登録日:2024/10/03 Thu 13:30:00
更新日:2025/06/08 Sun 22:09:32
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となりで熱いコーヒーを美味しそうに飲んでいる男……。
俊夫さん。
「ん?どうした?」
「……あ、砂糖か。悪い悪い。」
俊夫さんはシュガーポットをこちらに回してくれた。
概要
久保田俊夫とは、ゲームソフト「
かまいたちの夜」シリーズの登場人物。
CV:
置鮎龍太郎 (ドラマCD、ちょっとエッチなかまいたちの夜)、伊藤健太郎(輪廻彩声)
『×3』では主人公の一人となった。
初代時点では25歳大学生。自称大学6年生。
184cmの長身で体つきもいい。
ちょんまげのようなうなじの辺りで縛った髪が特徴的。
スポーツ好きでスキーのためにペンション「シュプール」のアルバイトをしている。
体つきもよく、焼けているため色黒(初代の時点では雪焼け)。
普段はスポーツマンらしい好青年。
有事の際には直情的でかっとなりやすいのが玉に瑕だが、彼が理由もなく暴力を振るうことはない。
『×3』ではかなりやさぐれており、それまでのキャラとはまだ違った姿を見せる。
ペンション「シュプール」の主である小林さんは『2』以降もオーナーと呼び慕っている。
同じアルバイトである篠崎みどりのことは同僚以上の感情を持っており、『2』以降は彼女と結婚している。決してポニテが好きだからというわけではないと思う。
彼女をとても大切に思っており、彼女に害が及んだときはなりふり構わなくなる傾向がある。
登場作
上述のようにペンション「シュプール」のアルバイト。
一人称は俺。
一人目の死体発見前しばらくのアリバイがなかったことから
透からは疑われていた。
また、美樹本襲撃事件の際にも美樹本と一緒に外に調べていたためますます疑われることになるも、当初は本人は疑われていることは全く気が付いていなかった模様。
早期に事件が解決できず、みどりが二人目の犠牲者となってしまった以降は死体に泣きながら縋り付き、モップを振り回し錯乱するなど大いに衝撃を受ける。
以降は犯人探しに躍起になるようになり、態度も刺々しく透とも何度も衝突するように。
透の推理で香山が犯人と推理された際には危うく彼を殺しかけていた。
こんな人の前で「僕が犯人だ」なんて冗談は言わないように。殺されても文句は言えません。
さらに事件を解決できなかった場合は小林夫妻殺害の現場に立ち合ってしまう。
犯人に襲撃されてしまい、裏口から外に逃げ出すも犯人に閉め出されてしまい、吹雪の中何とか入り口にたどり着くもほとんどのルートでそのまま死んでしまう。「あいつ」じゃなくて名前を直接言えよとツッコんでしまうのはだれもが通る道。
やはり最も目立つのはみどり死後に犯人あてに成功したエンディングだろう。
犯人もその手で退治した俊夫は犯人を殺すことこそしなかったものの、ピストルを持って…
犯人の動機や背景がはっきりすることやその物悲しい結末からこれぞ
真のエンディングと称するファンも少なくない。
SFC版では「完」扱いでありあまりにしっくりハマリ過ぎてしまいこれより犠牲者を減らせると気が付かなかったファンが多かったため、
PS版以降は「終」エンドになってしまった。
真理や今日子と同様、小林さんの部下で、日本政府所属の
スパイ。
真理たちが確保した「かまいたち」と目される田中が、みどりに連れ去られるのを防ごうと追いかけるが、マシンガンで蜂の巣にされてしまう。
結局何で薄手の服で外に出ようとしていたのかは永遠の謎。
このようにミステリー編ではかなり目立つものの他の章での扱いは結構地味で言及すらされないこともある。
特にOの喜劇編でネタがほとんどなかったのは痛い。
総じてミステリー編での話をかき回す役にして悲劇の男というイメージが強い。
ちなみに「俊夫の怒り」という彼の名前が付いたBGMがある。(みどり死後の犯人考察時に美樹本に激怒したシーンなどで使われている)
初代時点では何もなかった世界。
大学を中退しみどりと結婚し、スポーツ用品のメーカーに勤めるようになる。
シュプールのスタッフには招待状がないのだが、招待される権利はあるとしてみどりともに島にやってくる。
ちなみに結婚して落ち着いたためか、はたまたこの世界ではもともとそうだったのか一人称がわらべ歌篇ではぼくになっている。
他の章では俺だが。
序盤からみどりと行動を共にしている。
夕食前の事件後に明らかに様子のおかしいみどりに振り回され気味。このままここでケンカさせると女性陣のバトルロワイヤルが始める。
第2の事件後に犯人の最有力候補となったみどりを守るため香山と衝突し激昂のあまり殴りつけてしまう。
その後も本人はみどりの潔白を心から信じていたが、何か知っている様子のみどりを信じきれなくなっていく。
事件の再終盤では殺されかけたみどりを保護するも、本人の希望で全員の前で彼女の罪の告白を聴くこととなる。
ちなみに最後の犯人あてで彼を指名するととんでもない「END」になる。
みどりと結婚するも、事故で死亡。
新婚生活は2か月ほどだったとのこと。
そのため登場すらしない。
ミネルヴァ社のスパイにして警備担当。
ペンションでアルバイトをしていたのも実験の責任者だった小林を見張るため。選択肢によっては真理を撃ち殺してしまう。
小林を始末しようとするも真理の能力で昏倒させられ、その後ナイフでOL2人組達に襲い掛かるもキヨにサイコキネシスで手をねじ切られてしまった。
