3枚降臨コスト6アバターサイクル(Z/X)

登録日:2025/05/15 Thu 01:15:07
更新日:2025/05/15 Thu 01:19:25
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Z/Xではゼクスのステータスに明確なパワー査定が定められており、基本的にコスト3パワー5000を基準としている。
コストが1上下するごとにパワーも1500上下し、能力を持てば基本的にそこから500刻みでマイナスされていく。

一方で、能力が強烈なデメリットであれば逆にパワーを上方修正する場合もあり、B03-033「永遠の隠しキャラ アサギ」がその走り。
その他、B19-102「双絶正義ヴェイバトロン」のように、能力ではなく登場させる条件に縛りを課すことで上方修正させる場合もある。

前置きが長くなったが、この項目で取り扱うゼクス エクストラは以下の共通項を持つ。

  • コスト6の『降臨条件*1』を持つゼクス エクストラ
  • 降臨条件に要求するのは『ゼクス3枚』
  • パワー11000または12000
  • 種族[アバター]

【目次】
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解説

コスト6の基準パワーは本来9500だが、これらのゼクスは3枚のゼクスと引き換えに登場するためかコスト8クラスに匹敵する上方修正を受けている。
そのうえで、いずれも登場すればゲーム展開に影響を及ぼすだけの能力も有した、まさに切札級のカードと言える。

単色6種(無色含む)と3色10種の計16種がいるが、降臨条件はそれぞれ『自身と同じ色のゼクス1枚+ゼクス2枚』『自身と同じ3色を1枚ずつ』
後者の方がより縛りが厳しいためか、パワー査定もこちらの方が上。

単色サイクルはメインの能力に『リソースに自身と同じ色がある』を条件としている。そのためシフトによる着色や約束イベントで登場させたパニッシャーを降臨素材にした場合、降臨こそ出来ても条件を満たせない場合もある。

3色サイクルはそういった縛りはない。
登場させるために3種類の色を持つゼクスを用意する必要があるが、現在では約束イベントにより混色のパニッシャーを引っ張ってくることで必要な色を調達することが可能。
そのためデッキのメインカラー2色+パニッシャーで1色というのが主流な使い方となっている。

また、単色に関しては無色を除きSHiFT5名による同型再版が存在する。
種族がアバター固定のためカード名以外に違いがなく、元のアイドルの名称や種族[SHiFT]も持たないため名称参照による優位性もない。


なお転生邪竜サイクルの「砕き呑む禍嵐 フレスヴェルク」「万物粉砕の葬翼 ニーズホッグ」は一部特徴が共通しているがここでは扱わない。


一覧


単色サイクル

名前 SHiFT版
無戦の神姫 ルルイユ 満天を巡る煌姫
超越の神姫 ミステリア 清音奏でる純姫
退廃の神姫 ナトコ 愛しの可愛い天姫
愉殺の神姫 セレアノ 夢描く勇進の想姫
絶夢の神姫 ネムレ 光へと導く麗姫
あんすぴーかぶる@ニグたんゴッド なし


3色サイクル

十二星聖“双魚宮” バキエル
≪Last♪Sisters≫
九大英雄 パラケルスス
≪beyond cuteness heart≫
≪Shooting☆Star≫
枢要大罪“強欲” マンモン
数理妖精“銀管” リウェット
アルティザン“模倣” アルクトゥルス
≪お姉ちゃんの心得≫
三蛇龍王 和修吉



各カード紹介


無戦の神姫 ルルイユ

E34-051 無戦の神姫 ルルイユ(むせんのしんきるるいゆ)
コスト6
アバター
降臨条件:赤のゼクス1枚とゼクス2枚
[常]【有効】『自分ターン』スクエア【効果】相手はこのカードをゼクスの効果で選ぶことはできない。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのリソースに赤がある場合、あなたのチャージを3枚まで選び、トラッシュに置く。置いたカード1枚につき、ノーマルスクエアかチャージにある、相手のコスト7以下のゼクスを1枚選び、除外する。
パワー11000
sho

赤の顕臨姫ルルイユがアバターの力を得たカード。

自ターン中は相手ゼクスに選ばれないという絶界の上位互換能力を持っている。
そのため迎撃能力を持つゼクスを安全に上から殴りに行ったり、ヴォイドブリンガー等に除去される心配なく追撃を構えることが可能。

