精神の魔人アニムス

登録日:2015/01/18 Sun 15:04:59
更新日:2025/05/06 Tue 19:40:30
所要時間:約 30 分で読めます





私、クマちゃんがいるから
全然さびしくなんかないよ!





滅びが始まった……。
もう誰も止められない……。



Z/Xに登場するゼクスの1体。


【目次】
+ 開く



◎キャラクターとしてのアニムス




黒の世界のディアボロス。
ストーリーでの絡みはソトゥミサ放送局のゲスト回が初出だが、名前自体はそれ以前の回やソトゥ子のツイッターでも出ている。

自称・永遠の13歳*1
実際は10歳と間違われるほど小柄。平成25年度の10歳女子の平均身長が140cmなのでおそらくそのくらい。
胸も「お察し」らしいがイラストによっては微妙に成長してるように見えなくもない。

性格面も子供っぽく、子供扱いされると機嫌を損ねる。
その際の言動も「ぷんすか!」「つーん」など、節々に幼げな印象を受ける。
また、意外と食いしん坊。


仮面の材質は宝石で、属性は色欲。
固有の能力として『精神の魔人』の二つ名の通り、他者の精神、心の声を聞くことができる。
ただしこれは自身で制御できず、聞きたくなくても聞こえてしまう。

この能力と後述の性質を疎まれたために人のいない辺境のお屋敷に隔離され、家族と呼ぶ自作したり拾ったりした13体のぬいぐるみと共に生活している。
ちなみにこのお屋敷、アニムスが生活している部屋以外に体育館並に広い部屋があるなど事実上の幽閉施設にしては妙に豪華な造りになっている。


人間だったころはぬいぐるみ職人の娘で、父親に習って作ったクマちゃん、ウサちゃん、ネコちゃんの3体がお気に入り。
特にクマちゃんはどんなにボロボロになっても修繕してずっと一緒にいる仲で、能力が暴走して寂しさカウントがリセットしても最初からいる。

ぬいぐるみたちは黒の世界の幽鬼、簡単に言えば浮遊霊が憑依していて自律行動が可能。
稀にまだ生きている存在の生霊が入り込むことがあり、器を求める幽鬼と違い元の身体に戻りたいと願ってもアニムスの許可がないと戻れない。

なおお気に入り3体に冥府への水先案内人アントラーさんの固定4体と残りの9体以外によく黒ヤギのぬいぐるみが紛れ込んでいるが、このぬいぐるみだけはアニムスの家族ではない。
実はプレデターに食べられて死んだ父親の霊魂がぬいぐるみに憑依して娘を見守っているというのが真相。友人や仲間といえる存在が少しずつ増えていることに安堵しているが、当面成仏する気はない模様。


良かったなアニムス。もう独りじゃないな。
……だからって逝かないぞ? 親馬鹿で悪いな!


普段は自室で彼ら家族とおままごとをしたりお菓子を食べたりして過ごしているが、本心では「ほんとの家族が欲しい」と思っているように他者とのふれあいに飢えている。
ただし人付き合いの経験が浅く、ちょっとしたことで癇癪を起すため相手にすると非常に面倒くさい。
そして面倒くさいと思われたことを読み取ってしまい、傷ついてまた不機嫌になり……と負のスパイラルに陥る。
能力を疎まれ隔離されたり、逆に利用しようとして近づいてきたのを読み取ったりで人間不信気味というのも厄介さに拍車をかけている。


アニムスが寂しくなるとそれを慰めるようにぬいぐるみが出現し、13体全員が揃うとアニムスの寂しさがピークに達したことを意味する。
その瞬間、クマちゃんが普段は自分が装着している仮面をアニムスに被せたのを起点に裏の人格が表出し、やぶれかぶれになって周囲一帯のものを滅ぼし尽くしてしまう。
たとえアニムス自身が裏人格になりたくないと拒絶しても、このクマちゃんの行動とアニムスの変貌は止められない。


もう……誰にも……止められない。
こんなにさみしい思いをするくらいなら、
みんなみんな、みんなみんな、いなくなればいい……。


ただし暴れるのは周りのぬいぐるみでありアニムス自身の耐久力は見た目通り。
なのでアニムスを気絶させたり行動不能にすることで未然に防ぐことは可能。
また、爆発の威力もその時のぬいぐるみの数に比例し、1体でも欠けると大幅に威力が落ちる。

寂しい判定の具体的な地雷は子供扱いする、羨ましいと思わせる、面倒だと認識する、ぬいぐるみを侮辱する、夜にトイレに行こうとして怖がるなどなど多岐にわたる。
さらには『楽しい時間が終わってしまう』という真っ当で純粋な寂寥ですらアウト判定に引っかかる。

本人に悪気がなく、ただ感情の制御が出来ないだけというのも最高に手に負えない。

また、わざわざ12体のリーチをかけた状態で登場したり、手刀による気絶対策に厚さ10mmのチタン製首輪を装着してきたり、お約束というか故意犯的な面もある。

アニムスちゃん面倒かわいい。


物販で販売されたベッドシーツに付属のシチュエーションドラマCDは『恋人(=聞き手)と一日デートを楽しむ』という内容になっている。
人気のラーメン屋(二郎系)に興味を持って突撃したり、お嫁さん姿の想像に慌てふためくなどひたすらいちゃいちゃの甘い展開を楽しめる。


その後、名古屋観光に訪れたことで本格的に本編に参加。

ちょうど《(ディンギル)》との最終決戦に臨んでいた大和と邂逅し、キラーマシーンの大群を相手に共闘。
家族を6人も失う大決戦となり、普段なら自然に幽鬼が宿るのを待つのを能動的に儀式で定着させようとしたところ、『素直でカッコいい魂』を希望したケンタウロスさんのぬいぐるみにヨグ・ソティスの精神攻撃からイリューダを庇い幽体離脱したガルマータの魂が宿ってしまう。

その後も感情爆発を受け流した大和とクレプスに関心を持ち、行動を共にしたことでガルマータと縁のある綾瀬と接触。
ミサキの元へ戻るため、綾瀬に協力を求めるガルマータの思念を通訳した。

ちなみにこの時、大和にしょうもないダジャレのネタにされた。

飛鳥「その娘は?」
大和「娘のアニムスだ」
飛鳥「は?」
大和「兄の娘だけになッ!」
大和にパパ活疑惑が浮上しないかが心配される。

うららによる幻夢郷への招待にも同行し、ガルマータは綾瀬に預けゆたかたちと水遊びしたり大和を誘って王城の探検を楽しんでいる。
終戦後はきさらと協力してイースとスイの魂コネクトの分離にも助力するなど、降霊術師としての能力を発揮。


新時間軸への以降後は大和との縁からかクレプスに代わって大和のパートナーゼクスのポジションに居付く。大和自身も本当にアニムスがパートナーだったかは違和感を覚えている。
飛鳥の家に居候しフィエリテとTVのチャンネル合戦を繰り広げるなど和やかに過ごしていたが、飛鳥とフィエリテが旧時間軸の記憶を取り戻したことでその記憶を読み取り、綾瀬を追う二人を見送る。
その後は大和と共に飛鳥を追い、途中でガルマータと合流。紆余曲折あって旧時間軸の記憶を持つリルフィとも再会し、トライバル・トランサーの襲撃などトラブルに巻き込まれつつリルフィの中に宿る『先生』の魂の分離に成功した。


肉体改造を行うディアボロスらしく、悪魔的な二対の翼や先端がハート型の尻尾、頭部右側に角などを持っている。翼と角は仮面を被った時に生えてきたらしい。
これらの装飾は特に機能があるわけではなくただのファッションで、翼の先端がトランプのスートなのもトランプをモチーフにした物語*2が好きだからという理由である。
飛行機能自体は備わっていて、ちょっと頑張れば人間一人抱えて飛ぶことも可能。

また、ディアボロスは仮面を被ると魂が複製され、元々の魂は複製の生贄になることで寿命として還元される仕組みになっているのだが、アニムスの場合はさびしがり屋という気質がコピーの魂にも継承され、「ひとりぼっちになりたくない」という思いからオリジナルの魂が冥界に送られずそのまま肉体の主導権を維持している。
殺戮モードで表出しているのがディアボロスとしてのコピーされた魂の人格。


