登録日:2024/08/22 (Thu) 14:15:32
更新日:2024/12/03 Tue 17:21:38
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《王冠泥棒、オーコ》などの壊れカードを生み出した、令和最強のセット
「エルドレインの王権(ELD)」の誇る屈指の強メカニズムである。
概要
このインスタント・ソーサリー側が「出来事」であり、全体のメカニズムや出来事でない方は「当事者カード」と呼ぶ。
とはいえ実際のところメカニズム全体をひっくるめて出来事の方で呼ばれがち
これを多用するデッキは英語名から取って【アドベンチャー】と付けられることが多い。
1枚のカードに2通りの使い道があるのは「
分割カード」や「モードを持つ両面カード」と同じだが、それら類似メカニズムとは大きく違う点が一つある。
それは
出来事で唱えた後は追放され、後から当事者の方で唱えることができるということ。
このメカニズムの強みはなんといっても1枚が2枚になることである。
通常MtGにおいて、呪文というのはカード1枚から1回しか唱えられない。
だが、出来事持ちのカードは1枚で出来事1回と当事者1回を唱えられる。
もちろん双方を唱えるには相応のマナが必要だが、別に同一ターンに使わなければならないというワケでもないため分割して使うことも可能。
例えば出来事を多用するデッキに対して相手が1:1交換だけを繰り返した場合、出来事デッキは相手より2倍の手数を持つということになる。
無造作に投げているだけでアドバンテージ差が広がるというのはあまりにも強力。
また類似メカニズム同様、最悪当事者面から唱えてもいいのが強み。
その場合出来事の方は使えなくなるが、柔軟性も確保されている。
環境では冒頭の通り「エルドレインの王権(ELD)」で登場。この際は当事者側は全てクリーチャーだった。
当初からそれなりに使われたものの、その時期は
《王冠泥棒、オーコ》が暴れまわる「オーコの秋」だったため、出来事自体はあまり目立たなかった。
《厚かましい借り手》やら《恋煩いの野獣》やらの青・緑の出来事は場合によってはオーコと手を組んでいたが。
出来事が本領を発揮するのはオーコ禁止後。
黒緑の【ゴルガリ・アドベンチャー】 赤緑の【グルール・アドベンチャー】 青赤緑の【ティムール・アドベンチャー】
など、出来事が大量のアドを稼ぎ続ける様々な色の【出来事/アドベンチャー系デッキ】が誕生した。
さらに「ゼンディカーの夜明け(ZNR)」でスタンダード屈指のパワーカード
《創造の座、オムナス》が登場。
【出来事系デッキ】は白青赤緑四色の【オムナス・アドベンチャー】として成立し、一時は猛威を振るった。
が、
- あまりに強すぎたこと
- コロナ禍でオンラインゲーム「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」上でのプレイが増えており、環境が煮詰まるのが早かったこと
オーコの秋の恐怖を運営が忘れていなかったこと
などが原因となり、《創造の座、オムナス》がスタンダード最速禁止。さらに【出来事系デッキ】の核となる《幸運のクローバー》も禁止された。
中核となるカードを2種も失ったことで【オムナス・アドベンチャー】は紙で17日、オンライン基準で25日で消滅した。
が、持ち前のカードパワーからかなんだかんだで【アドベンチャー】は環境から落ちることなくスタンダードを完走した。
下環境でも強力であり、《砕骨の巨人》《厚かましい借り手》あたりは色の合うデッキに無造作に投入されていることも多い。
4年ぶりにエルドレイン次元に再訪した「エルドレインの森(WOE)」でも出来事は再登場。新たに当事者側がエンチャントであるものも登場したりした。
しかし
- そもそものカードパワーが抑えられている
- 当事者面と出来事面の色が違う「多色出来事」により使えるデッキが制限される
- マナコストを出来事>当事者とすることで安易にカードアドバンテージが稼げない
と、前回の反省がかなり窺える調整が行われている。
それでも出来事持ちエンチャントの《忠義の徳目》《執念の徳目》などはその利便性から多く使われている。
多色出来事も《苔森の戦慄騎士》なんかは
《黙示録、シェオルドレッド》と組んで【ゴルガリミッドレンジ】で環境を爆走したりしている。
スタンダード外のセットでも、その利便性故かたびたび再登場している。
