歌う機械(Lobotomy Corporation)

登録日:2023/03/13 Mon 23:53:10
更新日:2025/02/15 Sat 00:40:12
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けれど人間の時のような音は出なかった。

歌う機械とは、『Lobotomy Corporation』に登場するアブノーマリティである。
危険度クラスは中間に位置するHE。職員を数人死傷させることのある危険性を有する。


概要


歌う機械は、開閉できる蓋が上部に付いた大型の機械のように見える。
またその蓋の上には後述の音を出すためなのか、パイプのような部品が取り付けられている。
蓋を開けた中には鋭い鋸のような刃が一面に配置されており、その刃は血で汚れている。


特殊能力

収容中


収容中の歌う機械は以下の特性を持つ。
クリフォトカウンターの初期値は1。

①以下の条件を満たしたとき、クリフォトカウンターが0になる。

  • 勇気ランクが4以上の職員で作業を完了する
  • 自制ランクが2以下の職員で作業を完了する
  • 作業結果が悪い


これだけ見るとHEでよく見かけることの多い、職員の能力で特殊能力が発動するタイプのアブノーマリティーだが...?


②クリフォトカウンターが0になったときに発動する効果
  • 作業を終了した職員が即座に歌う機械の中に飛び込んで粉砕される
  • 職員が歌う機械によって粉砕された場合、ランダムな職員が"魅了"される。(同部門の職員を優先)

魅了と聞いて反射的に破壊したくなった管理人もいるだろう。だがこれで終わりではない。

  • 魅了された職員は近くに居る職員をターゲットし、警棒で殴打することで殺害する。
  • 職員を殺害した魅了された職員は黒い袋に死体を詰め、歌う機械に投入する。

魅了された職員は周囲の職員に攻撃を仕掛けるが、所詮武器は警棒なので大したダメージを受けることはない...エージェントなら。

この魅了の効果は動く生ゴミことオフィサーにも有効であり、攻撃を仕掛ける対象にも含まれる。
魅了された職員はHPが2倍になっており、オフィサーでもそこそこの耐久力になる。
オフィサーがオフィサーを殺害し、歌う機械に投入する...そして機械が歌い、1人がまた魅了される。

これで分かっただろう。歌う機械の管理を失敗すると、またたく間に職員内で魅了が広がり壊滅する。
魅了は職員のランク関係なく起こる上、その魅了が発生する条件もかなり緩い。しかも魅了は解除不可。

この魅了は人間を粉砕したときの音によって起こるらしい。
魅了された職員はもう1度その音を聞くため、人間を機械に投入して粉砕する。もちろん人間は誰でもいい。
たとえ同じ音に魅了された同胞であっても。最終的には1人以外が歌う機械に飛び込み、残った1人は徘徊を続ける。

対処方法としては、とにかく無視して作業を行わないこと。
作業を行わない限り特殊能力は発動しないので、クリフォト暴走が来ようが無視することで被害を0に出来る。
このゲームは無視できない状況がちょくちょくあるが...

ステータス


歌う機械は本能、洞察と抑圧、愛着の順番で良反応を示す。

作業ダメージタイプはWHITE(4-6)。


観測レベル3でEGOギフト「ハーモニー」を解放。頬に付く音符のようなギフトで、同部位のギフトとは重複する。
効果は勇気+8、慎重-4、WHITEダメージを20%で無効化して3秒間攻撃速度+10の3つ。

非常に優秀な効果を持つギフトではあるが、1つ目の勇気+8が曲者で、ギフトを貰った瞬間に(職員の勇気 + 8)で勇気ランク4に到達することで、特殊能力が発動する。

このせいで泣く泣く1日をリスタートした管理人も多いだろう。
ただ、あなたは幸せでなければならないを収容している場合は話が変わる。

このツールの概要はリンク先に任せるが、上手く使うと職員のランクを意図的に下げられる。
表示上のランクも下がるため歌う機械のクリフォトカウンターを下げずに作業が出来る。
勇気+8は普通に優秀な上に特殊効果で攻撃速度も上がるため、管理が苦ではない場合はセットで管理してみるのもいいかもしれない。
また、ホド抑制後でも、新人職員であればほぼ確実に勇気ランク4になることはないため、新人の愛着以外の育成には非常に便利。
結果が悪いと危険なため、ギフトで勇気が上がらないタイプのアブノーマリティで愛着を上げてから挑むといいだろう。当然、勇気の育成は最後にすること。

観測レベル4でEGO武器「ハーモニー」を解放。防具は存在しない。
歌う機械に似たデザインの大砲で、発射するたびに音符を撒き散らす。
特殊効果が存在し、 この武器を装着した職員のHPが10%以上の時、現在の体力の10%を消耗して、武器の攻撃力を30%増加させるというもの。

火力はかなり高いが、撃っているとすぐにHPが10%まで到達してしまうため、ふとした瞬間に死んでしまったりする。

WHITE(30-50)という高い攻撃力をHP消耗で更に強化できるため、回復手段の充実する終盤では意外と採用されることがある。大砲武器に強力なライバルがいるせいで影が薄いけど
遠距離武器ではあるが、HPを消耗した時に攻撃を受ける可能性を考慮して防具はBLACKRED耐性の高いものを装備させるといいかもしれない。

ストーリー

どうやら歌う機械には意志とされるものがあるようで、音楽を求めているようだ。
接近した職員は皆機械に身を投げる。機械は作業を開始し、音を奏でる。

「自分が狂っている、そんなことは分かっているんだ。
ただ、どうしてももう一度あの音楽を聞きたかった。
何ヶ月も頭の中であの曲が離れなかった。
自分はいろんな実験を行った。
機械が猫を飲み込むと1分間再生された。
大型犬なら2分30秒の[削除済]した音楽が再生された。
けれど人間の時のような音は出なかった。
ばかげて聞こえるかもしれないが、自分はもう一度あの音楽を聞けて満足しているんだ。」


追記・修正は歌う機械に飛び込んでからお願いします。

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最終更新:2025年02月15日 00:40