登録日:2024/12/01 Sun 19:54:30
更新日:2025/03/28 Fri 10:40:34
所要時間:約21分で読めます、巡査
Police Simulator: Patrol Officersとは、Aesir Interactiveによって開発され、ドイツのメーカーのAstragon Entertainmentによって発売されたサンドボックス型の警察シミュレーションゲームである。
開発元 |
Aesir Interactive |
発売元 |
Astragon Entertainment |
ジャンル |
シミュレーション |
発売日 |
2021年6月21日(PCアーリーアクセス版) 2022年11月10日(PC版、PS4•PS5版、Xbox One版、Series X/S版) 2024年10月29日(Nintendo Switch版) |
対象年齢 |
PC版、PS4•5版はCERO C(15歳以上対象) Xbox版、Switch版はIARC12+(12歳以上対象) |
プレイ人数 |
1〜2人(オンラインプレイ対応) |
※この項目では特に断りがない限り、デフォルト設定の「カジュアルモード」に準拠した内容を記載している。また、加点はSP (Shift point)の増加、減点はCP (Conduct point)の減少を指す。
概要
アメリカの架空の都市「Brighton」で活動する警察官となり、都市の平和を守っていく警察シミュレーションゲーム。ゴミのポイ捨て、違法横断などの小さな違反の取り締まりは勿論、交通事故の処理、指名手配犯の捜索、犯行現場の捜査などの業務を行う。あくまで町の警察官の日常勤務に沿っているため、GTAのような激しいカーチェイスや銃撃戦は発生しない。悪徳警官になって街を牛耳るような悪人プレイはできない。
地味ながらも、コツコツと違反行為や犯罪を見つけて取り締まるのが基本ルーティンである。リアルな警察官の仕事を体験したい人には魅力的なゲームである。
はじめに
初めてこのゲームをプレイするときに、まず何からやったら良いのか分からない人もいるかもしれない。
最初は駐車違反の取り締まりを指示されるが、どの車が駐車違反か判断に迷ったことはないだろうか?「大体の車が車道に駐車してある!よし、全部レッカー送りだ!」などとしてしまうと、すぐにゲームオーバーになってしまう。
このゲームでは
SP(Shift point)と
CP(Conduct point)のポイント制が取られている。SPは正当な公務を全うすればするほど数値が増えていき、逆にCPは不当な公務執行を行えば行うほど数値が減っていく。CPが0になれば解雇という形のゲームオーバーとなる。
よって基本的には、可能な限りSPを増やしつつCPが減点されないように、行動する必要がある。
亀有の某巡査長や
その部下の大富豪巡査(初期)みたいな真似を繰り返したら、例外なく解雇されてしまう。
何か分からないことがあれば、まずは「捜査コンピュータ」にあるハンドブックをよく読んでおこう。違反•犯罪の条件について細かく記されているので、熟読しておくと職務上のミスが少なくなる。
それと、何か気になる部分があれば「フォーカス」を積極的に行おう。これは、対象に向かって視界をズームしてくれるだけではなく、違反や犯罪があればテロップで教えてくれることがある。駐車違反ではナンバープレートの期限切れ、歩行者なら公共の飲酒行為や指名手配犯の発見が可能になる。
市民に職質をしていると、時折「目が充血している」、「アルコールの匂いがする」などといったテロップが出てくることがある。程度にもよるがそういった場合は、所持品/身体検査やアルコール/薬物検査をするなどの、より踏み込んだ捜査が必要になってくる。捜査の結果、犯罪が明るみに出たら容疑者を逮捕することになる。それほどではなくても、違反があれば注意するか、違反切符を切る必要がある。