登場時には最大3枚までチャージを消費することで、ノーマルスクエアか相手のチャージを除外し盤面を開けたりスタートカード等のチャージで有効なカードを取り除ける。

全体的に卒なく纏まっているが、選ばれないのは自ターン限定で除外もコスト7以下とアークゼクスやユニゾンゼクスには届かないなど効果自体は比較的控えめ。



超越の神姫 ミステリア

E34-052 超越の神姫 ミステリア(ちょうえつのしんきみすてりあ)
コスト6
アバター
降臨条件:青のゼクス1枚とゼクス2枚
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのリソースに青がある場合、あなたのチャージを3枚選び、トラッシュに置いてよい。3枚置いたならば、スクエアにあるすべての相手のコスト7以下のゼクスを手札に戻す。
パワー11000
memeta

青の顕臨姫ミステリアがアバターの力を得たカード。

おそらくこの単色サイクルでは最もお目にかかるカードの1枚。
理由は至ってシンプル。相手のプレイヤースクエアを含む全てのゼクスを、絶界を無視してバウンスするという豪快な除去能力を持っているため。
PS貫通というのが特に強力で、どんなに強力な妨害能力を持ったゼクスが構えていようと一方的に剥ぎ取って点を取りに行く、青ならばまず採用するフィニッシャー。

ただし欠点としてルルイユ同様コスト7までしかバウンス出来ないため、アークゼクスやユニゾンゼクスといった超大型ゼクス相手は若干分が悪い。
特にユニゾンゼクスは単純なパワーは同格だがバウンス出来ない上にシールドを持っている都合で一度何らかの方法でダメージを与えないと倒せないのがネック。
コストを下げるカードを利用して除去範囲を広げるなどするか、別にユニゾンゼクスへの対処法を用意するなどして対応しよう。

なおリソースに青が必要なため、スタートリソースで青を採用していない限り「数理妖精“知音” パピス」にシフトしたゼクスを降臨に使っても最大の強みである全体バウンス効果は使えないので注意。



退廃の神姫 ナトコ

E34-053 退廃の神姫 ナトコ(たいはいのしんきなとこ)
コスト6
アバター
降臨条件:白のゼクス1枚とゼクス2枚
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのリソースに白がある場合、あなたのチャージを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、デッキをシャッフルし、2点回復し、あなたのライフを見て、その中から2枚選び、手札に加える。
[起]【有効】『自分ターン1』スクエア【コスト】無0【効果】あなたのチャージにあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー11000
竜徹

白の顕臨姫ナトコがアバターの力を得たカード。

ライフ2点回復からの2枚回収という「“光風誓装”上柚木さくら」と同じ自動能力を持つ。
ただしこちらはチャージを追加する効果は持たない。
アウェイクンパニッシャーを出すコストでデッキに戻したライフリカバリー等がライフに入るのを狙っていきたい。

また起動能力でコスト3のゼクスをチャージから踏み倒す効果を持つ。降臨で消費した3枚の手数を多少なり補えるのはメリット。
白緑のライフリカバリーである「風雅§開化 フォスフラム」を上手く使い回せばリソース5から次のターン一気に8へのジャンプが狙える。
色指定はないのでその他コスト3で有用なカードを都度使い分けよう。



愉殺の神姫 セレアノ

E34-054 愉殺の神姫 セレアノ(ゆさつのしんきせれあの)
コスト6
アバター
降臨条件:黒のゼクス1枚とゼクス2枚
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのリソースに黒がある場合、あなたのチャージを4枚選び、トラッシュに置いてよい。4枚置いたならば、相手はノーマルスクエアにある自分のゼクスを1枚選び、破壊し、あなたはあなたのトラッシュにある黒のコスト7以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー11000
緋色雪

黒の顕臨姫セレアノがアバターの力を得たカード。

チャージ消費数が4のため、降臨条件で割ったゼクス以外に最低1枚は調達する必要がある。
その代わり、相手ゼクス1枚の除去に大型ゼクスの蘇生とそこそこ強力な能力を持っている。
除去は相手が選ぶという都合上、狙って邪魔なゼクスを飛ばすことは出来ないので、最初から残り1枚まで刈り取るか登場させたゼクスも使って順番など関係ないと言わんばかりに破壊し尽くすかが必要になる。

ほぼ確実に3マスはスクエアが空くので「精神の魔人アニムス」との相性も悪くはないが、セレアノ自身はコスト6のためアニムスがリビルドで得たパワー補正効果の恩恵には与れない。
こちらもナトコ同様色指定はないので、アニムス以外にも様々なコンボを狙っていける。