アプリ『Code Overboost』では配信当初から実装。初期レアリティはUR。
また、イベント限定の[サンタ]バージョンも存在。こちらも初期レアリティはUR。

主人公である『先生』のことは、自分の能力を怖がらないということもあって非常に懐いている。
ただし子供扱いしたり放置して寂しがらせると癇癪を起こすのは相変わらず。

地味にリゲルと同じコスプレ手芸部に所属している。

本編でも知り合いなソトゥ子ことソリトゥスの他、意外なことに紆余曲折あって八宝美神の創設者マスティハとも友人。
どちらも面倒くさいクセの強い性格だが、ライバルであるローリエやペクティリス以外の八宝美神が実装されずぼっちのマスティハにとってはほぼ唯一の友人のため、若干依存されてる。
というより心が読めるアニムスはマスティハのような素直じゃないツンデレに対してはわりと優位に立てるので、この関係性もある意味当然というべきか。


オーバーブースト技は『もふもふキングダム』(通常)と『私のキモチ、うけとって!』(サンタ)。
通常はTPを回復させることで放つ高威力の単体攻撃とスキルによる全体攻撃で戦う後衛アタッカーで、サンタは注意を引き付けつつ反撃や吸収で攪乱する前衛タンク。


ちなみに覚醒イラストは通常が「アニムスと愉快な仲間たち」(Z/XR版)でサンタが「原罪の覚醒アニムス」のもの。



◎カードとしてのアニムス

B03-102 精神の魔人アニムス(せいしんのまじんあにむす)
コスト7
ディアボロス
[常]【P】「アニムス」【効果】スクエアにあるこのカード以外のすべてのあなたのコスト7のゼクスのパワーを+2000する。
[自]【P】「アニムス」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのトラッシュにコスト7以上のゼクスが13枚以上ある場合、あなたのトラッシュにある「同名」以外のコスト7以下のゼクスを3枚まで選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー10000
にもし/工画堂スタジオ
※2015.7.16エラッタ適用
※2025.2.14リビルド適用


第三弾『五帝竜降臨』に収録。
1カートン=12箱に1枚ずつ封入されているZ/XR(ゼクスレア)という最上級レアカードの1枚。
ポイント交換はシステム自体が終了したが、それ以外でもたびたび再録されているので入手自体は現在ではわりと容易。


コスト7、パワー10000と可愛らしい見た目に反して高いパワーを有しているが、おそらく大半は上述の通りぬいぐるみの力だと思われる。


能力は、登場時にトラッシュにコスト7以上のゼクスが13枚あると、コスト7以下を3枚までリアニメイトできる。
ややこしいがカウント対象が7以上、蘇生対象が7以下である。

Z/XRは総じて専用構築が必要なほどピーキーな能力を持っているが、アニムスはその中では特に達成しやすい部類に入る。
というのも、アニムス自身の色がトラッシュの利用に最も長けた黒であるため、カードプールが増えればそれだけ蘇生対象も墓地肥やしも増え、結果として専用のサポートを与えられなくとも自動的に使い勝手のいいパーツが貰えるのである。


能力を達成できれば切り札級のゼクスを一度に3体も出すことができ、状況にもよるが勝敗を決することも少なくない。


当初はアニムスでアニムスを釣り上げ、条件が揃っていれば連鎖させることも出来たが、
『複数の効果が同時に誘発した場合、ターンプレイヤーが好きな順に処理する』
『その際誘発したカードの処理時点での有無に関係なく効果はスタックされる』
というZ/Xのルール上、複数効果の同時誘発が日常茶飯事なアニムスは処理が一層複雑化する。
また、カードプールの増加に伴いアニムスの効果を達成する難易度が下がり、カード開発においてアニムスを意識せざるを得ない状況になったため、アニムス自身を出せないようエラッタがかかることになった。


その後も相性のいいカードや、「アニムス」を指定したサポートカードなどが増えた結果、汎用カードとしての限界と判断されたのかリビルドという名のさらなる下方修正を受ける。
シュブニ・グ&テオゴニアス、デスティニーベインに続く3枚目のゼクスからのプレイヤー昇格により、プレイヤー指定されたカードとの併用が事実上禁止となった。


プレイヤー縛りと引き換えに、常在能力で自身を除くコスト7のゼクスのパワーを常時+2000するという強化を獲得。
絶界を持つ[オーバーブースト]が12500に強化されるほか、リビルドと同時に追加されたフィーユ・ドールや「レプリカXIII」のパワーの低さを補うことができる。
また、強化対象外なのは「同名」ではなく自身だけなので、2枚並べば相互に+2000の恩恵に与ることは可能。


このように環境を振り回すほどの強力なカードではあるが、そのぶん弱点も多い。


Z/XRの中では最も達成しやすいと前述したが、あくまでカードプール増加の恩恵をダイレクトに受けやすいというだけで、専用構築が必須なこと自体は他のZ/XRと変わらない。

Z/Xはデッキ構築のルール上、IG(イグニッション)アイコンを持つカードを過不足なく20枚投入する必要があり、これらのカードは基本的に低コストのゼクスか中コスト帯以下のイベントのためアニムスの条件達成に関与しない。
例外として後述するピュアティ・ドールと「SSD #7 エキノルアイニ」がいるが、エキノルアイニは青と黒の混色のためイデア軸型とは相性が悪いうえ、ヴォイドブリンガーの枠をミカエル・ドールと競合する。

よって残る30枚の非IGアイコン枠にコスト7のカードを20枚前後投入する必要があり、結果としてコストに対するカード枚数の比率、所謂マナカーブが異常なデッキになる。
アニムスの登場当時に比べるとサポートカードの増加により改善されたが、序盤に大型のカードばかり手札に来て動けないリスクが無くなったわけではないという点は注意が必要。


また、トラッシュに大型カードをストックしていく必要があるため、トラッシュ除外やデッキ送りにはめっぽう弱い。
特に赤か黒があれば登場可能な汎用パニッシャー「魂竜巫 メイラル」はお手軽に使いまわせてかつ一度に2枚も除外されるため天敵。


ネクスト・フロンティアで追加された新規プレイヤー「ミスティカ・サンクトゥス」も、ノーマルスクエアにあるゼクスのコストを最大9下げる「グラムの災い」リンクが大型ゼクスを展開するというメリットを帳消しにするうえ、リビルドで追加されたパンプアップ効果に対してメタを張っているため相性最悪。


このように付け入る隙も大きいため、相手取る場合はそれらを意識して立ち回る必要がある。
もっとも基本的な弱点はあるとはいえ、コスト7であればなんでも採用可能という汎用性と型の幅広さがアニムスの長所であり、トラッシュに落ちたカードから最終的にどのような展開を目指しているのかを把握する必要がある。
使う側、使われる側どちらにせよ幅広いカードの知識が求められるという点で、プレイヤーの力量が試される面白いカードと言えるだろう。



ちなみに、その豪快すぎる能力からポイントキャンペーンでPR版が初お目見えした際にも注目自体はされていた。

そして、三弾発売日。
運良く引き当てZ/XR版のイラストを見たプレイヤーは驚愕した。なぜならそのイラストは……






可愛いのである。





可愛いのである!





とっても可愛いのである!!



※大事なことなので三回言いました。


そこにいたのは大事なぬいぐるみのクマちゃんを抱いた、ふわふわゴスロリ服の美少女。

PR版の無表情な殺戮モードとは打って変わった、にもし氏の描くロリぷにな笑顔に心射抜かれたプレイヤーは数知れず。


結果、一時期のアニムスはカードショップのレートにおいて(ゼクスに限れば)リゲル系のホロに次ぐナンバー2の地位を確立していた。
同じくアニムスが描かれたマインドデザイアのホロ版も、コモンではトップクラスだったということからその人気も窺えよう。

デスティニーベインなど相性のいいカードがやや高めだったということもあって、0からデッキを組むと2~3万円ほどはする、比較的安価なことに定評のあるZ/Xではほぼ唯一の札束デッキに自然となってしまっていた。
現在はカードのインフレもあってアニムス自身に向かい風なことや、アニムス含むパーツの価格降下もあって全盛期に比べれば落ち着いている。

また、通常PR版はZ/XR版に比べ価格で劣るのだが、交換期間が限られている都合で時間が経てば経つほど需要に対する供給が少なくなるためこちらも割高。

ローレンアニムス流行期はさらに跳ね上がったが、エラッタ適用後によるデッキタイプ瓦解後は落ち着いた。


……かと思った?