物語中盤で窓の下で伸びた剣山に串刺しにされた美樹本からカギを取ろうとして窓枠に挟まれ上下真っ二つにされて死亡。
その場面は映像では直接映らないが描写が丁寧のためかなり怖い。
ちなみに選択によっては代わりに透が窓枠で死ぬ。
「兄貴は俺だ。そうだよな、透」
ふんどし。なぜか伊勢海老の入った桶までもって。
「いやあ、女は力に限るね。言うこと聞かないときは腕力に訴えるんだ。文句をグダグダ言ってくる時は、これに限るよ。」
「ありゃ、その顔は、不服そうだな。不服なのか。俺の言うことにうなずけないのか。うなずけるようにしてやろうか」
香山に首を切り取られて死亡…したことが真理の口から語られる。
直接の殺害シーンが映らない点でも悲惨。
総じてかなり地味な役どころが多い。
本編において前作のようなドラマ性は妻のみどりや小林夫妻に持っていかれている他、他の章でも香山や美樹本のような名バイプレーヤーに埋もれてしまっている感は否めない。
OL二人組よりかはましな程度。ルートによっては彼女たちより地味なのが悲しいところ。
主人公の一人に抜擢。
前作のわらべ歌篇グッドエンドの1年後。
妻のみどりが交通事故を起こして自首し実刑判決を受けたことで現在は一人暮らしをしているが、彼女から離婚を切り出され会ってすらもらえない状態になってしまう。
このことや事件の調査をするために仕事もやめてしまった。生活は荒れて部屋は散らかり、酒浸りとなってしまう。
透を通じて香山からの慰霊の誘いを受けたことや、透の「あの事件は不幸な偶然が重なった末」という言葉に違和感を持ったことから再び三日月館へ向かうこととなる。
再び一人称が俺に戻った。
透で事件を進めるとプレイ可能に。
その経緯からかなりやさぐれており、心中では他者に毒を吐いていることが多いが口には出さない。実際口に出すとバナナの皮で滑らされます。
透に「みどりが吹雪の晩に買い出しに出かけたのは透が地下で足をくじいたので俊夫が看病していたから」ということを流されてしまっても呆れかえったために言い出さなかった。
頭の中で色々考えているためか、他人との会話もうまくできておらず、応接室でもぼーっとしていたり、食事中の発言も突拍子がなかったり、啓子には支離滅裂とまで思われている。
アルコール依存症の気があるようで、島にも酒を持ってきているほか酒がないと食事は喉を通らないという場面もある。
味も感じにくくなってきているようだ。カップラーメンください。
事件発生後は犯人が前作の事件の真相も知っているはずと思い、犯人探しに躍起になるように。
今作における他人を犯人と疑う役であり、逆に可奈子を不安にさせないよう犯人はいないと主張する美樹本とは衝突しがち。
1回目の犯人あてに入れなかった場合は美樹本に「事件の責任を全く感じてないなんてお前おかしいだろ(意訳)」と心中を覗かれたようなことを言われてしまい、思わず殴り掛かるも逆に殴り返されてしまう。
このことで本人としては逆にすっきりした様で以降は陰鬱な態度は鳴りを潜めるようになる。
後半のバッドエンドの傾向は犯人の策略にハマり殺害されてしまうエンドが大半だが、前半では恋のキューピットになったり、ニートになったり、啓子ちゃんと付き合いだしたりと様々。
特に目立つのは1回目の犯人あてに成功した場合で、透の推理の欠点を指摘し真犯人発見に尽力。
真犯人の存在だけでなくその経緯や真意まで見事に当てて見せ、彼らの口から事件の真相を聞き出した。
さらにベストエンドではみどりとの離婚を決意するも、真理から「みどりが刑務所で俊夫の子供を出産した」事実を知ったことで彼女への愛を再確認したのだった。
今作のエピローグでは彼が子供ともにみどりの出所を迎え、子供の成長を見守るところで締められており、その活躍やドラマ性から今作の真の主人公は俊夫と称されることが多い。
専用テーマである「哀を背負った男」や解決時の「一筋の光」もギターソロの名曲。
代わりに本来の主人公の矢島透が割を食っている感があるが。
このシナリオではみどりから離婚を切り出されていないようで、やさぐれてはおらずノリの良い一面を見せる。
香山さんに騙され、「俺はみどり一筋」などと言いつつも言い訳がましくエッチな悪霊退治に参加。
本編のハードさはどこへいったのか透ともどもエッチな罠にひっかりまくる。
挙句の果てにはポニテフェチであることも暴露してしまった。
ちなみに今作でも泳ぐ際はふんどし姿を披露。おそらく前作のデータの流用の都合だが。
余談
犯人の名前入力では髪型から「まげ」でも可能。
身長から「のっぽ」でも可能。
「項目は追記・修正しといてくれ」
「ええ、いいですけど……」
「俺はちょっと、彼女のところへ行ってくる」
- 陰陽編の死に方がマジでトラウマ・・・描写がエグすぎる -- 名無しさん (2024-10-03 21:24:16)
- メインシナリオ内でも123で性格がコロコロ変わる人 -- 名無しさん (2024-10-04 06:53:05)
- ミステリー編小林夫妻死後の生存ルートの「あいつだよ…あいつだったんだ」「あいつって誰なんですか!俊夫さん!」まあミステリーで犯人言っちゃうのは野暮だからな…。まあ俊夫を疑って犯人の部屋確認する時にあの人連れてった時に察しはつくけど -- 名無しさん (2024-10-04 19:28:29)
最終更新:2025年06月08日 22:09