では原作から時に細かく、時に大胆なアレンジが加えられている。
子供向けに同時発売のコミカライズは脚本に忠実なためか、映画と大きく異なることが多い。

映画一覧



幻の実写版

初代アニメ版が企画された1972年には、ピー・プロダクション 創立者のうしおそうじによるフジテレビをキー局とした、もう一つの『ドラえもん』の企画があったとされる。
この企画書は200字詰め原稿用紙(表紙含む)6枚と添付資料『ドラえもんの大ひみつ』(学年誌掲載分)のコピー1枚の合計7枚から成る。

これはフジテレビ系10月新番組の放送枠獲得を狙ったもので、『幼稚園』1972年8月号には「テレビにでるのをまっててね」という告知文も掲載されていた。
当初はアニメと実写の双方で企画され、後に実写へと企画が転向された。原作者の藤子不二雄両人もピー・プロダクションに訪れ「実写でやろう」と同意。この際にドラえもんの声優として挙がっていたのが、奇しくも大山のぶ代だった。彼女の起用は、先にピー・プロダクション制作のアニメ『ハリスの旋風』での演技を見込まれてのことだった。既にドラえもんの着ぐるみまで試作されていたものの、この企画がどの程度具体化し、どの時点で頓挫したかについては不明である。
ちなみに、企画書ではドラえもんのキャラクター設定は原作から改変され「宇宙からやって来た宇宙ロボット」になる予定だった。

その他

テレビゲームや着ぐるみショー、絵本に教育漫画、ゲームブック、紙芝居、小説にCMと媒体には事欠かさない。
一番有名なのは『ドラえもんの学習シリーズ』である。

2008年にはシリーズ初の実写・舞台作品として『のび太とアニマル惑星』の公演も行われた(2017年にもキャスティングを変えて再演)。
ドラえもんは着ぐるみで、アニメと同じ水田わさびが声を担当。
舞台ではこのほかにも、吉本新喜劇にドラえもんとのび太がゲスト出演したこともある。

鉄道とのタイアップ企画も頻繁に実施されており、最初に実施したのがJR北海道の「ドラえもん海底列車」。
1998年に青函トンネル開業10周年を記念して開始した企画で、トンネル内の吉岡海底駅に「ドラえもん海底ワールド」というイベント会場を設置。2006年に同駅が廃止(北海道新幹線の資材置場転用による)まで運行された。
それ以外では原作者および制作会社に縁の深い小田急電鉄・西武鉄道での実施例が多い。前者は2011年の「藤子・F・不二雄ミュージアム」開業に合わせてラッピング列車を運行したほか、ミュージアム最寄り駅である小田急小田原線登戸駅はドラえもんの装飾にリニューアル、上り接近メロディが『夢をかなえてドラえもん』に変更された*24
また、2015年の誕生日スペシャル『のび太特急と謎のトレインハンター』の製作にも協力しており、本編には小田急電鉄の歴代車両も登場する。
後者は毎年の映画公開時には装飾編成やイベントが実施されるほか、2020年からは50周年を記念したラッピング車両「DORAEMON-GO!」が2024年9月まで運行された。
このほかにも、作者の故郷である高岡市の路面電車や万葉線にもドラえもん電車が運行中。

1990年代後半から本格的に普及した携帯電話スマートフォンといった情報通信機器類については、原作の世界観を壊さない方針からか、アニメには極力登場させていない。
それ以外の事象については、概ね現実世界に準じた描写となっており、わさドラ版ではタピオカやアイドルのアクリリックスタンド、ハンディ扇風機など情報通信絡みではない流行アイテムは小道具で登場させることがあり、それどころか「のび太たちがチャレンジ動画の撮影に挑戦」「スネ夫のパパが動画サイトを開設」など、情報通信機器類の発達から広まった文化を題材にした回もある。

アニメ版でのび太たちが通う小学校の名前はそれぞれ違っており、日テレ版では「下町小学校」、大山版では「○×小学校」、わさドラ版では「月見台小学校」の名称となっている。

原作は全1324話という本数であるが、現在に至るまでアニメ化が見送られているエピソードも少なからず存在する。
その理由としては
  • アニメの尺に合わない(1~2ページの短編)
  • 設定上アニメ化が難しい(『音のない世界』)
  • 倫理上テレビ放送に適さない(『分かいドライバー』、『ジャイアンよい子だねんねしな』)
が挙げられる。