規範について熟知するのも大切だが、何といってもプレイヤー自身が慣れることが重要である。テロップを確認せずとも違反を見つけられるようになれば、あなたはベテランの警察官である。
SP•CPが変動する条件
先述の通りSPは加点方式、CPは100点からの減点方式で評価される。それぞれの加点・減点の基準は主に以下の通り。
適切な合理的根拠による執行 (正当な事由告知、犯罪が明るみに出た容疑者の逮捕、容疑者の移送、違反切符の交付、事故報告書の提出など)
不適切な公務の執行(不当なテーザー銃•銃の扱い、人や車への銃の射撃(即解雇)、事由の選択ミス、不当逮捕、不必要な車両停止の命令、不必要なレッカー移動など)
ゲームの流れ
大まかな流れを以下に記す。SPを稼ぐという目的はあるものの、ノルマで定められているわけではない。徒歩でずっと街を走り回ろうが、私物化したパトカーで気楽にドライブしようが、道の真ん中でスピード違反のネズミ取りに励もうが、ルールに抵触しなければ自由である。
0.(初めての勤務の場合)自分の分身となる警察官を選ぶ。選択可能なのは男性警官、女性警官それぞれ4人ずつの合わせて8人。誰を選んでもゲームに大きな影響はないのでお好みで決めよう。
1.週の始まりに一週間勤務する区を3つの中から選ぶ。
2.毎日の出勤時に担当する地域(所轄)を選ぶ。日によって所轄ごとに、巡回方法(徒歩orパトカー)が指定される。徒歩の場合はCPV(ミニパト)を除いて、パトカーを利用できない。
3.勤務を開始し街を巡回する。事件•事故は無線で伝えられるものと街中でリアルタイムに発生するものがある。SPを溜めることで区ごとに任務スターが入手でき、新たに巡回できる地域や装備、新しいパトカーなどが解禁される。徒歩は所轄の管轄圏内から離れるとゲームオーバー。パトカーはどの所轄からでも区全域に移動できるが、別の区に進入してしまうとゲームオーバーである。そうなると、その日に稼いだSPも無効になり、一日をやり直さなくてはならない。
4.勤務時間が終わると「シフトは終了した」と無線が来るので、最寄りの所轄警察署に戻ってそこのPCから勤務終了のボタンを押そう。その日のSPと、CPの確認ができる。一日の終わりに、CPの減点に応じてSPからも減点される。 SPが一定以上溜まるとレベルアップとなり任務スターが貰える。ちなみにシフト終了の無線があっても帰ってこないと、追加で「早く帰って来い」と無線で指示され、場合によっては減点される。
翌日は再び2の段階から始まり、4までを一週間繰り返す。休日を取ることもできるが、休める日数には限度があるため、上限に達すると「もう今週は休めない」と言われる。有給休暇など存在しない。
5.一週間が終わるとまた1から始まる。
都市「Brighton」について
区•地域
Brightonの市街地は、Melting pot、Downtown、Brickstonの3つの区で構成されている。ゲーム開始当初はMelting potのみ選択できる。さらに、それぞれの区は5つの地域に分けられ、それぞれの地域に所轄の警察署(Precinct)が設置されている。プレイヤーは1日ごとに勤務する警察署を選ぶことになる。最初は1か所しか解禁されていないが、任務スターを集めることにより他の地域も解禁される。
最初の区であるMelting potで全ての地域を解禁するとDowntownが、さらにDowntownの全ての地域を解禁するとBrickstonが解禁される。
一定の任務スターを集めると、480分制のオープンパトロールが選べるようになる。このパトロールでは、区•地域の行動制限が撤廃されて全てのエリアを巡回できる。480分間ずっとプレイしなければならないのではなく、途中で中断したり勤務を終わらせても良い。
市民
舞台となるBrightonではゲームの設定上仕方がないとはいえ、非常に短いスパンで違反行為や犯罪が起きている。プレイヤーが普通に町のどこかに立っているだけで、数分おきにポイ捨てをするわ、信号無視をするわ、飲酒運転をするなど、やりたい放題の市民が多いのである。「やっぱ普通じゃねぇな、この街」
