植物が街中に溢れ返るバグ(第1話:本日の世界) 発生対象:世界
文字通り街中至るところに木が生えるバグ。
花や野菜も生えるので商売道具も増えてしまう嬉しいのか嬉しくないのか微妙な感じでもある。
かさねの見立てでは4、5日で消えるかもとのこと。
空中を歩けるバグ(第2話:同じ空の上とか下とか) 発生対象:人間
空中を階段のように上がったり、歩いたりすることができるいわゆる「空中歩行」ができるようになるバグ。
ただし、自分の足で上がった分は自分の足で下がらないといけないのが難点。
その場で静止することもできる。
階段が一段増えるバグ(第3話:がっこうのかいだん) 発生対象:世界
降りる・上がる段数が一段増えるバグでその階段を無意識で使っているぐらいになると確実に踏み外す。
このバグと学校に伝わる怖い話が一致した時、ちょっとした騒動が起こることになる。
左右が逆になるバグ(第4話:右往左往右往) 発生対象:人間
自分の認識が反対になるバグで世界規模のバグかと思いきや人間の脳内にだけ作用しているバグ。
視覚情報がバグっているので「右を向かせる」ように指示を出す→情報が届くまでに反転して「左を向かせる」と認識
→脳内が「左を向く」と体に指示を出す→その命令もひっくり返って実際の体はきちんと右を向いている(けど「左を向いた」と認識している)。
…とだいぶややこしい感じになっている。
ツチノコが発生するバグ(第5話:ツチノコ(仮)捕獲計画) 発生対象:世界
あの幻の生物「ツチノコ」が発生するという一攫千金確実なバグ。
…ではなく、「観測者の正体不明の生物のイメージを具現化するバグ」がこの回での正式なバグ。
なぜツチノコなのかというと「発見例も多く、日本人が持つ未確認生物のイメージ」がツチノコだから。
更に対象(ツチノコ)に対する認識は人それぞれなので第三者が「ツチノコって〇〇らしいよ」と植え付けると…
魚が地上を泳ぐバグ(1巻総扉) 発生対象:世界
ハタタテダイらしき魚が地上を泳いでいるというこちらの認識がバグってしまいそうなバグ。
家の中の部屋が無限増殖するバグ(第6話:姫崎邸ダンジョン) 発生対象:世界
部屋が文字通り無限に増えてしまうバグ。物に生じるバグはその場所によって規模が違うらしい。
外から見ると「家」自体は何も起きていないがトイレが3つに増える、階段が部屋の中にあるなど雑コピペ状態。
もちろん、増えた部屋はきちんと機能しており、洗濯機やお風呂も普通に使える。
だが、Aのコピー部屋で散らかしたゴミはバグ解消後には元のAの部屋に戻ってくるなど便利一辺倒ではない。
家の外に通じる部屋からは普通に出入りは出来る。
物が壊れないバグ(第7話:放課後エクスペリメント) 発生対象:世界
物が一切壊れなくなるバグ。「物」は物だけでなく、人間も含まれる。
チョークや紙などそのもの自身を削る・切ることにより使う物が壊れなくなってしまい、
ボールペンやマーカーなどの液体を消費するものは使える。
人体にも作用しているらしく真剣バトルや5階からの飛び降りなども行われていた。
眠くならなくなるバグ(第8話:夜更かしは三文の徳) 発生対象:人間
眠くならなくなり正しく「不眠不休」を体現できるようになる。
これにより恩恵を受けた伊与田はいつもより生き生きとしていた。
眠くはならないが疲労は蓄積するようだ。
特定のミジンコが縞模様になるバグ(第9話:春のまれびと) 発生対象:世界
ミツクリミジンコと呼ばれるミジンコだけが縞模様になるだけのバグ。
「この上なくどうでもいい」と一蹴された本当にどうでもいいレベルのバグだった。
人間が増えるバグ(第9話:春のまれびと) 発生対象:人間
いつの間にか人間が増えており、誰もその人を「バグ」と認識しないまま、「元からいた」と改変されているバグ。
ある程度の知識などは有しているが辻褄を合わせることができずにフリーズしてしまう。
バグ終了後には「どのようなバグが発生していたか」自体も記憶から消えるのでかさねと紺以外は何が起こったかわからないでいた。
大昔には「物が増えるバグ」が発生しており、街にはその残留物も残っている。
家に帰ろうとすると迷子になるバグ(第10話:家路) 発生対象:人間
自宅に帰ろうとするとそこまでのルートの認識がバグって帰れなくなる。
自力では帰れなくなるので地図やナビ、散歩帰りの犬に頼る必要がある。
また、隣家に行こうとしても自宅と近すぎる場所はバグの対象となってルートを間違えしまう。
空から飴が降ってくるバグ(2巻総扉) 発生対象:世界
雨の代わりに飴が……というギャグみたいなバグ。
どうやら降ってくるのは飴玉限定らしく、りんご飴や水飴は降ってこないようだ。
言葉が風船になるバグ(第11話:内緒話に向かない日) 発生対象:人間
自分の発した言葉が文字入りの風船になるバグ。
風船は抱えることが出来、踏むと割れて風船に書かれている言葉が再生される仕組みになっている。
もちろん、風船なので風に吹かれれば……
くしゃみまでのカウントダウンが見えるバグ(第12話:お揃いの運命) 発生対象:人間
くしゃみをするまでの残り時間が視覚化されるというバグ。……本当にそれだけである。
このカウントが0にならなければくしゃみが出てこないのはある意味では便利というかなんというか……
しかし、かさねは「くしゃみまでの時間が可視化される」=「『未来の確定』というヤバいバグなのでは」と推測する。
今回はくしゃみだったから間の抜けた話になったがこれが「寿命」だったとするとどうなっていただろうか。
透明人間になるバグ(第13話:未確定の肖像) 発生対象:人間
衣服は透明にならないタイプの透明人間になるバグ。
一応、実体はあるので触ることが出来るが顔認証が出来なくなるデメリットがある。
このバグは「比較的短時間の内に解消すると思われる」というやや曖昧な言い方になった。
なぜならバグを悪用する人間が出た場合に効果時間を推測させないため。
理想の年齢になるバグ(第14話:27cm未来) 発生対象:人間
人間の身体に変化を及ぼすバグで味覚は変わらないが声は変わっていたりする。
恒成が口では否定しても本心では小学生に戻りたがっていたことや岩元が体操選手だった祖母が今でも元気で憧れるという点から、
紺がバグの詳細を「なりたい自分になるバグではないのか?」と確定させた。