なんとエラッタ発表直後にEXブースター第5弾『蒼海の大決闘』に唯一のZ/XRとして再録。
13弾以降の新規フレームでエラッタを適用した文面、イラストはブースターのテーマに沿った、真夜中の海で遊ぶ水着姿のアニムス。
一部では萌え狂い発狂する者、虚ろな目でカートンを予約する者が発生したとかなんとか。

またポイントキャンペーンが行われなかったため、第三弾が生産終了して新規入手が実質不可能ということもあり、発売前に予約で在庫が尽きるという異常事態を巻き起こした。


さらにEXブースター第10弾『オール☆ゼクスターズ』ではシークレット枠のCVRに。
ドラマCDでアニムスを担当した加隈亜衣のサイン入りで再録される運びとなった。

またプレミアムパック『ゼクプレ!』にてPR版が再録。こちらは枠が新版仕様のためホロはイラスト全面が見えるようになっている。
『ゼクメモ!』再録のものは水着版イラストを採用している。

エラッタによる調整を受けてなお、あの手この手で多くのプレイヤーを引き付け、そして絶望を叩きつける魔性の少女。
やはり彼女もまごうことなき色欲属性の魔人であった。

そして……


◎その他のアニムス



私を怒らせたらどうなるか……神様なら知ってるよね……。
みんないなくなれ。



私を刺激しないで……。
感情爆発の瓦礫の後片付け……
誰がすると思ってるの……?

・原罪の覚醒アニムス

E07-039 原罪の覚醒アニムス(げんざいのかくせいあにむす)
コスト4
ディアボロス
[*]ウェイカーLv2(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が2枚以上あると有効。)[起]【有効】スクエア【コスト】あなたの手札にあるコスト5以上のカードを1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び破壊してよい。あなたのトラッシュにあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、スリープでゼクスのない◎のスクエアに登場させてよい。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
パワー6000
にもし/工画堂スタジオ
※◎は自軍エリアと中央エリア左右

EXブースター第7弾『真竜の戦歌』に収録の新たなアニムス。レアリティはSR。

ウェイカーに覚醒し、長く伸びた角は一対に増え翼がドラゴンのような禍々しい形状に変化している。
また顔立ちは通常モードに近いが仮面を装着しているのとフレーバーテキストは殺戮モードに近い。
ちなみにひとしきり暴れたあとの片付けはちゃんと自分でしてる模様。


「精神の魔人」と比べると、能力の派手さは失われているが堅実かつ強力な能力。
手札1枚というコストで相手ゼクスをコストやパワーに関係なく破壊し、トラッシュの小型ゼクスを1体リアニメイトできる。

スリープインのためリアニメイトしたゼクスで攻撃することはできないが、「墓城の道化プーニーレ」などの登場時に効果を発揮するゼクスと組み合わせて能力を使いまわせる。
ウェイカーアッパーのゼクスを置けば一気にLvを上げるという芸当も。
他にも、次の自ターンでリアニメイトしたゼクスとディンギルの降臨条件に使うのも案。

また相手ゼクスの攻撃もPSからのレンジ攻撃を除けば1回は無効化できるため、壁を置くことも込みでコスト4としては非常に堅牢。
条件もLv2と比較的軽めなので最速を狙うことも不可能ではない。


欠点は、コストとして捨てる手札にコスト5以上という制約が付いていること。
しかし逆を言えば高コストゼクスを無駄なく捨てることができ、「精神の魔人」との相性が極めて良いということにもなる。

白や赤のウェイカーの覚醒条件の弾を用意するという使い方も可能なので、様々なデッキに投入を検討できる柔軟性の高いカードとなっている。



その後、第20弾にておこなわれたボックス封入の葉書による人気投票では有効投票330/7606票を獲得し、投票があった445キャラクターの頂点に君臨しアニムス主役のドラマCD制作が決定した。
ドラマCDには恒例のおまけカードがあるわけだが……



フィーユさん、リゲルさん、ミカエルさん、
私を楽しませてくれたら、帰してあげる。

・アニムスと愉快な仲間たち

P21-035 アニムスと愉快な仲間たち(あにむすとゆかいななかまたち)
コスト3 IG
ディアボロス
[常]オーバードライブ(【有効】スクエア【効果】このカードがイグニッションで登場していたか、ライフからプレイされて登場していた場合、このカードの元々のパワーは15000になる。)
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から10枚公開し、その中にあるカード名に「ミカエル」か「リゲル」か「ピュアティ」か「フィーユ」を含むカードを2枚まで選び、トラッシュに置き、残りを元に戻し、シャッフルする。2枚置いたならば、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚まで選び、破壊し、あなたのトラッシュにあるカード名に「アニムス」を含むゼクスを1枚まで選び、手札に戻す。
パワー4500
斎創
※2025.2.14リビルド適用

ドラマCD『さみしがりアニムスとぬいぐるみフレンズ』の同梱特典カード。
イラストはにもし氏ではなくZ/Xお抱え絵師の一人斎創氏。
『オール☆ゼクスターズ』ではZ/XRで封入。本家にもし直々の一位記念イラストに差し替わっている。

人気投票の結果を反映し、2~4位の4名をデッキから捨てることでトラッシュを肥やしつつ相手ゼクスを破壊し、さらに「精神の魔人」をサルベージ出来る。
後にリビルドによりオーバードライブ能力を獲得したほか、サルベージ対象も「アニムス」名称全般に拡大された。

オープン枚数は「マインドデザイア」よりも多く書いてあること自体は強力なのだが、参照するカードに「アニムス」自身を含まないことに加えて、
  • ミカエル…トラッシュに大量のイベントを要求するためアニムスとは噛み合わない。
  • リゲル…組み合わせはしやすいもののアニムスで組むより純粋なリゲル軸の方が使い易く強い場合が多い。またアニムスリビルド後はプレイヤー指定が競合する。
  • ピュアティ…リソースを増やすという方向性からアニムスと若干コンセプトがずれる。
  • フィーユ…上記リゲル、ピュアティの悪いところ取り。
と、微妙に組み合わせにくいカードが多い。

……ところが2018年夏、プレミアムパック『ゼクプレ!』の発表と同時にあるカードが公開された。

ZP01-021 撃ち抜く人形リゲル・ドール(うちぬくにんぎょうりげる・どーる)
コスト7 ES
トーチャーズ
[自]エヴォルシード スクエアかトラッシュにあなたのカード名に「アニムス」を含むカードがある場合、あなたのデッキの1番上のカードをトラッシュに置き、ノーマルスクエアにある相手のコスト5以上のゼクスを1枚選び、破壊する。
[自]【有効】トラッシュ【誘発】あなたのカード名に「アニムス」を含むコスト7以上のゼクスが登場する。【効果】スクエアにあなたの「撃ち抜く人形リゲル・ドール」がない場合、このカードをリブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させてよい。
パワー10500
ぽしー

「リゲル」名称を持ちながらその実リゲルとは関係なくそもそも青のゼクスですらない、アニムスサポート完全特化型のトーチャーズ。
リゲルの人気を耳にしたインウィディアが思いつきで作らせたらしい。
また、アニムスの手元にはリゲルをモチーフにしたサイボーグさんのぬいぐるみとして残っている。

デッキからトラッシュに落ちることで、エヴォルシードによりさらにデッキを削りながら相手の大型ゼクスも破壊する。この効果で2枚目が捲れた場合は当然倍プッシュ。
コスト7なのでトラッシュで「精神の魔人」の頭数になりつつ、コスト7以上の「アニムス」登場時に1枚限定でリアニメイトができる。スクエアにおいては準バニラ扱いだが壁役やアタッカーとして十分に機能するだけのパワーもあるうえ、能力がないことが逆に幸いして降臨条件や憑依条件の種としても使いやすい。