そちらでは当事者面がアーティファクトだったりソーサリーだったりする出来事が登場している。
主な出来事カード
砕骨の巨人/Bonecrusher Giant (2)(赤)
クリーチャー — 巨人(Giant)
砕骨の巨人が呪文の対象になるたび、砕骨の巨人はその呪文のコントローラーに2点のダメージを与える。
4/3
踏みつけ/Stomp (1)(赤)
インスタント — 出来事(Adventure)
このターン、ダメージは軽減できない。クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。踏みつけはそれに2点のダメージを与える。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)
当事者は3マナ4/3の巨人。呪文の対象になるたびに火力を放つ。
後に実装される「護法」能力の試金石ともいえる能力であり、地味に除去しづらい。ただし自分が対象に取ると自分に火力が飛んでくるので注意。
3マナ4/3メリット持ちという時点で単独でも十分な性能である。
出来事面はターン中の軽減無効化付きの《ショック》。
微妙にマナ効率は悪いが万能除去であり、最悪相手に向けて撃てるので腐らない。
このカードを見ればわかるように、強力な出来事カードは1枚のカードが無条件で2枚になるのに、2枚両方が単体でも実用水準のスペックであるのが特徴。
これは
「片方を弱くすると出来事⇒当事者のプレイしかされなくなるため、両方を強くすることで当事者側だけプレイする選択肢を与える」
ということで、想定されたデザイン。
だが普通に考えてそのスペックの高さをプレイヤーが見逃すはずがなかった。
結果としてスタンダードでは赤が入るデッキなら文字通りなんにでも投入された。
【赤単】のような速攻から【創案の火】【アドベンチャー】のようなランプ。
果ては【ウィノータ・コンボ】のようなコンボからパーミッション気味の【イゼットドラゴン】まで。
投入枚数こそ差はあったが、本当にどこからでも見かけるカードとなっていた。
下環境のパイオニアでも基本カードのようになっており、【ラクドスミッドレンジ】などの環境デッキに4投されることも珍しくない。
厚かましい借り手/Brazen Borrower (1)(青)(青)
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ならず者(Rogue)
瞬速
飛行
厚かましい借り手は、飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる。
3/1
些細な盗み/Petty Theft (1)(青)
インスタント — 出来事(Adventure)
対戦相手がコントロールしていて土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)
当事者は瞬速と飛行とHigh-flying能力を持つ3マナ3/1のフェアリー。
ブロッカーとして使いづらいとはいえ、ブロックされにくい飛行と「打ち消しなどで構えたマナから相手のターンに飛び出す」瞬速の組み合わせは抜群。
アタッカーとしてみればタフネスの低さもあまり気にならない。
出来事は対戦相手限定の《分散》。
単なる遅延にしかならないとはいえ、あらゆるパーマネントを2コストで一時的に除去できるのは非常に偉い。
バウンス、つまり相手のカードを手札に戻す能力は
「自分は手札を失ったのに(1枚損)、相手は場が減って手札が増えている(1-1=0枚損)」
となってしまうという課題を抱えがち。
しかし出来事は1枚が2枚になるので、0枚損でテンポアドバンテージを得られるという、何か間違っているような方法でバウンスの課題を解決している。
スタンダードでは【フード】つまり
《王冠泥棒、オーコ》と手を組んで暴れまわった。
その後も各種【アドベンチャー】の核となったり【クロックパーミッション】でキーカードとなったりした。
時には
《時を解す者、テフェリー》と組んで【青白コントロール】をやってたりもした。
クリーチャータイプまで強く、下環境では【フェアリー】を底上げしたりもした。
恋煩いの野獣/Lovestruck Beast (2)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast) 貴族(Noble)
あなたが1/1のクリーチャーをコントロールしていないかぎり、恋煩いの野獣では攻撃できない。
