星獣戦隊ギンガマン

登録日:2011/05/12(木) 13:52:21
更新日:2019/08/17 Sat 16:07:27
所要時間:約 7 分で読めます





星獣…



それは、銀河の平和を守るために戦う
神秘の動物達のことである!!
アナゴさんボイス



星獣戦隊ギンガマンは、1998年2月22日~1999年2月14日に放送された特撮ドラマ。
スーパー戦隊シリーズ」第22作目である。

激走戦隊カーレンジャー電磁戦隊メガレンジャー、等身大ヒーローが2作続いたこともあってか、
正統派ヒーローという原点回帰を行い、古代の民族(衣装含む)で構成され、追加戦士はレッドの兄と、
恐竜戦隊ジュウレンジャーの再来的な面も見られた。

当初はガオレンジャーという名前になる予定だったが、放送時期の近い某勇者王と名前が似ていたため自重してギンガマンになった。
その後、百獣戦隊ガオレンジャーという名前の戦隊が実際に作られたことは周知のとおり。
90年代以降ではすっかり貴重となった、現時点で最後の「〇〇マン」という名前の戦隊でもある。

・・・先輩の作品に出てきた敵キャラに『銀河戦隊ギンガマン』っていう偽戦隊がいたけど気にしちゃいけない。


【ストーリー】


3000年の封印を破り、宇宙海賊バルバンが復活した。
魔獣ダイタニクス復活を企むバルバンに立ち向かうのは、伝説の力・アースを、そして名誉ある銀河戦士の称号を受け継いだ、ギンガの森の勇気ある五人の戦士達。

今、新たなる伝説の1ページが刻まれる…!!


【主題歌】


オープニング:星獣戦隊ギンガマン
エンディング:はだしの心で

歌唱はどちらも希砂未竜氏が担当している……が、希砂未氏はこの作品以外での活動が確認されていない、謎のシンガー(公式)である。
というか、その特徴的な声質は、どう聞いてもあのお方にしか聞こえないが……いや、しかし、彼は当時既に芸能活動を引退していたはずでは……いったい何者なんだ……?

ちなみに、43話は特別な総集編的な内容となっていることもあってか、それぞれの英語バージョンが使われ、そちらも希砂未氏が歌唱を担当した。こちらの評価も非常に高い。

……しかし、“主題歌を英訳して歌ってもカッコいい”というところも、やはりあのお方っぽいのだが……?


【登場人物】


《ギンガマン》

先祖代々、ギンガの森に伝わる戦士の称号。現代の彼らは133代目にあたる。
ファンタジー戦隊としては珍しく、相対的適合度(実力主義、身体能力が高いなどの要因)によって戦士が選ばれている。

ギンガレッド/リョウマ
炎のアースを持つ戦士。22歳。ブーメランが武器。
基本的には明るく大らかで曲がったことが許せない性格だが、兄・ヒュウガが復帰するまで、彼から託された星獣剣と使命の重さにひとり悩むこともあった。
他の四人に比べ絵が極めて下手だが、本人にはその自覚がない。
ブラコン疑惑あり。
なお演者は既に俳優業を引退していたものの、ゴーカイジャーには特別に出演している。
技:炎のたてがみ、炎一閃、二刀一閃、猛火獣撃、獣火一閃

ギンガグリーン/ハヤテ
風のアースを持つ戦士。22歳。吹き矢が武器。
冷静沈着なチームの参謀役で、彼が奏でる笛の音色はあらゆる邪悪をかき消す効果がある。
蜂蜜とトマトが大の苦手(後にトマト嫌いは克服)。蜂蜜が嫌いなのは、小さい頃にたくさんの蜂に刺されたトラウマから。
ゴーカイジャーではドンさんの担当。しかしよりによってコイツもクール系男子からお茶目なキャラへと綺麗に逆転してしまうことになる。決めポーズではピースなんかやってたし…。
また、スーパー戦隊最強バトルにも登場しているが映っているのは首から下と後ろ姿だけ。Kojiさん呼んでも良かったのに…。はっ、もしやルパパトの金不足のしわ寄せか?
技:嵐のはばたき、疾風一陣、二刀一陣