冒頭に記したように本作はアジアでの人気が高いが、中でも香港ではバルーンフェスタやドローンショーなど、国内よりも大規模なイベントが積極的に実施されている。
2024年からは香港を皮切りにアジア各国を巡回する「100%ドラえもん&フレンズ」が開催されており、2026年3月にはテレビ朝日が運営する複合施設である東京ドリームパークの開業記念イベントとして初の日本開催が実現。このプレイベントとして同年3月上旬にはお台場でドローンショーも開催された。

本作を題材とした同人作品もいくつか出ているが、「最終話」と銘打ったとある同人誌があまりの完成度の高さ故に藤子プロダクション側から出版中止に追い込まれ、ニュースでも大きく報じられた。この詳細については当該項目を参照。

主要キャラクター

代役などはリンク先を参照。

声:富田耕生(日テレ版:第1話 - 第13話)、野沢雅子(日テレ版:第14話 - 第26話)、大山のぶ代(大山版)、水田わさび(わさドラ版)
主人公。未来からやって来たネコ型ロボット。
2112年9月3日に製造され、当初は未来人のセワシのお世話をしていたが、一族の運命を変えるべくセワシの先祖であるのび太の元にやって来る。
膨大な数のひみつ道具を持ち、のび太を支援する。
耳は欠損、ネコにも拘らずねずみが嫌い、機体各部は故障中と中々にポンコツだが、のび太とは大の仲良しの親友となる。

声:太田淑子(日テレ版)、小原乃梨子(大山版)、大原めぐみ(わさドラ版)
副主人公(1989年に掲載された作者の発言より)。セワシの先祖。小学5年生(掲載誌によって変わる)で東京都練馬区在住。
近眼で勉強もスポーツも駄目だが、心優しい素直な少年。ただし、昼寝と射撃とあやとりの才能だけはピカイチである。
悪気は無いのだが、余計な発言をしたり、すぐに調子に乗る、助平なことをしてしまうこともあり、その所為で酷い目に遭うこともしばしばあるが、お人好しで中々憎めない。ドラえもんとは時々喧嘩もするが、互いに信頼し合う親友となる。
勉強が苦手だが、頭が悪い訳ではなく、特に道具の応用においては彼以上の能力を有している。

声:恵比寿まさ子(日テレ版)、野村道子(大山版)、かかずゆみ(わさドラ版)
本作のヒロイン。のび太のガールフレンド。
少しお転婆だが、成績優秀で品行方正な才女。
しかし、初期の頃は「クラスで一番わすれんぼのあんたが?ホホホ」と発言するなど性格は悪い方だった。
三度の飯よりお風呂が好きという筋金入りの入浴マニア。
一日に3回入浴しないと気が済まないため、昼間から入っている場合もある。
のび太がどこでもドアなどの道具で移動した場合、しずかが入浴中というのは一種の定番のギャグと言える。
気付いた後は「のび太さんのエッチ!!」の罵声と共に洗面器のお湯を浴びせたり、風呂桶を投げつけたり、ボコボコにしたりして追い出すのがお約束の展開となっている(しかし、2020年代以降はそのような描写は無くなりつつある)。
なお、ピアノは上手であるが、バイオリンはジャイアンリサイタルレベルと、お世辞にも上手とは言えない。
しかし、本人はピアノよりバイオリンが好きだそうだ。
原作では「しずちゃん」、アニメでは「しずかちゃん」と呼ばれている。
将来、のび太と結婚してノビスケという子供を授かるという設定である。

声:八代駿(日テレ版)、肝付兼太(大山版)、関智一(わさドラ版)
会社社長の御曹司で嫌味な性格。
基本的にジャイアンの腰巾着だが「3人用」に代表されるように、その手口は彼以上に悪質かつ陰険。だが、時には彼の横暴に対してのび太達と手を組むこともある(同時に、すぐに裏切ることもある)。
趣味はコレクションや模型・ラジコン製作、アイドルのファンクラブなど多方面に渡る。
ピンチになると「ママ~!」と叫ぶマザコン癖も。
5人の中では唯一主演格の映画作品が作られておらず、それを自虐するシーンがあったりする。その一方で(乗っ取られてだが)闇落ちして敵の首魁になる映画はある
アニメ大山版に登場した「自慢話のテーマ曲」が大量のリミックス版が制作されたことでもお馴染み。