絶夢の神姫 ネムレ

E34-055 絶夢の神姫 ネムレ(ぜつむのしんきねむれ)
コスト6
アバター
降臨条件:緑のゼクス1枚とゼクス2枚
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのリソースに緑がある場合、チャージを3枚まで選び、リソースにスリープで置く。
[起]【有効】『自分ターン』スクエア【コスト】このカードをスリープする。【効果】あなたのリソースが12枚以上ある場合、あなたのリソースにある緑のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー11000
一葉モカ

緑の顕臨姫ネムレがアバターの力を得たカード。

登場時に「ティンバーフォース」3回分の強力なリソースブースト能力を持っている。
あまり使うことはないだろうが相手のチャージも選択可能なためチャージ除去として使えなくもない。

そして攻撃しない代わりにリソースが12枚以上あればリソースから緑のゼクスを踏み倒せる。
上の2枚と違い緑のゼクス限定ではあるが、コストの指定がないのでどんな大型ゼクスであっても呼び出せる。
自動能力のおかげでリソース9枚からスタート可能なためそこまで重くもなく、採用率で言えばミステリアと同等レベルの緑の切札的存在。



あんすぴーかぶる@ニグたんゴッド

E34-056 あんすぴーかぶる@ニグたんゴッド(あんすぴーかぶるにぐたんごっど)
コスト6
アバター
降臨条件:無色のゼクス1枚とゼクス2枚
[常]【有効】スクエア【効果】スクエアにあるこのカード以外のすべてのあなたのゼクスのパワーを+2000する。
[常]【有効】『自分ターン』スクエア【効果】スクエアにあるすべての相手のゼクスのパワーを-3000する。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのリソースに無色のカードがある場合、あなたのチャージを2枚選び、トラッシュに置いてよい。2枚置いたならば、ノーマルスクエアにあるゼクスを1枚選び、トラッシュに置く。
パワー11000
村上ゆいち/工画堂スタジオ

ク・リトのニグたんことシュブニ・グがアバターの力を得たカード。
このカードのみSHiFT版同型再版がない。

自分以外のゼクスのパワーを常時+2000する常在効果と自ターンのみ相手ゼクスのパワーを-3000する常在効果の合わせ技で5000相当のパワー差で殴りに行ける千歳やイースばりの脳筋カード。
守りの出力は若干落ちるがそれでも2000というのは小さくないアドバンテージとして作用することが多い絶妙な数値。

また、ゼクス1枚をトラッシュに直接叩き落す除去能力を持っており、破壊時誘発効果を誘発させずに安全に除去することが可能。
地味に支配権指定がないので自分のゼクスも割れるのが攻勢時には役に立つ。

なお無色リソースがないと除去能力は使えないが、「『厄災』の蛇竜 ヤトノカミ」の破天降臨を絡めることでどんなデッキからでも登場させること自体は可能。


十二星聖“双魚宮” バキエル

B45-074 十二星聖“双魚宮” バキエル(じゅうにせいせいそうぎょきゅうばきえる)
コスト6
アバター
降臨条件:白のゼクス1枚と赤のゼクス1枚と青のゼクス1枚
[常]レンジ3
[常]【有効】スクエア【効果】すべての相手のカードのコストを+1する。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃する【効果】あなたのチャージを好きな枚数選び、トラッシュに置く。置いたカード1枚につき、ノーマルスクエアにあるすべての相手のゼクスに3000ダメージを与える。
パワー12000
にもし/工画堂スタジオ

新時間軸で十二使徒から十二星聖へ名称が変化したバキエル。
参照する3色は色構成も含めて旧時間軸と同じ。

相手のカードのコストを+1するという個性的な妨害効果を持っている。
これはカードをプレイする際のコストが増えるというだけでなく、参照する際の数値にも影響を及ぼす。
なのでコスト7を参照するアニムスやコスト3からブレイクするイース等には滅法強い。

攻撃時にチャージを切り、切った枚数分全体に3000ダメージを与える「Last Dance」に近い火力除去も持っている。
これがレンジ3と噛み合うことで、3面空いていれば降臨して相手の守りを無視して焼け野原にすることも可能。
ユニゾンゼクスにも火力ダメージを与えてシールドを除去してから殴れるため優位に立ち回れる。