そのような有様のため、完全に善良な市民の方が少数派という始末。最初はポイ捨てを咎めて罰金だけ取ろうとしたら、対応していくうちに違法武器を持っていた、大麻を大量所持、偽造免許証をもっていたなど、芋づる式に犯罪が明るみに出て逮捕に至ることもザラである。時には逃走を図る者もいるので、常に不測の事態に備えておかなければならない。
ランドマーク(POI)
やり込み要素の一つ。Brightonには様々な店舗、名所、インフラ施設などのランドマーク(POI)があちこちにある。これらに徒歩で近づくことで発見テロップが表示され、時折り発生する市民への道案内イベントに役立つ。徒歩で近づけば発見できるので、徒歩でのパトロールで見つけやすい。
幹線道路地区
有料DLCで追加されたエリア。高速道路。ここではカーチェイスが可能になり、新要素「PITマニューバ」を駆使して容疑者車両を追い詰めていく。エリア追加に合わせて、貨物検査、自動車窃盗、幹線道路事故の処理など、幹線道路での任務も追加された。
一般車両が不安定な挙動をしたり、事故が至る所で起こって事故車が散乱している。まるで世紀末である。
装備
プレイヤーが常時身につけている装備
車道を走っている車の速度を計測する。規定速度を超えている車を報告することで加点となる。歩道橋は、無限にやってくる車に標準を合わせるだけで良いのでネズミ取りには絶好の場所。
スタンガン。逃走した容疑者を捕らえるために用いる。射撃時には立ち止まる必要がある上に、射程が短いので、かなり近い距離まで間合いを詰めないと当たらない。逃走していない容疑者や普通の市民に向かって構えたら減点されるので注意。
拳銃。警察官ではお馴染みの武器。くれぐれも人や車に向かって撃ってはいけない。当てたら一発で即解雇となる。正当防衛の場合でないと使用できない。しかしそのような状況は起こらない現環境では迂闊に撃てず、構えることが主な用途となる。車で隙あらば逃走しようとする容疑者に「ゆっくり降りて地面に伏せろ」と命じて投降させる効果がある。また、同じく徒歩で逃走中の容疑者に向かって構えることで、「止まれ!」と警告し、投降を促す効果がある。徒歩の容疑者は一定の確率で投降してくれることがあり、それによって逮捕も可能ではあるが、テーザーガンやタックルを利用した方が捕まえやすいのも事実であるため、微妙な扱いである。
人が近くにいる場所で発砲すれば、悲鳴を上げて逃げられてしまう。だがそれを逆手に取った小技がある。バグで身動きが取れない者や話しかけられない者の近くで威嚇射撃をすると、プレーヤーの手が届く範囲に移動させることが可能となる。人に銃の照準を向けさえしなければ減点されない。
これもお馴染みの装備。犯罪を犯した容疑者たちを逮捕するには必須である。一度に3つまでしか持てない。使い果たしたら補充するまで逮捕できなくなるアメリカン仕様。補充するには逮捕者を留置場まで移送するか、移送の要請をして応援を呼ぶ必要がある。応援班が来れば使い果たしても上限まで補充できる。
事故現場や事件現場の証拠写真を撮影するのに用いる。表示される重要なアイコンを撮影すればするほど加点され、報告書の精度も向上する。
走っている車を停車させて職質を行うために用いる。車の運転手に向かって合図が見えるように、車の正面に向けて使う。合図を受けた車はしばらく進んだ後、手頃な停車場所を見つけ次第停車する。
暗い場所を照らす。夜間のパトロールで役立つ。暗い場所を照らすだけではなく、市民の表情を読み取りやすくなり、直感のテロップが出ることもある。
厳密には装備品というわけではないが、便宜上装備に含める。車道での交通整理に用いる。「進め/止まれ」、「Uターン」、「後退せよ」の三種類があり、状況に応じて使い分ける。渋滞の解消に効果的である。しかし、護送車や、レッカー車、救急車は「Uターン」してくれないので注意。