5/5
切なる想い/Heart's Desire (緑)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
白の1/1の人間(Human)クリーチャー・トークンを1体生成する。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)
当事者は特定条件でないと攻撃できないデメリット能力持ちの5/5のビースト。
実質バニラとはいえ3マナ5/5というサイズは純粋に脅威。
当時の環境的に見ても《意地悪な狼》での除去が難しい、爆アド源の《グレートヘンジ》のコスト軽減に大いに貢献するなどのサイズ面の評価点は多い。
デメリットは攻撃不可だけなのでブロックは可能というのもポイントで、上述の《砕骨の巨人》を完全に止められる。
3マナなので除去を撃たれてもテンポを失いにくい。
出来事は当事者の条件を満たす1/1の人間トークンを出すソーサリー。
地味だが1マナと3マナの動きをこれ1枚で完結できるため、序盤の動きを安定させやすいというのも見逃せない。
順番に2体のクリーチャーを出すだけのシンプルなカードながら利点が多く、【アドベンチャー】を始めとした緑系デッキでスタン落ち末期まで主力として活躍した。
モチーフは勿論
美女と野獣。
他の出来事に比べ当事者と出来事のシナジーが極めて強く意識されたデザインであり、わかりやすいトップダウンデザインもあってフレーバーにも芳醇。
……なのだがこの野獣、1/1クリーチャーなら誰でもいいため後述の
《エッジウォールの亭主》に浮気していることが非常に多かった。
残忍な騎士/Murderous Rider (1)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 騎士(Knight)
絆魂
残忍な騎士が死亡したとき、これをオーナーのライブラリーの一番下に置く。
2/3
迅速な終わり/Swift End (1)(黒)(黒)
インスタント — 出来事(Adventure)
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とし、それを破壊する。あなたは2点のライフを失う。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)
当事者は絆魂を持つ3/2/3の
ゾンビ・騎士。
死ぬとライブラリーボトムに戻るという少し変わった能力を持ち、墓地利用が難しくなっている。
黒ダブルシンボルが少々重いが、出来事と全く同じマナコストなので出来事で唱えられているならこちらも無理なく出せる。
クリーチャーとしての性能自体は悪くない方だが、当時の環境的にはサイズが少し苦しかった。
というのもオーコやニッサが量産する3/3クリーチャーや上述の出来事軍団、さらに《意地悪な狼》の格闘で一方的にやられるなどあまり信用はできず、3マナクリーチャーとしては1歩足りていないという感じだった。
しかし
出来事からこれを出した時点で確実に1アド取っているため、後のターンでマナが余ったらとりえあずという感じで出されることが多い。
地味だが
ゾンビ・騎士というクリーチャータイプも優秀。
出来事はこのカードの本体とも言える能力で、ライフロスデメリット付きの《英雄の破滅》。
シンプルに優秀な除去効果。強力なプレインズウォーカーやクリーチャーも跋扈していた環境ゆえ、除去したい相手にも困らなかった。
実用水準の除去を撃ちつつオマケでクリーチャーになる使い勝手の良さから【ゴルガリアドベンチャー】などの黒絡みのデッキで幅広く採用されていた。
両者がコイツを撃ち合った後に2/3絆魂だけが残って盤面が膠着するなんてことも。
ただ全体的な色拘束の重さと3マナ除去が若干大振りな点などから黒の立場が弱くなっていったローテ後は採用率が落ちていった。
下環境では除去兼クリーチャーという部分だけでなく
ゾンビということを活かした採用も見受けられる。
ちなみにオーコによる3/3の大鹿を突破できないのは前述したとおりだが、背景ストーリーでも大鹿に瞬殺されている。
ある意味正しいパワーバランスと言える。
苔森の戦慄騎士/Mosswood Dreadknight (1)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
トランプル
