『ミミックロジック』とは、にほへ/nihohe氏制作の論理パズル&
ローグライクゲームである。
概要
フロアにある沢山の宝箱から「
ミミック」を見抜き、それを避けて宝箱を開けながら進んでいくゲーム。
元々はニコニコ動画のゲームアツマールで2018年12月9日から無料配信されていた。
(主人公がミミックと因縁深い……というかミミックと判別しながらも自ら食われる奇行でネタにされた「
葬送のフリーレン」よりなんと2年ぐらい前)
が、ゲームアツマール自体のサービス終了に伴って遊べなくなり、にほへ氏が移植を宣言。
およそ一年かけて2024年2月23日から
Steamで再配信され、1ヵ月弱で
「非常に好評」の高評価を得た。
Steamでの価格は470円。
本作の宝箱は「声を聞く」ことで何らかの情報を喋ってるのが分かり、自分、あるいは他の宝箱について基本的に「ミミックがいる」「ミミックじゃない」等と発言している。
宝箱の発言は普通ならば真実だが、その中で宝箱のフリをしたミミックは必ずウソをついており、引っ掛かって開けてしまうと一発でゲームオーバー。
そこで全ての情報を整理し、ミミックの宝箱を推理する、ミミックであれば破綻する情報を当てて回避していくのだ。
宝箱それぞれには〇×△、または数字を振ってマーキングできる。
各問題は自動で生成される。
これにより同じフロアでも宝箱の発言や、ミミックの配置が毎回異なるという、冒頭で述べた通りのローグライク要素を含んでいる。
この仕様上、場合によってはどうあがいても断定しきれず、運任せにしかならない組み合わせの宝箱同士が残ることもある。
そんな時は博打せずに残りの宝箱を見送って、先に進むという判断も必要。
宝箱には装備や消費アイテム、お金(ゴールド)がランダムで入っている。
途中でモンスターとの戦いも待ち受けているため、宝箱を開けなさ過ぎるとかえって自分の首を絞めかねない。
ミミックとぶち当たらないよう、可能な限り推理して多く宝箱を開けることが求められる。
失敗、成功にかかわらず、ダンジョンに潜るたび冒険ポイントが貯まっていく。
ポイントと引き換えに初期HPや装備を強化したり、腹の減りを遅くするといったアップグレードを行うことができ、攻略を少しずつ有利にしていける。
(アップグレードは出発前に任意でオンオフ切り替え可能。アップグレードの有無はスコア計算に関わるので、ハイスコアを目指すならオフでの挑戦を推奨)
ただしミミック自体はどうにもならない。自分の頭脳で問題を解きなさいということである。
目立ったストーリーは無く、深いことを考えず気軽にプレイできる。
一応、操作キャラであるナイロとその姉・ネーサは何か事情があって、ダンジョンに潜っているようだが……?
主なゲームルール
本作では宝箱を開けることによって経験値が溜まり、レベルアップするという方式。1回につき攻撃・防御が1ずつ上がる。
逆にモンスターを倒してもレベルは上がらない。
このゲームでは例え序盤で最強装備が揃ったとしてもそれだけで善戦し続けることはできず、絶えずレベルアップで戦力を補っていかなければならない。
そのためにもプレイヤーは可能な限り宝箱を開け、経験値を稼ぐ必要がある。
フロアにいるミミックの数はあらかじめ定められている。
途中から増える場合は必ずアナウンスが入るので分かりやすい。
逆に「ランダム」ではミミックの数が決められた範囲内の不定になるので「1~〇」という曖昧な数しか分からない。
(上限は4匹)
前提中の前提。ミミックに騙されるとHPに関係なくその時点で終わり。
引いても一度だけ回避するアイテムはあるが、店ではかなり高価なのと必ず手に入るとは限らないのであてにしないこと。
モンスターとの戦闘で負ける、または腹が0になってもダメ。
腹はリアルタイムでじわじわと減っていき、宝箱の発言を眺めている間にも減る。
メニューを開いている間は停止するので、席を外したい時は必ずメニューを開こう。
宝箱を開けるだけではなく、途中でモンスターとの戦闘も発生する。
モンスターのいるフロアは「全滅で次のフロアへの階段が出現する」「最初から階段が出現している」の2パターンで分かれている。
最深部の手前のフロアにもボスが存在しており、撃破して最終フロアの宝箱を開けることでそのダンジョンはクリアとなる。
後者は素通りもできるが、全滅させるとアメ入りの宝箱が出現するので余裕があれば攻略しよう。
ちなみに平均的な強さは前者のパターンが高く、鍛え足りないとフィジカル負けする。