声:肝付兼太(日テレ版)、たてかべ和也(大山版)、木村昴(わさドラ版)
のび太のクラスメイトでガキ大将。実家は雑貨店。
「お前のものは俺のもの」や「さからうものは死けい!」に代表されるように極度に自己中心的な反面、不良に絡まれているのび太に助太刀するような面倒見の良さも持ち合わせる、良くも悪くもガキ大将気質の人物。
腕っぷしもある故に手に負えず、勝てるのは母ちゃんのみである。また、妹のジャイ子に対しては一貫してお節介焼きだが、優しい兄として接している。
大長編で一番化けるキャラとしても有名。
歌が大好きだが、その歌声は最早公害レベルなため、周囲からは恐れられている。

声:小原乃梨子(日テレ版)、千々松幸子(大山版)、三石琴乃(わさドラ版)
声:村越伊知郎(日テレ版)、加藤正之(大山版:第2話 - 第1199話)、中庸助(大山版:第1202話 - 第1787話)、松本保典(わさドラ版)
のび太の両親。教育熱心なママと、のんびり屋で大らかなパパで、のび太を誰よりも大事にしている。
パパは喫煙者だが、アニメわさドラ版では時勢もあってか喫煙シーンが減少した。
連載開始当初は社長ないし経営者という設定だったが、すぐに会社員へ変更された。
これに伴い、未来ののび太の職歴も「就職出来なかったため、仕方なく起業」と変更されている。

声:加藤治(日テレ版:初代、大山版:第40話)、雨森雅司(日テレ版:2代目)、田中亮一(大山版:30分枠)、高木渉(わさドラ版)
のび太達のクラスの担任。
のび太をよく廊下に立たせたり厳しく叱ったりする一方で、時には優しく諭したり、彼が頑張ったときにはしっかり誉める良き教師。
初期は設定が定まっておらず、上記のように厳しい性格だったが、アニメわさドラ版では時勢もあってか少し丸くなった。

声:山本圭子(日テレ版)、太田淑子(大山版)、松本さち(わさドラ版)
22世紀の未来人で、のび太の子孫(孫の孫、すなわち玄孫)。のび太のことは「おじいちゃん」と呼ぶ。
のび太の元に自分の世話ロボットであるドラえもんを送り込んだ張本人。普段はドラえもんの代わりにドラミちゃんに世話されている。
のび太の借金のせいで貧乏だが、成績等は別段悪い様子はない強かな少年。

声:堀絢子(日テレ版)
ドラえもんのライバルのアヒル型のロボットで、彼の頼り無さにセワシが助っ人として連れて来た。しずかちゃんの家に居候していたが、ドラえもんと「のび太の手助け合戦」を行っては滅茶苦茶にしてしまうというスラップスティックな路線を繰り返したため、黒歴史として存在を抹消された。
アニメでは日テレ版のみ登場する。

声:白川澄子(大山版)、萩野志保子(わさドラ版)
勉強もスポーツも万能、何をやらせても優秀な上博識な秀才。人格面でも優れているという、まさに「できすぎ」くん。
難点を上げるとすれば少々配慮が足りないことと、出来が良すぎる故に映画ではチョイ役なところである。
大山版の映画第1作『のび太の恐竜』では第1稿シナリオでは冒険に加わる予定だったが、彼がいると1人で多くの問題を解決してしまうという理由でカットされた。
しずかちゃんと連んでいることが多く、その度にのび太から嫉妬されている。
なお、漢字は「出杉」ではなく「出杉」であり、アニメのエンドロールや公式サイトでも間違われる程である。
実は名前の読み方が(憶測はできるが)正確には不明。「えいさい」派と「ひでとし」派の問題は根深い。
アニメでは日テレ版放送当時は原作にも存在しなかったため、大山版から登場。