都市のマップ、身分証明書•保険証のデータベース、仕事に関する報告書、ハンドブックが記載されている。現在地を確認したり、疑わしい市民の身分証明書を精査したり、分からないことを調べにハンドブックを出したりと、常にプレイヤーの助けになる情報が詰まっている。
交通規制器具(パトカーのトランクに収納)
車線上に置くことで、後続車に車線変更やUターンを促す。複数の三角コーンを斜めに並べて、車線変更するように誘導することも可能。一度に持ち出せるのは5個。
車への効果は三角コーンと同じ。事故現場での交通整理に用いるが、トランクにある3つのバリケードから一度に取り出せるのは1個だけであり、複数必要な場合は何度もトランクから取り出す必要がある。警告灯をつけたままのパトカーを同じ場所に停車させても効果は同じであるため、特別に必要というわけでもない。複雑な事故であれば、多くの器具が必要になるので重宝するだろう。こちらはトランクに3個入っているが、一度に取り出せるのは1個だけ。何個も置きたい場合はその都度トランクから取り出す必要がある。
使用すると、音を立てながら地面で一定時間光り続ける。夜間の交通整理に使用する。前方に障害物があることを知らせるためか、やって来る車を徐行させる。他の交通規制器具と異なり消耗品である。そのため、一定の時間が経つと消滅してしまう。
捜査用機材
証拠品の番号札のようなもの。事件現場に落ちている証拠品の側に設置する。証拠品は小さいことが多く、よく見ないと見落とすことがあるので注意。その後にカメラで撮影することで現場の捜査が進み、加点となる。
事件現場を封鎖するためのテープを貼るために用いる。市民が侵入できないように適切な間隔で設置できれば、現場の捜査が進み、加点となる。現場に到着したら、まずは封鎖から始めよう。設置したポールの間隔が長すぎると、上手く封鎖できないので注意。
仕事内容
駐車違反の取り締まり
警察官として最初に指示される仕事。歩道に乗り上げてたり、逆方向に駐車している車などに違反切符を切る。消火栓の側やバス停などに停めている悪質な車をレッカー移動させる。切符を切ってからレッカー移動すると追加点をもらえる。
スピード違反の報告
駐車違反の取り締まりに次いで可能になる。通称ネズミ取り。レーダーガンを構えて走行する車の速度を計測する。速度標識がない道路の場合は35mph(約56km/h)を超える車を、速度標識がある場合は記載された時速を超えた車を報告する。
道案内
徒歩で歩いていると、市民が特定の建物(ランドマーク)までの道を尋ねてくることがある。「道案内をする」の選択を選ぶと、市民が希望する建物をマップから探すことになる。自分がまだ発見していない場合も、断ることはできずにマップが表示されるので注意。
交通停止による検問
停車パネルを用いて車を停車させ、免許証確認やアルコール/薬物検査を行う。基本的にどんな車も止めても良いのだが、検問場所は予め設定されており、別の場所で独自に検問は困難。狭い検問用の一方通行の道で止めると、渋滞を生み出すので要注意。車が来るまで待たなければならず、場所によってはポイント稼ぎしにくい。
逮捕者の移送
逮捕者を警察署の留置場へ移送する。
パトカーに乗せて連れて行くだけで、かなりのポイントが稼げる。無線による依頼が多ければかなりの稼ぎになる。バグに注意。同僚の警察官はいるのに逮捕者がいなかったり、地面に埋まっていて連行できないことがある。
交通事故の処理
カメラで事故写真を取ったり、運転手や目撃者から事情を聞いて、免許証•保険証の確認、アルコール/薬物検査を行う。怪我人がいれば救急車も呼び、事故車はレッカーを要請する。
安定してポイントを稼ぎやすい。処理のついでに、飲酒運転、大麻大量所持、偽造身分証、違法物所持などの違法が明るみに出て、逮捕者が出ることが多い。
軽度の事故と重大事故があるが、やることはどちらも変わらない。