ただし踏み倒しが誘発するのはコスト7以上という条件のため、コスト4の「原罪の覚醒」やIG持ちアニムスでは誘発しない。
また、「Aウィルスハザードのアクターレ」がいるとアニムスが「アクターレ」になってしまうので誘発しないが、逆にアニムスで先にアクターレを釣った場合はトラッシュにあるリゲル・ドールがあるだけ全員蘇生可能になる。

なお、ES能力はカード名「アニムス」指定のためプレイヤーカードの「アニムス」でも適応され、プレイヤーがアニムスなら実質無条件で有効になる。


さらに2024年末、キャラクターデッキアニムスにてプレイヤー昇格と同時に残る3種のドールも追加された。

G37-007 風を導く人形ミカエル・ドール(かぜをみちびくにんぎょうみかえる・どーる)
コスト3 IG
トーチャーズ
[S]ヴォイドブリンガー(【有効】スクエア【効果】このカードがライフから登場する際、あなたのライフが相手のライフ以下ならば、スクエアにあるゼクスを1枚まで選び、トラッシュに置く。)
[自]【P】「アニムス」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの1番上をトラッシュに置いてよい。
[起]【P】「アニムス」【有効】スクエア【コスト】このカードをスリープする。このカードをデッキの1番下に置き、スクエアにあるあなたの黒のゼクスを1枚破壊する。【効果】あなたのトラッシュにある黒のコスト7のゼクスを1枚まで選び、手札に戻す。
パワー4500
九十三/工画堂スタジオ

ミカエルをモチーフにした天使さんのぬいぐるみ。

コスト3ヴォイドブリンガーという基本能力に加えて、登場時のデッキ削りとトラッシュからのサルベージ能力を持つ。
このサルベージ能力が肝で、自身が攻撃出来ないというデメリットと引き換えに、コストで黒のゼクス1枚を破壊する=行動済みのゼクスを破壊してスクエアを空けるメリットを持つ。
起動能力なので発動タイミングを自分で選べるというのも強み。
スタートカードも破壊可能なため、序盤のうちに割ってアセンションに張り替えるという動きも可能。
使うとデッキ下に戻ってしまい再利用出来ないというデメリットがあるが、アニムスのサーチ型デッキ削りはチェック後にデッキをシャッフルする効果ばかりのためあまり気にならない。
サルベージ対象はコスト1で登場させられる「レプリカXIII」あたりが狙い目。

序盤から終盤まで役に立たないことがない、非常に強力な1枚となっている。

G37-008 咲き誇る人形ピュアティ・ドール(さきほこるにんぎょうぴゅあてぃ・どーる)
コスト3 IG
トーチャーズ
[常]【P】「アニムス」【有効】デッキとトラッシュ【効果】あなたのトラッシュが10枚以上ある場合、このカードのコストを+4する。
[自]【P】「アニムス」【有効】スクエア【誘発】このカードがプレイされて登場する。【効果】あなたのデッキの上から2枚までトラッシュに置く。
[自]【P】「アニムス」【有効】スクエア【誘発】このカードがスクエアから離れる。【効果】あなたの手札にある元々のコストが7のゼクスを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、1枚引く。
パワー4500
瀬川るな/工画堂スタジオ

ピュアティを模した狐耳獣人さんのぬいぐるみ。

トラッシュがある程度増えるとデッキとトラッシュでコスト7になる効果を持ち、「精神の魔人」の頭数としてカウントしたりしたり、マインドデザイアで対象に取れるようになる。
『IGアイコン枠は「精神の魔人」の条件に絡まない』というデメリットを帳消しにする反面、トラッシュでコスト7になる都合上コスト3の踏み倒しで対象に取れない欠点がある。
もっともピュアティ・ドールの登場時効果はプレイ限定なので、踏み倒し対象に取る旨味はあまりないが。

また、登場時のデッキ削り効果はプレイ限定だが代わりに『スクエアを離れた時』指定で手札を捨ててドローする効果を持つ。
バウンスやリソース送りなどの破壊しない除去にも対応しており、手札でだぶついたコスト7のゼクスをトラッシュに送れるため、出た時点で最低限の仕事はする。
リゲル、ミカエル、フィーユの人形に比べると派手さはないが、サポーターとしての堅実性に優れる1枚。


G37-013 踊り誘う人形フィーユ・ドール(おどりさそうにんぎょうふぃーゆ・どーる)
コスト7
トーチャーズ
[起]【P】「アニムス」【有効】スクエア【コスト】このカードを破壊する。【効果】ノーマルスクエアにある相手のコスト5以下のゼクスを1枚選び、破壊する。あなたのトラッシュに黒のコスト7以上のゼクスが10枚以上ある場合、あなたのトラッシュにあるカード名に「アニムス」を含むゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのない◎のスクエアに登場させる。ターン終了時まで、あなたは「同名」のこの能力をプレイできない。
パワー9000
茶椿/工画堂スタジオ
※◎は相手プレイヤースクエア以外

フィーユを模した猫耳獣人さんのぬいぐるみ。
フィーユはライオン耳では? というのは禁句。

パワーは能力持ちコスト6相当の9000と「精神の魔人」を下回るほど低いが、代わりに自壊をコストとした除去と「アニムス」蘇生能力を持つ。
自身のいたスクエアと相手ゼクスのいたスクエアの2面空くのが強みで、自身が攻撃して相手ゼクスを破壊していれば合計3面空くので「精神の魔人」に繋ぎやすくなる。
また、フィーユ・ドール自体がコスト7のため、「精神の魔人」や「レプリカXIII」で蘇生しやすく、蘇生を連鎖させやすいのが強み。パワーの低さも「精神の魔人」がいれば+2000されアークゼクス帯までは届く。

トラッシュ行きではなく破壊による自壊のため、チャージコストを捻出するのにも使えるなど、どの面で見ても非常に使い勝手がよい1枚になっている。
欠点としては耐性の類は持たず、自壊前の攻撃で除去されるのには滅法弱いところか。


以上4種の追加とリビルドによるオーバードライブ獲得により、アニムス軸のデッキであればどの型でも格段に採用しやすくなった。


私を連れ出すつもりなの? 私わがままだよ? 二重人格だよ? 13人の家族もついて来るよ?
どうなっても知らないよ? 知らないからね!

Kaleido Desire Engage

うっかり殺しちゃうかもだけど、私を見捨てないでね!

・華望契騎アニムス

ZP01-040 “華望契騎”アニムス(かぼうけいきあにむす)
コスト7
オーバーブースト/ディアボロス
[常]絶界
[起]【有効】スクエア【コスト】あなたのチャージにあるゼクスを2枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを2枚まで選び、破壊する。あなたのトラッシュにあるコスト7とコスト3のゼクスをそれぞれ1枚ずつ選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。ターン終了時、そのゼクスを破壊する。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
パワー10500
にもし/工画堂スタジオ

『ゼクプレ!』にてイグニッション・オーバーブーストの力を得て契騎となったアニムス。
「原罪の覚醒」以降の姿で、恒例の絶対領域に加えノースリーブの腋チラが眩しい。
誰か*3に連れられてお屋敷を飛び出したようだが、その選択がどう転ぶか……

[オーバーブースト]共通のスペックとしてコスト7とパワー10500と絶界を持つがイベントで誘発登場するので実質コスト3。

コストにチャージ要求という点も25弾までのサイクルと共通だが、アニムスの場合はチャージにカードがなくとも契れるので登場後に用意しても構わないという点で少しだけ柔軟性で上回る。

効果は相手ゼクスの多面除去にコスト7と3固定のリアニメイトと、「精神の魔人」「原罪の覚醒」を意識したデザインになっている他、名称指定などはないので汎用として使える非常に強力な1枚。
またコスト7の「アニムス」なのでリゲル・ドールの誘発条件も満たせると至れり尽くせり。

コストが指定されているので『[オーバーブースト]がいるときに効果を発揮するVBサイクル』を釣るなどはできないが、ディンギルの降臨に使うなどでターン終了時の破壊を回避したり、ウェイカーレベルを上げて後続のカードに繋げるだけでも最低限の仕事はする。
コスト7の方も「王権代行者ホワイトクイーン」で張り替えてさらに2体破壊したり、破壊を逆手に取って「コラールの料理人テツジン」で相手ゼクスをデッキバウンスしたり、手札2枚を切ってチャージから再登場できる「幸せのエンゲージ ムランジェ」と組み合わせてトラッシュを肥やすということもできる。

注意点としては「精神の魔人」軸で使う場合、デッキに入れるのはイベントカードのためまた枠の取り合いになる点。
逆を言えば、「マインドデザイア」などと併せて積むことで「ミカエル」系の条件もついでに満たせるというメリットにもなる。



プレゼント交換しようよ!
私が好きなもの分かるよね? ね? ね?