ここまでに集めたアイテムの活かし所の一つ。
基本的にプレイヤーが直接攻撃すると、その次は必ずモンスターも反撃してくる。
逆に言うとこちらが手出ししない限りは決して襲われることもない。ヒキョーな特殊能力は持っておらず、正々堂々の殴り合いで完結する。
たまにプレイヤーの攻撃直後、一定確率でネーサが魔法による全体攻撃をしてくれることがある。
手に入れた装備はいつまでも使い続けられるわけではなく、モンスターを攻撃する・される度に少しずつ減っていき、やがて壊れてしまう。
どちらも耐久度を回復させるアイテムが存在する。
ネーサの魔法を考慮に入れつつ、素の攻撃力だけで倒せそうな時は装備を外して殴るといった節約が地味ながら有効。
「おすすめ装備」を選択すればその時の敵HPに応じた装備、または素手に切り替えてくれるので楽。
上記のフロアは店と食事処(ボス手前を除く)、後はランダムでNPCがいるエリアとなっており、時間経過で腹が減ることは無い。
もちろんミミックやモンスターも一切いない。
ダンジョン内の施設
消費アイテムを中心に売っている。いずれも数量限定。
パッシブアイテムや装備品を売っていることもあるものの、装備はさほど性能が高くない。
運が悪すぎて全然装備が引けなかった人向けといったところ。
店ごとにラインナップが毎回異なるが、中でも必ず売っている「ちからアメ」「まもりアメ」は文字通り攻撃・防御を1ずつ上げる超重要アイテム。
何はなくとも最優先でこの2つを買えるだけ買い、なおかつ財布と相談しながら他のアイテムも吟味していくのが大事。不要な装備は適宜売り払い、資金の足しにしよう。
主に前述した安全地帯で商売しているが、途中のフロアにもランダムで現れることがある。
見るからに怪しい風貌の商人。
売っているアイテムは1個だけだが、普通の店では手に入らないものが高確率で並んでいる他、通常より安くアメを売っていることもある。
前者について大抵はネーサの能力アップに関わるアイテムが多い。
途中のフロアでのみランダム出現。
有料マッサージでHPと腹を40回復するか、各上限を5上げるか選べる。
これも途中のフロアでのみランダム出現。
「お食事食べていかはりますか?」
有料でHP・腹が回復する。
「少額で済むが回復量は20と少なめ」きのこ定食、「2倍以上を払うが全回復」超高級定食の2コースから選べる。
TIPS的な情報を喋ってくれるだけ。
結構耳よりな情報も聞けることがあるため、最初のうちは積極的に話しかけて教えてもらおう。
10Gで武器、防具の耐久度を10ずつ回復してくれる。
回復量こそ微弱だがお財布にとても優しい。
怪しい薬の被験者を募集している人。
飲むとランダムでHP、腹のどちらかが増減する。
さほど減ってない状態でマイナスを引いてしまうと痛い目を見るので、どうせなら弱っている時に賭けたい。
200Gでスクラッチくじに挑戦できる。
運が良ければお金が増えるものの、外れればアメ1個が買える額をむざむざ捨てるようなものであり、財布が余裕ない時ほどスルーされがち。
にほへ氏曰く「1等の確率は64分の1」。
ボス手前のフロアにだけ必ず登場。
プレイヤーがスタートからここまでに開けた宝箱の合計数をカウントしており、規定の数を超えているとちからアメを5個もプレゼントしてくれる。
「宝箱をなるべく開けた方がいい」最大の理由がコレ。
ボス手前のフロアにだけランダムで登場。
何の効果もない石ころを1個につき100Gで買い取ってくれる。
アイテムの分類
プレイヤーの生命線。
武器は種類によって耐久度の減りやすさが変わる。減りやすい武器は当然ながら消耗も早い。
高攻撃力・高耐久性の武器はレア度が高いため、滅多に入手できない。
防具は武器よりも長く持つが、種類の幅が狭いぶん高性能な防具はやはり手に入りづらくなる。
HPや腹を回復するもの、ステータスを上げるもの、目の前の敵や全体にダメージを与えるものなど、これ以外にも多岐にわたる。
特に重要なのが「青い水晶」で、これは確実にミミックではない宝箱を1つだけ教えてくれるという爆アドなアイテム。
ミミックじゃないと確定した宝箱を足掛かりに、ミミックの位置を一気に推定できることも珍しくない。
逆にミミックの位置を教えてくれる「赤い水晶」も存在するが、こちらは店売りもしていない更に激レア品。
また、完全な換金用アイテムに「宝石」や前述の「石ころ」も存在する。