呼び寄せる救急車と同僚のパトカーは、バグが起きやすいので注意。1両ずつ呼び寄せ、可能な限りこれらの特殊車両の近くにいた方が良い。
指名手配犯の捜索
提供された情報から指名手配犯を探し出して捕まえる仕事。フォーカスによりそれらしき人物を見つけたら、話しかけて免許証を提示させよう。データベースに逮捕状が出ていれば、そのまま逮捕して任務完了。しかし対象者が逃走する可能性もあるので、その場合はテーザー銃でダウンさせるか、タックルして捕まえよう。
麻薬密売人の発見と逮捕
白い粉を売り捌く密売人を見つけ、捕まえる仕事。人気が少ない場所で立っている人がいれば要注意。見つけたからといってすぐに身体検査したり、逮捕すれば減点される。捕まえるには、密売人の元に麻薬の購入者がやって来るまで待ち、2人が麻薬の取引を完了させるのを見届ける必要がある。ちなみにこのゲームにステルス機能はないので隠れて見張る必要はない。
ステルス迷彩を身につけず、すぐ後ろに立っていようが取引に夢中になってバレていない。
彼らは警察の眼前でも白昼堂々と取引をする。志村ー!後ろー!
現場を目撃することで、漸く麻薬密売の現行犯で2人とも逮捕できるが、どちらか片方、稀に2人ほぼ同時に逃走する。そのためシングルプレイで両者を捕まえるのは難易度が高い。
犯行現場の捜査
現場をテープで封鎖し、証拠マーカーを置いて証拠品を撮ったり、居合わせた人から目撃証言を聞いて犯人の情報を集めたりする。
偶に目撃者自身の犯罪が発覚して逮捕に至ることもある。
犯人の情報が整い次第、指名手配犯の捜索と同じ流れになる。
その他、現行犯の取り締まり
ゴミのポイ捨て、路上飲酒など軽い違反を発見次第、注意するか違反切符を切る。財布泥棒や麻薬取引を見つけたら現行犯逮捕し、盗まれた財布を取り返して持ち主に返す。軽い違反者であっても、逃走したり、麻薬の大量所持、違法武器の所持、偽造免許証などの余罪が明るみに出れば逮捕を行う。
パトカー
一定の任務スターを集めると、パトカーを利用してパトロールすることができる。
サイレンを鳴らせば、前方の車両が道を開けてくれる。非常灯をつけて停車すれば、後方の車両がパトカーを迂回したり、Uターンしてくれるので、事故での交通整理に使える。シミュレーションモードでは、事故で損傷を受け過ぎるとゲームオーバーになってしまうので注意。
クルーザー
パトカーが解禁された初期に利用できる車両。Melting Potで任務スターを3つ集めると解禁される。容疑者を2人収容可能。速度は標準的、全長の長さもあって小回りは効きにくい。
アメリカ警察ではお馴染み。モデルはフォード・クラウンビクトリア・ポリスインターセプター。2011年を最後に生産は終了したが、一部の警察では未だに現役。
Gladiator 6
Downtownで任務スターを1つ集めると解禁される。容疑者を2人収容可能。小回りが効く中型のSUV。
Panther Z
Brickstonで任務スターを1つ集めると解禁される。容疑者を2人収容可能。無課金で解禁される車両では速度、小回り性能のバランスも良く、扱いやすい。
モデルはダッジ・チャージャー・パシュート。
Compact Police Vehicle(CPV)
有料DLCのパトカー。所謂ミニパト。徒歩パトロールの際では、パトカーの中で唯一使用可能で移動手段として重宝する。小回りが効き、狭い歩道しかない路地裏や公園の中も走行できる。車内は狭いのでトランクに積める機材が少ないのと、容疑者は収容できないのがネック。
Urban Terrain Vehicle(UTV)
有料DLCのパトカー。容疑者を4人収容可能で、2人までの車両より頻繁に警察署に戻る手間が省ける。他の車両と比べて大型のSUVでありながら、最高速度も速く、ハンドリングの性能も高いのでバランスの良い車両である。
Guardian Police Vehicle(GPV)