・カレイド・サンタ アニムス

P26-019 カレイド・サンタ アニムス(かれいど・さんたあにむす)
コスト7
ディアボロス
[*]ウェイカーLv3(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が3枚以上あると有効。)[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場するか破壊される。【効果】あなたの手札にあるカードを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、あなたのトラッシュにあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー10500
にもし/工画堂スタジオ

ゼクストリーム2018 winterの物販購入特典。
やや露出多めのサンタ衣装に特大のキャンディケインを持った姿でプレゼント交換を提案している。
心の声を聞くことでプレゼントの中身を先読みしてしまうのでは……?
このイラストを使ったタオルケットも同物販で販売。

「原罪の覚醒」と「“華望契騎”」の合いの子のような能力で、登場時と破壊時の両方でコスト3以下のゼクスをリアニメイトする。
その際手札をコストにするため「精神の魔人」と「華望の契り」の条件を満たしやすくなる。こちらは以下指定なのでコスト2でも蘇生可能。

ノーマルスクエア限定なのでPSの壁にすることはできないが、Lvを上げたりディンギルの弾にしたりと応用性は高い。
自身と登場させたゼクスを降臨条件の種にして破壊することでさらに誘発して追加リアニメイトもできる。その際は手札の枯渇に注意。
もちろんコスト7の「アニムス」なのでリゲル・ドールも誘発する。一気に盤面を埋めて畳み掛けよう。


そして2020年のゼクストリーム@オンラインにてA-Z、ミカエルといったZ/X黎明期の人気キャラクターとともにフィーチャーされたエクストラブースター『ゼクメモ!』の発売が発表され、一気に多くの新規カードが投入された。


・契りの愉楽 アニムス

E23-011 契りの愉楽 アニムス(ちぎりのゆらくあにむす)
コスト7
ディアボロス
[起]【有効】『自分ターン』手札【コスト】黒3 このカードをトラッシュに置く。【効果】あなたのリソースにカードが7枚以上あるか、相手のリソースにカードが6枚以上ある場合、あなたのプレイヤーはIGOBして、「“愉楽契騎”アニムス」になる。ターン終了時まで、あなたのプレイヤーはIGOBできない。この能力はあなたのトラッシュに黒のコスト7のゼクスが5枚以上ある場合にしかプレイできない。
パワー10500
芹野いつき

新規IGOBに対応する「契りの○○」サイクルのアニムス。
「アニムス 華望の契り」と異なる点として、対応するのは「“愉楽契騎”」のみで1ターンに1度しかIGOBできない。
また、IGOB条件も『トラッシュに黒のコスト7のゼクス5枚』と色を制限されているため、混色では若干使いづらい。
しかし、コスト7の黒のゼクスであるためIGOBした時点でトラッシュを肥やせるという点はアニムスを使う上で非常に有用で、ゼクメモのアニムスは黒単構築を推奨する設定がされているため制限もあまり気にならない。

ただしこの種類のゼクスすべてに言えるが、起動能力になってしまったため「トリック・サマー ローリエ」の起動封じによって完封されてしまう。
特にアニムスは除去を起動能力に頼っている面もあるので、緑相手は相手のリソースが貯まりきる前に短期決戦を心がけたい。

ちなみにFTでは天王寺兄弟の仲の良さを指して「ちょっとアレだね!」と評している。
フィエリテ「兄は元々あのような?」
クレプス「弟に会って以降致命的ね」
フィエリテ「まとめてお仕置きしても?」
クレプス「構わないわ。存分に」
飛鳥と大和逃げて超逃げて。


・蒼海のきらめき アニムス

E23-012 蒼海のきらめき アニムス(そうかいのきらめきあにむす)
コスト7
ディアボロス
[常]【有効】スクエア【効果】このカードのコストを-1する。ただし、0以下にならない。
[起]【有効】『自分ターン』トラッシュ【コスト】黒2 あなたの手札にある黒のコスト7のゼクスを1枚トラッシュに置く。【効果】相手のリソースにカードが5枚以上ある場合、このカードをリブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。登場させたならば、あなたのデッキの1番上のカードをトラッシュに置く。ターン終了時まで、あなたは『同名』の[起]能力をプレイできない。
パワー7500
永山ゆうのん

幻夢郷でゆたかたちと水遊びを楽しむ水着姿のアニムス。
ちなみにズィーガーからの水着評は「スン…」らしく、自称大人の女性であるアニムスは憤慨している。
フィエリテ「謝罪なさい。先程の態度、成長の見込みのない魔人相手とはいえ失礼ですよ!」
ズィーガー「テメェも大概じゃねェかよ」

1ターンに1枚だけ、トラッシュから手札1枚と入れ替えに自己リアニメイトで登場する効果を持ち、中盤の事故をいくらかケアできる。
その分コスト5相当のパワーと低めに設定されているが追加の殴り要員であればパワーはさほど重要ではないので使い勝手は非常に良い。

もう一つのデメリットとしてスクエアに登場した瞬間にコスト6になるためリゲル・ドールの蘇生が誘発しない。
ただこれはアニムスの天敵である「正義の黄昏」もすり抜けられるので完全にデメリットだけとも言い切れないところがある。
大型であることには変わりないため降臨条件や憑依条件の種にも使える。

最後のデメリットはノーマルスクエアにしか登場できず、プレイヤースクエアががら空きの場合は隙が生まれるという点。
これについては登場コストが2と軽いので残りのコストで軽量ゼクスを盾にしたり、イデアドライブを構えて迎撃するなどでフォローしよう。


・万華鏡で見た景色 アニムス

E23-013 万華鏡で見た景色 アニムス(まんげきょうでみたけしきあにむす)
コスト3 IG
ディアボロス
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から5枚見て、その中にある黒のコスト7のゼクスを1枚まで選び、トラッシュに置き、残りのカードを元に戻し、シャッフルする。あなたのトラッシュに黒のコスト7のゼクスが5枚以上ある場合、あなたのトラッシュにあるカード名に「アニムス」を含むゼクスを1枚まで選び、手札に戻す。
パワー4500
田所鉄平

E23に共通のIGアイコン持ちSRのアニムス。
イラストをよく見ると「精神の魔人」と「原罪の覚醒」が混ざったデザインになっている。

登場時にデッキトップを見てその中から黒のコスト7ゼクスを1枚トラッシュに落とせる。
そこそこ広い範囲を見れる上に登場時効果とシンプルで非常に使い勝手がよく、IGODやリアニメイトで手軽に狙える。

またトラッシュに黒のコスト7ゼクスが5枚以上あれば「アニムス」をサルベージする効果も付随している。
「契りの愉楽」を回収してIGOBしたり、「精神の魔人」を素出ししたりと状況に応じて選択できるのは「精神の魔人」制限がある「愉快な仲間たち」にはないメリット。
また対象も1枚までのため、トラッシュの枚数次第では回収しないという選択も取れる。逆にデッキ枚数が心許ない場合もデッキを削らずサルベージだけを選択できる。

黒限定という制限があるが、黒単アニムスであればノーシンクで3、4枚投入したい。


・悪魔で淑女 アニムス

E23-014 悪魔で淑女 アニムス(あくまでしゅくじょあにむす)
コスト7
ディアボロス
[常]【有効】すべて【効果】このカードはトラッシュ以外から登場できない。
[起]【有効】『ターン1』スクエア【コスト】無0【効果】あなたのトラッシュに黒のコスト7のゼクスが5枚以上ある場合、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、破壊する。8枚以上ある場合、あなたのトラッシュにある黒のコスト3以下のゼクスを1枚まで選び、リブートでこのカードの隣のゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー11000
ハル犬