装備しなくても自動で効果を発揮するアイテム。
宝箱からレアアイテムの出現確率を上げるオーブ、宝箱を開ける度にHPや腹を回復する葉っぱ、一度だけミミックから身を守ってくれるお守りなどこちらも効果は多岐にわたる。
宝箱の喋る情報
このゲームにおいて一番の肝となる要素。
宝箱の発言は初めのうちこそ、単純にミミックのいる・いないで大別される情報ばかりだが、難易度が上がるにつれてそれだけに留まらない複雑化した情報がどんどん増えていく。
これらをうまく整理、解読するだけの推理力と読解力も要求される。
以下は宝箱の主な発言傾向。
シンプルな発言。
前者はともかく、後者はウソをついているミミック自身という可能性が生じてくるため、前者よりも安易に信用してはならない。
だが少なくとも、ミミックと言われた宝箱と言っている宝箱を除外すればその2つ以外は安全だと言える。
- 「(色指定)の中にミミックがいる/ミミックはいない」「一番(方向)の列にミミックがいる/ミミックはいない」
いきなりぼんやりと範囲が広げられる。これもパターンによっては分かりやすい。
というのもミミックたちは、基本的に自分がミミックですと教えるような情報は絶対に吐かない特徴があるから。
例えば赤い宝箱が「赤い箱の中にミミックがいる」と言っている場合、もしこれがミミックなら自分がそうだと正直に白状してしまうことになり矛盾が生じてしまう。
なので同じ色の宝箱にミミックがいると言ってる宝箱は安全だと言い切れるのである。
列指定のパターンでも同じことが言え、一番下の列にある宝箱が「一番下の列にミミックがいる」と言ってるなら開けられる。
またミミックの数に関係なく、同じ対象を指して「ミミックがいる」「ミミックがいない」の2つが共存していたら確実にどっちかがウソつきミミックだと分かる。
このような感じの矛盾は他のパターンでも発生しうるため、判断材料としてうまく活かしたいところ。
ミミックの数を具体的に教えてくれる。
どう見ても1個しかない色に対して、2匹(以上)いると発言しちゃうアホすぎるミミックもいる。
違う色それぞれでこの発言が見られる場合、総数がそのフロアのミミックを超えていないかどうかも要チェック。
- 「(方向or色指定)のどこかに〇〇が入っている/どこにも〇〇は入っていない」
ミミックの有無ではなく、入っているアイテムの種類を答えるというパターン。
そうじゃなくてミミックの有無を教えろ!と言いたくなるが、実はこれも間接的にミミック・ミミックじゃない箱を推理する手がかり。
ミミック同様に、お金やアイテム、装備の入っている個数もフロアごとに決められているため、例えばお金がゼロのフロアなのに「お金が入っている」と言ってる宝箱は絶対にミミックだと判断可能。
- 「(列or色指定)と(列or色指定)のミミックの数は同じ」「(列・色指定)よりも(列・色指定)の方がミミックが多い」
異なるグループ内の数を比較した発言。
- 「ミミック達の色は全て同じだ」「ミミック達の色は同じではない」
ミミック達が同色かそうでないかの発言。
「同じではない」と言ってる宝箱同士が違う色だったら、ウソと仮定した時に思いっきり矛盾するのでミミックの可能性は無くなる。逆も然り。
ミミックが隣接しているかそうでないかを教えてくれるパターン。
少なくとも「隣同士じゃない」が隣接していたら、「実は隣同士です」とミミックが並んでいる可能性を疑った方がいい。
ド直球すぎる発言。
あまりに直球なので逆に怪しみたくなるし、何より自分自身の情報しか喋ってないのが別の意味で厄介。
- 「99秒以内に次のフロアへ行かないとあなたは死ぬ」
チェーンメールか何かで?とツッコミたくなる発言……というか予言。
しかもリアルタイムでカウントが減少している。
ミミックならばもちろんゼロになっても死なないのだが、逆に真実だった場合が問題で本当にゲームオーバーとなってしまうため、余裕を持った推理ができなくなる。
出現率は低いものの、出てきたらとても焦らされる嫌な情報。
というか自分自身を含めて誰がミミックかそうじゃないかを一切喋ってないので判断材料にすらならない。
コイツ寝てやがる……
なんと寝ているせいで発言自体してくれないという困った宝箱。
目覚めさせるにはズバリ「目覚めの鈴」というアイテムが必要になる。
と、様々なパターンを説明してきたものの、「やっぱり難しそう……」と尻込みしてゲーム自体になかなか手を出せない人もいるのではないだろうか?