苔森の戦慄騎士が死亡したとき、次のあなたのターンの終了時まで、あなたの墓地にあるこれを出来事(Adventure)として唱えてもよい。
3/2
戦慄の囁き / Dread Whispers (1)(黒)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
カード1枚を引き、1点のライフを失う。(その後、このカードを追放する。後で追放領域にあるこのクリーチャーを唱えてもよい。)
エルドレインの森(WOE)で登場した出来事と当事者の色が違うカードの一枚。
本体が2マナ3/2トランプルとまずこの時点で相当に優秀で、さらに死ぬと出来事で唱え直せるという能力を持つ。
出来事で唱えればその後クリーチャーとして唱え直せるため追放されない限り不死身であり、アドを稼ぎながら何度でも戦場に舞い戻ってくるという恐るべき能力となっている。
出来事は2マナ1ドローというシンプルなもの。
本体と合わせれば実質キャントリップであり、死亡時能力から使って本体も出せば死んだクリーチャーが場に戻った上に手札が増える。
当事者素出しも十分な性能なので状況に応じて選択しやすい上に「当事者から出すと出来事分が無駄になる」という弱点も克服されている。
総じて継続的なビートダウン要員兼ドローエンジンというスペックであり、エルドレインの森の出来事カードの中でも屈指のパワカ。
環境ではスタンの黒系デッキで採用されていた「本体2マナ+奇襲4マナで何度でも復活&ドロー」の《しつこい負け犬》の席を奪い取り、《グリッサ・サンスレイヤー》などと合わせて黒緑ビートダウンを成立させた立役者の一人。
ちなみにこのカードはアーサー王伝説の不死身キャラ「緑の騎士」を元ネタとしており、興味深い開発秘話がある。
元々は「エルドレインの王権」に「緑の騎士」モチーフを収録しようとして仮デザインしたのだが、「このカードの元ネタ分かる?」とウィザーズ社員に聞いて回ったところ誰も「緑の騎士」を知らなかったのでボツになった。
しかし「エルドレインの王権」発売後、アーサー王ファンから「緑の騎士モチーフのカードは何故ないのか!」という声が上がり、改めてデザインしなおすことに。
緑なので当然色は緑なのだが、不死身的な部分はMtGでは黒の領域。しかしマルチカラーにすると金枠になってしまうので「緑」感が薄れてしまう。そこで多色出来事としてデザインすることで緑っぽさと不死身の再現に成功し、環境で暴れまわったわけである。
徳目サイクル
執念の徳目/Virtue of Persistence (5)(黒)(黒)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それをあなたのコントロール下で戦場に出す。
ロークスワインの嘲笑 / Locthwain Scorn (1)(黒)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-3/-3の修整を受ける。あなたは2点のライフを得る。
エルドレインの森(WOE)で登場した「重量エンチャント+軽量出来事」という組み合わせのサイクル。
出来事・当事者で序~中盤をテンポよく動く一般的な出来事カードと異なり「序盤を出来事で凌いで終盤で隙を見て当事者を展開」という形がメインとなる。
出来事は地味だがエンチャント側の当事者は派手な効果が多く、ビートダウンを強力に後押しする白徳目、終盤のリソース切れが無くなる黒徳目は環境でも活躍した。
とんでもないマナを出せるようになる緑徳目もランプ系デッキで活躍し、誘発能力倍化の青徳目もフェッチランドと組んで悪さしたりしている。
赤徳目は出来事が《踏みつけ》と似たような2マナ2点バーンながら本体が5マナでバーンに衝動的ドロー追加の置物というパッとしない能力のせいであまり人気が無い。出来事がいかに優秀でも本体性能が駄目なら駄目という出来事カードの評価のされ方が垣間見える1枚である。
関連カード
エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper (緑)
クリーチャー — 人間(Human) 農民(Peasant)
あなたが出来事(Adventure)を持つクリーチャー呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。(出来事を経験している必要はない。)
1/1
出来事サポートその1
当事者カードが出たときに1ドローする1マナ1/1クリーチャー。駄目に決まってんだろ!!