ギンガブルー/ゴウキ
水のアースを持つ戦士。リョウマ、ハヤテとは幼馴染で、友情に厚く涙脆い。料理が得意で鞭が武器。
勇太の担任である鈴子先生に恋心を抱いている。
後に「筋肉番付」などで彼とよく似た顔の人が大活躍することになるが気にしてはいけない。
熱血系男子なのでゴーカイジャーのジョー(クール系)が変した際に多少の違和感があるが、それほど気にはならない。
なお演者の照英氏はゴーカイジャーへの出演を望んでいたそうだが、仕事の関係で出られなかった。無念。
技:流水の鼓動、激流一刀

ギンガイエロー/ヒカル
雷のアースを持つ戦士。17歳。空気砲が武器だが、本編では使用しなかった。
お調子者の食いしん坊で、ミスタードーナツのドーナツが大好物。
熱くなりやすく、子供扱いされるのが嫌い。
自分のアースを見世物に使って荒稼ぎをし、そのお金でドーナツを買ったために他のメンバーから怒られたこともある。
ゴーカイジャーではルカの担当。よりによってスカート付きになってしまう。
必殺技:雷の雄叫び、雷一掃

ギンガピンク/サヤ
花のアースを持つ戦士で紅一点。17歳。パチンコが武器。
基本的に男勝りな性格だが、ヒュウガに憧れていたり、ケーキ作りと花占いが趣味だったりと女の子らしい一面もある。
ヤマネコをモチーフにしたそのファイティングスタイルはインパクト抜群で、猫パンチで敵を蹴散らすシーンが印象に残っている人も多いことだろう。
ゴーカイジャーではアイムの担当。しかし姉御肌女子から可愛さ全快のお淑やか女子へと綺麗に逆転してしまう。以上のことからこのギンガマンもゴーカイジャーがゴーカイチェンジした時の違和感がかなり激しい戦隊の一つである。
技:花びらの爪、花一心

黒騎士/ヒュウガ
リョウマの兄。本来ならば彼がレッドになるはずだったが、バルバンの襲撃で地割れに落ちて行方不明になる。
その後、バルバンへの復讐に燃えるタウラス星の黒騎士・ブルブラックに体を乗っ取られ利用されていたが、紆余曲折を経て無事に元の人格を取り戻す。
ブルブラックの魂は彼の武器である長剣・ブルライアットに宿ることになり、以後、ヒュウガはその力を借りて黒騎士として戦うことになる。
レジェンド大戦で黒騎士の力を使い果たした後はどうなってしまったのだろうか……。
ブルブラックがヒュウガに体を返すまでを描いたストーリーは作中屈指のシリアス展開だが、それが一段落した後は呑気なシーンも描かれるようになり、実は寒いダジャレでも爆笑してしまうほどの笑い上戸だということが判明した。
何年か前の戦隊にもこんな顔の人が出ていたような気がするが別人である。
技:炎のたてがみ、黒の一撃


《協力者達》


◆モーク
知恵の樹と呼ばれる、大木の賢者。組長先生ではない。
ギンガの森の長老・オーギの持つ知恵の全てが彼に宿っている。

◆ボック
ドングリの妖精。語尾に「~ボック」をつけるボック。
本作のマスコットキャラ。

◆青山晴彦
絵本作家。
ギンガマン達の状況を知り、彼らに協力し、仕事先を斡旋した。
ダジャレ好き。
若干頼りないが、ハヤテと繋がった回では漢気を見せる。
チェッカーズ仲間の藤井フミヤと喧嘩したりとかはしていない。