そんな人には体験版や後述の練習モードをおすすめするが、ここでも練習として、下記の本編っぽい問題に挑戦してみよう。これらが解ける・理解できるならゲーム本編も問題なく楽しめるはずだ。
右の箱は ミミックじゃない |
下の箱は ミミックだ |
右の箱は ミミックだ |
左の箱は ミミックだ |
隣をミミック呼ばわりする宝箱が3つも……少し戸惑うかもしれないが、落ち着いて考えれば難しい事ではない。
同じ箱を指して「ミミックだ」と2つの宝箱が断定している以上、右下の宝箱はミミックで確定となる。
何故なら断定している方の宝箱が全てミミックであった場合、ミミックの数は「1」なのに「2」匹もいることになってしまう。
このように、同じ対象を指した発言の数がミミックの数より上回っているなら、ミミックと仮定時に破綻するからミミックではない……と言い切れるケースがあることはしっかり覚えておきたい。
一番左の列に ミミックはいない |
一番右の列に ミミックはいない |
左の箱は ミミックだ |
右の箱は ミミックじゃない |
左の箱は ミミックじゃない |
一番上の列に ミミックはいない |
ここまでの各パターンの解説を読んでいれば、誰がミミックなのかは見当がつくかと思われる。
まず、注目したいのが一番上の列から。
右上の宝箱が「左の箱はミミックだ」と言ってる……ということは、
の2通りに絞られ、2つの箱のうちどっちかに居ると分かる。
しかし重要なのが、この時点で「一番上の列にミミックが少なくとも1匹いる」のは確定事項となったこと。
従って、右下の「一番上の列にミミックはいない」は明らかに矛盾しており、芋づる式にこいつがミミックだと判明する。
そしてこいつの位置は、全体の「一番右の列」の中。
残りのミミック候補のうち、これで「一番右の列にミミックはいない」もウソだと判明し、2匹のミミックを割り出せるわけである。
青い箱のなかに ミミックはいない |
この中に ミミックは2匹いる |
この中に ミミックは4匹いる |
青い箱のなかに ミミックはいない |
この中に ミミックは3匹いる |
下の箱は ミミックだ |
赤い箱のなかに ミミックはいない |
赤い箱のなかに ミミックはいない |
上の箱は ミミックだ |
総数が増え、ミミックの数も不定。さすがに難しくなってくる。
最初に一番右の列から精査。
「下の箱はミミックだ」「上の箱はミミックだ」と宣う奴らはミミック候補=確1。
続いて「この中に2匹~4匹いる」発言は、違う数を断定する宝箱が全部正しいわけ無いため、この3つにミミックが2匹潜んでいるのは確定する。
ついで、ミミックが上記候補の1匹だけパターンも確実に除外できる。本当に1匹ならこの3つ全部もウソつき=ミミックになって破綻するので。
この3つそれぞれを正しいと仮定していくと……
- 「2匹いる」……「3匹いる」「4匹いる」がミミックになるが、既に先の候補がいるので3匹になり不成立
- 「3匹いる」……「2匹いる」「4匹いる」がミミックになり、候補と合わせて3匹。成立しそう
- 「4匹いる」……「2匹いる」「3匹いる」がミミックになり、候補と合わせて3匹。だが残りの発言は青と赤の2:2であり、片方をウソと仮定しても5匹になってしまう
「3匹いる」がかなり有力になってきた。
こうなると残る「青い箱のなか~」「赤い箱のなか~」は、「4匹いる」不成立と同じ理由から除外され、しかも「赤い箱のなか~」が正しいということは連鎖的に「上の箱は~」もシロとなる。