ただしコストを+1する都合上相手の憑依条件コストを軽減させてしまったり*2、剣臨器の条件を成立させてしまったりという弱点がないわけでもない。
またプラスするのはあくまで“カードの”コストであるので起動能力のコストには影響しない。



≪Last♪Sisters≫

E41-051 ≪Last♪Sisters≫(らすと♪しすたーず)
コスト6
アバター
降臨条件:赤のゼクス1枚と青のゼクス1枚と黒のゼクス1枚
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】2枚まで引く。
[起]【有効】スクエア【コスト】このカードをスリープする。【効果】スクエアにある相手のゼクスを1枚選び、12000ダメージを与える。
[自]【有効】スクエア【誘発】相手のゼクスがカードの能力で登場する。【効果】祖のゼクスのコストがあなたの手札の枚数以下の場合、あなたのチャージを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、そのゼクスを破壊する。
パワー12000
真時未砂

赤/黒のカナと青/黒のニューのデュエットで赤/青/黒の1枚。
6人姉妹と48人姉妹の末妹同士な妹ペア。

起動能力で攻撃する代わりに12000ダメージを相手ゼクスに叩きこむ。
プレイヤースクエアにも対応しているためゼクス限定・絶界制限ありのレンジ∞のように使える。

ふたつある自動能力は上手く噛み合っており、ドローして手札を増やしつつ手札枚数以下の相手ゼクスが踏み倒しで登場したなら問答無用で叩き割る登場妨害効果となっている。
コストとしてチャージが必要なので無限に使えるわけではなく、ターン終了時の手札上限で6枚になってしまうが、そこを工夫すれば相手の展開手段を一気に狭めることが可能。
なおIGOBやユニゾン、ブレイクはルール処理のため対応していない。他にもスタートリソースは無償プレイ扱いのためこちらも反応しない。



九大英雄 パラケルスス

B47-073 九大英雄パラケルスス(きゅうだいえいゆうぱらけるすす)
コスト6
アバター
降臨条件:赤のゼクス1枚と青のゼクス1枚と緑のゼクス1枚
[起]【有効】『自分ターン』スクエア【コスト】あなたのチャージを1枚トラッシュに置く。【効果】スクエアにあるあなたのゼクスを1枚選び、以下の能力からこのターンの間に選ばれていない能力を1つ選び、次の相手のターンのターン終了時まで、そのゼクスにその能力を与える。“[起]【有効】『ターン1』スクエア【コスト】あなたの手札を1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、11000ダメージを与える。”“[常]絶界”“[常]【有効】スクエア【効果】このカードのパワーを+4000する。”
パワー12000
TOH./工画堂スタジオ

長いことドルオタやって行方不明だった九大英雄の一角パラケルスス。
なお優男風なカードイラストは同僚シェイクスピアのイメージ図。後に真の姿が明らかに。

チャージ3枚を消費して火力、絶界、パンプアップの3つの能力を付与する、偉大な錬金術師らしい能力を持つ。
これらは1枚のゼクスに付与することも、それぞれ別のゼクスに付与することも自由と応用性が高い。
ただし絶界はその性質上付与した後は効果で選べなくなるので、1枚に付与するなら最後にする必要がある。

自身に全部付けても16000絶界持ちの肉壁に11000の迎撃まで付いた堅牢な個人要塞と化す。
生き残れば次のターンも再度付与能力が使えるので、チャージの息切れさえしなければいつまでも場に残り続ける。
地味に緑混ざりなので「【奸雄招来】和修吉」にシフト出来たりもする。

もっとも昨今の絶界持ちは「月夜を彷徨う屍飾神 エンリル」1枚で簡単に吹っ飛ぶので過信は禁物。



≪beyond cuteness heart≫

E41-053 ≪beyond cuteness heart≫(びよんどきゅーとねすはーと)
コスト6
アバター
降臨条件:赤のゼクス1枚と白のゼクス1枚と黒のゼクス1枚
[常]【有効】スクエア【効果】スクエアにあるすべての相手のゼクスのパワーを-3000する。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのチャージを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、ノーマルスクエアにあるすべての相手のゼクスに5000ダメージを与える。
[自]【有効】『自分ターン』スクエア【誘発】このカードが登場するか相手のゼクスがあなたのカードによって破壊される。【効果】空いては自分の手札を1枚選び、トラッシュに置く。
パワー12000
くるん
※2025.4.10 伝説指定