もう1枚の大型SRサイクルのアニムス。
あくまで、淑女ですから。(某執事感)

トラッシュからしか登場できないというデメリットと引き換えに、査定の打消しでコスト7バニラ相当のパワーになっている。
また、トラッシュに黒のコスト7ゼクスが5枚以上あれば1ターンに1回ノーコストで確定除去が撃てる。[オーバーブースト]の基準であるパワー10500ではアニムスを破壊しきれず、絶界などがない限り1枚は破壊で迎撃するなど非常に高い防御能力を有する。
ただしダメージを与えたら除去を誘発する能力が相手だとどれだけパワーが高くても一撃で飛ばされるので過信は禁物。

また、黒のコスト7ゼクスが8枚以上あれば追加で黒のコスト3ゼクスを蘇生する効果も付随している。隣接スクエアのみという制限はあるがPSであれば隣が埋まることでこれも相手の攻撃への妨害になる。
蘇生対象は「万華鏡でみた景色」や「泡沫の魔人ヘイセー」、ミカエル・ドールなど強力な登場時能力を持つカードが狙い目。


Sweet Buddy Engage

手をつなごう。……えへへ。あったかいね。

・“愉楽契騎”アニムス

E23-051 “愉楽契騎”アニムス(ゆらくけいきあにむす)
コスト7
オーバーブースト/ディアボロス
[常]絶界
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたは[◇]を2個得る。あなたのデッキの上から3枚見て、その中にある黒のコスト7のゼクスを好きな枚数選び、トラッシュに置き、残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
[起]【有効】『自分ターン1』スクエア【コスト】あなたのチャージにある黒のカードを1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のそれぞれ異なるコストのゼクスを2枚まで選び、破壊する。
パワー10500
にもし/工画堂スタジオ

アニムスの2種目のIGOB。
服装は「精神の魔人」に近いが角や翼の形状は「原罪の覚醒」になっている。

登場時にメモリアル・ピース([◇])アイコンを2獲得し、デッキトップからのトラッシュ肥やしを行う。
毎ターン[◇]を獲得していれば後攻4ターン目には後述のイデアライズに繋げられるし、単純にトラッシュも増やせる。

起動能力はチャージ1枚をコストにした多面破壊。
「“華望契騎”」と比べるとコストが下がった代わりに対象に取れるのが『相手のコストが異なるゼクス』と条件が付き、蘇生効果そのものも失われている。
しかし蘇生についてはイデアライズで補填されているので、総合的に見ればコストが異なるという制限が付与されたのみとなる。
もっともすべてのゼクスのコストが同じという状況は限られるので、空けたいスクエアを指定できるかという点に目をつぶればそこまで弱体化はしていない。
また起動効果と蘇生が切り離されたことで蘇生までに柔軟性が生まれたのはメリットと言える。
ちなみに『コストの異なるゼクス』というテキストが処理上はコストを参照する扱いのため、コスト∞のゼクスは1枚であっても対象に取ることができないという裁定になっている。

自身の攻撃も含めて最大3面を空けられるので、うまくスクエアを空けて「精神の魔人」に繋ごう。



私の夢は叶えてもらったよ。次はみんなの夢を叶えてあげたいな!
だから、ついてっていいよね?

・運命のイデア アニムス

E23-055 運命のイデア アニムス(うんめいのいでああにむす)
コスト3
イデアライズ/ディアボロス
夢装条件:[◇]を4個消費する
[常]【有効】スクエア【効果】相手はあなたのトラッシュにあるゼクスをカードの効果で選ぶことはできない。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのトラッシュに黒のカードしかない場合、あなたのトラッシュにあるカード名に「アニムス」を含むゼクスを1枚選び、スリープでゼクスのない◎のスクエアに登場させる。
パワー5000
にもし/工画堂スタジオ
※◎は相手プレイヤースクエア以外

幻夢郷で夢装の力を得たアニムス。
こちらは「“華望契騎”」に似た肩出しのワンピース姿。
腋と小さいながらもうっすら見える胸の輪郭がセクシー。

特にデメリット能力を持たないが査定0のバニラ相当のパワーを持つ。その代わりコスト3と[イデアライズ]の中では「英雄のイデア メインクーン」と並んでワーストタイ。
夢装条件も[◇]×4とそれなりに軽めで、1回程度なら獲得を逃してもケアできる。

登場時に「アニムス」を好きな場所に蘇生でき、IGOBで明けたスクエアを「精神の魔人」で埋めるのがコンセプト。
「運命のイデア」「精神の魔人」で[ディアボロス]が2体並ぶため「那由多の災厄サタン」との相性がより良くなっている。

プレイヤースクエアも対象になっているため鉄壁防御の「悪魔で淑女」とも相性がよい。
毎ターン鍵を取得できていれば「“愉楽契騎”」込みで2ターン連続で出せるので、「悪魔で淑女」によって睨みを利かせてから「精神の魔人」に繋ぐと安定する。

おまけ程度に相手からのトラッシュ干渉を無効化する常在能力を持ち、赤のトラッシュ除外をある程度ケアできる。

注意点として、蘇生の条件は『黒以外がない場合』ではなく『黒しかない場合』なので混色は勿論のこと無色のカードも採用できない構築上の縛りがある。
前述した混色ゼクスのエキノルアイニの他、「巡らせた蜘蛛の糸アーラク=ナーチャ」などのコスト7で使い勝手のいい無色のカードが使えないのはややデメリットと言える。
ただし黒単にする必要があるのはトラッシュのみのため、スタートリソースに黒以外を取り、トラッシュに落ちないゼクス エクストラやアセンション エクストラは採用可能。

また、バニラ査定のおかげで同コスト同士では殴り勝ちしやすいとはいえ結局コスト3のため相手を攻撃すればイデアドライブで迎撃されるし、そうでなくても複数の除去に弱い。相手のリソースの残り等には注意が必要。


私の夢は叶えてもらったよ。次はみんなの夢を叶えてあげたいな!
だから、ついてっていいよね?


・ココロ彩ル精神ノ魔眼 アニムス

E38-001 ココロ彩ル精神ノ魔眼 アニムス(こころいろどるせいしんのまがんあにむす)
コスト3 IG
ディアボロス/プレデター
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から3枚見て、その中にあるコスト7以上のカードかカード名に「魔眼」を含むカードを1枚まで選び、トラッシュに置き、残りを元に戻し、シャッフルする。
[起]【有効】『自分ターン』トラッシュ【コスト】あなたのトラッシュにある「同名」を2枚好きな順番でデッキの下に置く。【効果】あなたの手札にある、コスト7以上のカードかカード名に「魔眼」を含むカードを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、2枚引く。
パワー4500
にもし/工画堂スタジオ

「魔眼」カテゴリに属したIGアイコン持ちのアニムス。
イースのことは嘘吐きでも嫌いになれないと判断する一方、神門のことは「記憶喪失を装ってて嫌い」とばっさり。
そして暴露の結果アスツァールがブチギレてしまった。

「精神の魔人」と魔眼カテゴリの両方に対応しており、デッキからコスト7か魔眼を落とす効果と魔眼特有のトラッシュからデッキ下に戻る効果でドローソースとして活用できる。
手札からトラッシュを肥やしつつ手札が増えるのが地味に嬉しく、また「アニムス」名称なのでマインドデザイアで直接トラッシュに落とせるのもメリット。


・ワンダフル・バカンス アニムス

E40-071 ワンダフル・バカンス アニムス(わんだふる・ばかんすあにむす)
コスト3 IG
ディアボロス
[起]【有効】『自分ターン』手札【コスト】このカードを除外する。【効果】あなたのトラッシュにある黒のコスト7以上のゼクスを1枚選び、手札に戻す。ターン終了時まで、あなたは「同名」のこの能力をプレイできない。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から3枚見て、その中から1枚まで選び、トラッシュに置き、残りを元に戻し、シャッフルする。置いたカードが黒のコスト7以上の場合、1枚まで引く。
パワー4500
にもし/工画堂スタジオ