これにて「下の箱に~」がミミックだと確定し、無事に3匹特定することができた。
なお、今回は断定できたから良いものの、もし「上の箱は~」が黒い宝箱だったら、完全な断定が困難になるところだった。
「赤い箱のなか~」の発言対象から外れ、シロだと言い切れる根拠が無くなってしまうのである。
青い水晶が手元にあれば良いが、無ければゲームオーバーのリスクが非常に高まる。
概要でも述べたように、実際のゲーム中でも曖昧で絞り込めないケースはかなりの頻度で起こり得る。
大事なのは無理して全部開けることではなく、推理によっていかに開けられる宝箱を増やせるかなのだ。
主なダンジョン
Steam版を基準に解説。
一度クリアすると同じダンジョンで次のレベルが解禁され、問題の難しさやミミックの数(合わせて宝箱全体の数)がアップする。
最高難易度となるレベル5は最大50階の長丁場。
また、アプデによってチュートリアル以外の各ダンジョンには20階ゴールの「練習」が用意されており、最深部の宝が手に入らない代わりにお守りを2個所持・腹がほとんど減らない状態でスタートするため、文字通り練習に励むことができる。
全10階。文字通りチュートリアルのダンジョン。
チュートリアルからの地続きといったところで、まだそこまでひねくれた問題は出ない。
ここから全30階がデフォルトになる。
単純なミミックの有無だけを喋らない宝箱が増える。
ミミックの数が決められた範囲内で不定となる。
安全に行くなら、常にミミックが最大数いると仮定して推理を行うのが無難。
以下はランダムまでをクリア後に解禁される、特殊ルールのダンジョン。
ミミックとは別に必ず真実を言うが、開けると100Gを盗んでいく「ドロボウ」が登場する。
ドロボウは真実しか言わないゆえに普通の宝箱と見分けがつかず、宝箱の発言にドロボウの有無を含んだパターンも追加されるものの、その発言をする宝箱ですらドロボウという可能性が常に捨てきれない。
ドロボウの宝箱は一切アイテムが入ってないことも合わさり、お金と神経がすり減らされる難ダンジョン。
具体的な発言をする宝箱が大きく限られ、
周囲にいるミミックの数字しか喋らない宝箱で占められる。要は
マインスイーパーと同じルール。
初見ではどう推理したらいいか戸惑ってしまうかもしれないが、裏を返せば複雑な情報が無く、ミミックの配置ごとに発言される数字も必然的に決まってくるということ。
慣れれば他のダンジョンより攻略しやすいとの声も。
打って変わってミミックは本当のことを言い、ミミックと同じ色をした普通の宝箱が全てウソをつくようになる。
つまり今までなら安牌だった、例えば「赤い宝箱の中にミミックがいる」と言ってる赤い宝箱は真実を言ってるのでアウトになる。
推理の仕方を根本的に変えないといけなくなり、しかもミミックのいない色グループは従来通り真実だけを喋るので、頭が混乱すること必至。
ミミックとは別にウソをつくがミミックではない「狂った宝箱」が登場する。
いわば人狼ゲームで言うところの狂人枠。
ウソつきなのにミミックではないことから、周囲には普通の宝箱として扱われるのが本当に厄介。
こいつは大丈夫だろと確信して開けたらミミックで、実は狂った宝箱に騙されていた……なんてのは日常茶飯事である。いやマジで。
下手すると上記の疑心暗鬼と同じぐらい、またはそれ以上に疑心暗鬼となりやすい鬼畜ダンジョンである。
あまりに難しいので他のダンジョンと違い、最初に青い水晶が7個支給される。
追記・修正は漢2択開けを制してからお願いします。