デスフィアス

登録日:2025/06/05 Thu 00:18:16
更新日:2025/06/16 Mon 13:00:09
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お前達の泣き顔も、見せてもらおう!!


デスフィアスとは、星獣戦隊ギンガマン第三十三章「憧れのサヤ」に登場する魔人。
CV:乃村健次


概要

宇宙海賊バルバン四軍団の一団、イリエス魔人族に属する魔人。イリエスの実弟でブクラテスの甥。イリエスの事は「姉上」と呼ぶ。

赤い眼に金色のスフィンクスのような顔に、レンガを積んだような模様の身体に太い四肢をしている。背中に翼があるが、飛べる訳ではない。

アンクの形をし輪の中に悲哀にくれた人間の上顎のような飾りのある杖を持ち、それから嘆きの仮面を放つ術を得意とする。また、自身を透明化する術も使えるが、同時使用は出来ないのか登場時以外は使用しなかった。
魔術を用いなくとも剣を使え、足払い等の体術を組み合わせた剣術はギンガイオーを圧倒する魔人族屈指の武闘派でもある。

イリエスから「切り札」と呼ばれ、ブクラテスからも「デスフィアスに任せておけば安心」と太鼓判を押される程厚い信頼を寄せられている。
計画の成否や配下の死よりも自身の褒美ばかり気にする程欲深いイリエスが真っ当な情愛を注ぐ貴重な存在。彼も姉を敬愛しており、仲はとても良好。

「気の強い奴程泣かせ甲斐がある」と言っている事から嗜虐心は割と強い。

嘆きの仮面


嘆きの仮面を被せられた者は、深い悲しみの底に沈む込む!!
そして地上が3333人の悲しみで満たされた時!ダイタニクスは復活するのだ!

杖の飾りから放たれる、飾りと同じデザインの仮面。
被らされたら消滅するが、その後被らされた者は深い悲しみに陥り、どんな強い精神力の持ち主であっても好物を食べても笑わせようとしてもゴウキのように泣きわめくばかりでろくに行動が出来なくなってしまう。術中に陥れば必然戦闘不能となるので、敵対者に被せれば無力化させられる。
発射の速度も早く、一度に複数人に被せる事も出来る。
トキワの森の木の実を食べれば中和させる事が出来るが、あくまで一時的であるので効果を消すには制御も担う杖を破壊する必要がある。
嘆きの仮面に被せられた者の悲しみは封印にも影響するようで、3333人の悲しみでダイタニクスを復活させようとした。


劇中の活躍

ダイタニクス復活の作戦が失敗続きのイリエスから召集を受け、姿を現す。切り札が彼だと知ってシェリンダにイリエスは「身内を贔屓するのも大概にしろ!」と叱責された。
出動を命じられ、街へ繰り出し一般人を次々に嘆きの仮面を被せ、駆け付けたリョウマ達も変身する前に被せ、戦闘不能に陥らせる。
遅れて来たヒュウガとサヤにも仮面を被せようとするが、サヤについてきた恭平が自分に立ち向かって来たら二人の相手をヤートットに任せ敢えて棒立ちして恭平の木の棒の攻撃を受ける。
当然小学生の木の棒での攻撃など痛くも痒くもなく、胸ぐらを掴みあげ、それでも抵抗する彼に仮面を被せようとするがヒュウガが庇った事でそれは失敗、サヤの花びらの爪で怯んだ隙に逃がしてしまい、ヤートットに始末を命じた。
その後も順調に犠牲者を増やし続け、遂に後一人までいき、被せようとしたがサヤの機刃の連続攻撃を受ける。サヤを蹴り飛ばすがサヤと恭平が採ってきた木の実を食べた事で一時的に復活したリョウマ達によってヤートットが全滅、サヤの連続攻撃に続き、黒の一撃と銀河の戦光を受け敗北、杖も壊れ嘆きの仮面の効果も切れた。


おのれ…!このままでは姉上に申し訳が…バルバエキス!!


このままではイリエスに申し訳ないと感じバルバエキスを飲み巨大化。壊れた杖の代わりに剣を持ち、それを振るって建物を破壊する。この時瓦礫に巻き込まれた恭平の救出の為ヒュウガが戦いを離脱。
超装光ギンガイオー相手にも反撃を許さず滅多打ちにするが、ピンクの要請を受けて出動したギガフェニックスに蹴り飛ばされ、攻撃しようにもその並外れた俊敏さに対応出来ずヒットアンドウェイを繰り返され殴り飛ばされ、最期は銀河大獣王斬りを受け粉砕された。


デスフィアスが!私の弟がぁ!?デスフィアスゥウウウウウウ!!!

切り札であり最愛の弟でもある彼の死を受けイリエスは深く哀しみ、本当に後の無くなったイリエスの最後の作戦を始めることになる。
一方で魔人族の度重なる呪術的な作戦により中途半端に封印が解けていった結果肝心のダイタニクスの肉体が腐敗し始めるという事実もイリエスの知らぬところで発覚。バットバスとビズネラも暗躍を始める事となった。


余談

声優の乃村健次はこれがスーパー戦隊シリーズ初出演であり、翌年の救急戦隊ゴーゴーファイブでも災魔一族の次男獣男爵コボルダを演じている。


追記、修正お願いします。

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最終更新:2025年06月16日 13:00