赤/白のミーリィと赤/黒のアグリィのデュエットで赤/白/黒の1枚。
正統派のカワイイ系アイドルペア。
書いてることはまっっっっったく可愛くないが。

間違いなくこの3色サイクルで最も猛威を振るったカード。
その証明に伝説指定入りし1枚しかデュナミスに入れられない。

常在能力により常に相手のゼクスのパワーを-3000する。そのため直接殴り勝つには15000と「史上最凶 超魔王バール」並のパワーを要求される。
加えて登場時に全体5000ダメージをばら撒くため、上記の能力と併せてパワー8000以下のゼクスは全て吹き飛ばされることになる。

この時点でも十分強いのだが、問題はもうひとつの自動能力。
相手ゼクスを自分のカードで破壊した時、相手の手札を1枚叩き落すハンデス効果。
アグリィちゃん何処でそんなの拾って来たの。
破壊はカードでさえあればバトルによる破壊、効果による破壊のいずれでも構わないうえ、上記の火力能力を自前で備えている都合2~3枚は確実に削り取れる。
このカードを相手にしている限り、ライフからのゼクスの登場は壁になるどころか『殴り殺されるついでに手札も削られる』お荷物と化す。
しかも白のゼクスなので「【破槌招来】ラスダーシャン」にシフトすれば絶界を付与してヴォイドブリンガー対策も出来る。なんだこいつ。

せめてもの救いはハンデス効果は自ターン限定で相手のターン中に迎撃しても効果はないところか。
もっともターンが返ってきた時点で手札はボロボロになっているだろうが……



≪Shooting☆Star≫

E41-054 ≪Shooting☆Star≫(しゅーてぃんぐ☆すたー)
コスト6
アバター
降臨条件:赤のゼクス1枚と白のゼクス1枚と緑のゼクス1枚
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのチャージを3枚選び、トラッシュに置いてよい。3枚置いたならば、ノーマルスクエアにあう相手のゼクスを1枚まで選び、リソースにスリープで起き、あなたのライフが3以下の場合、デッキをシャッフルし、1点回復する。
[起]【有効】『ターン1』スクエア【コスト】あなたの手札を1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、11000ダメージを与える。
パワー12000
浅葱ゆな

赤/緑のプリズムと青/白/緑のペクティリスのデュエットで赤/白/緑の1枚。
ミーリィに対抗して元気系可愛いアイドルペア。

ペクティリス由来のライフ回復とリソース送り、プリズム由来の往復で使える火力とシンプルなカード。
シンプル過ぎてあんまり書くことがない。

パラケルススでも説明したが選択とはいえ相手ターンに11000火力が撃てる超大型ゼクスというだけで十分固く、そのうえこちらも白なのでラスダーシャンで絶界付与が可能。
ライフ3以下の条件はあるがライフ回復も備わっている。ライフシールドでライフを守るユニゾン環境との相性は一長一短。
3色サイクルの中では癖がない分使いやすい1枚。



枢要大罪“強欲” マンモン

B45-075 枢要大罪“強欲”マンモン(すうようたいざいごうよくまんもん)
コスト6
アバター
降臨条件:黒のゼクス1枚と赤のゼクス1枚と緑のゼクス1枚。
[起]【有効】『自分ターン1』スクエア【コスト】あなたのチャージを3枚トラッシュに置く。【効果】あなたのデッキの上から2枚までリソースにスリープで置く。トラッシュかチャージにある、相手のカードを合計3枚まで選び、除外する。
[起]【有効】『自分ターン1』スクエア【コスト】無0【効果】相手のプレイヤースクエアにあるすべてのゼクスを破壊する。破壊したならば、相手のトラッシュにあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、スリープでゼクスのない相手のプレイヤースクエアに登場させる。
パワー12000
ko_yu

新時間軸の黒の世界で強欲の神祖となった世羅ことマンモン。
幼馴染の怜亜ことアスモデウスとは夫婦漫才をする間柄。

ノーコストで相手プレイヤースクエアのゼクスを破壊するという凶悪な除去能力を持っている。『すべて』なので絶界を貫通するため『破壊されない』『効果を受けない』能力以外では対処不可能。
ただし空いたプレイヤースクエアにはトラッシュからコスト3以下のゼクスをスリープで登場させる必要があるが、どのゼクスを登場させるかも選べるため相手にアドバンテージを極力与えずに立ち回れる。

