登録日:2024/04/19 Fri 03:54:58
更新日:2024/05/17 Fri 05:52:27
所要時間:約5分で読めます
男の仕事は、お話を作って語る事でしたが、死には逆らえません。
男の最後のお話は、美しく勇敢な王子が悪賢い大鴉を退治するお話しでした。
大鴉はお話しの中から逃げ出して、王子もそれを追いかけました。
そして王子は自分の心臓を取り出し、禁断の力を使って大鴉を封じたのでした。
その時『これはいい…』死んだはずの男がどこからかつぶやきました
『プリンセスチュチュ』とは日本のアニメ作品。全26話。
総監督に佐藤順一、監督に河本昇悟、シナリオ構成に横手美智子、キャラクターデザインに伊藤郁子という布陣で制作された。
バレエとクラシック音楽を題材にしており、「卵の章」と「雛の章」の二部構成となっている。2002年8月から11月にかけてキッズステーションで「卵の章」が30分枠で放送され、その後2002年11月から2003年5月にかけて、UHFアニメとして15分アニメ二本立て枠である『動画大陸』で「雛の章」を1回の放送につき15分ずつの前・後編という形で放送された。テレビ埼玉などの地方各局でも放送されたがサンテレビやTVKでは朝アニメとして放送され、AT-Xでは文字通りの日朝枠だった。
漫画版がチャンピオンREDに連載されたが内容はかなり差異がある。
あらすじ
城壁に囲まれた街、金冠町。そこにある大きな学校、金冠学園でバレエを勉強している女の子、あひるはおっちょこちょいだが一生懸命で、憧れの先輩、みゅうととパ・ド・ドゥを踊ることが夢。そんな願いを胸に秘め、厳しい猫先生に怒られながらもバレエのレッスンに精を出す日々。
ある日、あひるの前に謎の老人が現れ、彼女に不思議なペンダントを渡した。このペンダントであひるはプリンセスチュチュに変身し、みゅうとがピンチの時に助けることができるようになったのだが、やがて彼女の前にプリンセスクレールを名乗るもう一人の少女が現れる。
登場キャラクター
金冠学園バレエ科見習いクラスの生徒の少女。ピンクの長い髪を後ろでひとつに編んでいる。バレエは好きだがうまくはない。
忘れっぽくて早とちりなところ、夢中になるとまわりのことが目に入らなくなってしまうところ、思ったことをすぐに口に出してしまうところが短所だが、明るく元気で健気な性格。
ある日、謎の老紳士ドロッセルマイヤーから不思議な力を持つペンダントをもらい、プリマバレリーナのプリンセスチュチュに変身する力を得るものの同時にペンダントを手放すと鳥のアヒルの姿になってしまうようになってしまった。水をかぶると少女の姿に戻る。
あまり笑わない先輩みゅうとに「笑顔を取り戻して欲しい」という想いからプリンセスチュチュの力で彼が失った心のかけらを集め始める。ライトモティーフはあひるはくるみ割り人形(第1幕序曲)、チュチュは(花のワルツ)。
普段は少女の姿であるが、彼女の真の姿は鳥のアヒルであり自分を人間だと思い込んでいた。プリンセスチュチュの変身の力を得たのと同時に、みゅうとに自分の気持ちを告白すると消えてしまうという宿命を負ってしまう。
なお漫画版では上記の真の正体という設定はなく、本当にただの女の子である。
金冠学園の生徒であひるが憧れる先輩。水色の髪をした美少年である。バレエがうまいが、物静かで無表情。笑顔がなく、どことなく哀愁を秘めた雰囲気で、踊っている以外は本を読んでいる。
約10年前、放心状態でいたところ、少年ふぁきあと彼の親族カロンに助けられ、ふぁきあ過剰な保護のもとで生活していた。るうの彼氏ということになっているが後述する理由で誰も愛していない。
ライトモティーフは『ジークフリート牧歌』と『くるみ割り人形』(金平糖の踊り)。
実は心を失っており、あひるが変身したプリンセスチュチュによって、徐々に心を取り戻していくが、プリンセスクレールによって大鴉の血が混ざった心臓となってしまったため、心が戻るごとにみゅうとは邪悪な存在となっていく。
心を失っていたのは、彼が「王子と鴉」の物語から抜け出した主人公の「王子」であり、彼が自らの心臓を砕き大鴉を封印したため。彼が心を取り戻すことで「王子と鴉」の物語が再び始まる。
金冠学園の男子生徒。黒髪でバレエがうまい少年。クールでぶっきら棒なため、近寄り難く、何かでカッとなると感情をあらわにする激情型。本質は不器用で心優しい性格で、心を失っているみゅうとの面倒をみている一方、いつも命令口調で過保護気味であり、また彼の周りから他人を遠ざけようとしている。 最初はプリンセスチュチュも遠ざけようとしていたが、みゅうとの心を取り戻していることと、チュチュの正体があひると知ったことで、彼女に協力するようになる。ライトモティーフは『コリオラン』(序曲)と『ローエングリン』(第3幕への前奏曲)。