そう。なんと出来事、メカニズム自体が強いのに専用サポートも強い。
1枚が2枚になる出来事をさらに3枚に変えてしまうアドバンテージ源。
本来この手のドローエンジンの相場は2~3コストであり、それが対象が限られるとは言え1マナという時点で何かがおかしい。
1ターン目に着地したり、《エッジウォールの亭主》⇒当事者と使うことで1マナ1ドローとして扱ったり、あまりにも使い勝手が良すぎた。
1コスト1/1なので除去するのは簡単だが、1マナクリーチャーが除去必須な時点でアドバンテージ的にはトントンまである。
というかわざわざ後手の対処を強いている時点でだいぶ有利。
当たり前だが、1マナクリーチャーに《ショック》とかならまだしも《英雄の破滅》とか使わされてるようでは勝てないのだ。
有効に対処するには、手札を失わない除去が必要になる。例えば《踏みつけ》とか《迅速な終わり》とか。
この極めて凶悪な性質から、スタンダードでは各種【アドベンチャー】デッキを成立させた。
特に1/1クリーチャーを要求する前述の《恋煩いの野獣》とは極めて相性が良い。
野獣は美女だけでなくおっさんにも恋煩うことになった。
幸運のクローバー/Lucky Clover (2)
アーティファクト
あなたがインスタントかソーサリーである出来事(Adventure)呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
出来事サポートその2。
インスタントかソーサリーである出来事呪文をコピーする2マナのアーティファクト。
本来コピー能力を発生し続ける置物は5マナ伝説の《ミラーリ》が相場だが、出来事限定とはいえそれを2マナで行う。
1枚が2枚になるだけで強いのに、どうしてサポートはどいつもこいつも1枚を3枚にしたがるのか。
上述した《エッジウォールの亭主》と比べると1コスト重く、さらにコピーが強制のため《厚かましい借り手》などとの相性が悪い。
……が、アーティファクトのため除去しづらく、着地すれば際限なくアドバンテージを稼いでいくのは弱いわけがなかった。
その点が【オムナスアドベンチャー】【ティムールアドベンチャー】などで問題になり、スタンダードで禁止された。
なおテスト段階では(緑)、つまり1マナだったらしい。壊れってレベルじゃねぇぞ!
余談
このメカニズムのカードはカード枠が非常に独特。
テキスト部分は2分割され本のページの様になっており、一目見て当事者カードとわかるようになっている。
また分割カードなどと異なりイラストは当事者の方だけとなっており、イラストのサイズとテキストの分量がそれなりに確保されたレイアウトも特徴的。
とはいえやはりスペースの都合か、全体的にシンプル寄りの効果が多い。
Wiki籠り (2)
クリーチャー — 人間(Human) アニヲタ(aniwota)
Wiki籠りが戦場に出たとき、追記を行う。
1/1
Wikiの修正 (1)
インスタント — 出来事(Adventure)
修正する。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)
- 1枚が2枚になるのはフラッシュバックなど前例になるメカニズムがあるのでそこまで問題ではないのよね。ただただ出来事カード(とそのサポートカード)の性能がおかしかった -- 名無しさん (2024-08-22 15:26:13)
- 失敗ギミックというわけではない -- 名無しさん (2024-08-22 15:41:13)
- 王権で競技環境にいた奴らはマナカーブ綺麗すぎるせいでほとんどの場合で出来事→当事者の順にテンポよく唱えるのが正解になってて余計に1枚で2枚分の仕事してる感が強かったよね…… -- 名無しさん (2024-08-22 16:19:44)
- どっちも同じ色で唱えられちゃうのも良くなかったよな -- 名無しさん (2024-08-22 17:02:03)
- あまりにも強過ぎて森だと微妙になってたな… -- 名無しさん (2024-08-23 01:09:45)
- クローバーがもし緑だったら先1クローバー先2亭主と切なる想い先3恋煩いのムーブが鉄板だったのだろうか? -- 名無しさん (2024-08-23 08:54:30)
- フレーバー的に100点だけどカード性能が200点すぎてバランス壊れてた。亭主も“唱える”だけでドローできるのがヤバかった -- 名無しさん (2024-08-23 10:23:55)
- 当事者→出来事の順でしか唱えられないようにすべきだった -- 名無しさん (2024-08-23 16:21:28)
- ↑↑せめて解決までしてドローだよな。打ち消してもドローされるのは酷い。 -- 名無しさん (2024-08-25 18:04:15)
- エルドレインはやっぱなんか全体的に調整がおかしい -- 名無しさん (2024-08-25 19:59:56)
- ↑前後と比べても平均値が高いよな -- 名無しさん (2024-08-26 10:37:07)
- 弟分のデュエル・マスターズにおけるGR(ガチャレンジ)事変と合わせて、この年のウィザーズはマジでどうかしていた、とはよく言われる -- 名無しさん (2024-08-29 22:23:17)
- 「両方を強くすることで当事者側だけプレイする選択肢を与える」これ誰かおかしいと思わなかったのかな。どっちかだけでも強いなら両方使えばもっと強いだろって -- 名無しさん (2024-12-03 17:21:38)
最終更新:2024年12月03日 17:21