加えてもう一つの起動能力で相手のトラッシュとチャージを除外出来るため、『コスト3以下のゼクス不在のため登場は不成立』に持っていける可能性もあり得る。
ついでにしれっと緑の効果でリソースも伸ばす。

絶界を除去するエンリルを警戒してプレイヤースクエアに引きこもったゼクスも逆にマンモンなら破壊可能なため、このカラーパイを相手にする場合はエンリルとマンモンの両方の可能性を考慮して立ち回る必要がある。



数理妖精(メビウスフェアリー)銀管(アサシン)” リウェット

B45-073 数理妖精“銀管” リウェット(めびうすふぇありーあさしんりうぇっと)
コスト6
アバター
降臨条件:青のゼクス1枚と白のゼクス1枚と黒のゼクス1枚
[常]絶界
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】3枚まで引く。
[自]【有効】スクエア【誘発】相手のゼクスがカードの能力で登場する。【効果】相手は自分の手札を2枚選び、トラッシュに置いてよい。2枚置かなかったならば、あなたのチャージを1枚選び、トラッシュに置いてよい。チャージをトラッシュに置いたならば、登場したゼクスをスリープする。
パワー12000
さんた茉莉

アルクトゥルスが開発した少女型キラーマシーン。
親がアレと思えないほど素直だが、その素直さゆえに嬉々として暗殺などの暴虐を働く。

相手ゼクスが効果で登場した時、手札を捨てるかそのゼクスがスリープするかの選択を押し付ける意地の悪さを発揮する。
スリープするのにはチャージが必要だが、消費は任意なので寝かせる必要がないと思えば使わないことも可能。

相手の展開力を削ぎつつ自身はデフォルトで絶界を持っているため除去に耐性があるなど、良く言えばシステムゼクスとして優秀、悪く言えばとにかく底意地が悪い。
もっとも弱点がないわけではなく、プレイ登場やルールによる登場には反応しないため、ブレイクしてレンジ3を付与したイースや迦陵頻伽のコスト軽減等で畳みかけるなどすればわりとあっさり落ちる。

ちなみに物凄く余談だが、踏み倒しの発生源について一切指定がないため、リウェットを使っている側による登場強制でも効果は誘発したりする。
非常に稀な条件下ではあるので、あくまで余談だが参考程度に。



アルティザン“模倣(イミテータ)” アルクトゥルス

B47-074 アルティザン“模倣” アルクトゥルス(あるてぃざんいみてーたあるくとぅるす)
コスト6
アバター
降臨条件:青のゼクス1枚と白のゼクス1枚と緑のゼクス1枚
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場するか相手のゼクスがカードの能力で登場する。【効果】あなたのデッキの1番上をリソースにスリープで置いてよい。相手は自分のリソースにあるリブートのカードを1枚選び、スリープする。
[起]【有効】『相手ターン1』スクエア【コスト】あなたのチャージを2枚トラッシュに置く。【効果】1枚まで引く。ターン終了時まで、あなたの手札の枚数以下のコストの、現在スクエアにあるすべての相手のゼクスは攻撃できない。
パワー12000
徳之ゆいか/工画堂スタジオ

前回のカード化から約10年を空けて久しぶりにカード化した第4星界の管理者ユークトゥルスことアルクトゥルス。
青の世界の孤児を焚き付けてチャイルドギャング「サメサメ団」を結成させるなど暗躍していた「マミィ・ロングレッグ」の姿。

リウェット同様に相手の展開を阻害する能力を持ち、こちらは相手ゼクスが効果登場したら自分はリソースを伸ばしつつ相手のリソースを寝かせる。
リウェットほど直接的な被害は出さないものの、回数を重ねるほど不利が込んでいくという別方向に底意地の悪い立ち回りを見せる。

加えて現在の手札の枚数以下のコストの相手ゼクスの攻撃を禁じるという防御能力も有する。
『現在スクエアにいる』『手札枚数以下のコストの』ゼクスが対象のため、これ以降に登場するゼクスには影響せず、降臨条件や憑依条件に使うことは可能なのでそこまで嫌らしさはないように見える。
しかし展開をしてからでは手遅れのため、展開する前にアルクトゥルスをどうにかする必要があり、そうなれば今度は別の起動能力やイベントを使ってさらに展開力を削ぐなど計算ずくで徹底的に相手を妨害するのに長けている。