有料DLCのパトカー。最大6人の容疑者を収容できる大型の車両なので、滅多に警察署に戻る必要がない。操作性に癖はあるが、他の車両より加速しにくいので事故は起こりにくい。
Multipurpose Police Vehicle(MPV)
有料DLCのパトカー。容疑者を2人収容可能。全ての交通規制器具と捜査用機材を収納し、車両の牽引機能と大きなトランクがあるマルチロールなパトカー。….なのだが、都市の一般道ではトランクが大きくなくても事足りる上に、車両の牽引は使い場所が限られるため、必ずしも必要ではない。加えて、全長が長いので小回りも聞きにくく、2024年11月時点ではかなり使いにくい車両と思われる。
Warden Police Vehicle(WPV)
有料DLCのパトカー。容疑者を2人収容可能。車両の上部にメッセージを表示できるライトバーがついたオフロード車。夜間の事故現場での処理や違反車に停車指示に利用できる。だがどの車種のパトカーでも、警告灯をつけることで代用できるため、必要というわけではない。軽快な加速で非常に早いが、軽量な車両なので飛ばし過ぎると道を曲がりきれない。操作面でハンドリングに慣れた上級者向けの車両。
Surveillance Police Vehicle(SPV)
有料DLCのパトカー。容疑者を2人収容可能。走行中に前の車を自動でフォーカスし、違反履歴をチェックできる。他の車両だと車が完全に停止していないとフォーカスできないため、ハンドルを離せないシングルプレイ時に重宝する。非常に早い。
画像1〜9までの出典:「Police Simulator: Patrol Officers: Nintendo Switch™ Edition」のゲーム画面より
販売元:astragon Entertainment
Fast Pursuit Vehicle (FPV)
有料DLCのパトカー。2024年10月9日に配信された。名前通りトップクラスに速い。発進制御機能が搭載されており、発進から4秒間で最大60mph(約96km/h)まで急加速できる。この卓越した加速性と高いハンドリング能力により、追跡には無類の強さを発揮する。ブレーキをかけた場合や急にハンドルを切った場合は、安全性のため機能が無効化されるので注意。
画像10の出典:Steamの「Police Simulator: Patrol Officers: Fast Pursuit Police Vehicle DLC」のプロモーション動画より
パトカーでの事故
パトカーを運転しているときに、他の一般車両との間で事故を起こした場合は、車から降りた運転手に謝罪の上で事故報告書を提出する必要がある。事故車両の写真撮影を行って、完成させた事故報告書を運転手に渡そう。
そこまでやって初めて減点されることなく、事故を処理したことになる。
しかしデフォルトの設定ではパトカーでの事故に関する減点が無効になっており、処理を行わずに走り去っても減点されない。故に事故ったのに知らんぷりして走り去るプレイヤーもいる。当て逃げである。
事故の当て逃げが黙認された例外として、シフト終了後に起こした事故は同僚が対応するので、現場をそのままでいいから帰還するよう無線指示がある。
支援車両
救急車
事故現場に駆けつけて怪我人の搬送を行う。一度呼び寄せたら怪我人を収容して走り去るまで、デスポーンしない。バグが頻発する車両で、動かなくなることもあり、交通渋滞の原因となりやすい。加えて救急車は事故による損害を受けないため、故意にパトカーをぶつけて運転手を降ろさせ、強制的にレッカー移動させる当たり屋になる最終手段も通用しない。できるだけプレイヤーが救急車の近くにいた方が良いだろう。搬送に時間もかかる上に一般車両も渋滞していて混雑しやすいので、護送車やレッカー車と一緒に要請しない方が良い。
何故か担架を全く使わず、怪我人を救急車まで毎回歩かせる仕様となっている。怪我人も轢かれたのに何故か全員立ち上がって歩いていく。
護送車
