登録日:2023/09/24 Sun 21:41:00
更新日:2024/11/28 Thu 07:18:32
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そうだ!!
いつの日か!!
いつの日か!!
世界の全てに
一人残らずに配給するのだ
奇跡のような科学を!!
科学のような奇跡を!!
【概要】
少佐の率いる
「最後の大隊」の幹部で、
大尉と並ぶ少佐の側近。
長髪白髪のやせぎすの男性で、レンズが多数ついたユニークな眼鏡をかけている。白衣をまとっており、あちこちが血にまみれているが着替えない。
ナチスの発案した人造
吸血鬼製造計画の首席研究員であり、ナチスがついに完成できなかった人造
吸血鬼製造法を半世紀かけて完成させた天才科学者。
その功績から少佐からも
「大博士」と称えられている。
元は軍医だったと思われ、大戦末期の45年にはワルシャワで少佐とつるんでおり(『The Dawn』)、ベルリンでソ連兵にリンチされて瀕死だった少佐を救っている。
【人物】
性格は人格破綻者が多い最後の大隊の中では常識人より。
しかし虐殺に嬉々として加担し、なにより
吸血鬼製造のために費やしてきた莫大な人体実験の犠牲者数を考えると、「正気のまま狂っている」とも言えるマッドサイエンティスト。
そのため、人造
吸血鬼製造法が完成するまでの半世紀の間の人体実験で人々を殺し続けてきたはずで、アーカードを別としても作中人物の中では殺した人間の数は上位に位置すると思われる。
一方で、少佐と軽口をかわしたり、子供っぽいシュレディンガーに手を焼いたり、最後の大隊に第二次あしか作戦のしおりを配布して
『ロンドン大爆発、ぶっちぎりバトルバンパイヤーズ』の項なんてものを書いてたりと、妙にフランクでおちゃめなところがあって憎めない人物。
少佐とは第二次大戦当時からの付き合いで、作中でもほとんど少佐の隣に控えているほど気心の知れた仲。
でも少佐がどうやって親衛隊に入ったのかは知らない
あと、シュレディンガーに「少佐に無礼をするな」と叱りながら自分も少佐に無礼な口を叩いてるのは内緒だ「相変わらず射撃が下手すぎます。どうやってSS入ったんだろこの人」
少佐に対しては、友情、信頼、尊敬、畏怖、忠誠、憧憬など様々な思いを抱いていたもよう。
また、少佐の最終目的をシュレディンガー以外に唯一聞かされていたと思われ、少佐からも他の大隊メンバーよりも深い信頼を向けられていたと思われる。
しかし一方、彼だけが最後の大隊で他のメンバーと明確に違う点もある。
それは、少佐以下最後の大隊のほとんどが『死に場所』を求めて戦争を欲しているのに対して、ドクは自分の研究成果を花開かせるのが目的と、生きることを前提に行動しているところである。
確かに非戦闘員のドクが死に場所を欲さないのは当然だが、少佐も最後の大隊の者たちも特に咎めるような態度は示していない。
その秘密は恐らく、ウォルターに最後の大隊の有り様を否定されたときに真っ向から言い返した胆力と、彼なりの少佐たちへの仲間意識だろう。
貴様なぞに!!私の研究を茶番呼ばわりされてたまるか
少佐殿の大隊を笑われてたまるか!!