ゼクストリーム2022.SUMMERの通販特典。
ゼクメモ同期のミカエルとType.Vと揃って水着姿。
感情爆発しやすくなるため人の多い場所を避けていたのが来られるようになったのは成長の証。
身体の方は成長の兆しがないが。

登場時にデッキを削りつつ落としたカードが黒のコスト7以上であればドローが付いてくるという地味に嬉しいおまけが付いている。
ほか、手札から除外することでトラッシュのコスト7以上のゼクスを回収することができる。
「契りの愉楽」「華光遊楽の誓い」といったIGOB用アニムスや「レプリカXIII」など手札からプレイしたい大型アニムスをサルベージできる以外にも、コスト8以上の超大型ゼクスも回収可能というのがポイント。
「岩ヲモ揺ラス念動ノ魔眼 パラノマ」のような手札からプレイしたいがコスト8以上のゼクスを回収するのにはうってつけ。


・一縷の灯 アニムス

E36-048 一縷の灯 アニムス(いちるのともしびあにむす)
コスト5
ウェイカー/ディアボロス
覚醒条件:あなたの手札にある“ウェイカーLv”を持つカードを1枚トラッシュに置く。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から5枚公開し、その中にある“ウェイカーLv”を持つカードを好きな枚数選び、トラッシュに置き、残りを好きな順番でデッキの下に置く。
[*]ウェイカーLv2 [起]【有効】『ターン1』スクエア【コスト】無0【効果】以下の効果から1つ選び、解決する。“ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、破壊する。”“あなたのトラッシュにあるゼクスを1枚まで選び、手札に戻す。ターン終了時まで、このカードのパワーを+5000する。”
パワー7500
にもし/工画堂スタジオ

エレシュキガルが強くてニューゲーム過去改変を行ったdd世界線のアニムス。
マンモンによって墓城もろともお屋敷が破壊されてしまった模様。

コストを踏み倒せないウェイカーであるという点がネックではあるが、確定破壊とサルベージ&パンプアップを状況に応じて選択できる点は優秀。
登場時にウェイカーLvを持つカードをトラッシュに最大5枚送り込めるため、「カレイド・サンタ」のようなコスト7以上のゼクスを投入しておけばマインドデザイアと似た感覚で使える。
もっともアニムス軸で使うよりはウェイカー軸で下記の「聖霊輝」と組み合わせて使うのが安定している。


・観透す聖霊輝 アニムス

E36-060 観透す聖霊輝 アニムス(みとおすしょうりょうきあにむす)
コスト10
ウェイカー/ディアボロス
覚醒条件:あなたの手札にある“ウェイカーLv”を持つカードを2枚公開し、好きな順番でデッキの下に置く。
[常]【有効】デュナミス【効果】このカードをプレイする際、あなたのトラッシュにあるカード4枚につき、このカードのコストを-2する。ただし、0未満にならない。
[*]ウェイカーLv5 [起]【有効】『自分ターン3』スクエア【コスト】黒2【効果】ノーマルスクエアにある相手のコスト5以下のゼクスを1枚まで選び、破壊する。あなたのトラッシュにある“ウェイカーLv”を持つゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのない◎のスクエアに登場させる。
パワー11000
にもし/工画堂スタジオ
※◎は相手プレイヤースクエア以外

読心能力によってエレシュキガルの並行世界の記憶を読み取り「《神》が討祓された世界」の存在を知り、クレプスと共に叛逆の狼煙を挙げるアニムス。
エレシュキガルもまた、自身が攻勢に出られた理由を知ったアニムスを排除目標に定めた。

コスト10の[ウェイカー]という「審判の熾天使ウリエル」と同サイズの超大型ウェイカー。
ただしウリエルと違いコスト軽減効果を持ち、トラッシュ4枚につき2ずつコストが軽減される。
加えて下限はコスト0“未満”のため、トラッシュにカードが20枚あれば実質ノーコストで登場可能という破格の軽さ。

その代わり、自ターンに3回まで2コスト払うことでウェイカーLv能力持ちのゼクスを蘇生させることが可能。全力を発揮するには実質的に6コスト必要となる。
ウェイカーLv持ちであればコストや色などの条件は一切問わないため、コスト9の「スイートサマーバカンス くまのもも」のような超大型ゼクスでも蘇生できるのが強み。
そうでなくても「首狩りのクローズライン」や「創星六華閃ガルドラボーク」、「船沈めの幻霊オーラボーズ」のような強力な能力を持つコスト7のゼクスを蘇生させてもいい。
自軍のプレイヤースクエアにも蘇生可能なため「青鉄昆虫スティールレディバ」を立てたり、「希望への一歩サーヌス」で入れ替えながら連パンを叩きこむなど、応用の幅は非常に広い。
同弾収録の「叛逆の魔人 クレプス」とはデザイナーコンボになっている。

欠点があるとすれば、ウェイカー軸自体がインフレに取り残されているためレベル上げも含め動きが遅い点。


しばらくコスト3を充実させたりウェイカー軸に振り切ったりといったバリエーションを出してきたアニムスだったが、キャラクターデッキ アニムスにて前述したドールシリーズの他にも正統派の強化を与えられた。


・華光遊楽の誓い アニムス

G37-011 華光遊楽の誓い アニムス(かこうゆうらくのちかいあにむす)
コスト7
ディアボロス
[起]【有効】トラッシュ【コスト】黒1 あなたのチャージにあるコスト7以上のカードを1枚トラッシュに置く。【効果】このカードを手札に戻す。
[起]【P】「アニムス」【有効】『自分ターン』手札【コスト】黒2 このカードをトラッシュに置く。【効果】あなたのリソースが5枚以上ある場合、あなたのプレイヤーはIGOBして、カード名に「アニムス」を含むゼクスになる。この能力はあなたのトラッシュに黒のカードが10枚以上ある場合にしかプレイできない。
パワー10500
田所哲平/工画堂スタジオ

[リユニオン]組などに先立って付与されていた『リソース5枚でIGOBできる』カード。
「華望の契り」と同じく「アニムス」名称であれば「華望契騎」「愉楽契騎」どちらにでもIGOBでき同一ターン内の回数制限なし、さらに「契りの愉楽」と同じコスト7のゼクスであるため使用後は「精神の魔人」の頭数になるなど過去2枚のいいとこ取り。
さらにトラッシュからサルベージする能力を内蔵しているため、チャージさえ用意できればトラッシュに落ちて回収できないという事故要素も減らせる。
プレイヤーEX環境の速度にも追いつける非常に強力な強化パーツとなっている。


・レプリカXIII(サーティーン)降霊(ネクロマンサー)” アニムス

G37-012 レプリカXIII“降霊” アニムス(れぷりかさーてぃーんねくろまんさーあにむす)
コスト7
ディアボロス
[常]【P】「アニムス」【有効】手札【効果】あなたのリソースが5枚以上ある場合、あなたのトラッシュにあるコスト7以上のゼクス1枚につき、このカードのコストを-1する。ただし、0以下にならない。
[起]破天降臨【P】「アニムス」【有効】『自分ターン』スクエア【コスト】あなたの手札を1枚トラッシュに置く。【効果】あなたのデッキの上から2枚までトラッシュに置く。あなたのトラッシュが13枚以上ある場合、あなたのトラッシュにある黒のコスト7以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー6000
にもし/工画堂スタジオ

リルフィの要請に応じてきさらと協力して『先生』の魂をリルフィから分離させたアニムス。
その話を聞いた旧時間軸で同じ協力を得ていたスイは既視感を覚えている。
ちなみに「オリジナルXIII」を意識したような肩書だが、リルフィがアニムス用に用意したもので他に12人いるわけではない。

トラッシュのコスト7以上のゼクス1枚につき手札でコストが下がる常在能力を持ち、最低コスト1まで下がる。
そのため手札からプレイしやすいが、その手軽さゆえにパワーはコスト4相当の6000と強烈な下降査定を喰らっている。

しかしこのカードの真価は起動能力の方にあり、手札1枚をコストにトラッシュから黒のコスト7以下のゼクスを1枚蘇生する効果を持っている。
2枚のデッキ削りもおまけで付随しているため、博打にはなるが「精神の魔人」含めてトラッシュのコスト7が12枚から始動することも可能。
「精神の魔人」を出せばパワーも+2000されコスト5バニラと同等までは上がるのである程度までなら殴りに行きやすい。

