登録日:2023/07/09 Sun 22:07:40
更新日:2024/04/19 Fri 16:08:53
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電脳植物バイオス登場!
地球の環境問題を一挙に解決するバイオ計画。
だが不幸にも、人類の科学は恐るべき悪魔の申し子を生み出してしまった。
コンピュータと未知の植物が合体したバイオスの挑戦に、
UMAは、そしてウルトラマンは、いかにして立ち向かうのか?
次回『新ウルトラマンG 必殺!怪獣大決戦』にご期待下さい!
バイオスとは『
ウルトラマンG』第9話(『新G』としては第2話)「バイオス計画 -植物都市-」に登場した怪獣である。
【スペック】
別名:電脳植物
身長:80m
体重:9万9000t
出身:宇宙→サザン大学
【概要】
元は宇宙から飛来した隕石に付着していた宇宙植物。
成長すると大きな青紫色の花を咲かせるようになるが、実は人間と
同等以上の知能を持つ知的生命体でもある。
肉食性でもあり、触手で捕まえた動物を捕食してしまうこともあり、無闇に刺激するだけでも反応して威嚇してくるなどほとんど生物そのものな生態も有している。
通常の植物の数十倍もの速度で窒素と二酸化炭素を吸収し、高濃度の酸素を放出する特性があり、燃やそうとするとマッチ一本分の火でさえ爆発してしまう。
繁殖力も極めて高く、短時間で密林を作り出してしまうほどに増殖する。
この植物を見つけたサザン大学の女性科学者、レオニー・クランクスタイン博士が培養させたことで大学のスーパーコンピュータと融合したバイオスは、
地球の動植物を排除し、生態系を乗っ取ろうという恐ろしい目的を企むようになっていた。
融合したコンピュータと合体したことで、植物に覆われた二足歩行の
ロボットのような姿に
巨大化も可能。
この形態では両手のマジックハンドが主な武器で、目からは電撃光線・バイオビームを放つ。
胸部のモニター部分には高圧電流も流れているため、迂闊に触ることもできない。
【劇中での行動】
地球を支配しようと目論むバイオスは、レオニー博士のバイオ空間計画に目を付け、彼女に協力を持ち掛けて大学構内のバイオ空間を自らの支配下に置くと共に、
彼女のバイオ空間計画に志願した大学生達に生体改造を施し、バイオ空間内の食物や酸素以外を摂取すると死亡する「ベゴイド」という植物人間に変えて手駒として操っていた。
やがて、サザン大学のバイオ空間内をジャングルのように変えてしまうほどに増殖したバイオスは、
大学を取材していたレポーターを密かに捕食してしまう事件まで起こしていた。
高濃度の酸素を撒き散らすバイオスが危険な植物であると判断した
UMAは調査に乗り出し、大学内のバイオ空間に潜入する。
最初はバイオスに魅せられていたレオニー博士も、バイオスが異常繁殖していることに気付いて問いただすが、
I LIED.(全て嘘だ)
モニター越しに本性を現したことで自分が利用されていたと知ったレオニー博士は、躊躇なく拝借したUMAガンでコンピュータを破壊。
蔓で反撃してきたバイオスと相討ちになってしまう。
しかし、バイオスは自らがいたバイオ空間を突き破って巨大化し、植物と
ロボットが合体したような怪獣の姿で暴れ出した。
ハマーを操縦するチャールズが持参しているテープから音楽を流すと大人しくなったが、やがてノリノリになって踊りだし、
ハマーをマジックハンドで捕まえてしまうと音楽が消えてしまい、再度凶暴化。
チャールズはハマーごとあわや握り潰されそうになったが、その時にジャックが
ウルトラマングレートに変身し、チャールズを救出した。
そのままグレートはバイオスとの戦いに挑むが、強靭なマジックハンドでの殴打攻撃やビーム攻撃に加え、
胸部に高圧電流が流れているバイオスには、格闘戦を挑もうにもそこに打撃を当てると逆にこちらが痺れてしまうこともあり、一度はグロッキー状態になるほど苦戦を強いられる。
そこでグレートはバイオスに早撃ち勝負を挑み、両手のフィンガービームを連射してバイオスを消滅させることに成功するのだった。
なお、哀れにも「ベゴイド」へと変えられ、バイオスに手駒とされていた学生たちのその後は描かれていないが、
ベゴイドはバイオスが作り出した酸素以外を摂取すると死亡するという体質になっているため、
バイオスが巨大化してバイオ空間を突き破ったことで、彼らは外界の酸素を否が応にも摂取してしまい、全滅したと推測される。
島本和彦版
人類を地球上から排除する計画の一環として、サザン大学の生徒達を密かに食らい続けていた。
UMAが調査に訪れた際、手始めにキムを襲って花の中に飲み込むも、気づいたジャックとのテレパシーによる対話の末、花を引き裂かれ奪還される。
その後、巨大化してグレートと戦い、フィンガービームからのグレートスライサーで焼き尽くされた。
島本版はジーンだけでなく、キムにもヒロインとしての見せ場が多い。
【余談】
- 初期案の仮称は「植物怪獣ランニム」。
- 『SSSS.GRIDMAN』の第8回には、本作のバイオスのソフビ(実在)が登場している。
- 大人の事情により、ソフビは「プラントバイオス」名義で発売された。
アニヲタにはお馴染みの論理だろ? 確か追記・修正と言ったな。
- 一番の被害者は勝手に体を改造された学生達っな -- 名無しさん (2023-07-09 22:11:58)
- BIOSタグつけようとしたらすでについてて草 -- 名無しさん (2023-07-09 23:37:39)
- こいつを倒した早撃ちビームはクソカッコよくて真似したくなる -- 名無しさん (2023-07-10 02:14:23)
- 機械と植物の融合体という当時としては斬新なデザイン。 -- 名無しさん (2023-07-10 07:07:48)
- 取り込んだメインフレームを核にして人型になった植物って見た目が好きな -- 名無しさん (2023-07-10 14:20:44)
- 体を作り替えられた大学生達はバイオスを倒しても元に戻れず次々と倒れて死んでいったのが可哀想だった -- 名無しさん (2023-07-10 20:26:52)
- ボツデザインだと蔦の張り巡らされたコンピューターって感じのどついあいには向かなそうでアウトになったような見た目のやつがいる -- 名無しさん (2023-07-10 20:41:34)
- 手塚治虫の漫画のビッグXに出てきたコンピューターを乗っ取ったジャガイモの話を思い出す。あれは天敵である虫くん達がおいしく食べてくれたから主人公達は助かったけど・・・ -- 名無しさん (2023-07-11 00:07:07)
最終更新:2024年04月19日 16:08