◆青山勇太
晴彦の息子。
彼とリョウマがギンガの森で出会ったことが物語の始まり。

◆ミハル
ハヤテの婚約者。


【星獣】


宇宙の星々が生み出した神秘の獣。第6章で力尽き石化するが、それぞれ故郷の星からエネルギーを注入され
メカメカしい「銀星獣」へと進化する。

ギンガレオン
草原の星・ガレオン星出身。ライオンに似た炎の星獣。リョウマのパートナー。
技:剛火炎

ギンガルコン
風の星・ガルコン星出身。手足の生えた怪鳥型星獣。ハヤテのパートナー。
技:轟旋風

ギンガリラ
密林の星・ガリラ星出身。ゴリラに似た青い星獣。ゴウキのパートナー。
技:豪腕力

ギンガベリック
森の星・ガベリック星出身。狼に似た黄色の星獣。ヒカルのパートナー。
技:強雷撃

ギンガット
砂の星・ガット星出身。猫に似た桃色の星獣。パートナーはサヤ。
こう見えても♀であり、小さくなったこともある。
技:合花弾

ギンガイオー
「自在剣・機刃」の力で「銀星獣」へと大転生した星獣が「星獣合体」することで銀鎧王(ギンガイオー)となる。
必殺技は銀河獣王斬り、流星弾。ダルタニアスなどとはアプローチが異なるが何気に胸ライオン。
後にギンガの光で超装甲ギンガイオーにパワーアップした。
2号ロボなどに取って代わられることが多い近年の戦隊では珍しく、最後まで主役の座を降りなかったスゴイ1号ロボ。
その代わり、登場が近年の戦隊ではちょっと遅い。

ゴウタウラス
黒騎士ブルブラックの故郷であるタウラス星の重星獣。
黒騎士を巨大変身させ、騎重合身することで合身重士ブルタウラスとなる。
必殺技は野牛鋭断。

ギガライノス
サイ型の赤い鋼星獣で、ギガホイールという5台の車両メカが合体して完成。
武器:ギガンティスランチャー

ギガフェニックス
怪鳥型の青い鋼星獣で、ギガウイングという5機のジェットメカが合体して完成。
武器:ギガニックブーメラン

◆ギガバイタス
鮫に似た大型鋼星獣で、メカ状態のギガライノス&ギガフェニックスを格納する。

上記の3体は元はライノス星、フェニックス星、バイタス星を守護する星獣である。
ダイタニクスに滅ぼされた後、ビズネラにより鋼星獣に改造されてしまいギンガマンを襲ったが、戦いの中で星獣の心を目覚めさせてギンガマンの仲間になる。
だがVSシリーズでは・・・


宇宙海賊バルバン


かつて銀河の星々を荒らし回り、滅ぼしていった、宇宙の荒くれ者達。
四つの軍団から成っているが、軍団間は大変仲が悪い。ダイタニクス復活を目論む。

◆ゼイハブ船長
バルバンのリーダー。
強い。とにかく強い。
その上、度量もある。

◆操舵師シェリンダ
セクシーで露出度の高い女性幹部。胸鎧に傷をつけたハヤテを付け狙い、何よりもハヤテとの戦いに固執する。
元レースクイーンの水谷ケイが演じており、余りにも露出度が高過ぎた為、アメリカ版には登場しない。これは、アメリカの子供番組の規制上、露出度の高い女性キャラは出せない為。そう考えると、彼女を使って普通に放送していた東映スタッフは凄い。
もっとも、3年前に公開されたアメリカ版の映画作品のオリジナルキャラであるドルシアはシェリンダ並みに露出度が高いビキニ姿であったが。
名前の由来は舵輪。

◆樽学者ブクラテス
バルバンの知恵袋だが、イリエスとつるんでブドーを失脚させたことが運の尽き。
その後はヒュウガにゼイハブ打倒のための特訓を施し、その中でなかなかのツンデレぶりを見せ始める。
最期はヒュウガを逃がすため命を散らす…。

「ゼイハブ。ワシは知っとるぞ、お前を倒す方法を…」とか言ってたけど気にしないであげてください。

◆銃統サンバッシュ
サンバッシュ魔人団を率いる暴走族の姿をした幹部で、最初の行動隊長。
性格は短期で騒々しく、バイクと銃を好み、卑怯な戦法を好むならず者。
当の本人も「悪党ってのはそう簡単には引き下がらないもんだぜ、ベイビ~?」と言うほどの札付きのワル。
暴走族スタイルの部下が揃っている。爆走星の落ちこぼれ怪人ではない。
アメリカ版では性格が改善され、余り卑怯な手を使わなくなったほか、武器が剣に変更されている。
(アメリカのTV番組の規制上、実弾銃は使えない為。)
名前の由来は桟橋。