注意点としては踏み倒し方法が破天降臨のため、同名ターン1縛りは当然のこと他の破天降臨とも併用できない。


・マインドブロッサム アニムス

P51-014 マインドブロッサム アニムス(まいんどぶろっさむあにむす)
コスト7
ディアボロス
[起]【有効】『自分ターン』手札【コスト】このカードをトラッシュに置く。【効果】あなたのトラッシュにある黒のコスト3以下のゼクスを1枚選び、手札に戻す。ターン終了時まで、あなたは「同名」のこの能力をプレイできない。
[常]【有効】スクエア【効果】カードの効果でこのカードを選べる場合、相手はこのカードを選ばなければならない。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から2枚までトラッシュに置く。
パワー7500
凍咲しいな

2025年3月~4月のゼクスタ景品のアニムス。
イース、リルフィを伴って花見中で衣装もワンピースにジャケットと珍しくカジュアル。

手札から捨てることで黒のコスト3のゼクスをサルベージできるという非常にシンプルな能力がメイン。
アウェイクンパニッシャーを登場させるライフリカバリーなどを回収できるのは堅実で美味しい。
アニムスとしては登場時にデッキを削る効果と、相手の選択に対してデコイになる能力を持ちフィーユ・ドールなどを守ることが可能。

目立った能力ではないがあれば便利、といった具合でどちらかというと汎用に近いデザイン。



◎関連カード

・マインドデザイア

B05-079 マインドデザイア(まいんどでざいあ)
コスト2
イベント
[常]【有効】すべて【効果】あなたのトラッシュに黒のカードしかない場合、このカードは以下の能力を得る。“[起]リライト黒3(【有効】『自分ターン』トラッシュ【コスト】黒3【効果】このカードが元々持つ、“[起]リライト”以外の[起]能力か[自]能力か[☆]能力を1つ選び、その効果を解決する。このカードを除外する。)”
[☆]【効果】あなたのデッキの上から5枚見て、その中にあるコスト7以上のゼクスかカード名に「アニムス」を含むゼクスを好きな枚数選び、トラッシュに置く。2枚以上置いた場合、ノーマルスクエアにあるゼクスを1枚選び、破壊する。その後、残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
にもし/工画堂スタジオ
※2020年9月24日リビルド適用。

アニムスデッキには必要不可欠なサポートイベント。
序盤の防御にも、出す直前の最後の一押しにも使える。
なお同系カードと混同しがちだがデッキトップを『見る』のであって『公開』しなくてよい。

『ゼクメモ!』再録時にリビルドによる強化が行われ、新キーワード能力リライトを獲得。
トラッシュにあるこのカードの効果を実質追加コスト1でプレイできるようになったため、イグニッションで落ちることを嘆く必要がなくなった。
また、コストを合計5払えば1枚を二度使いまわして最大10枚のカードをトラッシュに落とせる。

落とせるカードもコスト7以上に加えて「アニムス」名称のゼクスが追加されたため、「原罪の覚醒」「愉快な仲間たち」「万華鏡で見た景色」も選択できるようになったのは除去の確率を上げるうえで非常に嬉しい強化となっている。

ちなみにこのカード名からわかる通り、アニムスのカードデザインの元ネタはこれである。


・アニムス 華望の契り

ZP01-025 アニムス 華望の契り(あにむすかぼうのちぎり)
コスト3
イベント
[☆]【効果】あなたのトラッシュにゼクスが10枚以上ある場合、あなたのプレイヤーはIGOBして、カード名に「アニムス」を含むゼクスになる。このカードはあなたのターンにしかプレイできず、相手のリソースにカードが6枚以上ある場合にしかプレイできない
真時未砂

アニムス専用のIGOBイベント。いわゆる恋ダンスのポーズ。
ゼクストリーム物販で販売されたベッドシーツ版とブロッコリートレカアイテムくじのプレイマット付属版ではそれぞれにもし氏の描き下ろしイラストになっている。

これまでのIGOBイベントと異なる点として、発動条件にチャージにあるカードではなくトラッシュのゼクスの枚数を参照する。
そのためチャージ妨害の影響をうけにくく、また「精神の魔人」軸であれば当然のようにトラッシュを肥やすため条件があってないものに等しい。
また、何かしらの名称を指定しているわけでもないので黒を使うデッキなら適合する汎用性もある。

ちなみにリゲル・ドールのESは『「アニムス」を含むカード』が条件なのでこのイベントも対象になる。


・行こう、運命の先へ

E23-015 行こう、運命の先へ(いこう、うんめいのさきへ)
コスト1
イベント
[常]ゲートカード(【有効】すべて【効果】このカードをデュナミスに表向きで置いてゲームを開始できる。)
[自]【有効】『自分ターン』デュナミス【誘発】ターン終了時。【効果】このターンの間に、あなたのカード名に「アニムス」を含むゼクスが登場していたか、カードがあなたのカードの能力でデッキからトラッシュに置かれていた場合、あなたは[◇]を1個得る。
[☆]【効果】あなたのデュナミスに表向きの『同名』がある場合、あなたは[◇]を1個得る。ターン終了時まで、あなたは『同名』のカードをプレイできない。
まさる.jp/工画堂スタジオ

アニムスが[◇]を獲得するためのゲートカード。
もっともプレイヤー指定はないためデッキを削る効果さえあればアニムス以外でも使えないわけではない。

他のプレイヤーや種族カテゴリを参照するゲートカードとの差異点として、「アニムス」が登場していれば攻撃で相手ゼクスを破壊せずとも[◇]が獲得できる点でやや勝っている。
とはいえアニムスはコストが重いか元からデッキ削り能力を持っているので、ミカエル用の「行こう、平穏の先へ」ほどの利点ではないが。

FTでは幻夢郷で合流した主人公たちの言動と内心に裏表がないことに感激したり、さくらが相手の心を読む《光風霽月》を失ったのを「一度くらいは逆に心を暴かれるのを体験したかった」と残念がったりしている。


・世界を超えた約束 アニムス

P46-047 世界を超えた約束 アニムス(せかいをこえたやくそくあにむす)
コスト2
イベント
[☆]【効果】あなたの手札を1枚選び、トラッシュに置く。置いたならば、あなたのリソースの枚数以下のコストの、あなたのデュナミスにある黒の[パニッシャー]を1枚まで選び、リブートでゼクスのない◎のスクエアに登場させる。
[☆]【効果】あなたのデッキの上から2枚までトラッシュに置く。
このカードのカード名は「世界を超えた約束 纏」としても扱う。
にもじ/工画堂スタジオ

トレカアイテムくじOnlineのおまけカード。
「カレイド・サンタ」以来のサンタ衣装だが水着サンタになっている。

サブテキストに書いてある通り、「世界を超えた約束 纏」の同型再販。
こちらは「アニムス」名称のためトラッシュにあればリゲル・ドールのESが誘発するのが長所となっている。
ただし、プレイヤーカードがアニムスであれば常時有効化するので、アニムス軸で使う限りは誤差。

アニムス関係のサルベージはゼクス指定となっているため、イベントであるこのカードは回収対象に取れないのも欠点。
アニムスで揃えたいという目的がないなら纏verで問題はない。


・アニムス(プレイヤー)

G37-001 アニムス(あにむす)
プレイヤー
にもじ/工画堂スタジオ

キャラクターデッキでプレイヤー昇格したアニムス。
これにより双竜の絆ルールでなければ他のパートナーゼクスと「精神の魔人」の併用が不可能になった。
もっとも【P】「アニムス」指定が追加されたのは「精神の魔人」くらいなので、それ以外のカードは[オーバーブースト]含めこれまでと同じ感覚で使用可能。
また、敢えて[オーバーブースト]を取らずプレイヤーEXを下にすることも当然可能。





もうすぐ……追記・修正が始まる……。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年05月06日 19:40

*1 イラスト担当のにもし氏は12~14歳のイメージで描いたとのこと。

*2 「マインドデザイア」のイラストなどからおそらく不思議の国のアリス。

*3 おそらくは使用者であるプレイヤー。