なお攻撃禁止は手札枚数に依存しているので基本的にコスト7が上限ではあるのだが、手札上限を増やすニュー系統や「戦風の調律師フォスフラム」など相手ターンに使えるドローエンジンを絡めればその限りではなく、こうなるとコスト8以上のゼクスですら止められてしまう。
相手ターン依存の能力ばかりなので攻め手として強いわけではないが、とかく妨害においてはトップクラスというピーキーなカード。
あとリソース寝かせる効果はしれっと化けの皮と一緒に白も脱いだはずの本体も持って行った。



≪お姉ちゃんの心得≫

E41-052 ≪お姉ちゃんの心得≫(おねえちゃんのこころえ)
コスト6
アバター
降臨条件:青のゼクス1枚と黒のゼクス1枚と緑のゼクス1枚
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】1枚まで引く。
[起]【有効】『自分ターン1』スクエア【コスト】あなたのチャージを3枚トラッシュに置く。【効果】以下の効果から1つ選び、解決する。“ノーマルスクエアにあるすべての相手のゼクスを好きな順番でデッキの上に置く。”“相手は自分の手札を4枚選び、トラッシュに置く。”“あなたのデッキの上から2枚リソースにリブートで置く。”
パワー12000
ぽしー

黒/緑のアラネと青/緑のエンジュのデュエットで青/黒/緑の1枚。
墓城七姫の三女とアイドル組最年長のお姉さんペア。

『相手ゼクス全てをデッキバウンス』『4ハンデス』『リソース2追加』のうちから好きな効果を選んで解決出来る、汎用性特化型のカード。
どの効果も十分に強いが、デッキバウンスは絶界貫通に加えてデッキトップ=ドロー固定というのが光る。
リソースの追加もエンジュ由来でリブートインのためすぐに使え、ハンデスも4枚と半分以上持っていく。
アグリィといい墓城はそこらにハンデスでも転がってるのか。

起動能力なので撃つタイミングを任意で選べるのも長所。降臨にパニッシャーを使ってチャージが足りないという事態も後追いでケア出来る。
おまけ程度にドロー効果も付いているので多少の息切れ防止にもなる。
状況に応じて取れる択がどれも強く目移りしてしまうのは贅沢な悩みか。



三蛇龍王 和修吉

B47-075 三蛇龍王 和修吉(さんだりゅうおうう゛ぁーすき)
コスト6
アバター
降臨条件:緑のゼクス1枚と白のゼクス1枚と黒のゼクス1枚
[常]【有効】スクエア【効果】あなたのチャージ1枚につき、このカードのパワーを+1000する。
[起]【有効】『ターン1』スクエア【コスト】あなたの手札を1枚トラッシュに置く。【効果】スクエアにある相手のゼクスを1枚選び、このカードのパワーの半分に等しいダメージを与える。
[起]【有効】『自分ターン2』スクエア【コスト】無2【効果】あなたのトラッシュにあるコスト8以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー12000
斯比/工画堂スタジオ

バキエル同様旧時間軸から3色を持ち越した和修吉。
八大龍王ではなく三蛇龍王を名乗る。

『絶界の聖戦』に登場した「ロウブリンガー ローツェ」に似た、自身のパワーの半分を火力として飛ばす起動能力を持つ。
スクエア指定のためプレイヤースクエアにも届くのは「≪Last♪Sisters≫」と同じだが、あちらと違い数値が半分かつコストが手札のため自身でも殴れるという強みがある。
チャージ枚数によって自身のパワーを強化する常在能力を備えているので、16000までは自前でパンプアップ可能。
加えて相手ターンの迎撃札としても使えるので、上限追加を噛ませたチャージの枚数次第では化ける。

さらに2コストを支払ってコスト8以下のゼクスを2回蘇生する起動能力を持っているため、盤面製圧能力が非常に高い。
特に本来なら相容れないはずの「百花に願う安寧 紅姫」のゼクステンド・ドライブとの相性がすこぶる良好。使ったリソースをデッキに戻しリブートで再投入することで2回目のコストも確保出来る。

カラーパイ、チャージ参照、コスト8指定という点からフォスフラムやクレプスあたりと組ませると安定して強さを発揮する。




ソルの項目を模倣する。私こそがマミィ・ロングレッグであり、次代の指導者だ。……ああ。追記修正は楽しいね! ~アルクトゥルス~

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最終更新:2025年05月15日 01:19

*1 規定枚数のリブートのゼクスを破壊して登場する。

*2 たとえばゼクス2枚で憑依する場合、エクストラに+1した分憑依元は+2されているため差し引き-1となる。