実は謎の男ドロッセルマイヤーの子孫であり、物語を現実化できる力がある。
金冠学園バレエ科特別クラスの女子生徒。大人びた性格で踊りがうまく、周囲からは憧れの存在だがそれゆえプライドは高く、わがままなところがあるお嬢様タイプ。好きな食べ物はヘルシーな温野菜のサラダということになっているが、本当は甘い木イチゴのコンポートに目がない。
自他ともに認めるみゅうとのガールフレンドということになっているがいわゆる押しかけ女房的な関係で、みゅうと本人は心を失っているので愛していない。るう自身はみゅうとを心から愛しているが自分以外の人間は愛してほしくないので今のままでいてほしいと思っている。やがて黒い靴でプリンセスクレールに変身するようになる。その変身シーンは一見の価値がある。
実は大鴉の娘。
・・・と思われていたが、赤子の頃に攫われて育てられたどこかの人間の娘。
ライトモティーフはるうはくるみ割り人形(ワルツ)。 プリンセスクレールは3つのジムノペディ。
金冠学園バレエ科の女子生徒であひるの親友。
金冠学園バレエ科の女子生徒でりりえと同じくあひるの親友。
金冠学園音楽科のメガネの男子生徒。金冠町の秘密を知る数少ない人間のひとりで、ドロッセルマイヤーに関心がある。前半では目立たないモブだったが後半では準レギュラー化。
金冠学園バレエ科の担任で、二本足で立つ猫である。驚いたりするとただの猫のようになる。しばしば女子生徒にウケ狙いで汗をかきながら「○○できないと、罰としてワタシと結婚してもらいますよ!」と言うが普通にすみませんと謝られている。いちおう教師としての仕事はまともにしている。ライトモティーフは『真夏の夜の夢』(結婚行進曲)。
「またまたご冗談を」というAAの元ネタとして有名だが本編では一度もそんな台詞は口にしたことが無い。ある意味いちばん有名な登場人物。
ふぁきあの親戚。骨董店を営んでいる。ふぁきあとみゅうとの育ての親。
手回しオルガンを鳴らしながら現れる不思議な女性。オルガンの中に入っているアクセサリーを売っているらしい。物知りで、あひるにアドバイスをしてくれるが、内容が難しく何を言っているのかよくわからない。 実は彼女は人間ではなく作家ドロッセルマイヤーに仕えていた木製の人形。木製なのでカビが苦手。ライトモティーフは『コッペリア』(自動人形の音楽)。
物語の途中で炎上して退場(=死亡)。
漫画版では人形ではなく普通の人間で、バレエ衣装などを売る店の主。そして実は大鴉の使いであり、漫画版における黒幕にしてラスボスという、アニメ版のそれとは名前が同じなだけのまったく違うキャラで漫画版がアニメ版と異なった内容になった元凶
カロンがエデルの燃え残りの木片から作った幼女の姿の人形。太鼓をたたきながら歩き回っている。
謎の老紳士。あひるに不思議なペンダントを渡した人物である。街のどこかに立ち、いつも笑ってあひるたちを見ており、あひるに「お話を聞かせておくれ」と言う。
その正体は書いた物語を具現化する力を持つ作家。 「王子と鴉」という物語を執筆中に死亡したとされるが、死してなお物語に干渉し「王子と鴉」を完成させようとあひるたちの前に現れている。
ライトモティーフは『くるみ割り人形』(第1幕行進曲)。
金冠町
この物語の舞台となる町。
丸い形の城壁に囲まれ、中心にはシンボルの教会がある風光明美な街。普通の人間とは別に猫、ワニなどが普通に立って歩き人語をしゃべり生活している
モデルはドイツはネルトリンゲン後に大量に製作される「ネルトリンゲンがモデルの街が舞台のアニメ」の先駆けになった。
昔々、プリンセスチュチュというアニメがありました。
それを観たある男がアニヲタwikiというサイトにそのアニメの記事を書きました。
けれども、書けども書けども追記修正は終わりません。
そのうち男は他のことに興味が移って記事をほったらかしにしたのでした。
そこでアニヲタwikiの読者は自分で調べて記事に追記修正を施したのでした。
その時『これはいい…』記事を立て逃げして放置していたはずの男がどこからかつぶやいたのでした。
- もしかしてこの記事今の今まで立ってなかったの?またまたご冗談を(AA略) -- 名無しさん (2024-04-19 06:09:28)
- チュチュと聞くと大体カービィ3のメンダコが出てくる -- 名無しさん (2024-04-19 11:31:58)
- アリクイ美ちゃんがいないじゃないか! -- 名無しさん (2024-04-19 17:07:12)
- hoi2でこの作品の台詞が歴史上の人物の格言と並んで登場していて、驚き半分困惑半分 -- 名無しさん (2024-04-20 21:48:35)
最終更新:2024年05月17日 05:52