彼は決して敗北主義者などではなく、ミディアンの軍団
ラストバタリオンの立派な一員だったのだ。
最期は最後の大隊の敗北が決定的となったためデクス・ウキス・マキーネから脱出しようとしたところ、死にかけのウォルターに四肢を斬り落とされ、そのまま彼が斬り裂いた瓦礫の下敷きになり無惨な死を遂げた。
なお第二次大戦当時から容姿が変わっていないが、彼自信も
吸血鬼化していたのか、それとも少佐のようにサイボーグ化していたのかは不明なままだった。
【能力】
科学者としてだけでなく、敵軍にフルボッコにされて銃弾何発も撃ち込まれた人間を手持ちの医療キットだけで延命させておりm医者としても非凡な腕の持ち主である。
戦後は南米で人造
吸血鬼製造法の研究をしていたのは上記の通り。
他にも、
- 人造吸血鬼の体内に埋め込まれた証拠隠滅用の小型発火装置
- ハルコンネンの砲撃の直撃も防ぎきる特殊ガラス
を開発したのもドクの仕事。
最後の大隊にそういうことのできそうな人材が他に見当たらないため、少佐のサイボーグ化手術もまとめてドク一人で開発していたなら、本当に万能の天才と呼ぶしかない。
というか、ドクが人造
吸血鬼製造法を完成させなかったらそもそも
HELLSINGの物語自体がセラスが
吸血鬼化した1話の時点で終わりなので、作中最重要人物であった。
吸血鬼化施術(仮称)
ドクが開発した人造
吸血鬼の製造技術。
人間を
吸血鬼に改造する具体的な手段は劇中では明示されなかったが、ウォルターの例から推測して手術を伴い数時間の施術が必要だと見られる。
となると最後の大隊1000人を
吸血鬼化させて、かつ英国に送り込んだスパイや破壊工作員の
吸血鬼の数も合わせて彼がやったと考えると……ものすごい働き者である。
ちなみにその
吸血鬼改造手術の効能は以下の通り。
- 吸血鬼のスーパーパワーが手に入ります。人間なんかボロ雑巾よ。
- 若返ります。よぼよぼのじっちゃんもみずみずしい若者にアンチエイジング♪
- 銃弾なんかはちゃーらへっちゃらー。勃起ものの無敵モードでチートプレイだぜ。
- 夜中でも遠くまで見えるし耳もよくなる。ん?風呂場を覗き放題って、そんなチンケなことより突入して◯◯◯よ!
- 生き血を美味しくいただけるようになります。A型の血はまろやかーでのどごしがいいんだそうな。
- 海とか流れる水はアカーン。でも棺桶に入ればなんとかなんとか。
- お日様ごめーん。もう休みの日に鳩にエサもやれないの。対紫外線装備はバッチリ身につけましょう。
- ジョージ声や若本声の怖いおじちゃんたちに狙われるようになりますけど、出会っちゃったら不運と思って観念してね。
こんな感じで人間から見たら
限りなく不老不死に近い存在になれるため、英国、バチカン問わずに無数の人間がミレニアムの支配下になり、情報を垂れ流していた。
バレンタイン兄弟やトバルカインらもドクの作品。
彼らは武装親衛隊とは違う特殊能力を得ていたが、それが特別な施術か彼らの才能だったかは不明。
また、自然の
吸血鬼ならば処女・童貞の血を吸った場合には
吸血鬼の同族を増やすことができるが、人造
吸血鬼の場合はすべてグールとなる。おまけに母体の
吸血鬼を倒しても消滅しないのでやっかい。
【余談】
巻末や表紙裏のオマケ漫画では少佐に次いでキャラ崩壊してゴリゴリの
オタクと化しており、少佐とセイバーを巡って取っ組み合いのケンカをするなどしている。
追記と修正はセラスのフィギュアを魔改造してお願いしゃっす。
- この人(人?)が吸血鬼化矢サイボーグ施術担当なら、この人自身には誰が施術する(あるいはした)んだろう 医者の不養生みたいな話だが -- 名無しさん (2023-09-24 23:27:54)
- まずはお手伝い用のサイボーグを制作、その後そいつに自分を改造させる ドクトル・ゲロもやっていたことだ -- 名無しさん (2023-09-24 23:52:25)
- ↑ 天才が天才たる由縁だな… 同じ技術があったとしても発想力で勝てない以上どうやっても天才には勝てないやつだ 思いつかんことにはどうにもならん -- 名無しさん (2023-09-25 01:09:24)
- バレンタイン兄弟がやられた後に施術をやったっぽい研究者達が何やら話しているシーンがあるけど、原作の場合その中にはドクトルっぽい人はいないし話し合っていたヤツらも出てこないっていう謎の人達がいる -- 名無しさん (2023-09-25 01:17:47)
- 開発担当(ドク)と施術担当(複数人)は別なんだろう。どこ行ったって問題は解決しないが(「上官」を吸血鬼にしなかった以上、ミレニアム側の人間?でロンドン襲撃以前に敗北主義者として処分されるってこともないだろうし)。 -- 名無しさん (2023-09-25 05:32:01)
- 原作者いわく「序盤に少佐と話してた連中?死の河に突っ込んで死んだよ」らしいぜ -- 名無しさん (2023-09-27 23:03:46)
- 自分で栽培した野菜で漬物を作るという意外な一面も持つ。 -- 名無しさん (2023-10-21 06:20:55)
最終更新:2024年11月28日 07:18