◆剣将ブドー
ブドー魔人衆を率いる侍の姿をした幹部で、2番目の行動隊長。
武士道を重んじる忠臣で、妖刀「ギラサメ」から放つ「ギラサメ残酷剣」は斬れ味抜群。趣味は俳句と茶道。
バルバンとゼイハブへの忠誠心は誰よりも強く、手回しの良さをブクラテスに嫉妬されてしまう。
和風スタイルの忠臣が揃っており、部下の死後はよくその最期を労わる場面が映し出された(ただしブルブラックが登場してからはそのシーンは無くなった)。
名前の由来は埠頭。

◆女帝イリエス
イリエス魔人族を率いる妖艶な姿をした女性幹部で、3番目の行動隊長。ブクラテスの姪でもある。
妖術に優れており、本体の宝石を砕かれない限り不死身。手柄は金貨で要求する等、欲深い。
神話スタイルの部下が揃っている。
名前の由来は入江。

◆破王バットバス
バットバス魔人部隊を率いるミリタリーな幹部で、最後の行動隊長。
巨大な斧が武器で、ゼイハブからは「俺の片腕」と呼ばれており、他の3人よりも彼との付き合いは長い模様。
何事も腕力で解決する主義だが、ビズネラに苦手な作戦立案を担当させるなど案外、頭も回る。
ミリタリースタイルの部下が揃っている。
名前の由来は波止場。

◆銀河商人ビズネラ
宇宙をまたにかける武器商人であり、バットバスのお得意先。救いのヒーローでもメルザードの半魚人でもない。
ギガライノス、ギガフェニックス、ギガバイタスを鋼星獣に改造したのも彼である。

◆ヤートット
戦闘員。「やーとっと!」の掛け声で襲い掛かる。
微妙に喋り、語尾に「~っス!」をつける。
意外と人間に変装する機会が多く、たびたびギンガマンを苦しめた。


【こぼれ話】


「銀河を貫く伝説の刃」という変身口上は、藤林聖子氏が書いたテーマソングの歌詞から転用された。
ストーリー展開を言い当てる預言者っぷりに定評のある女史だが、今回は真逆である。

銀星獣への「大転生」は当初予定に無く、巨大戦は5体の星獣が合体せずに戦う予定だった。
だがそもそも技術的に難しい上、リアルな動物フィギュアをグッズで売るのもどうかと言う財団Bの横やりによって、
結局予定調和的な合体ロボが急に作られた。

アメリカ版『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』では、
少し未来の世界で星々を巡るSFストーリーに(ある意味こっちが本当の意味で「ギンガ」マン?)。
ギンガピンクのサーベルが競売にかけられるシーンは見物。
競売所には、人間キャラに交じり、歴代スーパー戦隊に登場した怪人達が混じっている。

壷道人(「五星戦隊ダイレンジャー」)
アマノジャク、ウシオニ、サルガミ、チョウチンコゾウ(「忍者戦隊カクレンジャー」)
OOオーパ(「激走戦隊カーレンジャー」)
……そして、本作で倒されたハズの、鬼丸、闇丸、ボンブス。

以上の怪人達が、人間キャラに混じり、ピンクレンジャー(ギンガピンク)のクエーサーセイバー(星獣剣)を欲しがっていた。


海賊戦隊ゴーカイジャーにて】


第20話『迷いの森』にリョウマとヒュウガが登場。
リョウマ役の前原一輝は既に引退しているが、このためだけに限定的に復帰。
リョウマはバスコとの戦いで川に落ちた4人を介抱した。あの笑顔は相変わらず。

まさか宇宙海賊が35番目のスーパー戦隊になるなんてな

ヒュウガはバスコとの戦いで負傷。無理矢理大いなる力を奪われる所を、間一髪でマーベラスに助けられる。
ゴーカイセルラーでゴーカイシルバーになろうとするが……鎧の妄想で終わった。



「追記・修正、ハァッ!」
追記・修正…!
それは、知識ある者のみに許された、名誉あるアニメヲタクの行動である!

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