声:横沢啓子(大山版)、千秋(わさドラ版)
ドラえもんと同じオイルを使って製造されたドラえもんの「妹」。
何処か抜けている兄とは対照的にしっかり者の妹。弱点は強いて言えば糞真面目。
普段はセワシの世話で22世紀におり、ドラえもんのピンチヒッターとしてやってくることが多い。
アニメでは大山版から登場する。
1990年代には本編映画と同時上映で彼女を主役とした短編映画が多数制作されていた。




追記・修正は鼻でスパゲティーを食べつつ、目でピーナッツを噛みながらお願いします。


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最終更新:2026年09月18日 19:12

*1 例として久米田康治の漫画『さよなら絶望先生』の欠番エピソード『ペイの拡充』や『SCP Foundation』の『SCP-871 Self-Replacing cake(邦題:景気のいいケーキ)』がある。

*2 例を挙げると、ドラえもんがネズミ嫌いであることが明かされる、ジャイアンが音痴でよくリサイタルを開くという設定が初登場する話がてんとう虫コミックス版では未収録。

*3 全学年誌での連載になるのは1973年4月号からである。

*4 むぎわら本人の回顧漫画によれば「先生のラフ画やネーム、アイデア帳をアシスタント皆でかき集め、『F先生本人にこのネタを使うのか確認する』が不可能な中でなんとか完成させた(大意)」という。

*5 名称や放送局から紛らわしいが、テレビ局の日本テレビとは資本的な繋がりはない。

*6 野沢雅子はNHK『あさイチ』(2015年7月9日放送)でも、「モノクロだったんです。」「出すの早すぎたんでしょうね、そんなに長く続かなかった。」などとコメントしている。

*7 証拠として1973年11月号(同年10月3日発売)の小学四年生版『ドラえもん』の扉絵に「テレビ大人気放映ちゅう」という煽り文句があり、本来は3クール目に突入の予定だったことが伺える。

*8 本来なら『パジャママン』というヒーローものがアニメ化される予定だったが立ち消えになってしまった。

*9 実際、読売テレビからシンエイ宛てに制作のオファーがあったことも明かしている。

*10 特筆すべきはこの時点でレギュラー5人+玉子の配役に本編と同じ配役が起用されている。通常はプロデューサーの意向で変更されることが多いパイロット版では極めて異例のこと。

*11 『キテレツ大百科』や『ポコニャン』など、他の藤子F作品を原作としたエピソードも制作されている。

*12 番組もこの間、世界水泳の中継を実施するため、一ヶ月程放送休止となっている。

*13 前任者達はその後も亡くなるまで他作品で活動を続けたが、2代目しずか役だった野村道子は自身が所属する事務所への経営に専念するため、本作と『サザエさん』の2代目磯野ワカメ役の降板と同時に声優業を引退している。

*14 とはいえ、4代目ドラえもん役の水田わさびや3代目スネ夫役の関智一など、大山版にゲストキャラで出演実績のある声優も含まれている。

*15 彼女のみ、同時期に開催された愛知万博のPR映像で3月から先行デビューを果たしている。

*16 彼女がドラえもんの公式サイトで運営している「わさドラブログ」が由来である。なお、この呼称自体は2007年1月26日にブログを開設する以前から用いられていた。

*17 ドラえもんとドラミちゃんの絵かき歌については当初から大山版のものを流用している。

*18 用語だと流行性ネコシャクシビールス→流行性ネコシャクシウイルス(ビールスとはウイルスの古い呼び方)や、エピソードだと『アニメばこ』など。

*19 当初は通常枠の拡大版だったが、土曜移転後は通常回の後続かつ単発特番として放送している。

*20 2005年4月15日から2021年3月27日までは『それいけ!アンパンマン』からの音源が併用された。これは、両作の音響効果をどちらも糸川幸良が担当していたためである。

*21 大山版では帯番組時代にのび太、1985年の一時期にスネ夫に代役が立てられた回がある。

*22 興行元が上映枠を固定して制作する映画作品のこと。実写では『男はつらいよ』が代表例。

*23 2026年に『のび太の絵世界物語』までのおまけ映像が全てYouTube公式から公開された。

*24 接続するJR南武線の発車メロディも『ドラえもんのうた』『ぼくドラえもん』に変更されたが、2025年3月のダイヤ改正で廃止された。