逮捕した容疑者を移送してくれる。容疑者に話しかけてメニューを開き「逮捕/移送の要請」を選択するとすぐにやって来る。容疑者の移送が解禁されていない場合、現在地から約100m以内に、警察署か移送能力があるパトカーがない場合には自動的に選ぶことになる。容疑者を収容するまでデスポーンしない。救急車ほどではなくてもバグが起こりやすいので、これもプレイヤーが護送者の近くにいた方が良いだろう。護送車にいる応援班が駆けつけると失った手錠を補充できる。
レッカー車
一般車両をレッカー移動してくれる。特別駐車ゾーンに違法駐車している車、事故車両、逮捕した容疑者が乗っていた車など、撤去するに足る合理的理由があればレッカー移動が認められる。
レッカー車は救急車•護送者と異なり、緊急用車両に含まれないため、道中の信号を守る義務がある。従って、他の支援車両と比べて到着するまでに時間が掛かりやすい。
対象車両を積載するまでデスポーンしない。救急車ほどバグが酷いわけではないが、車体が長い故に、交通事故や狭い一方通行での渋滞で身動きできなくなることも。
レッカー車の近くにパトカーを停車させると、運搬中の車にぶつかって損傷してしまうので、予め離れた場所に停車させよう。
余談•小ネタ
- このゲームはバグが多い。このゲームの最大の問題点となっている。人が一箇所に集まって動かなくなったり、地面に埋まったりするのは日常的に行われている。ゲーム進行に支障をきたす場合もあるため、注意が必要である。プラットフォームにもよるが、夜の巡回ではバグが起きやすい傾向がある。なるべく負荷に強くて処理落ちが起こりにくいハードでプレイするのが理想であろう。
- ゲーム進行に影響はないバグも存在するが、シュールなものも多い。ゲーム進行に影響のないバグの類は2024年11月時点では放置されている模様。
- アメリカ、マサチューセッツ州のボストンという都市に、Brightonと同名の地区が存在する。そのため、Brighton市はボストンがモデルだとする説がある。
- 一定の任務スターを集めると解禁される480分制のオープンパトロールは、制限時間を気にすることもなく自由度が高いのだが、活動エリアが広がり過ぎたためか動作が重くなりやすい。ハードにもよるが、無線をオンにしたまま、無線の応援要請に応え続けて八面六臂に行動していると、稀にエラーが発生してゲームが強制終了してしまう。回避のためにも、無線をオフにしたまま行動した方が良いと考えられる。
- 俄かに信じがたいかもしれないが、このゲームのBrighton市の世界では、交通事故で人を轢いた事実だけでは運転手を正当に逮捕することはできない。
それでも余罪があれよあれよという間に出てきて、結局逮捕者が多いのは変わらないが。
「このエリアでは多くの編集作業が起こっています。警察の存在をアピールしに追記•修正してください」
「了解」
- ドイツ発のお仕事シムを見慣れた人「またアストラゴンか…」 -- 名無しさん (2024-12-01 20:09:33)
- 容疑者でも銃撃したら解雇ってアメリカで生きていけるのか… -- 名無しさん (2024-12-01 20:55:49)
- 画像の出典ないけど大丈夫なん? -- 名無しさん (2024-12-02 16:08:47)
- ↑SPVという車の説明の下にありますよ。 -- 名無しさん (2024-12-02 16:22:16)
- ↑見逃してたこれってもしFPVの画像追加したらその下に記載を動かす感じになるの?個人的にはページの最後にまとめておいた方が後々楽な気がする。 -- 名無しさん (2024-12-02 16:36:03)
- 劇的な変化は起こらないが(事件•事故は起こる)、その分僅かな変化を見逃さないように観察するのが肝要なゲーム。慣れてきたら某警察番組みたいに、人や車を見ただけで違和感を感じ取れそう。 -- 名無しさん (2024-12-30 11:48:44)
最終更新:2025年03月28日 10:40